たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.8.10 (続き) 10時に榛名湖を歩いて半周して来たという妻を蕎麦屋の前で拾い、レンゲショウマを見に行く。湖畔はガスってはいないが、周りの山々にはガスが漂いはじめた。急な場所もあり汗だくで約1時間の登り。薄暗い木立の中にレンゲショウマはひっそりと咲いていた。 ただ、咲き始めなのか、蕾は多いが咲いている花は少ない。花は1株につき1つだけ咲いていた。 小さな群落だった。レンゲショウマは幻想的で気品のある花だ。 この山にはチョウが少なかった。ガスっていたせいもあるが、数頭のクロヒカゲと1頭のホシミスジを見ただけだった。 山を下り車道に出る。カンカン照りのガードレールの外側を歩き駐車場に引き返す。途中、ゆうすげの道の入り口の看板があったので、うっとおしい車の道から離れる。ジャノメチョウばかりだったが、ウラギンスジヒョウモンも飛んでいる。 やっと半開翅をことができたが、もう少しだけ前に回り込みたかった。 ヒョウモンの半開翅を撮るのは意外と難しい。すぐ開いてしまうし、開閉している時に連写するが、ほどよい角度になかなか撮れない。少し下からだと翅が透けてしまう。 オオウラギンスジヒョウモンは自宅近くの都心でも見られるのに、ウラギンスジヒョウモンは急激に減少しているという。子供時代の北海道ではこれらのヒョウモン類は珍しくもなんともなかったので、今も夢中で撮ることは少ない。ただ、しばらくぶりに撮ってみて、美しい丸型の豹の紋を見直した。 木陰のベンチを見つけたのでやっとランチにした。そこへ、珍客。 我々の汗を吸おうと、ザックやズボンや帽子にまとわりついてきた。せわしなく動き、飛び回るので、ピントがなかなか合わない。耳元ではばたく音がブンブンする。飛び去ってもまたやってくる。飛んだところがピンボケで写っていたが、♂らしい。 近くの葉の上にとまる気配はあったが、結局、地べたに一瞬とまっただけで飛び去ってしまった。 この時、付近はガスに覆われ始めていた。少し離れたユリの花にダイミョウセセリを見つけた。 とても新鮮だった。しかし、うまく撮れなかった。ダイミョウセセリはいつも失敗ばかりしている。 結局、ガスっていたので、榛名山(掃部岳、1449m)に登ることは中止したが、レンゲショウマは少ないものの咲いていたし、小さなセセリは擦れていたものの一応初撮りできたし、2人ともそれなりに満足できたハイキングだった。
by otto-N
| 2017-08-26 18:24
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