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たかがヤマト、されどヤマト

2017.11.29 東京・サザンカの裏通り(1) ムラサキツバメ   2017.12.10 (記)

2017.11.29
前々日、ムラサキツバメの♂を撮影できたが、この時は同時にもう1頭出て来ていたので近くの塒にはまだ複数頭のきれいな♂がいるはずと思い、この日も出かける。

朝から異常に暖かい。現地に着いた10時には、2つの塒はもぬけの殻で、シャリンバイの植え込みにはムラサキツバメが飛び回っていた。ただ、擦り切れた個体ばかりで奇麗なものはなかなか見つからない。また擦れた♀かと思っていたが、翅を開くととても奇麗な個体だった。
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目の下にとまった♂は頭側に回り込めない位置だった。影に入って締まった時、飛び去ってしまう。この影の中で頭から撮りたかったがどうしようもない。
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この♂も奇麗だった。しかし、シャリンバイから出て来て翅を開くも変な所ばかり。遠かったけれど、頭を下げたアングルではいい色に輝いた。
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♀は♂より開翅するようだ。よく見ると、光の反射具合だけではなく色合いにも個体差があるようだ。
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たくさん飛び回ってはいる。擦れていなければ撮影は楽勝なのだが、擦れ始めているからこそこんなに集まるのだろう。ただ、もっと早い時期には来たことがない。
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完品と思っていたら、これは左後翅が一部壊れていた。
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一番高いサザンカの花で吸蜜していた個体を見つけた。しばらくすると、シャリンバイの植え込みに下りて来て何かを探すように飛び回り、突然、植え込みの中に潜り込んだ。出て来ないので様子を見ると、葉の上にべたっとした液があり、その汁を吸っていた。よくシャリンバイの茎や葉の付け根にストローを立てているが、この液体は何だろう?葉をよけた時に飛び去ってしまったが♀だった。
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この♂は、シャリンバイの中に潜り込むが少し揺すると飛び出し何処かに行ってしまうが、しばらくするとほぼ同じ植え込みに戻ってくることを繰り返していた。新しい茎が出ているのでそこで吸汁しているようだ。やっと遠くで翅を開いたが、とてもきれいな個体だった。
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飛び去ったので他で少し探した後、また戻っているかもしれないと、この軽く植え込みを軽く蹴ったら飛び出した。ここで開いたら最高という位置にとまった。そして、開翅。素晴らしい色に輝いた。これは100マクロ。
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3年前、このポイントで信じられない♂に出会った(→★)。それ以来、ムラツ♂を探し求めるようになった。この輝きは個体差なのか、光の入射角と反射角のなせる技なのか、この2つが揃うことが条件とは思うが今年も結論を出せそうもない。






by otto-N | 2017-12-10 10:18 | Comments(0)
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