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たかがヤマト、されどヤマト

2017.5.8 東京・高尾山麓  コミスジ   2017.5.17 (記)

2017.5.8
新緑の高尾山の麓の林道を歩いてきた。ゴールデンウィーク明けの恒例だ。晴れて気温も高いせいかウスバシロチョウは全然とまらずハルジオンの咲く斜面を飛び回っていた。K-3の1台は修理中。広角レンズを持ってはいたが取り換えるのも面倒で300ミリで飛翔を狙うがピンボケばかりで、早々に諦める。ふと見ると、近くのツツジにアゲハが来ていたので少し撮るが、このピンクは少々どぎつかった。
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林道を進むとコミスジが多い。新鮮だとどんなチョウも美しい。
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2本目のミツバウツギ。オナガアゲハとカラスアゲハが来ていたが、明るい所に出て来ず暗いので色が出ない。2コマ目は内臓ストロボで撮ってみたが、ソフトで修正しても背景の色とのバランスが悪いだけだった。
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スミナガシの吸水ポイントでは出ていなかった。しかし、足元に靴で潰されたスミナガシの死骸を発見。まだ乾いていなかった。吸水に夢中になりすぎハイカーの接近に気がつかなかったのか。来るのが少し遅かったようだ。林道沿いのウツギの花はいい状態だが、アオバセセリを見ないまま、黒系アゲハの吸水ポイントに到着。吸水していたのはオナガアゲハ2頭とカラスアゲハ2頭。
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さらに林道を進むと、町田のSさんとmitakanukibabaさんが満開のウツギの花の前で待機中だった。そろそろ正午。まったりと暑くてチョウの活動が弱まる時間帯。木陰に座り込み雑談に励む。午後1時すぎ、やっと吸蜜タイムになったのか、オナガアゲハが飛び始める。クモガタヒョウモンが飛んで来たので右往左往した。低い所にちょっとだけとまり、飛び去ってしまった。それにしても、木々の上をすばらしいスピードで飛び回るクモガタヒョウモンはいつ見ても気持ちがいい。
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ミヤマセセリ♀のヒメウツギ吸蜜。ボロいがそんなことは気にしなくていいほど透けた翅が美しかった。
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ウスバシロチョウの昼下がり。ここではウツギの花で吸蜜する。暗い中でごそごそやっており、時々飛んでは居場所を変える。背景が煩すぎるので大きくトリミングした。
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やっと好みの写真が撮れた。しかし、残念なことに翅が少し破れていた。
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午後2時半。サプライズのトラフシジミの卍飛翔。樹冠を時々飛んでいるシジミがいたのは知っていた。種類が最初はわからなかったけれど、飛翔速度からトラフシジミに違いなかった。そして、突然の卍飛翔。最初は遠かったが、5~8メートルに接近してきたので、あわててAFからMFに切り替え連写する。かろうじて、トラフと断定できる証拠写真が撮れた。絡んでいたのは2分程度か。この後も卍が見られるかと思ったがこの1回だけ。この後、1頭だけが樹冠に時々姿を見せたので、相方はこの1回で追い払われたようだ。1コマ目の拡大が2コマ目だが、SSは1/1000秒。もう少し速ければちゃんと写っていたかもしれない。数年前、春型のトラフを撮るために埼玉の公園に通っていた。この公園で、午後にテリハリしている♂が他の♂を追いかける姿は見ていたけれど、ミドリシジミのように卍飛翔する姿は見ていなかったような気がするが、その頃はトラフの生態は興味の対象外なので記憶にないだけかもしれない。帰ってから調べてみると、トラフシジミの卍飛翔の様子を「蝶鳥ウォッチング」のyodaさんはしっかり撮影されていました。さすがです。
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その後もウツギの花を見回ったが、アオバセセリは見つからず帰路につく。その途中にいた新鮮なダイミョウセセリ。このセセリは後ろの白い縁毛がとてもいい。
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ダイミョウセセリに限らず、黒いセセリ逆光で透けた斑紋が美しい。
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こんな山の中でもヤマトシジミが飛んでいた。これも新鮮だった。
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林道入口にあるミツバウツギは夕刻が一番に賑わう。アオバセセリもやってきたがすぐ飛び去り、残されたのはオナガアゲハとカラスアゲハ。ただ、ひたすらに暗い。が、撮ってみると緑と中で翅先がブレるチョウは幻想的だった。
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とまるとダランと垂れ下がるだけなので、表翅の煌めきは見えない(上の1コマ目)。飛び上がり翅が上を向く時だけが青く輝いた。
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このミツバウツギはこの日一番のチョウの数だった。Sさんとmitakanukibabaさんはもう少し撮るとのことだが、そろそろ午後4時半、暗くて思うように撮れないので先に撤収した。





by otto-N | 2017-05-17 16:16 | Comments(0)
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