たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.10.27 晴天2日目。港区にある自然教育園にムラサキツバメを探しに行く。例年、10月中旬がここではシーズンであるが、天気が悪く行く機会がなかった。9時過ぎにポイントに着くが、周りの木立が高くなったなったせいか道路にまだ日が射していない。湿地に行ってみると、ルリシジミ♀が1頭だけ弱々しく飛んでいた。 そろそろ日が射し始める時間と、ポイントに戻るもののムラサキの類はなかなかやって来ない。9時50分、やっと1頭目が出てきたが、翅を開かず飛び去ってしまう。結局、この日は全部で4頭しか姿を現さなかった。翅を開いたのは10時に現れた2頭目の♂だけ。 いつ見ても、このブルーは強烈だ。 ムラサキツバメに至っては1頭だけ。葉陰で吸水しやっと姿を現したがこんな場所。翅を拡げてから飛び去ってしまった。 このポイントではウラギンシジミが高い樹上でテリ張りなのか複数がいつものように飛び回っており、ときどき下にも降りてくる。近くには小鳥が群れているが、赤い木の実が目的でウラギンは無事なようである。 ♀もその20mほど下で木に絡むように舞っており、ときどきとまっては翅を開いていた。2頭いたが、この付近でよく見ることなので、樹上の♂と関連があるのかもしれない。 11時すぎ、ムラサキを諦め撤収。湿地に寄るとオオニガナにキタテハがいた。 ムラサキシジミとキタテハ。苦し紛れにただ撮っただけの感。 門を出て信号待ちしていたら、ウラギンシジミが植え込みで舞っていた。日光浴が目的のようだが飛んでも飛ばせてもすぐ何度も戻って来る。こういう所でよく見るのは♀ばかりのようだ。
by otto-N
| 2017-11-02 16:27
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fushiginomori at 2017-11-05 07:19
ムラサキシジミの深い紫がとても綺麗ですね。
ムラサキツバメにウラギンシジミ、晩秋の蝶たちが冬が近いことを告げているようです。 身近な蝶たちですが、場所が東京の真ん中と考えると、やはり自然の保護は必要だと実感します。 環境さえ整えば、これだけの蝶が暮らしていけるのだと。
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otto-N
at 2017-11-05 19:54
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fushiginomoriさん、コメントありがとうございます。
ムラサキシジミはブルーが素晴らしすぎて何度撮っても飽きがきません。 ここは灰色の東京砂漠にポッカリと開いたオアシスみたいな所です。 数は少ないですが、公園化されていないのでチョウの種類は多いと思います。
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