たかがヤマト、されどヤマト

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2012.8.17② 北海道・トムラウシ ミドリヒョウモン    2012.8.29(記)

2012.8.17(続き)
ゴマシジミの開翅を予定以上に撮影できたので、いったん幕別に戻り、大雪山の東の裾野のあるトムラウシに出かけた。トムラウシ山に登るのためではなく、トムラウシ温泉へ1泊するだけ。翌日、帯広空港から帰京する予定。なぜ、トムラウシ温泉かというと、大きな意味はなく、10数年前に一度行ったことがあり、のんびりできる山奥の温泉(国民宿舎!)だったことを思い出したからです。

幕別の町はうす曇りであったが、ナビには従わず、広域農道から広域農道へと走り抜けている途中、雨が降り始めてきた。現地へ急いでいっても期待はできず、雨の温泉かと観念しつつ、ペースを落としのんびりクルマを走らせた。裏街道ばかり走ってきたせいか、食堂おろかコンビニさえ見つからず、昼食はどうしようかという時、トムラウシ(富村牛と書く)の集落で、金土日だけ営業している観光案内所を兼ねた蕎麦屋を見つけた。期待していなかったが、おいしい手打ちだった。気がつくと、この付近は雲が切れ、日が照り始めていた。しかし、山のほうへ走り出すと、再び曇り空。道路は途中からダートになるのだけれど、昔より、ダートの距離は短かった。ほとんど2車線だしフラットなので走りやすい。

宿に着いたが、この日の目的は、その先にある霧吹ノ滝。宿から先は1車線の厳しいダート。この林道で、クルマの前に見慣れぬ鶏冠のあるウズラのような鳥が2羽、よけようともしない。クルマから下りて追い払った。後で判ったがどうやらエゾライチョウらしい。写真を撮っておくべきだったが後の祭り。滝の入り口に着いたが、滝までは登山道は落石・倒木により通行止め。強行突破しようとも思ったが、濡れた下草を往復80分はムリ。近くの望岳台というところで、トムラウシ山(2141m)を眺めるも、雲で見えず。チョウも飛んでおらず。
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しかたがなく、宿に戻り、近くを散策。駐車場の周りにいたのはモンキチョウくらいだったが、大きなエゾニュウの花にはミドリヒョウモンが集まっていた。ボロばかりのオスの中に、メスが1頭。
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ここへ来るまでにヨツバヒヨドリが道路脇の何か所かに咲いていたので、ダート道を下った。が、クジャクチョウもコヒオドシもシータテハも何もいなかった。ときおり飛んでいるのは、くるくる回りながら飛んでいるミドリヒョウモンのオスとメス。さびしく、宿に帰ってこの日は終わり。

昼間、蕎麦屋の近くにいたモンキチョウ。夕方、クルミの葉蔭で眠りにつこうとするモンシロチョウ。こんな山奥にもいた。
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2012.8.18
この宿の温泉はなかなかいい。当然朝風呂。いじきたなく出発前に近くを散策するものの、モンキチョウ、モンシロチョウ、オオチャバネセセリがいただけ。諦めて、とりあえず宿を出発することとした。

ダート途中のヌプントムラウシとの分岐点、曙橋。以前来たとき、道路上の水溜りにミヤマカラスアゲハの20~30頭も大吸水集団に遭遇した。少しは期待したが、曇っていて気温が低いせいか、なんにもいなかった。どこからか鈴の音。橋の下での釣りをしていた人がいた。
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することもないので、付近で花などを撮る。
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なんにもチョウはいないと思っていたら、ベニヒカゲ。実はベニヒカゲは沢山飛んでいると思っていた。全然見なかったのは天気のせいかもしれない。少し青空が出ていた。この付近で、他に、キバネセセリ、スジグロシロチョウ、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、クロヒカゲ(♀)などを撮る。
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これでも花?、しかしチョウには人気。ミドリヒョウモンのメスがいた。
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飛行場に行くだけではつまらないし、ということで、飛行場近くの「六花の森」というところに立ち寄ることにした。少し下ると空は晴れ。東大雪湖に差しかかったとき、ベニヒカゲが時おり飛んでいた。何度か急停止したが、とまる気配はなし。ゴマシジミもアカツメクサで吸蜜していた。屈足(クッタリ)の町からは、広域農道と無料の高速道路を通り、札内へ。


札内にある「六花の森」は、帯広のお菓子屋「六花亭」が造った庭園風美術館(あるいは美術館風庭園)。妻は絵画、おっとはチョウ探し。学生時代、六花亭は帯広千秋庵といった。休憩所の壁紙は、昔の包装紙で張ってあった。今となっては懐かしい。(ここの無料のオレンジジュースは濃縮還元ではなくとてもうまかった)
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園内にいた十勝の定番、萩での吸蜜ゴマシジミ。カタバミで吸蜜するジャノメチョウ。メスグロヒョウモンのオスとメス。
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メスグロヒョウモンのオスは初めてなので1枚もので掲載。
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クルミ林があったので、もしやと思い近づいたら、擦れてはいるがオナガシジミが降りてきた。前翅の斑紋が少し大きい。
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トムラウシは、少しミヤマカラスアゲハを期待したが、天候のせいか全く見なかった。ヒヨドリが咲いていても、タテハ類は全く飛んでいなかった。クジャクチョウ、コヒオドシ、シータテハ、エルタテハは北海道で、毎年撮影してもう飽きているはずなのに、全く見ないというのは、とても寂しいことだった。そもそも、トムラウシにはあまり多くはないのかもしれないが。

by otto-N | 2012-08-29 16:09 | Comments(8)

2012.8.17① 北海道・十勝 ゴマシジミ    2012.8.24(記)

2012.8.17
大雪山の東にあるトムラウシ温泉に出かける前に、昨日雨で行きそこなったゴマシジミのポイントに行ってみた。1昨年、昨年と開翅を撮影しているが、今年まだ未撮影。来年は、この時期にもう来ないかもしれないので(航空券が高すぎる)、なんとか撮っておきたい。朝、起きると、晴れの予定だが、またしても曇り。クルマで20分ほどの場所だが、途中で霧雨が降っている始末。幸い、ポイント付近は霧雨ではなかったけれど、半袖では寒いほど。何も飛んでいなく、またダメかと思っていると、空が少し明るくなってきたので、少し粘ってみたところ、1頭がよたよた飛んできて萩の花にとまった。ボロだったのでパス。気温も少しは上がってきたようだ。着いてから20分くらいたったとき、足元の草蔭から1頭出てきて、突然開翅した。全開だった。
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翅を開きっぱなしで、動く気配もなかったけれど、この他にも何頭か出てきて、その中の1頭(ボロ)がこの個体にちょっかいを出したが、すぐ近くの笹の葉にとまり、また全開。
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別個体が絡んできて飛んでしまったが、近くのワレモコウにとまり産卵し始めた。卵が写っているが、この時に産んだのか、その前からあったのかは不明。とにかく、卵も写っていた。
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産卵シーンはもう飽きたので、クルマに帰って100ミリマクロをワイドズームに変え、こんな写真を撮ってみた。ワレモコウは道路際にあるにはあるけれど、多くはない。後ろは萩が満開の場所だ。
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2回シャッターを切ったところで、なんと開翅するではないか。あわてて、距離をテレ端にし接写したが1枚撮れただけ。少し待ったところ、ラッキーなことに2度目の開翅。ただ、頭の先は深い藪の側溝で、正面(頭)からは撮れなかった。
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少し撮ったところで揺らしてしまった。が、また別なところにとまり翅をずうーっと拡げていた。
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この1頭の他にも、近くにやって来たスレ個体も同時に撮影していたが、帰る時間になったのでクルマに戻ったとき、目の前に斑紋の少ない綺麗な個体が開翅していたが、すぐ逃げられた。
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しかし、近くを見たら、次々と開翅してた。もっと早く見回るべきだったとちょっと後悔した。
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草場の陰で開始。
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ちょいスレ個体の開翅。(スレ個体はあまり熱心に撮らなかった。3、4コマ目は同じ個体のようだ)
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ゴマシジミを撮っている間に近くに来たチョウ。ルリシジミ(♀)、擦れていなければゴマより好きなツバメシジミ(♀)、owljさんの好きなスジグロシロチョウ、朝から出てきたオオヒカゲ。
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ゴマシジミは、開くときには開くもんだ。開かないのが嘘のようだ。条件として、①午前中、②半袖では寒いくらい、③曇っていて空が明るくなり、気温が上がり始めたとき(薄日でも可)、などが考えられたけれど、夏でも寒い北海道・十勝だけのことかもしれないです。たった3年、それも1か所での観察、あてにはできませんね。

by otto-N | 2012-08-24 20:48 | Comments(20)

2012.8.16 北海道・十勝 キバネセセリ    2012.8.22(記)

2012.8.16
この日は1日完全にフリー。帯広駅前にレンタカーを借りにいき、遠出する予定でいた。しかし、朝起きたら雨。道央では低気圧通過に伴い大雨だが、道東は曇り程度の天気予報だった。雨では何もすることがなく、ぼおーっとしていたら10時ころに雨が止み始めた。近くの製材工場の裏手にオオハンゴンソウが咲いているのを思い出し、ミヤマカラスアゲハのメスを撮ったことはあるし、ミドリヒョウモンくらいはいるだろうと出かけてみた。しかし、いたのはジャノメチョウとオオヒカゲだけだった。
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暗い空だったが、しばらくすると明るくなり始めたので、帯広に予約してあったクルマを借りた後、そのまま計画していた場所に行くことにした。しかし、帯広行きのJRが少なく、クルマを借り帯広駅前を出たのは12時半すぎ。目的地に近づくにつれ、空は再び暗くなってきた。狭い林道のどん詰まり、閉ざされたゲート前にクルマを停める。1時間以上のドライブだった。狙いはその先の崖のジョウザンシジミ。うーん、いませんでした。せっかくだからと、咲いていたキリンソウを撮る。この花はたぶん50年ぶりの再会。
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この林道には、オオハンゴンソウが咲いており、暗い空の下、オオウラギンスジヒョウモンが近くに飛んできた。逆光気味で撮るとオオハンゴンソウらしくない。
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陰気な感じのするオオハンゴンソウに、こんなにチョウが集まるとは知らなかった。オオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ヒメキマダラヒカゲ。クロヒカゲの花での吸蜜は珍しい。
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当然、ミドリヒョウモンもいたが、撮ることができたのはこのメスだけだった。
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キバネセセリが吸蜜していた。
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キバネセセリは蜜を吸いながら、尻尾から水滴を出していた。(上の2コマ目にも水滴が見える)
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オオチャバネセセリも多かった。真横からも撮る。
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暗い崖下、白いスジグロシロチョウがよく目立つ。
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アカマダラかなと思ったらサカハチチョウ、その斜め下にいたウラギンスジヒョウモン。撮るとオオウラギンスジばかりで、北海道でも少なくなったような気がする。
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夕方には完全に晴れた。幕別の夕焼け。明日はホントに晴れるのだろうか?
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せっかくの1日だったが天気が悪かった。十勝のジョウザンシジミの2化目は不安定とのこと。天気のせいか、時間が遅かったのか、そもそも発生していなかったのか、よくは判らなかったけれど、熊の出るという林道、近くの藪の中で鳥がはばたいただけでびくっとした。帰化植物のオオハンゴンソウは北海道内では問題となっているが、かなり人里離れた所でもずいぶん見るようになった。セイダカアワダチソウよりもしぶといような気がする。

by otto-N | 2012-08-22 14:57 | Comments(6)

2012.8.15② 北海道・十勝 オオヒカゲ    2012.8.20(記)

2012.8.15(続き)
帯広市内でお墓参りし、昼食をとったころには暑いくらいの青空となった。帰る途中、義姉にゴマシジミのポイントに寄って私だけおろしてもらった。少し遠回りになるけれど、夕方、買い物帰りに拾ってもらった。

2年前、偶然見つけたゴマシジミのポイントだが、今年はどうかなと心配だった。ポイントを覗いてみると、摺れてはいたが、すぐ見つかった。ただ、暑いので飛び回っているだけで落着きがない。北海道のゴマシジミの食草は、ナガボシロワレモコウ。花穂は赤ではなく白い(1コマ目)。そして、ここでの吸蜜植物は萩の花(2コマ目)。ワレモコウも道端にあるけれど、荻とのセットでここがポイントになっている気がしないでもない。新鮮な個体も産卵していたが、くるくる穂先で動きまわるので、ピントがななかか合わない(3、4コマ目)。
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産卵中のゴマシジミはちょっと感動的だ。ここでは、目の高さで産卵してくれる。
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着いたのが13時30分。天気が良すぎて、ゴマシジミは翅を開きそうもないので、林道を歩いてみた。オオヒカゲがふわふわ出てくるが、全くとまる気配がない。先には、カラマツの林を伐採した開けた場所があることを思い出し、ヒョウモンくらいいるだろうと行ってみた。ヒョウモンはすぐ見つかったが思ったより数がいない。オオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン(♀)、ギンボシヒョウモン(?)くらいだった。
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メスグロヒョウモンのオスにはまだ出会ったことはないが、メスは何度見ても嬉しい。
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この伐採跡地から戻る途中にも相変わらずオオヒカゲが飛び回っていたが、葉の上で休む個体が出てきた(14時30分過ぎ)。(それぞれ別個体だが、藪の中なのであまり絵にならない)
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1頭だけ、いい場所にとまってくれた。300ミリズームで押さえ、100ミリマクロで何枚も撮った。が、よく見たら後翅が少し裂けていた。
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この日撮った他のチョウ。(エゾ)スジグロシロチョウ、ジャノメチョウのカップル、いつもいるコミスジ。
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さすがに暑くて、ゴマシジミは翅を拡げてくれなかった。やはり、午後はムリだった。この付近はオオヒカゲがかなり多く、昼間は飛び回っているばかりだったが、少し遅い時間になると止まってくれた。摺れていたので掲載しなかったが、全開した個体もいた。この林道には例年、ミヤマカラスアゲハが飛び回っていたのに、今回は1頭見ただけだった。なんか変。


(十勝のチョウは、もう少し続きます。この2日後、青ゴマの全開翅が撮れました)

by otto-N | 2012-08-20 15:31 | Comments(2)

2012.8.15① 北海道・十勝 ジャノメチョウ    2012.8.19(記)

2012.8.15
8月12日から8月18日まで、お盆のお寺まいりということで北海道に行って来た。今回はフェリーでは行かず、千歳から入り帯広から戻ってきた。航空券は馬鹿高い。12日から14日まで母のいる札幌、13日に帯広の隣町の幕別(妻の実家)に移動した。札幌では近くの山に行きたかったが、時間がなく天気がも悪く足もなかったので、十勝でチョウと遊んできた。

この日の朝、モンキチョウくらいしか期待できなかったが、お寺参りに行く前に近くの川の土手に行ってみた。さすが北海道、太陽が出ていないと半袖では寒い。したがって、チョウも飛んでいなかった。少したつと空が少し明るくなり、モンキチョウがちらほら飛び始めた。土手にはアカツメクサが咲き誇っており、よく見ると、あちらこちらにモンキチョウが黄色い花のようにとまっていた。
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摺れた個体が多かったけれど、新鮮な個体はほれぼれするくらい綺麗だった。まだ眠っているのか、寒くて動くことがげきないのか、ぎりぎりまで近づくことができた。
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そして、近くから飛び出したもう一種類のチョウ、ジャノメチョウ。例年だとスレ個体ばかりだったが、今年はほとんどは新鮮。東京の自宅近くにはいないので、私にとっては嬉しい。じっくり撮らせてもらった。
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気温が上がらないせいか、翅を拡げてもなかなか閉じない。青い斑紋は陰気な感じがしないでもないがシブい。
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裏側もなかなかのものだ。
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この土手にいたベニシジミとツバメシジミ。エゾリスを撮っていたときに飛んできた全然光らないコムラサキ。
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幕別町は「パークゴルフ」の発祥の地。そのコースのそばでは数匹のエゾリスが何かの木の実をあさっていた。近くに寄っても逃げない。
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尻尾まできちんと撮りたかったが、撮れなかいうちに木の上に上がってしまった。残念。
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アカツメクサがいっぱいの土手のモンキチョウとジャノメチョウは、どちらも新鮮で美しかった。朝方、雨が降ったようで、すぐ足元はぐちゃぐちゃになってしまったが、追わずにはいられなかった。

by otto-N | 2012-08-19 16:17 | Comments(12)

2012.8.10 恵比寿 ヤマトシジミ    2012.8.10(記)

2012.8.10
毎日暑い日が続く。近くのヤマトシジミも飛び回るだけ。とまっても翅は開かないけれど、オスを撮っておかなくてはと、10時過ぎ、近くに行く。

この場所だけかもしれないが、どうやらヤマトシジミは10時をすぎないと本格的に出てこないようだ。涼しいうちは翅を拡げると思っていたがそうでもないらしい。今日もそうだった。最初、全然いなかったが、何頭かが出てきたと思ったら飛び回るだけだった。飛び回っているが、中にはすぐとまる個体もいるので、それがねらい目。今日は少し摺れてはいるが、やっと撮ることができた。1-3コマは同一個体。
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帰り際、新鮮なオスが飛んできたが、1ショットしか撮れず。
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近くにいるのは、ヤマトシジミ以外では、イチモンジセセリ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンくらい。他にナミアゲハがいたがスルー。ツマグロヒョウモンのメスは、いいかげんに撮っておいたもの。しつこくオスに迫られ交尾してしまったので、アップした。交尾が成立するとは思わなかった。
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交尾といえば、数日前に撮ったヤマトシジミ。しつこくしつこくオスが迫っていた。オスのポーズが滑稽なので撮っていたが、摺れたメスだったので交尾には至らないと思っていた。しかし、ふと見るといつの間にか成立。メスは交尾を繰り返すのだろうか。
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同じく、数日前に撮ったヤマトシジミ。綺麗な個体ほど翅は閉じたまま(?)。
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暑くてメスさえも翅を開かない。このメスは前翅の斑紋が少しだけ流れていた。
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このオスは、前日(2012.8.9)に撮ったもの。ちょっと小型で、すぐ飛び休む癖があった。なんか変と思ったら、後翅の斑紋異常。この斑紋形状は少ないかもしれない。右が正常な斑紋。
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すぐ休むので追いかけて撮影したが、前開も撮りたかったが、表は普通のようだった。
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思えば、昨年の今頃もヤマトシジミを撮っていた。しかし、昨年は曇り空の開翅狙いだった。今年はずうーっと晴れっぱなし。なかなかとまらないし、開かなかったが、なんとか少しだけ撮影できた。



P.S.
東京タワーのライトアップ。オリンピックで金メダルが出ると虹色になるのかなと思っていたら違った。スケジュールが決まっているらしい。「なでしこ」はちょっと残念だったけれど、勝負は紙一重、よくやった。最後、表彰式に出てくるところがなかなかよかったです。
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さらに追加 (2012.8.11)
福島原発事故により、ヤマトシジミは遺伝子的な影響を受けていた。ヤマトシジミは地べたで生活するチョウ。放射線の影響を受けないわけがない。ヤフーの記事原著です。(まだ、原著を読んでいませんが、福島以外で採集した個体(対照群)の分析にも注意が必要かもしれません)

by otto-N | 2012-08-10 20:27 | Comments(8)

2012.8.1-2 長野県・上高地③ タカネキマダラセセリ    2012.8.7(記)

2012.8.2 続き
クモマベニヒカゲを探しながら、ガレ場に並行した登山道を登っていたが、その後、撮影チャンスがないまま目的地の山小屋に着いてしまった(標高約2200m)。山小屋付近にも飛んではいるが、とまる気配はなく、追うのを諦め昼食にする(宿で用意してもらったお握り)。食べ終わったとき、赤っぽいセセリが飛んできて葉の上にとまった。カメラを持って慎重に近づく。タカネキマダラセセリだった。
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すぐ別な場所に移り、開翅する。それを追いかける。幸いあまり遠い所には行かない。
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少し低い葉陰で開翅した。最初は半分隠れていたが、葉先に移ってくれた。
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さらに下草に移り、長々と開翅。この後、遠くに行ってしまった。
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少し先にお花畑があるという看板。ちょっと行ってみた。ガレ場を横切ると、雪渓がすぐそこだった。
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高山植物もあまり咲いてないし、クモマベニヒカゲも少ししか飛んでいない。連れ合いは興味なさそうだったので引き返すことにしたとき、見つけた2個体目。横向きになるのを待って撮影した。
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この個体は下山中にクガイソウにきていたもの。摺れていたが3個体目。
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12時ころ、下山開始。途中で撮ったコヒョウモン。
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ずうっと姿をみせなかった乗鞍岳が、下山中、少しだけ顔を覗かせてくれた。
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朝、ヒメシジミのたくさんいたガレ場に寄って、またまた撮影。やはり、新鮮な個体は少なかった。
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これだけ綺麗でも、縁毛が欠けているのかなと思ったら、風でたなびいているだけだった。
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前翅の中室付近がスレているのかと思ったら、青い鱗粉だった。
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ガレ場から上の登山道で咲いていた花たち。名前は半分判らないので省略。
(どうやらPentaxは、紫系が出ない。色温度を変えてもしっくりこない。赤紫が青紫になる)
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4コマ目、登山口の湿原の木道のそばに咲いていたスミレ。
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湿原の笹薮で、ゴイシシジミを見つけたが、とまらず。目で追っているとき見つけたオオチャバネセセリ。
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今回の上高地、オオイチモンジの撮影はかなわなかったが、もう時期はずれだろうと思っていたタカネキマダラセセリ(たぶん♀)を撮影できた。クモマベニヒカゲも初めてだったので嬉しかった。それにしても、河童橋からでも十分美しいが、そこから少し登るだけで、穂高連峰の美しさが何倍にもなるとは思わなかった。山麓を歩くだけではもったいない。

by otto-N | 2012-08-07 20:50 | Comments(4)

2012.8.1-2 長野県・上高地② クモマベニヒカゲ    2012.8.6(記)

2012.8.2
朝、ウグイスの鳴き声で目を覚ました。この日も、朝から晴れ。前の日は、川に沿って歩いたけれど、花は少ないし、平らすぎて歩き甲斐もないので、この日は沢筋を登る予定をたてていた。

朝の河童橋から見る穂高連峰。昨日と雲の形が違うだけだった。
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沢を登る前、オオイチモンジがいるかもしれないと近くを少し回ったが、半袖では寒いくらい気温はまだ低い。オオチャバネセセリがいただけだった。
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8時半ころ、登山口を見つけ登り始めたが、薄暗い森の中。飛んでいるのは、クロヒカゲとヒメキマダラヒカゲくらい。クロヒカゲはパス。
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足元に咲く花たち。タマガワホトトギス、イチヤクソウ?、?、ギンリョクソウ、ミヤマカタバミ?、ゴゼンタチバナ。名前がよくわからない。これらを撮るために、膝をつき息を止める。暗くてピントが合わない。やっと撮り終え立ち上がると息が上がる。遅れを取り戻すために速足で登る。
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その辺に咲いていたら絶対に撮らない。(何回シャッターを切ったことか)
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森林地帯を抜けたら、素晴らしい眺めのガレ場だった。
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このガレ場にはヒメシジミがいっぱい飛び回っていた。しかし、鮮度がいまひとつ。きれいな個体を捜した。レンズは18-135ミリズーム。山からチョウまでこの1本ですむ。マクロはザックにいれたまま。
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実はガレ場を延々と登るものと思っていた。登山道はガレ場と並行しており、きちんと整備されており、日陰もあるし、とても登りやすかった。途中からクガイソウなどチョウが好きそうな花も出てきた。コヒョウモンが多かった。他にクジャクチョウ、アサギマダラ、コチャバネセセリなどを撮る。
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チョウが飛んでいるあたりからの眺め。雲が出てきたようだ。連れ合いはとうに先に行っているようで、全然追いつけない。
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クモマベニヒカゲがちらちら飛んでいたが、天気が良すぎるせいか、とまってくれない。やっととまっても、とても敏感。近づく前に飛ばれてしまう。しかたがなく、ザックからもう1台のK-5(300ミリズーム)を取り出した。しかし、撮れたのはこれだけだった。
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川沿いのトレッキングとは違い、とても素晴らしい眺めであった。北海道では行く時期がわるく、いつも撮り逃がしているクモマベニヒカゲも、証拠写真ながら撮ることができた。でも、逆光気で白紋が透けたあまり撮ったことのないオオチャバネセセリがなんとなく嬉しかった。


(上高地③に続きます)

by otto-N | 2012-08-06 16:01 | Comments(4)

2012.8.1-2 長野県・上高地① コムラサキ    2012.8.3(記)

2012.8.1
東京は連日の猛暑。とにかく涼しい所に脱出したい。というわけでもないが、上高地に出かけた。トレッキングと、あわよくばオオイチモンジでした。オオイチモンジはどこにでも出ているようだが、上高地は広い。いつものように漠然と出かけては、だめそうなので、ブログの先輩にポイントを伺っておいた。

例によって早起きができないので、現地に着いたのはお昼ころ。河童橋の宿に荷物を置き、上流に向かって歩き始める。河童橋付近からの眺め。10数年前に一度来たことがあるが、すばらしい。
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明神池。ここに着く前、オオイチモンジが目の前に飛んできた。路上に降りるそぶりを見せたが、ハイカーの団体が来たせいか行ってしまった。噂のメス。後翅の白帯の太さが目に焼き付いた。
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結局、オオイチモンジには1回しか会えず、もちろん撮影はできず、とぼとぼと帰る途中に仰ぎ見た峰々。
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ヒョウモンの類もあまり多くはなかった。ミドリヒョウモンでさえも少なかった。
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コヒョウモンのほうが多いような気がした。
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コヒオドシ。日差しが強いせいか翅は閉じたまま。
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林道の日陰に数頭たむろしていたアサギマダラ。ヒメシジミ。コチャバネセセリ。上高地のもう一つの名物(??!)コムラサキ。
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地べたの写真は先日たくさん撮ったからもういいかなと、思っていたら、緑の葉の上で翅を開いてくれた。少し角度をずらすと全く紫に光らない。
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角度がなかったので、もう少し上からLVで撮影。バリアングルではないので適当にシャッターを押した。
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別の葉に移り、低い絶好の位置だったが、前が藪のため正面には回れなかった。
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チョウは淋しい結果となったが、花も淋しい道だった。ヤマオダマキとツリガネニンジン。他には陰気なキツリフネくらいで、連れ合いにはかなり気の毒な道だった。
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どうやらオオイチモンジに会うためには午前中に来る必要があるらしい。ポイントとおぼしき場所も午後からでは日陰であるし、他のチョウの場合も吸水はたいてい午前中だ。次の日の予定(山登り)と入れ替えるべきだったかもしれない。


(上高地②へ続きます)

by otto-N | 2012-08-03 20:56 | Comments(12)