たかがヤマト、されどヤマト

2017.6.11 東京・白金の森 トラフシジミ   2017.6.24 (記)

2017.6.11
朝から晴れる予報だったけれど、空は曇っていたので大きな期待をせず、それでも9時の開門作業を手伝いポイントへ急ぐ。その途中の路傍で1頭見たが、それにかまわず先を急ぐ。急ぎ足でも5分はかかるポイントに着くなり2頭が草の上にとまっていた。とりあえず1頭を撮影する。新鮮だ。
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その先に進むと5~6頭が路上や草の葉の上から舞い上がった。1頭はすでに開翅していた。えっ、こんな早くから下に降りているのか、と目を疑ったが、トラフシジミは遠くに飛び去ってしまった。飛び方もゆっくりだったのが不思議だった。まあ、そのうち戻ってくるだろうと待っていると数分後に、2頭、3頭と路上に戻ってきた。そして、路上で翅を開き始めたのでマクロで撮影をするが、よく見ると翅は傷だらけであった。しかし、ヤブマオの葉の上で開いた1頭はとても奇麗な個体だった。長い間、同じ姿勢で開翅していたので、かなりの枚数を撮った。
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夏型トラフは濃すぎると思うくらい濃く厚いブルーだ。
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9時半すぎ、少しずつ日が射し始めた。そして、スレ個体に混じって、縁毛もそろったひときわブルーの強烈な個体が現れた。小砂利の上でも十分美しい。直射を浴びてブルーが輝く。
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路上で十分吸水をした後、葉上に移り、そこでも翅を拡げる確率が高い。しばらくの辛抱。飛んだので後を追うとヤブマオの葉の上に。
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翅を拡げたままじっと動かない。真後ろに回る。その向こうにドクダミの花。
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5分ほどで近くに飛び移り、再び翅を開く。葉が破れているが、こちらのほうが私の好きなチョウの向き。いまでも飛び立ちそうな感じがとてもいい。
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メタリックなブルーをアングルを変えて撮り続けた。
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少し移動したので前に回ったところで飛ばれてしまう。
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これは別個体。1コマ目、左の翅が少し透けてとてもいい。残念ながらこの個体は路上吸水だけに終わった。
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多くは擦れた個体ではあったけれど、吸水しながらほとんど翅を翅を開いてくれた。年1回のトラフ祭り。
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途中から晴れてきたけれど、曇っていても路上に下りてきて開翅した。前日はたくさん下りてきても開翅はほとんどしなかった。何が違うのだろうか。降雨の後、晴れの日が続き、その2~3日目のカラッとした晴れの日に夏トラフの全開する。樹上生活のチョウはおそらく樹上で吸水なり吸汁しているはず。乾燥が進むと樹下に降りての水分補給が必須。前日はこの日ほどカラッとしておらず、気温は前日より少し低い。湿度と気温が影響しているのか?路上や葉上にとまるトラフを見ていると、垂直にとまるのではなく、少し傾いていることに気がついた。トラフも傾斜日光浴するらしい。さらに体温を上げるために全開するのだろうか?
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トラフ以外に、ここでは珍種のアカシジミとミズイロオナガシジミ。アカシジミは今年初撮り、ミズイロオナガシジミの開翅にいたっては、初めての撮影だった。ともに発生してからかなり日数が経っているのでスレているのはやむをえない。
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11時にはトラフシジミの数が減ったので撤収した。教育園のトラフシジミを知り、通い詰めて7年、樹上から下り一斉に開翅する日をある程度予測できるようになった。しかし、残念なことに、そんな日は発生してから2週間は経っており、開翅するのはスレ個体ばかりだった。この日はまだ発生の中期、多くの個体はスレていたが複数の新鮮なトラフシジミも混じっており、独特なメタリック・ブルーを撮影することでき、やっと一区切りついた感じだ。





by otto-N | 2017-06-24 16:36 | Comments(4)
Commented by yurinBD at 2017-06-24 21:28
「トラ・トラ・トラ」の日とのことでしたので、記事の更新を楽しみにしておりました。
トラフシジミ表翅の美しさに感動しました!!
特に6枚目のお写真、翅の色合いが素敵すぎです(^^♪
7年通われてトラフシジミを熟知されてこそのお写真の数々、堪能させて頂きました。
Commented by otto-N at 2017-06-25 10:06 x
yurinさん、コメントありがとうございます。
トラフシジミはゆっくり飛ぶことがなく、すぐ飛び古すのでなかなか新鮮な個体に出会いません。
この濃いブルーは独特で、フアィンダー越しでも魅入ってしまいます。
自宅から徒歩15分なので観察を続けています。
Commented by Shin at 2017-06-25 22:23 x
みごと!
綺麗なトラフですね
トラフを振ってまで石垣島にきたものの、期待したほどチョウが表れてくれず、海岸の木陰で昼寝をする日も多くなりました。
Commented by otto-N at 2017-06-26 08:04 x
Shinさん、コメントありがとうございます。
これまでで一番のトラフの日でした。
2人でこの日を待っていただけに、いらしゃらなかったのが本当に残念です。
来年はこちらにいてください。
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