たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.11.21 江戸川河川敷のヤマトシジミの撮影を止めて、千葉のムラサキツバメを見に行く。ここも、最寄駅から地下鉄に乗りJRに乗り換え、南に約1時間。これも、河川敷に通ったと同様、ラッシュアワーは過ぎたとはいえ、通勤に近い様相。 1年ぶりに現地に着いてみると一部植栽の様子が変わってはいたが、それほどの変化はない。順番にムラサキツバメの塒を見て廻る。まずは落葉樹のモクレンに6頭、有名なカクレミノには約8頭。と、ここまでは例年通りだった。しかし、毎年必ず塒を形成する他のポイントには見落としがあったかもしれないがゼロ。その近くも探したが節穴の目の私には見つけることはできなかった。 晴れていても気温が低いせいか、飛び回っているムラツはおらず、ムラサキシジミが1頭飛んでいるのを見ただけだった。一巡してから11時半ころ、カクレミノの塒を見たが飛び出す気配もなかったが、モクレンには日が当たり半数が近くに飛び出していた。その中に比較的きれいな♂がおり、モクレンの葉上で翅を拡げてくれたが、少し高かったのでいい色には写らなかった。 頭を下に向け理想的な構図ではあったけれど、背景の葉の色が明るすぎると翅が露出不足になり、ムラツの構造色を十分に引き出せない感じがする。 ♀はこのモクレンの葉の黄ばんだ淡い緑にとまると、テカる葉とは違った秋の風情を醸し出す。 それにしても、そのうち落ちてしまうモクレンの葉の上にどうして集合するのだろう。 P.S. 2107.12.4 晴天の予報にもかかわらず、現地に到着した頃には曇り空。これではムラツはダメだろうと諦め、カメラをザックから一度も出さずに終わる。モクレンはすっかり葉を落とし、カクレミノには1頭だけ(9時には10頭いたとのこと。飛び出しても戻って来なかったようだ)、その近くで3頭、かなり離れた場所に3頭、他に単独で4か所。いずれも、翅を閉じ横倒しのまま、2時間後も最初見た時の姿と寸分違わず同じだった。
by otto-N
| 2017-12-02 16:18
|
Comments(0)
| |||||
ファン申請 |
||