たかがヤマト、されどヤマト

2016年 07月 22日 ( 1 )


2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(3) タカネヒカゲ   2016.7.22 (記)

2016.7.11 続き
常念小屋に入る前に小屋の前にあるテーブルで、それまでの18-135ミリを300ミリに交換していたら、すぐ近くに、1頭のタカネヒカゲが飛び出した。ハイマツのの中にとまるがなかなかピントが合わない。
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飛んだので慎重に近づいたが、寄りすぎた。しかも逆光。
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とりあえず撮影はできたので小屋で受付を済ませてから、少し上に登る。常念乗越からは、槍ヶ岳はこんな風に見える。
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常念岳。岩の間にハイマツが茂っているだけの完全な森林限界。ハイマツに近寄ると驚いたことに丈は30cm程度。よほど風が強いということか。
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タカネヒカゲは、時々登山道に飛んで来た。しかし、とまったあたりに近寄ってもどこにいるのかさっぱり判らない。近づくと飛ばれ、何だ、そこだったのか、と失敗してばかり。近づいても敏感ですぐ飛び立つ。マクロ代わりの18-135ミリで撮るのは諦め、300ミリで撮ることにした。やっと撮ることはできたけれど、かなりスレていた。
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追いかけては飛ばれるが、みんなスレばかり。深追いせずに新鮮なものを探すが、見つからず、嫌気をさす。4コマ目は比較的新鮮だったが、この後飛ばれてしまう。ひよっとしたら、スレたのはオスで新鮮なのはメスかもしれない。タカネヒカゲの飛ぶスピードは速い。ヒカゲチョウというよりセセリチョウ。飛び方もセセリに似ている。
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ときどき、2頭が絡み、横っ飛びに飛んで行く。オス同志のテリ争いか。飛翔は撮れそうもなかったけれど、標準ズームから替えた15ミリでトライした。かろうじて1頭が写り、その向こうにちょっとだけの槍ヶ岳。
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風景はこんなだ。手持ちで撮ったいい加減な3枚のパノラマ合成なので、デフォルメされているが、左に常念岳(2857m)、中央のはるか彼方に槍ヶ岳(3180m)、右に横通岳(2767m)。その麓の赤い屋根は常念小屋。午後は、槍ヶ岳方面は逆光。撮影するなら午前中がよさそうだった。
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登山道の脇にはミヤマダイコンソウが少し咲き、低いハイマツの茂みにはシャクナゲが咲いていた。ハイマツの上にはミヤマモンキチョウが飛んでおり、こちらにも時おりやって来る。ほとんど飛びっ放しだが。ミヤマダイコンソウで一瞬吸蜜した。しかし、撮影できず。
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ミヤマモンキチョウはとまることなかったので、撮るのを諦め、スレていないタカネヒカゲを探していたのだが、突然、目の前で、ミヤマモンキのオスとメスが絡んだ。急いで、AFからMFに切り替えピントリングを回す。それにしても近すぎた。この後、急に遠くに飛び去ってしまう。残念。
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ミヤマモンキの雌雄の絡みは、予期せぬことだったので、咄嗟に15ミリで撮影することは思いもつかなかった。今度は15ミリで撮影しようと思っていると、次のチャンスはすぐやってきた。足元のハイマツを踏まぬように近くに来るまで待つ。そして、撮れた。
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背景に槍ヶ岳。逆光で露出オーバー、白とびしたがピントはOK。午後2時30分、カンカン照りの中、チョウも暑くて飛ばなくなり、走り回ったせいか喉がカラカラ、撮影をいったん終了し、また3時ころ出撃しようと、小屋に戻る。
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外のテーブルで冷たいビールを飲んだ後、部屋に入った途端、眠ってしまった。目が覚めたのは4時。チョウはあまり飛んでいなかった。不覚。

★東京に戻ってから、ミヤマモンキチョウの画像を見ていたら、何か変。オスは普通のモンキチョウであることに初めて気づく。標高2500m、こんな高い所にも飛んでいるなんて信じられなかった。ただ、メスがオスを追って、翅の動きを同調させ、ゆっくりと飛ぶことは、普通のモンキチョウと変わらなかった。


(常念岳(4)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-22 18:20 | Comments(2)