たかがヤマト、されどヤマト

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2012.7.26 長野県 北八ツ・天狗岳    2012.7.31(記)

2012.7.26
八ヶ岳の山麓の原村の温泉に泊まり、赤岳に登るのが予定だったけれど、朝食が7:30からということで、予定変更。日和って、もう少し低い山に登ることにした。天狗岳、標高は2640mもあるが、唐沢鉱泉というところま林道が通っているので、標高差は800mほど、予定往復時間は6時間。

ゴルフ場をすぎてから唐沢鉱泉までの林道は完全なジャリ道だった。チョウが結構飛んでいたが、それどころではなかった。鉱泉から登山道がついているが、針葉樹の生い茂る暗い道だった。途中からはコケむした岩石の登山道で、花はほとんど咲いてなかった。2時間ほどで黒百合平というヒュッテのあるところに出て、そこからは明るい尾根道を登った。

展望が開けると山が2つ見え、左が目的の東天狗、右が西天狗。シラビソの実?が青くてきれいだった。
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尾根筋を登るにつれ、高山植物も見られるようになった。チョウは、キマダラヒカゲとクジャクチョウくらいだった。花の名前はよく判らなかった。(4コマ目はたぶんオオイワツメクサ)
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黒百合ヒュッテの近くで見つけたツマトリソウ。この日、1番の花。
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頂上から八ヶ岳方面の風景。真ん中の一番高い山が赤岳らしい。
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チョウは不作。尾根道にいたミドリヒョウモン(♀)、山頂でのクジャクチョウ、黒百合平のルリタテハ、登山口でのヒメキマダラセセリくらいだった。
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黒百合平までの登りは、日陰で涼しかったが滑りやすいコケの石道、単調でつらかった。所要時間はガイド本にあったとおり、往復6時間。尾根に出たとき、南の谷からはガスが吹き上がり、天気が心配だったが、下山するまで大丈夫だった。それにしても、山頂から見た赤岳(2899m)は高くて、さすがに急だった。気合を入れないと登れそうもない感じだった。


P.S.
朝食前の散歩中に撮ったチョウ。クジャクチョウ、アカタテハ。他にホシミスジもいたが飛ばれてしまった。
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by otto-N | 2012-07-31 16:25 | Comments(10)

2012.7.25 長野県・湯の丸高原② クロヒカゲ    2012.7.29(記)

2012.7.25(続き)
湯の丸高原の池の平には、ハクサンフウロも咲いており、コヒョウモンが吸蜜に訪れていたが、木道から遠いところばかりだった。日が翳ると姿を見せなかったが、近くに来たのをやっと撮影できほっとした。
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木道には、クジャクチョウがあちこちで翅を開いていたが、アヤメに吸蜜するとは意外だった。北海道では見慣れたクジャクチョウだが、不思議な組み合わせだ。
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木道の端には休憩所があり、そこの丸太のベンチにクロヒカゲがいた。何ショットか撮った。裏翅の紋の周りの青が素晴らしい。
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また、休憩所にはフタスジチョウが1頭舞っており、ときどき場所を変えてはとまり、翅を開いていた。確かに、北海道のものより白帯が狭い。コミスジと変わらない印象だった。
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コチャバネセセリがいたので撮った。あまり動かず、縁毛もそろっていたので羽化直かもしれなかった。
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湿原から戻る途中には、ヒメキマダラヒカゲが群れていた花(とても地味)があった。そこで、半開翅を狙ったが全然ダメだった。
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駐車場に戻ったとき、クロヒカゲが開翅しているのを見つけた。撮影後、近くを見たら、翅を開く時間帯があるのか、開翅していたのは1頭どころではなかった。ススキの藪をかき分け近づく前にほとんど飛ばれてしまった。でも、クロヒカゲは真横からが一番だと思う。
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この湿原とその周りの花たち。ハクサンフウロ、マルバダケブキ、カラマツソウ、シャジクソウ、ニッコウキスゲ。少し離れた所では、富士山や北アルプスも見え、コマクサもあったらしいが、チョウ探しでそれどころではなかった。
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ヤマオダマキが多いとは知らなかった。この日の花の中で、妻の一番のお気に入り。
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山に登ったときよく見る小さな白い花。シロバナハナニガナというらしい。
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14時を過ぎたころ、Shinさんと別れてからもしばらく撮影していたが、日もほとんど翳ってしまい、湿原にはチョウも出て来なくなったので、14時半すぎ、ここを引き上げ、八ヶ岳山麓の原村に向かった。ナビの最短ルートで真南に向かって約2時間のドライブ。原村の宿に着き、もう遅いと思われたが、近所の別荘地帯を一回り。コミスジと思って撮ったのはホシミスジだった。初めてだったので嬉しかった。時刻は17時38分。
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この日は、山登りのついでに少し離れた場所に立ち寄ってのチョウ撮影だった。ホシミスジは意外だったけれど、無事、ミヤマモンキチョウを撮影でき嬉しかった。それよりも、クロヒカゲをじっくり撮影できたことが忘れられない日になりそうだ。

by otto-N | 2012-07-29 21:19 | Comments(10)

2012.7.25 長野県・湯の丸高原① ミヤマモンキチョウ    2012.7.27(記)

2012.7.25
ぐずついていた天気が良くなってきたので、山登りに出かけた。前泊した場所は、八ヶ岳山麓の原村だったが、湯の丸高原に寄り道した。本当は、烏帽子岳に登りたかったが、秋だったけれど一度登ったことがあるし、翌日の山登りに支障がでそうなので、池の平湿原でミヤマモンキチョウを撮ることにした。ここなら、木道を歩くだけでよい。それと、「散歩」のShinさんが、前日から湯の丸に来ているはずだ。湿原に着いたのは11時半ころ。IC付近は晴れていたが、登るにつれ曇り空、峠に着いたら薄曇り、標高約2000m。さすがに涼しかった。

湿原の一番奥まったところにミヤマモンキチョウの食草があるらしい。チョウはすぐ見つかった。あちこちに飛んでいる。しかし、遠い。木道の脇に来たものしか撮れない。最初のミヤマモンキ♀を撮ったところで、木道の向こうにShinさんを発見。話を伺うと「ミヤマモンキはもう飽きた。飛びもの狙い」だそうだ。確かに、翅は開かないし、オスは摺れたものがほとんどだ。とはいっても、木道の傍に来なければ手も足もだせない。

メスのほうが綺麗だと思う。縁毛のピンクが可愛い。しかし、吸蜜はこ名前不明のパッとしないこの花がほとんど。ハクサンフウロも咲いているが見向きもしない。アヤメにもとまるが撮りにくい位置ばかりだった。
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オスは摺れたものが多かったが、捜すと綺麗なのもいる。でも、みんな同じポーズ。というか、縁毛を撮りたくて同じアングルになってしまった。
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ときどき、メスに絡むオスがいるので、撮ってみると、オスはミヤマモンキチョウではなく、フツウのモンキチョウだった。モンキ♂は脚でミヤマモンキ♀を押さえつけ執拗に絡む。ミヤマモンキ♀は尻尾を立てて必死に交尾拒否の様子だった。
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これは、なかよく並んでアヤメで吸蜜しているオスとメス。
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最後にもう1回、オスとメス。
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平日にもかかわらず、湿原の駐車場はほぼ満車。休日は峠の駐車場からシャトルバスだという。この日は、通行人も少ないので、安心して木道にザックとカメラを置いて撮影していたが、贅沢なことかもしれない。


(湯の丸高原②に続きます)


P.S.
パンダのふるさとの四川省・九寨溝で昨年撮ったミヤマモンキチョウの近縁種とおぼしきチョウ。もっとピンクで、表翅はオレンジらしく、飛んでいるときはオレンジに見えた。ミヤマモンキより大型で飛翔も速かった。
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by otto-N | 2012-07-27 15:48 | Comments(12)

2012.7.24 恵比寿 ヤマトシジミ    2012.7.24(記)

2012.7.24
太平洋高気圧が張り出してきたのに、今日は曇り。ただ、気温が高く、蒸し暑い。近所を少し見に行く。

立っているだけで暑い。ヤマトシジミも飛んでいないと思ったら、10時ころになって、やっとメスを見つけた。どうも、朝早くからは飛ばないような気がする。いつも10時すぎに現れる。とまってスリスリを始めたので、少し待ったところ、すぐに開翅した。小さかったが、真っ黒できれいな個体だった。近くのカタバミとタンポポの蜜を吸っては、葉陰で翅を開くことを繰り返していた。
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ときどきオスに見つかり、その都度うまくかわしていたが、このオスに絡まれた後は、ついに戻ってこなかった。
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今日は曇っていたおかげで、黒いメスを少しはしっとりと撮ることができた。もっと数がいるとよいのだが、なかなかそうはいかない。
アブラゼミはまだだというのに、昨日、今日とミンミンゼミが啼いていた。しかし、近所で一番先に啼いていたのはヒグラシだった。肌寒かった21日(土)だった。今年の夏は、やっぱり少し変かもしれない。

by otto-N | 2012-07-24 19:52 | Comments(4)

2012.7.20 横浜・ズーラシア (モンキアゲハ)    2012.7.23(記)

2012.7.20
梅雨が明けたはずなのに、曇り空。無料の招待券があったので、雨は夕方からとの予報を信じて、横浜市の動物園・ズーラシアに行く。

電車を乗り継いで、動物園に来てみると今にも降りそうな空模様。半袖では寒いくらいだった。動物園に入ってみると、動物たちが檻に閉じ込められている感じがしないオープンで、ジャングルを思わせるような木立に囲まれた所に動物たちはいた。入ってすぐの所にアジアゾウがおり、フェンス近くには茶色のチョウが舞っていた。ジャノメチョウのようだったが、なかなかとまらず撮影は諦めた。見上げると、モンキアゲハがネムノキの花に飛んでいた。とてつもなく大きかった。自宅近くにはいない。かなり遠いが一応撮っておいた。
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動物たちも撮影した。が、とにかく暗い。檻も写るが、動物たちの眼を中心に撮ることにした。さすが、肉食系は、閉じ込められた生活を強いられているとはいえ、鋭い眼光の面影は少しは感じられる。しかし、うつろ。望郷の眼差しか。
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3コマ目は、ツシマヤマネコ。
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この動物園にはテングザルがいた。日本ではここだけとのこと。このころ、雨が降り始めたので、テングザルの前で雨宿り。とても気にいった。しぐさがとてもユーモラス。
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近くに来たのでその眼を撮ろうとしたが、なかなかうまくいかなかった。右はサル山のニホンザル。
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このズーラシアという動物園は、周りが緑に囲まれ、中も大きな木々に囲まれ緑が豊富だった。この日はあいにくの雨。天気のいい日には、周りからもチョウが飛んでくるに違いない。(ジャノメチョウは撮りたかった)
何にも期待しないで行ったズーラシアだったけれど、テングザルはとても気に入った。また来てもいい、上野動物園よりもいいと思った。
(そういえば、先日、「マウリッツハイス美術館展・真珠の首飾りの少女」を見に上野公園へ行ったとき、ジャコウアゲハ♀がいたのにはびっくり。皇居にいるとは聞いていたけれど、都心ではみたことがありません)



動物園では途中から雨。チョウを撮れなかったので、近所のものを少し貼り付けます。

2012.7.12
恵比寿ガーデンプレース内の30階建ての高層マンションの間を抜けようとしたら、ゴマダラチョウが飛んでおり、急に茂みに潜ったので、覗いた。真っ暗い中、カナブンに混じって樹液を吸っていた。あわててストロボ発光で撮影した。
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2012.7.19
高層マンションの裏には小さな公園があり、珍しくアカタテハが来ていた。
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2012.7.23
この公園には、毎日顔を出している。ヤマトシジミも、ここまで黒縁が幅広く、翅脈が黒いと別種のように見える。
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この時期のヤマトシジミのオス(6/29~7/08)。
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by otto-N | 2012-07-23 14:38 | Comments(4)

2012.7.17 山梨県 ウラジャノメ    2012.7.18(記)

2012.7.17
前の週に出かけたが、霧で覆われ不調に終わった山梨県の山中へ再度行く。あまりにも天気が良すぎだった。この日が関東地方の梅雨明けだったことを後で知った。

昨年偶然見つけたアイノミドリシジミ?のテリ張りポイントと思われる場所に着いたのは9:30。昨年は、林道にも結構な数のゼフを見ていたが、今回は全く飛んでおらず、ダメかと思ったが、1頭だけいた。飛んでもすぐ同じ場所に戻ってくるが、翅はちょっとしか開かなかった。少し遠いし、逆光気味。昨年は、足元にもいたのだが、数ショットしか撮れないうちにどこかへ行ってしまい、それっきりだった。思えば、着くのが遅すぎた。といっても、この場所、この時間でやっと日が当たり始めたようで、撮影に適した場所とは思えないが。
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近くのドングリの木があるところを探しても、昨年と違って全く気配がなく、どうしようかと迷ったあげく、頂上まで登ることとした。昨年は擦れてはいたが、ウラジャノメがいたことを思い出したからだ。また、ギンボシヒョウモンも飛び廻っているはずだ。

山頂まで、約40分の登り。頂上に着いたときは、富士山は雲に隠れていた。山頂近くの草原にはヒョウモンが飛んでいたが、アザミも花はほとんど咲いていない。ただ飛び回っているだけだった。頂上でしばらく休んでいると、見慣れないジャノメが飛んできた。剥き出し土の上にとまり、翅を拡げる。ウラジャノメだった。結構敏感で追い回した。
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そのうち、近くの葉の上にもとまり翅を拡げてくれた。なかなか綺麗だった。
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気がつくと、いたのは1頭だけではなかった。時間帯によるのか数頭あちこちに舞っていた。少しは個体差もあるようだった。4コマ目、樹液を吸っているように見えるが、よくあるコンクリート製の手すり。ひび割れたところにおいしいものがあるようだった。
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やはり、緑の葉の上での開翅が一番。実はこの個体、一度手乗りにしたところ、汗に味をしめたらしくいつまでも付きまとわれた。とても綺麗な個体だった。
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開翅に飽きて撮ったが、風でピンボケの連発。
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正午すぎ、やっと富士山の頂上が見えてきた。しかし、なかなか雲がなくならなかった。山頂下の草原で飛んでいたギンボシヒョウモン、やっと撮影できた。可愛い花だと思って撮ったら、ヤマオダマキというらしい。帰る途中、林道わきにいたミドリヒョウモン。そんなに山の中ではないと思ったが、林道で鹿に2回も逢った。猿の群れもいた。
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やはり、事情があるにしろ、到着時間が遅くてはゼフはダメ。かわりに、この日は、ひらめきで登った山頂で、ウラジャノメと遊んでもらったが、最初は登るつもりがなく飲み水が準備不足。下山してから登山口近くにある水場の水のおいしかったこと。たらふく飲んでしまった後で少し心配になったけれど、今のところ大丈夫なようだ。

P.S.
ウラジャノメは、昨年初めて見たと思ったら、違った。数年前の7月、霧ヶ峰にハイキングに行ったとき、そこいら中にいた。翅も開かず、登山道で吸水か吸汁しているだけの汚いチョウだった。(チョウ写真を撮り始める前の話)。

by otto-N | 2012-07-18 21:08 | Comments(10)

2012.7.10 恵比寿 ヤマトシジミ    2012.7.16(記)

2012.7.10
18-135ミリズームで、小さなチョウがどのくらい撮れるか、近所のヤマトシジミを探す。

オスはそこそこ飛び回ってはいるが、なかなかメスは見つからなかったが、石の上に飛んできたメスはとても綺麗だった。
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翅が油光りするのか、虹色っぽく輝きとてもいい。綺麗だ。
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ときどきオスが絡んでくるが、それを振り払い、少し離れたところに行っても、少し待つと翅を拡げてくれた。
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以下は、6月28日に同じ場所で撮影したメス。レンズは100ミリマクロ。
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7月ともなると気温が高くなり、ヤマトシジミのオスはなかなかとまってくれない。それに比べるとメスは、オスを避けるかのように、ひっそりと目立たないところでカタバミに吸蜜し、産卵している。開翅することも多い。クロツバメシジミではよく撮影されているが、ヤマトシジミでも、新鮮な個体は翅を開くと虹色がかった幻光を放つ。この幻光めいたものを撮るのが、ささやかな楽しみだ。

18-135ミリズームは旅行用に購入したが、小さなチョウにも使えそうだ。同じ構図で、100ミリマクロと交互に撮影しても、どちらで撮影したのかよく判らなくなってしまった。それより、ピンぼけにならない工夫はないものだろうか。

by otto-N | 2012-07-16 14:56 | Comments(6)

2012.7.9 山梨県 コムラサキ    2012.7.12(記)

2012.7.9 山梨県
前日のテニスの疲れが残っていたが、アイノミドリシジミを捜しに山梨県まで行った。昨年、山登り中に見つけた場所だ。中央道を降りたときは快晴、人家が途絶え林道に入っても、エゾハルゼミが啼き、晴れていたのに、峠に着く少し前から霧。峠(1500m)から霧ですっぽり覆われていた。とりあえずポイントかもしれない場所へ行ってみたが、霧は上がりそうもなく、やむなく引き返す。山麓は晴れているはずだから、何かいるだろうと来た道を下った。

明るいS字カーブのところへきたとき、何か飛んでいたのでクルマを停めた。飛んでいたのはテングチョウだった。葉にとまって開翅したが、すぐ飛んでいってしまったが、すぐ戻ってきた。しかし、とまったのは、停めたクルマ。どこにでもとまり、何かを吸い続ける。表面はカラカラのはずなのに吸うものがあるとは?おそらく、自分から唾液みたいなものを出して乾燥物を溶かし、それを吸っているに違いない。
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適当に撮影していたら、大きなチョウが飛んで来て、とまったのはタイヤの上。ヒオドシチョウだった。やはり、吸汁していた。
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林道脇には、まだ、ウツギが咲いていた。ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、同定不能のセセリ、スジグロシロチョウ。
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さらに下ったが、せいぜいテングチョウしかいなかった。このままかえるのももったいないし、回りの草に何かいるかもしれないということで、途中で見た広い駐車場のような所まで、引き返すことにした。駐車した途端、コムラサキが飛んでいた。緑の葉の上ならいいのにと思いながら、300ミリズームで近づく。
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最初は敏感でなかなか近づけなかったのに、そのうちマクロで真上から撮っても逃げなくなった。光る位置を捜した。
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左右の翅とも光る位置は真上だった。
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コムラサキが行ってしまった後、現れたのはヒオドシチョウ。緑の上にはとまらず、プレハブの小屋にとまった。どうやら人工物が好きらしい。
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帰ろうと思ったとき、やってきたのはミスジチョウ。林道でも撮ったが、こちらのほうが新鮮、綺麗だった。
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まるで飛び去る気配がないので、旅行用に購入したPentaxの18-135ミリ・ズームでも撮ってみた。テレ端では、100ミリマクロと同じくらいの大きさに写る。近寄りすぎなければこれで十分のようだ。左:100ミリマクロ、右:18-135ズーム。
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ワイ端でも撮ってみたが、なかなか水平に撮ることが難しかった。
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いつの間にか空が曇って来た。帰る途中の草っ原にいたクジャクチョウ。テリを張っていた。本州で見た最初のクジャクチョウ。
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本命のゼフは、天気のせいか、フライングのせいか会えなかったが、そのおかげで、別のチョウと楽しむことができた。これはこれでよしなんだけれど、本命がいなかったときの保険を掛けず、往復200kmというのは、ちょっと冒険かもしれない。

by otto-N | 2012-07-12 21:06 | Comments(10)

2012.7.2-5 北海道・十勝④ カバイロシジミ    2012.7.11(記)

2012.7.4(続き)
晴れると気持ちいいほどの三国峠からの眺めも、雨だとニペソツ山も雲の中、そうそうと元来た道を引き返したのわけだが、山麓は晴れ。時間は、まだまだあるので、昨日の林道に立ち寄ることにした。

一番の目的はフタスジチョウ。しかし、今日もまた、いい場所にはとまってくれず。あいも変わらず、キマダラヒカゲの群れ。摺れたサカハチチョウ。
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傾き始めた日を浴びるクロヒカゲ、コミスジ、ウラギンorギンボシヒョウモン、コチャバネセセリ。
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16時半もすぎたので、撤退することにしたが、この日は、目的のチョウをなんとか撮影でき、大満足の1日であった。

2012.7.5
十勝帯広空港から13:50の便で帰京。帰る前に、2時間ほど時間がとれた。近くの丘陵地帯を見て廻ったが、キマダラヒカゲがときどき飛んでいる程度。1時間走り、ただの広域農道のドライブになりそうなので、いつもの林道へ行くことにした。(この林道に執着したのはRの木があったからです)

いつもと逆の舗装された方から入ったが、キマダラヒカゲの群れは相変わらずすごい。新鮮なイチモンジチョウとヒメウラナミジャノメ。傷んでなければ綺麗だったであろうツバメシジミ(♀)。
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林道をゆっくりと流しているとき、カバイロシジミが飛んでいるのを見つけ停車。天気が良すぎたせいか止まる気配はなし。諦めてかけたとき、突然の吸蜜。2回シャッターを押したところで、飛んでいってしまった。縁毛はふさふさ、真っ白。飛んでいるときの白さは2日前のとは違った。もっと撮りたかったのに残念。(この花もところどころに咲いていた。Iは見つからず)
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林道では、ちゃんと撮れなかったフタスジチョウ。帰り際、妻の実家の庭先で見つけた。この瞬間、フタスジチョウは山に行かなくても、街中にいくらでも飛んでいることを思い出した。
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帯広空港近くの道の駅の構内で、エゾシロチョウがあちらこちらで舞っていた。どうやら、メスを探しているようすだった。まるで、とまらない。そのうちの1頭が急に芝生の上におりた。近寄ってみると、ペアがいた。ペアはまだ交尾はしていない。このオス、メスの争奪戦に加わろうとしているようだった。オスはまだまだ新鮮だった。
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メスは4翅を全開にしオスをはねつけていた。しつこいオスを振り払うかのように少し飛んだが、最初からいたオスは、それでも執拗にせまっていた。メスは全力で翅を持ち上げたり、まるでブリッジでフォールを逃れようとするレスらーのようだった。見ていてもきりがないので、オスが翅を全開したところを撮り、終了とした。
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7月上旬の北海道のチョウは、高校生のときは昆虫採集を止めていたので、50年ぶりだ。道東には、子供時代を過ごした道央の小樽には見られない種類が多く、それらは、6月から7月に集中して発生する。今年は、種類によって発生期が大きくズレているようだったので、撮影できるかどうか不安だったけれど、何種類かは撮ることができ嬉しかった。

by otto-N | 2012-07-11 14:40 | Comments(10)

2012.7.2-5 北海道・十勝③ シロオビヒメヒカゲ    2012.7.10(記)

2012.7.4 続き
カラフトタカネキマダラセセリのオスを撮影した後、林道から国道へ出ようとしたとき、曲がり角にエゾシロチョウがいた。あわてて、少しバックしクルマを停めた。

ほとんどのエゾシロチョウが擦れて半透明になっている中、この個体は染み1つないほどだった。
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近づいても全く逃げない。茂みの中なのでひいて撮れなかった。アカツメクサだけしか吸蜜しない。
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逆光で撮りたかったが、これがせいいっぱい。
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摺れたものはこんな感じ。鱗粉が剥げ落ちウスバシロチョウのようだ。飛び方、大きさも似ていなくもない。(それぞれ別個体)
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目的のチョウの一つはシロオビヒメヒカゲ。この時期、この付近にはたくさんいるとのことで心配もしなかったが、まったく見なかった。食草を何だったっけ、調べるのを忘れていた。油断した。やっと、「一面ルピナスの咲く場所で・・・」というブログ記事を見たことを思い出し、その場所に急いだ。空は完全に曇ってしまい、雨も降りだしそう。昔からルピナスは多かったが、ルピナスが見渡す限りに増えていた。でも、肝心のシロオビヒメヒカゲは気配もなく、いたと思ってもヒメウラナミジャノメだった。あてどもなく探すこと30分。道路脇に弱々しく飛んでいる影のようなジャノメを見つけ、ひょっとしたらと思い追いかけた。道端のシロツメクサにとまったのを見ると、シロオビが見えた。撮る前に飛ばれてしまい、すぐ見失ったが、少なくてもこの付近にはいる、と思って付近を重点捜査。やっと、ヒロオビヒメヒカゲを見つけました。

弱々しく飛び回り、疲れたのかそのうち葉で休む。それを繰り返す。もっとも、追い回していたせいとは思う。ルピナスにはとまらず、そのそばに咲いている黄色い花にはときどきとまる。どうやら吸蜜しているようだった。
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毛深いせいかピントは合いやすい。なかなか綺麗なチョウだと思う。
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綺麗なんだけれど、翅は開かないし、この横向きしか撮りようがなかった。
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この場所で見たのは、せいぜい5頭くらいだっただろうと思う。ウラナミヒメジャノメのほうが多かった。何だろうと思ってとまったのを見ると、ベニシジミだった。日差しがないせいか翅を開かない。
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撮るアングルが限られ、もっと新鮮な個体がいるかと探したが見当たらず、引き上げることにした。まだ13時ころと早い。その前に三国峠にでも行ってみてみようと、国道を少し登ったら雨。峠の見晴もよくなかったので、すぐ引き返した。

(北海道・十勝④に続きます)

by otto-N | 2012-07-10 14:34 | Comments(14)