たかがヤマト、されどヤマト | |||||
ベニシジミ ベニシジミの表翅の内側は、ときどき緑色~虹色に輝くことがあるが、こんなに虹が出たのは珍しい。 クロマダラソテツシジミ 東京で発生したクロマダラソテツシジミ。一気にソテツを食い荒らす害虫ではあるけれど、ソテツの葉上で開翅する姿はなかなか良かった。 何気なく画像を見ていたら、ストローが2つに分かれていた。ちょっと珍しい光景かもしれない。 オスの羽化直は白くメタリックに輝きとても奇麗だったが、メスはそれ以上だった。太陽の光を反射して、どこまでEVを下げたらいいのか判らないほどの眩さ。ただ、このブルーを日陰でも撮ってみたかった。今後の課題です。 背景がソテツの葉でなかったのがちょっと残念だったが、この予期せぬ翅脈の輝くブルーには驚いた。 ムラサキツバメ このシーズンの2大目標の1つは、ムラサキツバメのオス。これは10月に撮ったものだが、落ち着いたムラサキもそれなりにいい。 もう少し頭の方から撮りたかったが藪の中。これ以上動けなかった。 頭の方から撮ると、後翅の翅脈がくっきり浮かぶと同時に構造色が輝く。納得の1枚だった。 曇りの日に、石の上で不意に翅を開いた。暗い上、撮った時は-0.3EV。ソフトでなんとか明るくしてみると、頭側に回り込んだ1枚はすばらしい色に輝いていた。 目標の2つ目は、ヤマトシジミのメス。ただし、いくら青くても、晴れていては美しくもなんともない。薄曇り~曇り空が必要条件。それに加えて、背景に難ありの場所ばかりにとまる。 茂みの中で開き始めた。しかし、ここまでだった。 スーパーブルー。靑鱗粉の載っている面積がとても大きい。羽化直のようだった。 半開翅。輝くブルーが美しい。 薄い夕日を浴びて妖しく輝いた。この瞬間を待っていたのだ。 ウルトラブルー。ほぼ全面を覆う靑鱗粉。これがメスとは信じられようか。 ただ、ウルトラブルーは決して美しくはない。薄ぼんやりしたブルー。一見、擦れた高温期型のオス。 靑メスばかりがメスではない。この時期としては珍しい黒いメス。黒いメスは新鮮だととても奇麗だ。 ムラサキシジミの木の幹上での開翅。ぬくもりのあるこんな木肌がムラサキを引き立てる。ただし、これは年が明けて1月の撮影。 使用カメラはペンタックスK-3。それまで使っていたK-5のシャッターに寿命がきたので、2016年1月に2台のK-3を下取り購入し丸1年経った。その1台に不具合が生じていたので、保証期間のうちに修理と整備に出しピカピカで戻ってきたけれど、2台ともショット数は約4万(途中、飛翔撮り用と静止撮り用を入れ替えた)。シャッターの耐性は10万ショットが目安。このままだとシャッターユニットの寿命は残すところ1年半。これでは高いカメラは買えないなぁと溜息をついた次第です。 トートバッグ 長年通っているテニスクラブに、テニスの他に手芸が得意な女性がおられ、昨年、蝶の図柄のトートバッグを作っていただいた。蝶の図柄はとてもかわいらしく内側にもポケットもついていて、とても手が込んでいた。手法はパッチワークキルトという手法らしい。チョウ類保全協会の事務をボランティアで引き受けている Iさんにお見せしたところ、私も欲しいと言うことになって、3点の新作を作っていただいた。蝶のまわりに花の刺繍が加わり、1作目より手が込んでおり、まさに作品と言っていい感じだった。1コマ目は、昨年の1作目(1年間、妻がテニスコートで小物入れとして使用したのでちょっとくたびれている)。2、3コマ目は、カタクリやスズランが可愛らしく刺繍された新作。4コマ目は花だけですが、これも素晴らしい出来です。
by otto-N
| 2017-03-08 16:48
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Comments(4)
こうして拝見すると本当に素晴らしい写真ばかり撮られていて溜め息が出ます。
岩の上のムラツは最高ですね ! ヤマトシジミのスーパーブルーの美しさにもほれぼれです。
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otto-N
at 2017-03-10 20:39
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naoggioさん、おほめいただき、ありがとうございます。
未掲載画像は一部ですが、時間がたっぷりありすぎたので、ソフトでどこまで修正できるかやってみました。 石ムラツは、後ろから撮ってから前に回り込みました。構造色を出すには前から撮るのが原則のようです。 背景に恵まれ、やっとスーパーブルーの真価を表現できたと思います。
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himeoo27 at 2017-03-11 17:45
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otto-N
at 2017-03-11 20:34
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himeooさん、ありがとうございます。
昨秋はムラツ♂の納得できる写真が撮れましたが、以前に一度だけ信じられない輝きを撮ったことがあり、未だにその幻影を求めています。 個体差なのか光の反射の関係なのか、ますます混迷のド壺にはまってしまいました。
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