たかがヤマト、されどヤマト

カテゴリ:未分類( 1075 )


2017.4.14 東京・白金の森→白山の森 トラフシジミ   2017.4.22 (記)

2017.4.14
雨が降った日の後、2日続きの晴天を待って自然教育園に出かける。トラフシジミが地上に降りてくる日だ。開門を待ち、真っ先にノウルシ群落に向かう。重い300ミリをザックから取り出しベンチで待っていると、ほどなく飛んできてノウルシで吸蜜を始めた。
a0181059_17024338.jpg



吸蜜時間は短かった。すぐに飛んで近くのチョウジソウの葉にとまる。そして、翅を開き始めた。が、半分まで。半開翅のまま体の向きを変え飛び去った。遠いのでトリミングしてあるけれど、角度によってトラフの構造色は全く出ないことがよくわかる。
a0181059_17025526.jpg



しばらく待っても次はやって来ず、やって来たのはムラサキシジミだった。翅は閉じたままだけれど、ノウルシの背景ではどんなチョウも引き立つ。と言っても、ツマキはとまらないし、過去にとまったのはキタテハとルリシジミくらいだ。
a0181059_17031001.jpg



結局、2匹目のドジョウは現れそうもないので、そろそろ日の当たり始める吸水ポイントに移動する。待つこと30秒、1頭目が現れた。300ミリのまま一応押さえを撮っておく(左)。一度吸水を始めたらしばらく動かない。ちょうどやって来た「俳諧」のShinさんに見張りを頼み、マクロと交換する。やはり、マクロのほうがきっちり撮れる(右)。ただし、300ミリより低い位置まで屈みこまねばならないのが難点。この時は屈み込みの手を抜いたのでフラット度が足りない。(この小石は尖がっているので膝が痛い)
a0181059_17033148.jpg



トラフの夏型は地上で吸水中、あるいは下草の葉上で吸汁中に開翅するが、春型では見たことがない。地上から近くの葉上に飛び移ったので翅を開くかもしれないと、カメラを構えるがそれはなかった。
a0181059_17034299.jpg



さて、こうなったら飛翔を撮るしかない。ということで、ちょっと遊んでもらった。私はいつもの21ミリで、Shinさんは最新鋭のマークⅡで。ピンが来たのは2枚。逆光でトラフが暗くなったので、なんとかソフトで明るくした。
a0181059_17351244.jpg



2枚目は最高。翅が4枚とも写り、躍動感のある姿を捉えることができた。
a0181059_17350056.jpg



もう少し粘りたかったが、午後には妻と白山の森(=小石川植物園)に行くことになっていたので、11時ころ撤収。このツマキ♀は朝8時半、自然教育園で向かう途中、自宅近くの蔦の絡まる石垣で撮ったもの。そろそろ、街中にツマキが飛び出す頃だ。
a0181059_08582814.jpg



午後
まだ桜が見事な小石川植物園を妻を案内する。見たこともない樹木が多い。ツマキチョウは園内のあちらこちらに飛んでいた。もう撮影しなくてもいいと思っていたけれど、ムラサキハナナではちゃんと撮っていなかったことを思い出し、小一時間ほど撮影した。ハンカチノキという有名木がありその前のムラサキハナナでは全滅。見事な桜の大木の前にはツマキは飛んで来ず、結局、前日のポイントへ。突然、目の前を3頭が絡んでいたので連写すると、何枚かが撮れていた。前日は、♂を追う♀を撮ったけれど、この時の先頭は♂、次に♀、それを追う♂の順。ツマキ♂は♀と間違いモンシロチョウにアタックするので(この逆は見た記憶がない)、アタックした後に♀を誘導することが考えられるのだが、入れ替わる瞬間を観察したいものだ。
a0181059_17560614.jpg



ムラサキハナナの紫色がボケるこの距離を目論んでいたが、ハナナの群落まで少し遠かった。
a0181059_17581383.jpg


 
右半分が緑ばかりだったのでトリミングした。もう少し左だとそのままで花いっぱいだったのだが。
a0181059_17575421.jpg



躍動感の感じられるこれが一番良かった。ゆっくり飛んでいても直前でコースを変えるツマキチョウはやはり難しい。
a0181059_17583342.jpg






by otto-N | 2017-04-22 17:17 | Comments(0)

2017.4.13 東京・白山の森 (2)ツマキチョウ   2017.4.20 (記)

2017.4.13 続き
予想外のルリシジミに惑わされたけれど、目的はあくまでツマキチョウ。しかし、前日にあれほどいた桜の近くにはほとんど飛んで来ず、桜背景では逆光のこの1枚だけだった。
a0181059_17150788.jpg


斜面に散った桜の花びらの上を舞う姿も風情があるけれど、やはり淋しい。
a0181059_17163565.jpg


ルリシジミを撮っていた時に、よちよちと飛んできたとツマキチョウは♀だった。オオイヌノフグリにとまったので吸蜜かと思ったが、ただの休憩。翅を閉じた姿を見るのは今季初だった。
a0181059_17293860.jpg

飛び始めたので後を追う。ゆっくり飛ぶので追尾が楽であるが、撮影は思ったほど簡単ではない。つい見かけに騙される。
a0181059_17190285.jpg


背景が煩わしいのでちょっと大きくトリミングしたが、オオアマナの白い花がツマキ♀を引き立ててくれた。
a0181059_17191363.jpg


時々は♂は飛んで来るがとても少ない。前日とは大違いだった。
a0181059_19382262.jpg


菜の花とムラサキハナナのある発生源とおぼしき場所に移動した。ただ、菜の花はもう終わりかけで、花が少なく草丈も高い。ここではツマキよりモンシロチョウが元気に飛び回っていた。狙いをムラサキハナナに絞った。
a0181059_19425000.jpg


草丈ばかりが高い菜の花の後ろに2頭のツマキが絡んで飛んで行った。すぐ後を追い並走して連写する。
a0181059_19470696.jpg


手ごたえは十分だったのに、菜の花の向こう隠れたり日陰の入ったりして、数カットしか撮れなかった。てっきり♂が♀を追うものと思っていたが逆だった。モンキチョウのように♂が♀を誘惑しているのだろうか?誘惑にしては飛翔スピードが速い。
a0181059_19460867.jpg


近くにはユキヤナギが咲いており、♂はその周りを探雌飛翔する。保護色なのかユキヤナギにツマキがとまっていることは多い。♂はユキヤナギにまつわりつくように飛ぶので、比較的撮りやすい。この連続するこの2枚、いずれもピントは合っていると思うが、翅の大きさがずいぶん違って見える。被写界深度はこんなに深いのにピンを外してばかりだ。
a0181059_20002906.jpg


ツマキらしいポーズ。べたっと開いているより、少しV字に開いたほうがいい感じ=飛翔感がでる。
a0181059_20013314.jpg



菜の花の前にナズナも咲いており、突然♀が吸蜜を始めた。
a0181059_20043298.jpg


ツマキチョウにはナズナが一番よく似合うと思う。クモツキには・・・。
a0181059_20055426.jpg



時々日が翳るようになり、その度にツマキは姿を消す。こうして一斉に翅を閉じ休んでいるようだ。これは♂。
a0181059_20074213.jpg


日が射し始めたら翅を開くはずとひたすら待つ。そして、空が明るくなった瞬間、少し翅を開いたと思った時には飛び出していた。シャッターを切れたのは3回のみ、2枚はピンボケ。
a0181059_20104122.jpg


ナズナにはベニシジミがいた。とてもかわいい。
a0181059_20112566.jpg


ツマキチョウの向こうにムラサキハナナがぼおーっと霞む。こんな構図を狙っていた。もう少し左だとよかったのだが、何回やってもダメだった。ゆっくり飛んでいても直前でかわされ、まずはピンが来ない。
a0181059_20122272.jpg





by otto-N | 2017-04-20 16:48 | Comments(0)

2017.4.13 東京・白山の森 (1)ルリシジミ   2017.4.18 (記)

2017.4.13
朝から小石川植物園に行く。白山の森と書いたけれど、自然教育園や明治神宮のような鬱蒼とした森ではなく、新宿御苑のような公園に近い感じである。しかし、こんな都会のど真ん中にあっても、過去にはミヤマカラスアゲハのようなちょっと珍しいものが記録されている。(ミヤマカラスアゲハについては、同じ2011年に教育園でも出現)。前日のツマキチョウ撮影は午後だったので、ツマキチョウがよちよちと飛ぶ朝にと思って出向いたのであるが、前日の場所にはほとんど飛んでいなかった。代わりにいたのはルリシジミの♀。
a0181059_15292095.jpg



複数頭いるようで盛んに飛び回り、近くにとまっては翅を少し開くことを繰り返していた。
a0181059_15293042.jpg


付近にはオオアマナの花が多く、時々吸蜜していた。頭が花に潜り込むので撮りにくい。
a0181059_15293923.jpg


前日には♂が路上吸水しているのを見ているが、スレていたので撮る気がしなかった。しかし、この日はどの♀も新鮮だった。ルリシジミの♀については、どこからか飛んで来て葉の上にとまりひっそりと半分だけ翅を開き、また飛んでいくというイメージがあったが、そうではなかった。ヤマトシジミの♂のように地上を這い飛んでいた、ヤマトよりも輝きが強く、ルリ♂かと思ったくらいだ。何頭もおり遠くへは行かないので飛翔にトライする。距離は30cm。F4.5、シャッター1/5000。
a0181059_15392254.jpg


時々ツマキチョウがやって来るので、それも追いかけながらの撮影だった。
a0181059_17334299.jpg


ルリシジミの♀の翅の色はくすんだ感じであるが、飛ぶと煌めく。1コマ目は静止している時の普通の色だと思うが、2コマ目のように角度によっては濃いブルーに光を反射する。
a0181059_15413076.jpg


後ろが茂みなのでホバリングに近い状態だったが、下限すれすれにしか入らなかった。こういう時はとてもくやしい。
a0181059_15414536.jpg



背景が煩すぎるので、大きくトリミングしたが飛翔感たっぷり。
a0181059_15485195.jpg


ピントが合っていたので、正面顔を大きくアップ。
a0181059_15415499.jpg

翅が真っ平らに写り、ちょっと凡庸。
a0181059_08533286.jpg



翅の丸味が出ると可愛い。こういう感じがいいのだが背景に難あり。
a0181059_15490586.jpg


この後、菜の花とムラサキハナナが咲いているツマキチョウのポイントに行ってみると、正午をすぎても、その前の草地に這いずり回って激しく飛び回るシジミチョウ。とまっても近づくだけで飛び立ってしまう。が、遠くにはいかない。バチバチやってみると、ヤマトシジミではなくルリシジミだった。
a0181059_15493542.jpg


一連の画像の1つ。
a0181059_19265602.jpg



こんなブルーの輝きは♂には出てこないような気がする。
a0181059_15495350.jpg



背景があまり煩わしくないので、この日のベストかな。
a0181059_21395763.jpg

撮影中、時々はモニターでチェックしていた。老眼で細かいところがよく見えないせいもあるが、いつも野外でチェックしてもちゃんと写っているのかよくわからない。野外でモニター上でいい感じの明るさは、たいてい露出オーバーなので暗いくらいが適正。しかし、自宅のPCで見たところ、暗すぎだった。ツマキに合わせていたので、EV補正は-1.3。ひょっとしたら、ルリ♀の翅のブルーの輝きは過アンダーで撮ったせいかもしれない。ソフトで輝度と明度のバランスが修正できないだけ?機会があったら今度はEVに気をつけよう。それにしても、時には他のルリシジミの♀とも絡み合う激しい飛翔を見るのは初めてでした。





by otto-N | 2017-04-18 16:52 | Comments(2)

2017.4.12 東京・白金の森→白山の森 ツマキチョウ   2017.4.15 (記)

2017.4.12
前日は冷たい雨の1日。桜は終わりそうなので少し焦って自然教育園に出かける。もちろん、ツマキチョウの桜背景の飛翔。朝9時、少し気温が低いせいか飛翔速度が遅い。その中にスミレで吸蜜する個体がいた。
a0181059_18213242.jpg


こちらはタチツボスミレではなくツボスミレ。
a0181059_18214285.jpg



スミレでの吸蜜時間はとても短い。とまってから3秒でピントを合わせる必要がある。花に頭を潜り込む前に撮るのは結構むずかしい。(いずれも300ミリ)
a0181059_18215029.jpg


桜はまだ大丈夫だったのだがツマキチョウは少ない。10分にやっと1頭現れる。2~3頭が巡回しているにすぎない感じだった。11時、ここを諦めて、文京区・白山にある小石川植物園に転戦する。
a0181059_18215735.jpg


午後
小石川植物園も東大の研究施設。広大な敷地にさまざまな木が植えられている。ツマキチョウのいそうな場所(植物園としてあまり管理されていない)に行ってみると、正午をすぎ気温も上がってきたせいか、ツマキチョウが盛んに飛び回っていた。自然教育園の寂しさに比べ、まさに天国。
a0181059_19161519.jpg


ツマキチョウは全然とまらず飛び回る。こうなっては♂の飛翔を追いかけるのみ。
a0181059_19201004.jpg



木々の間には花が咲き乱れていた。
a0181059_19202516.jpg



黄色く見えるのはタンポポ、白い花はニラバナとオオアマナ。少し陰気なニラバナもこれだけ咲いていると壮観だ。たくさんのタンポポを見るのも久しぶりだった。21ミリ、ISOオート、F4.5、1/4000、ツマキの翅が白くとぶのでEVは-1.3。それでもよくとんでくれた。
a0181059_19190520.jpg


花のない所ではよく撮れた。ツマキも飛ぶが白もとぶ。
a0181059_19191848.jpg


桜もまだ残っていた。(これはソメイヨシノではなさそう)
a0181059_19210653.jpg



正面で待ち構える。
a0181059_19194795.jpg


ここでも飛ぶルートはだいたい決まっていた。花がぼーっと写る距離。俯瞰的に追いかける。
a0181059_19192981.jpg



追いつくようで追いつかない微妙な距離。後ろに目があるのか、見切ったようにピンの先を飛び続ける。
a0181059_19203967.jpg



薄いので、チョーどアップ。カモメのジョナサン。
a0181059_19153605.jpg


この角度だと白とびしてしまうけれど、それは贅沢というもの。入っただけで十分。
a0181059_19205281.jpg



メタセコイアの間を飛ぶ。
a0181059_19211751.jpg



やっと撮れた桜バック。手前の黄色い花はレンギョウ。
a0181059_19195748.jpg

結局、吸蜜でとまったのは2回だけ(タンポポとモミジイチゴに葉よりギザの少ない〇〇〇イチゴ)。望遠を手元に持っていなかったので撮れなかった。午後3時すぎ、急にチョウが減ったので撤収。





by otto-N | 2017-04-15 20:28 | Comments(2)

2017.4.5 東京・白金の森 ツマキチョウ   2017.4.11 (記)

2017.4.5
ツマキチョウとトラフシジミを目的に自然教育園へ行く。ようやく暖かくなったので、ツマキチョウは数が増えているだろうと期待したが、2日前とそれほど変わらなかった。桜を背景に撮るのが主目的。しかし、いい場所に待ち構えていても、直前でそれてしまう。
a0181059_10572588.jpg



ツマキチョウの飛ぶ方向はだいたい決まっている。後ろに桜はないが追いかける。が、ロープの向こうなのでなかなか入らない。
a0181059_10573800.jpg



せっかくのピントも背景が凡庸。でも、この景色はそのうち懐かしくなることもあるだろう。
a0181059_10575029.jpg



♀が初めて現れた。花を探しているようなので、そっとしておくとタンポポで吸蜜を始めた。
a0181059_10580652.jpg


その後、小道に入ったので、並走して横から撮った。シャッターのコマ数が少ないせいか、裏か表かのどちらかしか撮れなかった。
a0181059_10581707.jpg



大きくトリミングしたが、こんな動きのある瞬間がいい。
a0181059_10583137.jpg

1頭が遠くに行ってしまったすぐ後、近くで♂2頭が絡んだので少なくとも3頭の♂と、1頭の♀がいるようだ。例年になく少ない。トラフシジミは目撃すらしなかった。




2017.4.6
連続の自然教育園。気温は上がって天気もいいのに、この日も前日以上に少なかった。20分に1回くらい飛んでくるだけ。とにかく少なかった。それにしてもツマキチョウの翅は白とびするので難しい。白とびしないようにすると、晴れていて明るいはずなのに背景はこんなに暗くなってしまう。
a0181059_12324986.jpg


やっと♂の静止が撮れた。ワンチャンスのスミレ吸蜜。
a0181059_12330146.jpg



正午が過ぎ入園者も増えた。見納めになるかもしれない桜。その下のヤマブキはまだ固い蕾。池の畔にはハンノキがあるのだがここにはミドリシジミはいない。1kmほど離れている目黒駅前に建築中の高層ビルがすぐ近くに見えるとは意外だった。
a0181059_12332263.jpg


突然近くに飛んで来てすぐ飛び去っカワセミ。帰り際、頭上でドラミングしていたアオゲラ。あまりに暇だったので、鳥も撮った。朝からオオタカの鳴き声が聞こえていたが、姿は現わさず。カラスだけはいつも多い。
a0181059_12333118.jpg


ときどきノウルシ群落を覗くが、トラフシジミは現れなかった。ノウルシには越冬後とは思われないほどきれいなキタテハが来ていた。ノウルシは絵になる。
a0181059_12331280.jpg




2017.4.10
週末は2日とも雨。月曜は都内の(有料)公園はそろって休園日。せっかくの晴れなので、徒歩15分ほどの公園に♀のツバメシジミを探しに行く。年々、ボランティアさんの活動が活発になり、花壇以外の雑草地帯もすっかり刈りこまれツバメシジミはほとんど見られなくなったが、一抹の希望がないことはない。ツマキもいるかもしれない。しかし、やっぱりツバメシジミは♂さえ現れず、ツマキも飛んで来ず、モンシロだけが華やかな花壇で舞っていた。2時間うろうろするものの状況は変わらず予期に反して見つけたのは、少しだけ傷んだヤマトシジミだった。
a0181059_12221378.jpg


ヤマトシジミは地べたのチョウ。いいところにはとまってはくれない。すぐに見失い、花見客でごった返す目黒川沿いの道を引き返す。今では観光バスが来るほどすっかり有名になった目黒川だが、コンクリートブロックの護岸なのであまり好きになれない。また、桜は背景のビルになじまないし、川は澱んでいるのでちょっと(かなり)臭い。マクロしか持ってなかったので、背景を入れないように2~3枚撮る。しかし、まるで中途半端。
a0181059_12222122.jpg




by otto-N | 2017-04-11 16:48 | Comments(0)

2017.4.4 神奈川県・丹沢 ミツバ岳 ミツマタ   2017.4.8 (記)

2017.4.4
春の花巡り第二弾は丹沢のミツバ岳(834m)山頂のミツマタの群生。黄色の花の向こうに富士山が見えるという。ミツマタは黄色の地味な花だろうという認識しかなくあまり気が進まなかったが、東名でそんなに遠くはないし登りは1時間くらいなので、まあいいだろう。しかし、この花の実力はそんなものではなかったことを後で知る。

東名を大井松田で下り246経由で丹沢湖。湖畔の駐車場はほぼ満車。登り始めたのは10時すぎ。のっけから杉林のジグザグの急登。かなり登ったと思うころ、暗い杉林の中にミツマタの木がポツンポツンと現れた。黄色の大きな花をつけたものを選んで撮る。
a0181059_19352100.jpg


上空は杉木立。近寄って撮るも息が絶え絶え、先を行く妻を追う。
a0181059_19353403.jpg


そして、杉林が終わったあたりではミツマタの黄色い大群落。
a0181059_19403900.jpg



11時、山頂到着。山頂の大群落の左方向。おおー富士山。しかし、杉の木が高すぎ、アングルに一苦労した。
a0181059_19405825.jpg


さて、昼食にするかと言う時、目の前のミツマタの花にヒオドシチョウが吸蜜していた。急いで広角から望遠側にズームしている時、あっけなく飛ばれてしまう。また来るかと思ったら、その後はテリハリ行動あるのみだった。こうなってはアドレナリンが沸騰し、こういうことがあるかもしれないと持ってきていた21ミリでひたすら飛翔を狙う。距離40cm、富士山を入れるため絞りF8。飛び立たせてもすぐ戻るけれど、飛び立ちの瞬間はまるで撮れない。戻って来た時が勝負。富士山は2本の杉の間だけ。なかなか入らなかったがなんとか入った4コマ目。
a0181059_20263610.jpg


富士を入れるには下から上にレンズを向ける。しかし表翅は撮れない。カメラを上から被せてみると雑然とした地面だが、飛翔感あふれる姿が撮れた。後ろにかろうじてミツマタの花。
a0181059_19513606.jpg



ヒオドシは2頭いるようだ。時々絡むが、すぐ上空に昇ってしまうのでうまくいかない。それでも2頭がやっと入った。惜しい!富士は半分だけ。しかしミツマタ群落が入ったので大満足。
a0181059_19520226.jpg



昼食のおむすびを座って食べる暇もなく、ポケットから時々取り出し少し食べてはヒオドシを追いかけた。しかし、権現山(1019m)に登らねばならないのでタイムアップ。11時50分、地面にとまったヒオドシを最後に撮る。お疲れさん。
a0181059_20071972.jpg


ミツマタの花はあまり撮っていなかったことに気がつき、そそくさと撮る。
a0181059_19405001.jpg



大きくて黄色い花と小さくて白い花があり、この時までは、白いのは花が終わって萎れているものとばかり思っていた。
a0181059_20111904.jpg




ミツバ岳から権現山へしばらく平坦な尾根が続き、そこかしこにミツマタの花が咲いていた。ミヤマセセリが飛び交う雰囲気ではあるけれど、木々はまだ芽吹く前。気温も低い。
a0181059_20134012.jpg




日陰、日向、ミツマタの花を撮りながら歩く。どうやら、白いのは裏から見た姿と気づく。大きな花が黄色いボンボリ状に見えるようだ。小さいものは傘状に開いているので、山側から見ると白っぽく、谷側からでは黄色く見える。
a0181059_08462415.jpg



日向の前、日陰の後ろ姿。三つに分かれた枝別れ部分も撮るべきだったが後の祭り。
a0181059_08464182.jpg



青空も入れる。眩しい白と黄色がとても美しい。
a0181059_08465030.jpg



同じ画像を拡大してみる。現れたのは1つ1つの花の可愛らしさ。
a0181059_08470050.jpg



最後は急登となり、12時30分、権現山山頂に着く。山頂は木立に囲まれて見晴しは良くはない。数日前に降った雪が少し残っていた。この山頂にもヒオドシが1頭。しかし、敏感で飛んでも同じ場所には戻ってこなかった。12時40分、尾根伝いに下山開始。途中の尾根筋の日溜まりにはヒオドシチョウがテリ張りしていた。
a0181059_22481942.jpg



今度はすぐ舞い戻って来たので少し遊ぶ。2頭が激しく絡むが追いつかなかった。
a0181059_22503098.jpg



枯葉の上にヒオドシチョウが舞う。木々の向こうは丹沢の山々。いい雰囲気なのでもっといたかったけれど、きりがなかった。
a0181059_22504437.jpg



しかし、この後が大変だった。土が剥き出しの急な斜面が連続した。ぱさぱさの表土で足がズリズリと滑り、登山道というよりは踏み跡と言っていいほどの細い道だった。木の枝につかまりながら、ほとんど横向きの状態で下る。低い山なのでストックを持ってこなかったのを後悔。低山を侮ってはいけない。北アルプスのほうが登山道は整備されている。やっと急斜面を抜けた所で再び嬉しいミツマタの花。
a0181059_09483019.jpg

さらに下ると南向きの広い斜面にミヤマセセリが飛んでいた。時々絡んでいるので撮ろうとするが、巡回しているのか近くには飛んでこなかった。ところどころにミツマタの花が咲いているので吸蜜もしているはずだ。機会があったら本格的に撮ってみたい場所だった。しかし、この後も急なジグザグ道が続きミヤマセセリの撮影だけに登る気はしない場所だった。14時20分、相模湖に架かる大きな橋のたもとにたどり着き、2つのトンネルを抜け、14時50分、ぽつんと1台だけが取り残されていた駐車場に到着した。



P.S.
山頂でヒオドシチョウに現を抜かしていた時、妻がスマホ(アンドロイド)で撮ったミツマタ・サンド。富士の右側の広く開いた空間をミツマタの花で埋めた構図だけではない。ミツマタは下から見ると黄色、上から見ると真っ白。完全に妻の勝ち。1本とられた!
a0181059_09473595.jpg





by otto-N | 2017-04-08 10:40 | Comments(2)

2017.4.3 東京・白金の森 ツマキチョウ   2017.4.5 (記)

2017.4.3
港区の白金にある自然教育園に初出勤。すでにトラフシジミが発生したとのことで、そろそろツマキチョウも出るころ。月曜は休園日なのだが、桜シーズンは開園することを思い出した。開門と同時に入ったけれど、春の花がちょっとしょぼい。あちこち、さっぱりとしているのだ。ムラサキケマンはあるべき所になく、ムラサキハナナも背が低く、クサイチゴの花は刈りとられていた。晴れているけれど気温が低い。園内を回っているとき、トラフシジミの飛んでいる姿を見るが、ツマキチョウは見なかった。

とりあえず、ノウルシの群落の前でトラフシジミの訪花を待つ。しかし、キタテハが来ただけだった。ノウルシのキタテハはとてもきれいだったのだが、なぜかカスタムイメージが「銀残し」になっており、ホワイトバランスと違い、後からの修正はできなかった(コンデジではないのだからこんな余分な機能はいらない。袈裟懸けに肩から下げたの300ミリはこまめに電源を切ること=忘備録)。まあ、ノウルシに来たのは過去3回だけだったので、期待するだけ無駄というもの。ここの散策路には2頭のルリシジミが絡んでおり連写したが、1頭しか入らなかった。
a0181059_16410800.jpg


もう一つのお目当てはまるで少なかった。20~30分に1回しか見なかったので、おそらく1頭だけが巡回していたのだろう。1回目、2回目とも撮れず、これは3回目の遭遇での撮影。ISOオートで撮影(F4.5、1/4000sec)。EV補正を-1.3もかけたのに、少し白とび。翅に合わせると背景はこんなに暗くなってしまった。
a0181059_16451715.jpg


いい感じで正面が撮れた。-1.3補正だとかなり暗いので、ソフトで修正。
a0181059_16463994.jpg


桜はまだ3分咲き。しかし、この頃のほうがピンクに写る。これもソフトで修正。昨年までは逆光がイヤで完全マニュアルで撮っていたけれど、いずれにしても逆光だとうまく写らないので、ISOオートのほうがいい感じがする。
a0181059_16462264.jpg
4回目の遭遇があったけど、近づけなかった。この日は置きピン40cm(21ミリ)。30cmにしたいところだが、近づけないのではしかたがない。(2枚目のやや白とび画像は水平があまりにひどいので回転補正。他はそのままですが、40cmでチョウの大きさはこのくらいにはなります)





by otto-N | 2017-04-05 18:04 | Comments(0)

2017.3.30 早春の雑木林 コツバメ   2017.4.3 (記)

2017.3.30
前日の疲れが残り、疲れと言ってもあれだけ撮影してもボツばかりだったので嫌気がさしたのだが、朝から晴れ。気温もこれまでとは打って変わって上がりそうなので、この日を逃したら次は1年後、行かざるをえない。(来週からは都内で撮らなければならないものがある)

9時に現地着。歩くと暑いのですぐにウィンドブレーカーはザックに押し込み、コツバメのポイントに急ぐ。テリ張りは10時ころには終わるはず。4か所のポイントは距離が離れているので急ぐと結構きつい。しかし、コツバメは見つからなかった。丈の低い笹薮を歩き回った時にミヤマセセリがいたので撮っておく(今まで枯葉の上ばかりだった)。
a0181059_16501945.jpg


コツバメは発生初期にしか来ないのだろうと勝手に理屈をつけて、最初のポイントに戻ったのが10時すぎ。そこに、とてもツバメシジミの♂と♀がいた。ただ、春先の♂は大きいはずなのにとても小さく、♀はさらに二回りほど小さかった。
a0181059_16500222.jpg

ツバメシジミを撮っているとき、別なシジミが目の前を横切った。コツバメだった。もうテリ張り時間を過ぎる頃なので飛び去られては大変と、とりあえず目を中心に1枚撮る。
a0181059_16503207.jpg


しばらくじっとしていたが飛んだ。もう1頭飛んできたのでそれを追いかけたのだった。離れた場所に行ったので探すと、コンクリの杭の上にとまっていた。人工物なのに違和感なく調和していたのは意外だった。
a0181059_16504555.jpg


隣の杭を見るともう1頭いた。こっちのほうがイケメン。
a0181059_16505551.jpg


1頭が飛ぶと2頭が絡み舞い上がる。戻ってくると植え込みで日向ぼっこ。ちょこんと2本の前脚をつきだす姿はとてもかわいい。モコモコのぬいぐるみのようだ。しかし、コツバメは少し高い所で傾斜して日光浴するのでフラットに撮るのが意外と難しい。何回シャッターを切ったことか。
a0181059_16510631.jpg


逆光でも撮った。これもフラットになかなか撮れない。
a0181059_16511488.jpg


静止撮影に飽き、飛び出したところを広角で撮るが、ほとんどフレームアウト。やっと撮れても脚を伸ばした変てこな姿ばかりだった。真後ろから撮れれば翅だけが写るはずなのだが、飛び出す方向がわからない。このへんに研究の余地がありそうだ。
a0181059_17211791.jpg



飛び出しを捉えるのは難しかった。表翅を撮るには上から被せるしかないだろうが、あまり低いところにはとまってくれないし、背景がつまらなさそう。しかし、トライすべきだった。
a0181059_17225508.jpg


飛び出しより、舞い戻ってくるところを狙うのだが、どこに戻るのかわからなく打ち込んでも当たらない。
a0181059_17242839.jpg


1頭が飛べばもう1頭が絡んで舞い上がる。すぐに戻ってくるが、戻ってきたとき、私の体につきまとうようになった。体を引きながらシャッターを切る(コツバメとのダンス。いや、コツバメに攻撃されているのか)。どうもカメラに興味があるようだ。逆光だと飛んでいる時でも縁毛がレインボウに輝く。
a0181059_09392163.jpg


表翅の4枚のブルーはなかなか撮れなかった。ピンとしてはこれがベスト。
a0181059_17222241.jpg


せっかくの4枚ブルー。しかし、もうちょっと距離が届かずピン甘。惜しかった。
a0181059_09212800.jpg


どういうわけかテリ張りは12時近くまで続いた。その後、いつものミヤマセセリにポイントに行ったが、数は少なめ。気温が高かったせいか♂が枯葉の上に休むこともなく飛び続けていた。追いかけても歯が立たず、休んでモニターを見る。コツバメもミヤマセセリもあんなにシャッターを切ったのに、愕然となり、センイソウシツ。午後2時、これから飛翔速度が遅くなるという時刻であったが、気力が続かず撤収。今年はこれでお終い。片道1時間半、4回も通ったことになる。コツバメは晴れても気温が低ければ出て来ないことがはっきりした。来年は、天気を選んで出かけよう。でも、ミヤマセセリは低いほうが飛翔速度が少し遅く、時々翅を休める。(以上、忘備録)
a0181059_17263509.jpg





by otto-N | 2017-04-03 18:50 | Comments(2)

2017.3.29 東京都下・早春の雑木林 ミヤマセセリ   2017.4.2 (記)

2017.4.29
この先天気がどうなるか判らず、ミヤマセセリを撮れる時に撮っておこうとまた同じ場所に出かける。この日も気温が低くためかコツバメは出ずじまい。ミヤマセセリは時々やってきては翅を休め、また飛んで行く。
a0181059_13112143.jpg


枯葉の上より少し上に飛んでいる♂を追いかける。
a0181059_13113163.jpg



藪の上をとぶ♂は、足元が足元なので追いかけきれず、やはり散策路の上が無難。
a0181059_13114440.jpg


♀も現れた。枯葉の上で長々と日向ぼっこ。
a0181059_13115285.jpg


笹と灌木の斜面にはどういう訳か(近くの住人が植えたのだろう)、ムスカリの花がポツンポツンと咲いており、昼下がりにはミヤマセセリがやって来ていた。この斜面はずるずると滑るので撮影はちょっと危険。
a0181059_13115969.jpg



残念ながら翅が傷んでいるが、胴体と後翅の長い毛にちょっと迫力を感じた。午後1時、雲が拡がり始めたので引き上げる。
a0181059_13120791.jpg








by otto-N | 2017-04-02 18:06 | Comments(0)

2017.3.28 東京都下・早春の雑木林 ミヤマセセリ   2017.3.31 (記)

2017.3.28
雨が2日続いた翌日、気温が低いながら晴れの予報だったので、コツバメのテリ張りに合わせて、前よりも早い時間に現地に行くがまるで出て来なかった。やはり、ウィンドブレーカーを脱ぐことができないくらいだと、コツバメはムリそうだ。結局、ミヤマセセリと遊ぶだけとなった。

11時ころからミヤマセセリが飛び出し始めた。
a0181059_19321472.jpg


枯葉の上に♀がいつの間にか下りてきており、飛んでもすぐ近くで翅を開く。飛び方は遅い。しかし、簡単には撮らせてくれなかった。
a0181059_19334804.jpg


この♀、翅を開いた後、もぞもぞと歩き始めた。よく見たらストローを伸ばし枯葉から吸水し始めた。ミヤマセセリはとまっても翅を開くだけで、こんな行動はこれまで見たことがなかった。
a0181059_19333687.jpg


ミヤマセセリの飛翔撮影は難しい。速いということもあるが、思わぬところで方向転換するし、足元は低いといっても藪の中。隠れた切株と蔓が恐ろしい。左はカッコいい瞬間だったがピンボケ、右はジャスピンだが不格好な一瞬。うまくいかない。
a0181059_19332326.jpg


いい構図に撮れた。しかしピンボケ。この日は、すべてF4.0、1/6400秒、ISOオート。絞りのせいではなく、距離が届いていなかった。(絞りを開け気味にし背景をボカしたほうが好み)
a0181059_19335736.jpg



13時ころ雲が拡がり始め、新たに見つけたこの♀は、翅を開いたまま動かなくなった。マクロで撮った後、21ミリで置きピン撮影した。低い位置だとフアィンダーを覗くことはできないし、モニターはバリアブルではないので広角の静止は苦手。撮った後、モニターを見ていたらいなくなっていた。もう日が射しそうにもなく、これにて撤収。
a0181059_19341154.jpg





by otto-N | 2017-03-31 16:48 | Comments(0)