たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.5.23 そろそろイボタの花が咲く頃。ウラゴマダラシジミを見に行く。晴れて気温も高いので昼には活動していないはずと午後2時ころ現地到着。満開だろうと思ったイボタはまだ半分も咲いていなかった。風が強いせいかウラゴマダラシジミがは飛び出していい時間なのにまるで飛んでいない。風で流されて飛ぶことができないのかもしれないが、今年は不作かと思い始めた午後3時、両脇が藪になっている風当たりの弱い場所にやっと飛んできた。数が少ない割には裏翅が傷んでおり、きれいな個体を選んで撮る。 飛んできてもなかなかとまらない。広角で飛翔を狙うが、風にあおられ動きの予想がつかず、歯が立たなかった。 風当たりの弱いこの場所のイボタは藪の中に隠れてしまっているので、背景がイボタという構図はムリ。アワフキムシや鳥の糞に絡んでくる♂しか撮れなかった。ただ、こういう場所は真っ暗。写してもムダかもしれないと思いつつも連写する。とまらないので仕方がない。 このアワフキムシの泡にはよくやって来た。しかし真っ暗。ソフトで増感しても粗くなるだけだった。 次々とやって来る♂。その中に黒いタイプの個体もいた(3、4コマ目)。 偶然明るいところに出て来てくれれば、という期待を込めて撮っていたのだが・・・ ジャスピンだったが暗かった。 気がつくと近くにとまっている、ということが多かった。日陰がほとんどだが、日向にもとまる。 ♂の開翅がやっと撮れた。ただ、前翅の白い部分が少なくなにか違和感を感じた。よく見ると、後翅の靑面積が狭く黒い縁取りもあいまいだった。 後翅表がほとんど黒いタイプ。突然、目の前で開翅した。近すぎるし、残念ながら日が当たる場所との境目だった。 この日のハイライト。羽化直とおぼしき♀の開翅。遠くからでもブルーがよく目立った。 風にあおられときどき翅を閉じかけるが、長い間開いてくれた。最後は♂に見つかり飛んでいってしまう。 その後は全開する個体は見つからず。左後翅が壊れた♂の半開翅が精一杯だった。 サトキマダラヒカゲが飛び始め、午後5時、パタッと飛んでいる♂がいなくなった。空はまだ明るく、舞い終わるには少し早い気がするが、風が強すぎたせいかもしれない。
by otto-N
| 2017-05-30 16:20
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