たかがヤマト、されどヤマト

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2011 ヤマトシジミ ⑦ 12月    2012.1.31(記)

2011 ヤマトシジミ ⑦ 12月
12月に入ると、晴れていても気温が上がらない日が続き、日だまりに集まるヤマトシジミもめっきり減った、というより、個別認識できるほど数が少なくなった。中旬をすぎると、1頭1頭ずつ見なくなっていった。

ちびたカタバミで吸蜜する翅が破れた13日のオス。このオスを見たのは17日が最後だった。メスは12月に入って撮影したのはこの1枚だけだった。
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翅の損傷の少ないオス。上段と下段では別個体。個体差は翅の傷から認識した。
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13日にピカピカだったオス。正月には姿を見せず、最後に見たのは大晦日の日だった。
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番外編A 沖縄
7月の沖縄・宮古島で撮影したヤマトシジミ。本土のものとは異なっていた。暑いので飛び回っているばかり、止まって開翅をするのは朝と夕方だけだった。オスは夏だというのに、東京の晩秋のように白っぽい。
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メスは、青メス。ただ、青鱗粉の拡がりがちょっと違った。
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よく見たらなんか変?。ヒメシルビアシジミのメスだと思う。カタバミで吸蜜していたので当然ヤマトと思っていた。(伊良部島)
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ついでに、それ以前にコンデジで撮っていたヤマトシジミ。左から、台湾(台北)、沖縄・黒島、沖縄・阿嘉島のヤマト。
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番外編B アフリカ (2010年10月)
ヤマトシジミの近縁種。翅裏はヤマトだが、翅表はシルビア風。産卵はカタバミ。とにかく小さくて、敏捷で、敏感でうまく撮れなかった。
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最後に、このアフリカ旅行で撮った最美蝶 Precis octavia (冬型) を載せます。
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さて、ヤマトシジミの総集編は4回で終わるところを7回もかかってしまった。どれもおなじような写真ばかりだが、今のところ、撮った状況は覚えている。そのうち、忘れてしまうと思うので1枚ごとに撮影時刻を入れたけれど、作業がちょっと面倒だった。

by otto-N | 2012-01-31 11:12 | Comments(10)

2011 ヤマトシジミ ⑥ 11月    2012.1.26(記)

2011 ヤマトシジミ ⑥ 11月
ヤマトシジミの11月は、個体差のほとんどないけれど美しいオスと、青い鱗粉の載りが様々に変化するメスを捜すのが楽しかった。

ヤマトシジミの朝は、日光浴から始まる。午後も2時半で活動を止める日もあった。そして、ツワブキが咲き始め、ヤマトシジミが集まってくるが、撮影しても色が全くでない。
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この年1番のスーパーブルー。ちょっと飛んできて止まったが、日が翳ってしまいそのまま翅を閉じたままだった。粘りに粘って、日が射したときちょっとだけ開いたので撮影できた。
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11月の半ばを過ぎると、メスの新鮮なものが見られなくなったこともあるが、晴天の日が続いたのであまり綺麗に撮れなかった。
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午後には日が低くなる。この日、最後の日光浴。
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この個体は、翅の色と、翅頂部から前縁の黒縁の形、青鱗粉の粒が黒地に載っていることから、メスと判断したが、鱗粉の落ちかかったオスとも見えなくもない、どうだろうか。
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朝は石垣の上で日向ぼっこ。昼ころにはツワブキの花にヤマトシジミが集まる。相変わらず明るすぎ翅の色がでなかった。このツワブキはコナラの小木の根本にあり、午後にはコナラの葉の上で日を浴びる。5コマ目だけがオス。4コマ目と6コマ目は、傷んではいるが、それぞれ別個体のスーパーブルーのメス。
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晩秋の典型的な白っぽいオス。新鮮だと綺麗だ。
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晩秋のヤマトシジミは、寒いので、すぐ翅を開くので撮影しやすい。日が翳ると固く翅を閉じてしまうだけではなく、日が射していないと飛んでこない。途中で日差しがなくなり翅を閉じてしまったら、再び日が射すのを待つだけだった。
ツワブキの花には集まるけれど、黄色が眩しすぎてなかなかきちんと撮れなかった。ストロボを焚いてもだめ。何かいい方法はないだろうか。もっとも、個人的にはツワブキの花自体は好きではないのだが、せっかくの開翅だ、なんとかしたいものだ。

by otto-N | 2012-01-26 18:00 | Comments(6)

2011 ヤマトシジミ ⑤ 10月下旬    2012.1.20(記)

2011 ヤマトシジミ ⑤ 10月下旬
本日、関東地方に雪が降った。郊外は積もったようだったが、都心部は積もらなかった。とにかく35日間、カラカラの日が続いていた。クルマのタイヤをスタッドレスに履き替え、10年ぶりにスキー板を買った。長野の天気がよさそうだったら、いつでも行ける体制になっているけれど、ずうーっと雪の日が続いているようだった。新しいスキー板は、アトミックのBlackeye Ti 167cm、1昨年あたりから出たロッカースキーだ。前の板はサロモンの・・・・、というふうにスキーのことに脱線すると、チョウより詳しいと思う。脱線しないで、ヤマトシジミの続きをします。

10月中旬から下旬にかけては、ヤマトシジミの撮影数は多かった。選ぶのが面倒なくらい多かったので、新しい6枚組にしてみた。こうすると、1記事の縦の長さが少なくなるので、少しはいいかもしれない。(画像はクリックすると大きくなります)

ヤマトシジミのオスは相変わらずで、薄日か曇りの日のメスは青がとても綺麗だ。
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この時期は、少し寒いと出て来ない。出てきても日が翳ると、すぐ葉の上で休む。そして日が射すのをじっとまっている。撮影には実はチャンス。日が射したら確実に翅を開いてくれる。この日は、とても寒く、前翅を後翅の中まで畳み込んでいた。
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青いメスは、キツネノマゴとイヌタデが好きなようだ。日が射すと翅を拡げる。
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葉と葉の間から逆光気味で撮った。ただ休んでいるだけだが、まるでテリ張りのようだ。
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黄色いアワダチソウに止まったスーパーブルー。吸蜜はしていなかった。
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スーパーブルーより、青鱗粉の面積は小さいが、こちらのほうが綺麗なようだ。青い部分が小さい分、引き立つ。
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白い花のイヌタデも少し混じっており、こちらでも吸蜜した。
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後ろの2枚はスーパーブルー。青鱗粉の面積は大きいが、色が薄いので一瞬オスに見間違える。
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スーパーブルー、新鮮なら申し分ないのだけれど、残念ながら縁毛が少し痛んでいた。
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10月中旬から下旬にかけては、曇りがちの天気が多かった。しかし、このほうが撮影には適している。ヤマトシジミの青メスは、晴れているより曇っているほうが綺麗に撮れる。ただの曇りなら寒くて翅を開かないが、少し薄日が差したときに翅を開く。この瞬間を待って撮影した。

by otto-N | 2012-01-20 22:16 | Comments(4)

2011 ヤマトシジミ ④ 10月上旬    2012.1.16(記)

2011 ヤマトシジミ ④ 10月上旬
10月に入ってのヤマトシジミ、メスは青鱗粉が載り、オスは前翅の黒縁が狭い寒冷型に変わってきた。

キツネノマゴで吸蜜するメス。この花は背が高くはないが、ピンクの可愛い花をつけヤマトシジミとしてはとても絵になる。
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前翅の前縁まで青鱗粉の載ったスパーブルー。本当は日蔭で撮影したかった。涼しくなったせいか、日が当たる中でも開翅する。というか、むしろ日が当たらないと開翅しない。
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オスは黒縁が狭くなり、色も白ぽい寒冷型に変わっていた。メスは程度の差こそあれ、みんな青鱗が載ってきていた。
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10月ともなると、夏とは逆に、オスも日差しがないと翅を拡げない。曇りがちの日、翅を閉じているのを見つけ、日が射すのをじっと待つ。我慢比べの季節になった。きれいなメスを見つけ、やっと翅を開いたとき、オスに絡まれ飛ばれてしまった悔しさは何回味わったことだろう。

by otto-N | 2012-01-16 15:32 | Comments(6)

2011 ヤマトシジミ ③ 9月    2011.1.13(記)

2011 ヤマトシジミ ③ 9月
9月に入ってからも、永遠に夏は来ないのではないだろうかというほど、暑い日が続いた。めぼしいチョウは少なくなり、近所のヤマトシジミと遊んでもらってばかりいた。
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全開したときの高温期型のオスの表翅。8月に較べると、少しだけ黒縁が凹んでいる。
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9月の終わりともなると、メスには少し青が入ってきていた。
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青が入らないメスも健在だった。片方は青光りしている。
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青が入ったメス。同一個体でも日向と日影では写りがこんなに違う。
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9月のヤマトシジミは、まだ暑かったせいもあるが、オスは高温期型が主流、メスは下旬になって青鱗粉が一部に載った個体がでてきた。メスの表翅がアングルによって、青~緑色の幻光を放つのに気がついたのはこのころだった。

by otto-N | 2012-01-13 17:43 | Comments(8)

2011 ヤマトシジミ ② 7-8月    2012.1.10(記)

2011 ヤマトシジミ② 7-8月
ヤマトシジミのオスは、夏になると、前翅の黒縁が太くなるとともに、日中はメスを捜して飛び回ってばかり。翅を開くのは、午前中か、曇りの日ばかりだったような気がする。
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メスは黒一色。これは、これで美しい。
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この個体は、上と同一個体かもしれないが、翅の傷が微妙に違う。3日後に撮影したもの。
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この園芸種の花は、オスも大好きだった。
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8月は、表翅の変化はあまりないようだ。
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夏のヤマトシジミのオスは非常に活発で、なかなか止まってくれないし、止まったとしても翅を開かない。ただ、飛び回っているのを見ていると、止まっても翅を開かない個体と、止まると翅を開く癖のある個体がいるようだった。後者を見つけて止まるのを待ち、何とか撮影した。
メスはほとんど飛び回らず、産卵するカタバミを物色しているか、花の蜜を吸うために、草の中を這いずり回っているため、翅は傷だらけのものが多い。せっかく新鮮な個体を見つけ、翅を開くのを待っているうちに、オスに発見されると、すべて台無しになる。結構、根気が必要だった。それにしても、オスはメスを見つけるのが下手くそだ。私のほうが先に見つけることが多かった。

by otto-N | 2012-01-10 17:05 | Comments(6)

2011 ヤマトシジミ ① 4-6月    2012.1.7(記)

年末から、西高東低の気圧配置が続き、スポーツ欄の積雪情報では北海道のニセコはすでに3mもある。一時期正月でも50cmという年が続いたことがあったが、今年は3mとはすばらしい(実は、来月行く予定)。先月、中旬から夫婦とも風邪で共倒れ、ひきこもり生活が続いていたが、やっと治ったみたいで3週間ぶりにテニスに行った。クルマの車外温度計は7℃。ダブルスの試合をしてもまるで汗をかかなかった。これでは、チョウが出てくるわけがない。というわけで、ブログはどうするか、ちょっと考えたあげく苦し紛れに、昨年度のヤマトシジミを時系列的にアップすることにした。すでに掲載済みのもあるけれど、個人的な忘備録と今年の目標を立てるにはよい機会、と思って、近所で撮ったヤマトシジミを撮影時間も入れて出します。

ヤマトシジミ ① 2011年 4月-6月
2011年度のヤマトシジミの初見は4月17日。とても遅かった。ただ、この第1号のヤマトシジミは斑紋異常のオス。開翅写真も撮ったけれど、ピントが眼に合ってなかった。
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この1枚を撮った後、ゴールデンウィークまで、ヤマトシジミを撮っていなかった。ヤマトシジミがいなかったのかもしれないが、たぶん、トラフシジミやツマキチョウやらを追いかけまわしていたのだろうと思う。ゴールデンウイークに入ってから、がぜん撮影枚数が増えていた。気がついたのは青メス。なんとスーパーブルーが写っているではないか。秋より春のほうが出現の確率が高いかもしれない(アップ後よく見たら、この3枚は同一個体だった。失礼)。一方、このころのオスは前翅の外縁黒帯の幅が狭い。
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6月中旬からは、オスの黒縁も少しずつ太くなっていくことが判る。
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ヤマトシジミは「地べた」のチョウ。でも、たまにはこういう風にも撮ることができる。普通種といってもとても美しいと思う。
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春秋の青メスばかりが騒がれるようだけど、この時期、中途半端な青藍色のない「黒メス」は、しっとり撮るとクロツにも負けないと思っている。
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ゴールデンウィークには急に増えるようだが、4月のヤマトシジミは個体数がとても少ない。やはり幼虫で冬を越すということが厳しいことなのだ。異常斑紋個体がいたけれど、寒さというストレスの結果だと思う。ということなら、春先は異常斑紋個体が多いかもしれない。今年は注意して裏翅も撮ることにしよう。
そして、青藍色の発達した青メスは、ゴールデンウィークのころがねらい目かもしれない。もう少し新鮮な個体を撮りたいものだ。
春から初夏にかけては、それほど気温が高くなく夏ほど活発ではないので、晴れていても開翅を撮るチャンスが多い。撮影時間をみていたら夕方にも開翅していた。

by otto-N | 2012-01-07 20:26 | Comments(14)

2012.1.4 恵比寿 ムラサキシジミ    2012.1.4(記)

2012.1.4
大晦日にいたヤマトシジミは、この3日間、11時ころに見回っていたが会うことはなかった。気温が低く北風もあったので出て来なかったのもムリはない。今日は、小春日和とはいかないが、風もなく、もし生きているとしたら出てくるはず、と思って、この100m×50mほどの小さな南斜面の公園を捜した。が、現れなかった。何もいないなぁと諦めて帰ろうと思ったとき、ムラサキシジミが前を横切ったので、急いで駆け付け何処かにいないかと探してみると、落ち葉の上にいた。翅を開いたオスだった。
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外に出たら、日に当たるフリースの背中がぽかぽか暖かい。千葉のルーミスかムラツに行くんだったと思いつつ、大晦日にはいたヤマトシジミの「ピカピカ」くんを捜した。10時半ころから12時くらいまで捜したが、気配もなかった。「ピカピカ」くんは、最後は風に流されるように飛んで行ったので、もうこの場所に戻ることができなかっただけかもしれない。そうであればよいのだが、この3日間の冷え込みはちょっと厳しいものだった。

PS:
絵が1枚だけというのは、やはり淋しいので追加します。東京のお正月の夜です。実は、ビジネス関係のビルの明かりが灯っていないので、1年で1番暗い夜はお正月です。向かって左隅にちょっとだけスカイツリーが覗いていますが、まだライトアップされていないので見えません。東京タワーはまだまだ頑張っています。(2012.1.1 20:14 撮影)
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by otto-N | 2012-01-04 14:51 | Comments(10)

2012.1.1 こんねんは    2012.1.1(記)

2012.1.1
およそ2か月後の5月8日、現地に行ってきました。震災のすさまじさは報道のとおりで、ただ立ちすくむだけでしたが、この風景だけは希望に満ちていました。
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(これが今年の賀状でした。花と蝶は、当日、近くの山の中で撮影したものです)

ブログを開いて1年たちました。
都会の片すみのチョウたちばかりですが、今年もよろしくお願いします。

by otto-N | 2012-01-01 10:36 | Comments(22)