たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.10.5 朝食を7時に用意してもらい、「谷川連峰馬蹄形概念図」のある登山口から登り始めたのは8時10分。聞きしに勝る急登。登り始めはブナの樹林帯、しばらくすると松の根が剥き出しの道に変る。ジグザグの箇所はなく、尾根伝いの1本道。視界はほとんどなく、谷川岳は1~2か所だけからしか見えなかった。 つるつる滑る根の間を這うように登る。ロープ場、鎖場もあり、何人かのブログ諸氏が書いているように「笑ってしまうしかない」ほどの急登だった。この涼しい時期だから登れるのであり、夏なら途中でリタイアしただろう。 10時10分、松ノ木沢頭に出る。これで急登は終わり。すっかり雲がとれた谷川岳を見ながら休む。トマの耳(1963m)、オキの耳(1977m)より、一ノ倉岳(1974m)のほうが高く見える。右奥は茂倉岳(1977m)。 白毛門山頂まで約1時間。どうやらこの岩がジジとババらしい。 振り返ると、先ほど休んでいた松ノ木沢頭の紅葉が美しい。 左手に谷川岳。 少しずつ高度を上げる。時々、切れ目から谷川岳を望むことができる。一ノ倉沢の紅葉は、まだ先のようだ。(昨年10月下旬の一ノ倉沢はこちらをクリック→★) 登ってきた道を振り返る。 やっと平らな所に出た。笠ヶ岳(1852m)と朝日岳(1945m)が姿を現す。緑の絨毯と紅葉がすごい。 赤と黄と緑。まさに錦秋。 11時20分、山頂到着。谷川岳から朝日岳への180°パノラマ。 さらに、谷川岳への180°パノラマ。こちらは逆光で山々が遠くに霞む。山頂では我々の他に一人だけ。山のことを色々教えてもらう。しばらくすると、笠ヶ岳の方から男性と女性。谷川岳から入り、山小屋で2泊し、ここへやって来たらしい(時計まわりの馬蹄形縦走)。2日間とも雨とガスでずぶ濡れ、やっと晴れてホッとしたとのこと。それにしても、谷川連峰馬蹄形縦走はキツそうだ。 あらためて、笠ヶ岳と朝日岳。稜線に登山路が延々と続く。 その裾野に展開される紅葉の風景を切り撮ってみる。 帰りの滑りやすい急斜面に手こずることを考え下山することにした時、毎年ここに撮影に来るというカメラマンが登ってこられ、笠ヶ岳に登らないまでもこの先が素晴らしいとおっしゃる。そこで、少しだけ行ってみることにした。これが、大正解! (白毛門(3)に続きます)
by otto-N
| 2017-10-14 16:22
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Comments(2)
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