2月11日まで、このお知らせをトップに掲載いたします。新しい記事はこの下になります。と言っても、昨年掲載した画像の焼き直し。個人的な忘備録にすぎませんが、それなりに少し直してあります。
日本チョウ類保全協会の活動については、その会誌「チョウの舞う自然」に詳しく掲載されていますが、「保全を考える集い」ではもっと詳しい生の報告があると思います。非会員の方も、ぜひ、ご参加ください。
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2月 4日(土) 「第7回 関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い」 大阪市立自然史博物館 (大阪府大阪市)
2月11日(土) 「第13回 チョウ類の保全を考える集い」 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木)
2月4日の関西・中国地区での集いでは、近畿・中国地方で近年問題となっているシカの悪影響について継続的に取り上げ、今回は、ギフチョウやウスバシロチョウへの影響に注目して、ご報告をいたします。
2月11日の集いでは、今回もさまざまなお話をいただきますが、特別企画として韓国の研究者を招待し、韓国のチョウ類の現状や保全に関する講演を頂く予定です。
また、生物多様性の観点から外来種問題を取り上げますが、この分野の最前線で数十年を過ごしてこられた岸本年郎氏とともに、アルゼンチンアリの研究者で、かつ昨年の田淵行男写真展の入賞者、砂村栄力氏をお招きします。さらに、保育社の蝶類生態図鑑の著者である高橋昭氏から、かつてのチョウが「豊か」だった頃の自然環境について、お話をいただきます。もちろん、例年と同じくチョウ類の保全の活動紹介や、絶滅危惧種の保全状況もご紹介します。
いずれも日本の生物多様性の現状や問題点を、チョウという点から幅広く考える機会にできればと思っております。
どなたでも参加できますので、多くのご参加をお待ちしております。お知り合いの方にもぜひお声かけください。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
<2月11日(土) 第13回 チョウ類の保全を考える集い>
日時:2017年2月11日(土) 10:30~17:45
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都代々木) 研修室416(センター棟4階)
プログラム:
10:00~ チョウ類の保全を考える集い 受付開始
10:30~10:45 開会 代表理事あいさつ 諸注意
10:45~11:50 外来種はなぜ悪いのか~昆虫の世界に見る外来種の影響~
「昆虫の世界で起こっている外来種問題」
岸本年郎氏(ふじのくに地球環境史ミュージアム)
「アルゼンチンアリは何を起こしているのか」
砂村栄力氏(アリ研究家)
11:50~13:00 昼食 (会員総会 11:50~12:30)
13:00~14:30 韓国におけるチョウの現状と保全
金 聖秀(Kim, Sung-Soo)氏(ResearchInstitute for East Asian Environment and Biology)
14:30~15:10 かつての自然の「豊かさ」~チョウから描く環境の変化~
高橋 昭氏(名古屋昆虫同好会)
15:10~15:40 休憩 30分 (協会ボランティア説明会)
15:40~16:30 チョウ類の保全活動報告
「長野県飯山のオオルリシジミ」 福本匡志氏(北信濃の里山を保全活用する会)
「オガサワラシジミの生息域外保全の取り組み」 石島明美・古川紗織氏(多摩動物公園)
16:30~17:45 保全協会の保全活動の状況と今後の方向性
・絶滅危惧種の保全(ツシマウラボシシジミ、ウスイロヒョウモンモドキほか)
・庭のチョウ類調査 ほか
17:45 閉会
18:00~20:00 懇親会(同施設内のレストラン「カフェ・フレンズ」) 会費3,500円
(中締め19:30)
○参加申し込み
参加費:1,000円
関心のある方は、どなたでもご参加できます。
参加する際、事前の申込みは必要ありません。当日会場にお越しください。
懇親会:また、終了後、18:00から同施設内のレストランにて懇親会を開催します(会費3,500円)。
懇親会に参加を希望される方は、必ず2月5日までに事前のお申し込みをお願いいたします。
申込み先:Email:jbutterflyconservation@gmail.com (事務局井上)
※懇親会場 カフェ・フレンズ(センター棟2F TEL:03-3467-7203)
<2月4日(土) 第7回 関西・中国地区のチョウ類の保全を考える集い>
チョウや自然環境の保全を考える「チョウ類の保全を考える集い」を下記の要領にて 開催いたします。
近年、ニホンジカの増加によりさまざまな問題が発生していますが、今回はチョウの生態にどのような影響を与えているかに焦点を当ててみました。
ご興味・ご関心のある方はどなたでも参加できますので、是非ご参集下さい。なお事前の申し込みは不要です。(懇親会参加者のみ要申込み)。
日時 2017 年2 月4 日(土) 13:00~17:00
場所 大阪市立自然史博物館 http://www.mus-nh.city.osaka.jp/ TEL 06-6697-6221
参加費 300 円(+入館料300 円)
【プログラム】
13:00 開会 (12:30 受付開始) 総合司会:小野克己 氏
13:00 開会挨拶 山本 治(チョウ類保全協会 理事)
13:10~14:00 基調講演 「シカの増加によって生じている生態系異変と生物多様性回復の試み」:京都大学農学部 森林科学科 高柳 敦 先生
14:00~14:50 近畿地方のウスバシロチョウ産地の現状
京都府・滋賀県・福井県の現状:小野 克己 氏
兵庫県の現状:近藤 伸一 氏
<14:50~15:00 休憩>
15:00~15:30 西日本のギフチョウ産地の現状について 永幡 嘉之 氏
15:30~16:10 近畿地方・中国地方のシカの食害によるチョウへの影響
奈良県の現状:伊藤 ふくお 氏
中国地方の現状:田村 昭夫 氏
16:10~16:40 総合討論:コーディネーター 鎌田 邦彦 氏
16:40~17:00 日本チョウ類保全協会の紹介及び活動報告 中村 康弘
17:00 閉会
18:00 頃 ~ 懇親会
■ 懇親会
懇親会費 : 3000 円 (予定)
参加希望者は2 月1 日までに必ずご連絡をお願いします。
(会費は当日会場で徴収します)
連絡先:森地 papiliomorichi@leto.eonet.ne.jpまたは090-4292-5897 まで
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特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会
140-0014 東京都品川区大井4-1-5-201 TEL・FAX:03-3775-7006 TEL携帯:080-5127-1696
Email:jbcs@japan-inter.net
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飯山ではありませんが、食草クララにまとわりつくオオルリシジミ♀の画像がありました。2013年、保護地での撮影です。