たかがヤマト、されどヤマト

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2013.5.26 長野県・クララの台地 オオルリシジミ   2013.5.30(記)

2013.6.26
久しぶり、実に30年ぶりのスキー場の民宿。食事は見かけだけの温泉旅館よりよっぽどいい。朝食だって、希望の時間に、6時半だったが、用意してくれた。旅館なら、従業員がまだ来ないからといって、8時のこともある。少しくらい曇ってほしいけれど、この日も晴天。長野道に入り、オオルリシジミの棲息地に向かう。棲息地といっても、ある企業の工場の敷地。地元の方々がこの絶滅危惧種を食草のクララと一緒に保護されている。保護地の近くで、蝶と里山の浪漫紀行の蝶狂人さんと待ち合わせた。もちろん、初対面。

現地に着くと、早速、でかいシジミが斜面を高速で飛んでいた。しかし、とまる気配は感じられない。オスの探雌飛翔のようだ。今日も、飛翔撮影?と思って覚悟を決めたとき、蝶狂人さんがクララ(この植物は自然教育園にもあり、学習済み)に、交尾体を発見。オスは擦れていたがメスは縁毛まで新鮮。その後、オスも新鮮な2組の交尾体が見つかったので、一緒に掲載。3コマ目と4コマ目は同じペアで、逆光側と順光側から撮ったもの。
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高速で飛ぶオスらしきものは、クララを目指して飛び回っているようなので、どうやら、クララを丹念に見て歩けば、何とかなりそうだった。数は決して多くはないが、産卵活動中のメスは見つかった。産卵のときは、ゴマシジミのように、くるくる落着きがなく葉先(穂先?)を回るので、産卵の瞬間を撮るのは難しかった。
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一番撮ったのは、産卵行動中の一休みのとき。晴れていても、翅を開くと聞いていたが、暑いせいかちょっとだけしか開かなかった。結局、オスは飛び回ってばかりいるので、交尾以外は撮影できなかった。
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先日、快晴で暑かった日、ミヤマシジミは陰の中に入ると開翅したことを思い出し、日陰を作ってみた。すると、翅を開くではないか。でも、ミヤマシジミは日陰を外してもしばらく翅を開いていたが、オオルリは瞬間的に閉じてしまう。蝶狂人さんに陰を作ってもらっている間に撮った。この個体は、上の6コマ目のもの。
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翅の開きが足りないが、翅の色合いがずいぶん変わる。日向での色が標準とは思う。
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日陰を外したときの瞬間。何度か繰り返しやっと撮れた。
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陰を作れば必ず開くかと言えば、そうではなく、少し開きかけたときや、翅をすりすりしたときだけ開くようだった。これは、アカツメクサで吸蜜中。少し開きかけたが、なかなか開かなかったので陰を作った。
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最後は全開。
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これも陰を作って、翅を開かせた。
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自分の影の真下。アングルが選べなかった。それより、もっと引いて撮りたかったのに、背伸びしても真下ではムリ。近くにtheclaさんがいなかったけれど、いたらあのLEDが大活躍したであろう大開翅。
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ときどき、アカツメクサに吸蜜する。ハルジオン(ヒメジョオン?)の花にも訪れた。
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メスは産卵するためクララにまとわりつく。そこで飛翔写真。簡単かと思ったがそうでもなかった。あまりに左端だった4コマ目と5コマ目以外は初めてのノートリ。ということは、このシーンでは撮りやすいということですね。
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これが一番のお気に入り。この付近にはウラギンヒョウモンのオスがとても多かったが、先日撮ったばかりなのでほとんどスルー。そんなゆとりはなかった。
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そして正午、高速道路が渋滞する前に帰ろうと思っていたので、予定どおり撤収。その前に最後の一枚。
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この後、蝶狂人さんのログハウス&バタフライガーデンの見学に伺った。チョウの食草や吸蜜植物を育てているとのこと。付近は庭にもオオムラサキが飛んでくるすばらしい環境。この日は、ウスバシロチョウが舞っており、バタフライガーデンにもやって来た。
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この2日間、フィールドノートのtheclaさんにおんぶに抱っこのチョウ撮影。初めてクモマツマキチョウを存分に撮影できたし、予定外のオオルリシジミ。それも、蝶狂人さんに案内までしていただいた。theclaさん、蝶狂人さん、たいへんありがとうございました。そして、クモマツマキチョウの谷間でお会いしたみなさん、チョウが出てきてほんとほっとしましたね。ゲン担ぎに着たオレンジ色のTシャツが目障りだったかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。

by otto-N | 2013-05-30 19:09 | Comments(10)

2013.5.25 北アルプス・残雪の谷間 クモマツマキチョウ(2)   2013.5.28(記)

2013.5.25(続き)
雲一つない晴天。クモマツマキチョウ(クモツキ)のオスはメスを探して飛び回ってばかりだったけれど、午後1時を過ぎるころ、河原に飛んで行った1頭が突然消えた。ひょっとして、とまった?駆け下りてみると、黄色い花で吸蜜。300ミリズームで撮ったにもかかわらず、ちゃんと写っていた。閉翅を横から撮ったとき、透けたオレンジが美しい。この色はツマキチョウには絶対ない美しさ。引いて撮った画像だけど、透けたオレンジを強調するためトリミングしてあります。
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この時間をかわきりに、飛び回ってばかりいたオスの中にはスミレで吸蜜するものも現れた。なんとなく飛び方で判る。しかし、スミレでの吸蜜時間は短く、ギフチョウのように葉陰に潜り込んでしまい、なかなかいい位置では撮れなかった。でも、オレンジがとても美しい。以下はすべて、100ミリマクロ+1.4テレコンで撮影した。
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オレンジが最も美しいのは、半開きで光を透かしたときだった。でも、なかなか、少し逆光という位置に回り込めなかった。吸蜜時間がとても短く、フォーカスを合わせるのが精一杯だった。
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もう少し右、もっと下からと思っても、こうして飛び立たれる。
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1時半ころ、横浜のみなさんは、次のチョウがあるとのことで帰られた。そして、2時すぎ、午前中に一度見え、どこかに隠れていたmaedaさんが、最高のタイミングで現れた。太陽は少し傾き、スミレで吸蜜する時間も長くなり、木陰では翅も少しは大きく開くようになった。しかし、全開翅は、なぜかピンボケ連発)。焦らなくてもいい時も・・・。(3コマ目はピンボケです)
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結局、満足な全開翅は撮れずに終わったけれど、これでいい。次の楽しみにとっておきます。
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そして、ついに、メスも2~3回飛んできた。(そして、シロが飛んだ)
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メスの撮影チャンスは少なかったけれど、何とか撮れた。
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メスも撮れたことだし、走りまわったせいか、とにかくビール!というわけで、3時ころ撤収。途中、クロツバメシジミのポイントに寄ってもらった。が、すでにスレた個体ばかりがカンカン照りの石積みに、少しだけ飛び回っていた。
この日の宿は、むさい男二人にふさわしいスキー場の民宿(安いです)。でも、夕食の後は、安曇野のナチュラリスト氏と3人で、プチホテルのバーで、バーボンとブルゴーニュのピノ・ノワール。久々のおいしい酒だった。もちろんチョウの話。それとスキーとダービーでも盛り上がった。ただ、3人のいでたちは、土曜の夜のお洒落なバーにはふさわしいとはいえなかったけれど。

by otto-N | 2013-05-28 20:59 | Comments(10)

2013.5.25 北アルプス・残雪の谷間 クモマツマキチョウ(1)   2013.5.27(記)

2013.5.25
かねてからの懸案だったクママツマキチョウを撮りに行った。というより、「フィールドノート」のtheclaさんに連れていっていただいた。朝がまるで弱いので、現地近くに前泊し、夜明けに出発したtheclaさんの車に拾ってもらい、すべてお任せの安直な撮影行でした。現地に着き駐車すると、すぐ隣に停まった車から出てきたのは、横浜の4人組だったのでちょっとびっくり。最初に目指すポイントが違うのでいったん別れたが、すぐに合流し、同じ谷筋でクモマツマキチョウ(クモツキ)がやってくるのを待った。でも、スジグロシロチョウばかりでなかなか出てこない。雲1つない晴天。スミレも咲いているのに、天気が良すぎるせいかと嘆きながらも待っていたとき、オスが現れた。しかし、すぐ飛び去る。30分後、また1頭。これも通過するだけ。飛んでいるの撮ろうとするが、みなさん空振り。また待つ。飛んでくるが空振り。どうやら飛んでいるのは同じ個体が巡回しているだけのようだった。あまりにも飛んでこないので、別のポイントへ行ったがそこもダメ。2頭飛んでいくの見ただけだった。
というわけで、午前中は全くダメ。午後、日のあたり始めたポイントに移ると、クモツキは次々というわけではないが、とにかく、午前中のことが嘘のようにやってきた。でも、と・ま・ら・な・い。

初めてのクモツキだというのに、飛翔撮影から入ることを余儀なくされた。とにかく、数打ちゃ当たることを信じて、撮らねばならなかった。タムロン17-50ミリの24ミリ設定。距離は欲張らず約40cm。1/2500秒のシヤッター優先。以下、ピン甘ですが、この日の飛翔の記録です。トリミングは当然してます。
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ときどき、3頭が絡むことがあって、この2枚がなんとか撮れていた。
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天気が良すぎて、オスは探雌飛翔してばかりで、なかなかとまらなかった。しかたがなく、飛翔撮影した。撮影枚数約350枚。フレームに入ってもピントが合っていないものばかり。近づきすぎるくらいで丁度いいのは判っているけれど、チョウの飛翔航路はジグザグなので難しい。探雌飛翔中でも、個体によってはスミレで吸蜜することもあるので、カメラは1台だけ持っていればいいというわけにはいかなかった。スミレ吸蜜の画像も撮れたので、次回に掲載します。それにしても、汗だく。チョウとの根気較べだった。

by otto-N | 2013-05-27 14:12 | Comments(22)

2013.5.22 群馬県・袈裟丸山 アカヤシオ   2013.5.26(記)

2013.5.22
先日(5月8日)にアカヤシオを見に行ったけれど、もう花は終わっていた。この日は、もっと標高の高い山でのリベンジ。場所は、わたらせ渓谷沿いにある袈裟丸山(1878m)の登る途中にある小丸山(1676m)。この頂上付近はおろか、途中はアカヤシオのピンクで覆われるという。登山口は標高1070mなので往復はせいぜい4時間。

登山口に着いたのは10時すぎ。すでに駐車場は埋まっていた。路肩にもびっちり停まっていた。約30台というところ。が、1台だけのスペースが空いていた。どうやらその前にすれ違った車があったので、その車が停まっていたところらしい。ラッキーだった。登り始めると、登山道の日だまりにはミヤマセセリが飛び交っているものの、なかなかとまらない。やっと撮った1枚。
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林の間の登山道を抜けると、新緑がまぶしい。白いツツジが半開きだった。後で調べるとシロヤシオらしい。
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平な所に出ると、カラマツの緑は美しかったが、アカヤシオがときどき見られた。しかし、とてもさみしい状態だった。すれ違う先客氏によると、今年は全然ダメとのこと。例年だと、3コマ目のような場所ではアカヤシオのピンクのトンネルになりそうだ。ツツジはときどき咲いており、赤紫が鮮烈。
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アカヤシオは不作らしいが、登るにつれ、だんだん咲いている木が増えてきたので、きれいな花を選び撮影しながら登った。
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小丸山の山頂。周りがアカヤシオだらけだった。しかし、花の数は例年の半分以下だそうだ。でも、これでも満足。
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アップで撮ったり、遠目で撮ったり。大ぶりのピンクの花弁が可愛い。枝が見えないくらい咲いているより、このくらいが綺麗だ(負け惜しみ)。
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頂上でゆっくりできたのは一瞬、次から次へと団体さんがやって来る。ピンクとグリーンを楽しみながら登山口まで下りると、キマダラヒカゲ。実は妻の発見。すぐ逃げるので飛翔も数枚撮っておいたら、なんとかピンがきているのがあった。サトではなくヤマらしい。
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対向車がないことを祈りながら、狭い林道を下り国道へ出て、草木湖の畔のドライブインで駐車。急斜面にはハルジオンが咲き乱れていた。なんかいないかなと思っていると、ヒョウモンが飛んでいた。クモガタヒョウモンだった。1m位のフェンスを越え、近くに来たところを撮影。今年はクモガタヒョウモンが多いのかもしれない。
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飛び立たれたが、すぐ近くで再び吸蜜。少し日陰だったが、これが最後。
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小丸山のアカヤシオは有名らしい。しかし、どうやら、今年は蕾が膨らんできたころ、急の寒くなったので開花が不調のようだった。花が少ないといっても、こんなに沢山見たのは初めて。ルンルンの山歩きだった。山麓でクモガタヒョウモンに出会った。この場所に駐車しなければ出会わないはず。やはり、チョウとの出会いは偶然の産物か。

by otto-N | 2013-05-26 20:28 | Comments(2)

2013.5.21 横浜・ゼフの舞う公園 アカシジミ   2013.5.23(記)

2013.5.21
横浜ではもうアカシジミが発生した。それと、ものすごく青いツバメシジミのメスも出たとのことで、急遽、横浜に行ってみた。

前日は雨。朝から晴れるはずが、現地についたときに雲がやっと薄くなってきた状態だった。早く咲き始めるという1本の栗の木のところに行ってみると、下草はまだ乾いていなく、すぐにズボンはぐちゃぐちゃに濡れてしまった。栗の花は下まで咲いており、ちょっと見てもアカシジミは見つからなかったが、枝の1本を揺するとすぐに飛び出した。よく見ると下草のススキの葉の中にもアカシジミがとまっていた。
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日が出てきたせいか、樹上にも飛んでいた。下草の1頭に飛ばれても、次のアカシジミが簡単に見つかった。以下は、すべて別個体というわけではないが、とにかく、簡単に撮影できた。こんなのは初めてかもしれない。
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この4枚は、少しずつ背景を変えて撮ったもの。
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下草で撮った最後の1枚。
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ツバメシジミを探しに行ったが、2日前のこと、やはりもういなかった。一通りポイントを回って、元の場所に戻るとおなじみのお二方が蛾を探していた。合流して、樹上のアカシジミを撮影した後、ウラゴマダラシジミを探したが、見つからず発生はもう少し先になるようだ。
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この公園で撮ったチョウたち。コチャバネセセリ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、ヒメジャノメ。アカボシゴマダラとモンキアゲハが飛び回っていたが、全く撮影できなかった。
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今年は、1週間くらいチョウの発生が早いようだ。アカシジミも例外ではなく、もう飛び回っていた。この分だと、この公園で見られる他のゼフィルスも発生が早そうだ。それと、この公園に集まるみなさんとの再会も楽しみにしています。

by otto-N | 2013-05-23 16:46 | Comments(12)

2013.5.17 栃木県・鬼怒川河川敷 (2) ミヤマシジミ   2013.5.21(記)

2013.5.17 (続き)
何度かシルビアシジミらしきものを見かけたもののすぐ見失い、ミヤコグサを探して近くを歩いたけれど、ほとんど見つからないという状況の中で、目の前を横切ったシジミチョウ。とまったので近づいてみるとミヤマシジミだった。藪の中にとまり翅をすりすりするものの、開く気配はなかった。横からばかり撮っていてもしかたがないので、逃げられる可能性があったが、思い切って日陰にしてみた。そうしたら、おずおずと翅を開いた。オスだった。日陰にするのを止めると翅を閉じ、また日陰にすると翅を開いた。そこで、翅を閉じる前にピントを合わせ撮影した。
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下草を踏んでしまい飛ばれたが、すぐ近くにとまった。翅を閉じたままなので日陰にし開翅させ、翅を閉じる前に急いで撮影した。日影と日向でがブルーの感じが違う。白い縁毛は日向のほうが輝き、きれいだ。飛ばれても、近くにとまるのでちょっと居場所を変えてもらって撮影。左:日陰、右:日向。
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真横からのも撮っておいた。上は絞り解放F2.8。下は、少し引いてからのF4.5。
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ススキの葉にとまったところを下から見上げて撮った。陰を作り翅を開かせ、閉じる前にマニュアル・フォーカスで撮ったが、ピントが合う前に翅を閉じてしまうので、何度もやり直した。チョウにはちょっと迷惑だったかな。
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少し動いたので、逆サイドからも撮ってみた。こちらのほうが良かったかもしれないが、撮る方がくたびれてしまった。もっと引いて撮ったほうがいいのだが、陰を作る必要上、そうもいかなかった。
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この河原にいたギンイチモンジセセリ。さすがに少しくたびれていた。
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シルビアシジミを最初に撮った場所に戻る途中、ウラギンヒョウモンがアカツメクサでしつこく吸蜜していた。結構敏感で、近づけたのはこの一連の画像だけだった。他にシロツメクサで吸蜜している個体も見かけた。3時ころ、またシルビアが出てくることを期待したが、まったく見なかった。ツマグロキチョウも飛んでおらず、この時期、午後は草の中に潜んでいるのかもしれない。
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昨秋見た場所ではミヤマシジミがおらず、もう諦めていたが、ひょっこり出てきてくれた。気温が高くはないといっても、木陰の全くない河川敷。チョウもあまり飛んでおらず、決して楽しい場所ではない。そんな中、ほんとうに嬉しかった。無理やり開翅させ、いじめすぎたかもしれず、ちょっと反省しています。

by otto-N | 2013-05-21 17:39 | Comments(12)

2013.5.17 栃木県・鬼怒川河川敷 (1) シルビアシジミ   2013.5.19(記)

2013.5.17
関東地方は快晴の天気予報。晴れすぎると、飛び回ってばかりかなと思いながら、春のシルビアシジミを探しに行った。

トラブルがあり現地に着いたのは10時半すぎになってしまった。春のミヤコグサを見たことがなかったが、秋に較べ他の草がまだ大きくなっていないので黄色い花が目についた。でも、シルビアシジミらしいものどころかヤマトシジミも飛んでいない。それらしきものを見つけてもすぐどこかに飛んで行ってしまう。そんな中、こいつが現れ、むき出しの地面にとまった。シルビアシジミだった。
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もっと近づこうとしたとき、飛ばれたがすぐ近くに着地。そして、少しづつ翅を開いていった。メスだった。縁毛も新しく、羽化直に近かった。
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全開するかなと思ってどきどきしたが、これが精一杯。この後、ファインダーから消えてしまった。
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しばらく、捜したがもう見つからず。別のポイントに移動することにした。その途中で、ツマグロキチョウは何頭飛んでいた。しかし、なかなかとまらない。花で吸蜜するものの、ハコベのような小さな花なので吸蜜時間が短く、しかも、丈の高い草の陰なのでなかなか撮ることができなかった。ギンイチモンジセセリ、ウスバシロチョウも出ていたが、これもとまらず。飛翔を狙うがことごとく失敗。
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もう1つのポイント。あちこち探すがなかなか見つからない。しかし、見つけた。ギンイチかと思って近づくと、飛んでいる色からして、シルビアシジミのメスだった。藪のなかの若葉にちょこんととまった。
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2枚撮ったところで、飛ばれたが、飛んでいるのをすぐ見つけることができた。今度は少し背景のうるさいところにとまったので、絞りを開けながら撮った。左から、F5.6、F3.5、F2.8。(画像はすべて、クリックすると大きくなります)
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そして、もう1歩近づき撮った。だが、F2.8だと背景がボケるかわりに縁毛もあいまいになった。もう一度絞って撮ろう思ったとき、いなくなってしまった。ちょっと残念。
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この後、1時間ほど付近を探し、2頭絡んでいるのを見つけたもののすぐに見失ってしまった。これらも色からしてメスのようだった。それにしても、晴れすぎた。気温は低いものの、不毛な河川敷での彷徨は、ちょっとつらいものがあった。

by otto-N | 2013-05-19 17:37 | Comments(10)

2013.5.16 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2013.5.17(記)

2013.5.1-5.16
近所のヤマトシジミが比較的多い所、といっても、都会の片すみなので、郊外に較べるととても少ない。たまに郊外に出るとびっくりする多い。その近所の1つは、超高層マンションの改修工事とのことで、建物の周りの植栽は切られ、黒いビニールシートですっかり覆われてしまった。カタバミもなくなった。もう1つ、Sビールの庭だが、昨年暮れ、カタバミがすっかり引き抜かれてしまった。春先は、ヤマトシジミはそれでなくても少ないのに、もう見る影もない。それでも、朝、見回りに行った。

2013.5.1
オスは縁がまだ黒くは寒冷期型。スーパーブルーを探しても、あまり青くはないメスしか見つからなかった。
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2013.5.6
安かったので、タムロンの17-50ミリズームを買った。飛翔撮影の練習をしてみる。ジグザグに飛ぶので枠には入らないし(昔のJリーグのようだ)、ピントもまるでダメ。探雌行動のオスはお手上げ、メスのほうが少しは確率がいい。
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2013.5.9
「今日こそは」と思っても思うようにならず。あいかわらず、距離がとれない。というより、近づくことができない。ノートリなんてできそうもない。
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2013.5.15
とまったのをよく見たら、黒縁が厚くなっていた。もう2化目、ひょっとしたら3化目かもしれない。久しぶりの静止写真。
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ピンボケながら、この翅のしなりは魅力的だ。飛翔はムズカシイ!
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2013.5.13
Sビールの庭には、アゲハもやってくる。このヤマトシジミのオスはたぶん同一個体。今季初のイチモンジセセリ。
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ここでは、モンシロチョウだって珍しい。ファインダー越しに見たら綺麗だったので少し追いかけた。
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飛翔は相変わらず失敗ばかり。こんなのもおもしろいけれど、ほんと全滅だった。
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2013.5.16
まだ少しは青いメスがいた。そろそろ青いのは終わりかもしれない。
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飛んでいるところも狙うが、やはり距離が遠すぎ。というより逃げられてばかりいる。
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花壇の中のイチモンジセセリ。すぐいなくなってしまった。
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ヤマトシジミを追いかけていると、あまりに撮れなく情けなくなる。オスは早すぎ。数も少ないので、もっとたくさんいるところで修行に励むことが必要なようだ。一面にカタバミが咲いているところが近くにないかしらん。

by otto-N | 2013-05-17 20:54 | Comments(6)

2013.5.14 高尾山麓 クモガタヒョウモン   2013.5.17(記)

2013.5.14
東京の最高気温が30℃近くまで上がった。11日に高尾山の麓に行ったときは、黒系アゲハの集団吸水に全く遭遇せず、この日また行ってきた。

早く自宅を出たいのはやまやまだけれど、そうもいかず、また到着は10時過ぎ。昨年、一昨年とミヤマカラスアゲハを含む黒系アゲハが吸水していた場所に行くが、この日も道路に水が浸み出していなかった。前々日雨が降っているので大丈夫かろ思ったが、どうやらここは吸水ポイントではなくなったらしい。ウスバシロチョウは相変わらずあちらこちらで飛び回っていた。
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少し開けた場所では必ず飛んでいた。
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思ったとおりチョウに近づくことができず、諦めの心境。林道を登ることとした。とまってくれるウスバシロチョウはどうやらメスのようだ。黒っぽいのが多いが古いのか黒いのかよく判らない。道路にトラフシジミがとまったがこれからというときに車が来てしまった。サカハチチョウはとても少ない。とても敏感ですぐ逃げられる。ツマキチョウが飛んでいるのをたびたび見かけるが、とまったと思ったら産卵していた。
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サカハチチョウは少ないが、コミスジは多い。これも敏感で思ったように撮らしてくれないが、出会うたびに一応挨拶がわりにカメラを向ける。個体は違うが、同じポーズ。このアングルは好きなアングル。
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相変わらずウツギは満開だったが、アオバセセリは見つからず、黒系アゲハも吸蜜していなかった。ただ、オナガアゲハはとても多いが、時間帯のせいかウツギには来なかった。そんなとき、ヒョウモンチョウが飛んできた。クモガタヒョウモン。遠いが、これが初見で初撮影。すぐいなくなってしまったが・・・
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アゲハも撮れず、このまま帰るのもなんだし、ということで、林道のウスバシロを撮る。コミスジが絡んできたところも偶然撮れた。
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そのとき、オレンジが路上に舞い降りてきて吸水。白点からクモガタヒョウモンのメスらしい。マクロで撮影できたのはラッキー。
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土の上、好みではないが、全部で5ショット撮影できた。とても綺麗な個体だった。
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ウスバシロチョウを撮っていたとき、摺れたコツバメがやってきたが、ピンボケ。嬉しかったのは、ヤマトシジミの白メス、という名前はないけれど、青というより、ウラゴマダラシジミのような薄い青。前翅の翅脈は黒っぽい。
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ウスバシロチョウがいなくなったので、17-50ミリを55-300ミリに付け替えた直後、道路脇の薄紫の花にカラスアゲハの綺麗なメスが吸蜜を始めた。距離が近すぎたが何とか撮影、したと思ったら、撮影モードがマニュアルのまま。モニターで見ると真っ黒。距離だけしかオートに戻していなかった。その後、林道を下り、広場のようなところに出たら、オレンジの煌めき。急いで近づく。逆光だが、クモガタヒョウモンの今度はオス。
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近づいたときと飛ばれてしまったが、離れたところで吸蜜。翅を開いたり閉じたりしていた。慎重に近づき、ズームで押さえ、さらに近づきマクロで1枚撮ったところで、本格的に飛ばれた。うーん、残念。マクロの画像、細部は写っているけれど背景がうるさかった。
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とぼとぼと林道を下る。途中のウツギ(マルバウツギ?)にカラスアゲハとオナガアゲハ。オナガアゲハは半分壊れていたが、すぐ近くにコジャノメ。どうやら、3時ころに黒系アゲハの午後の吸蜜タイムがあるような気がする。ただ、薄暗いのできちんと撮影できない。林道の出口には、イチモンジチョウとアオスジアゲハ。さらに、ヒョウモンがいた。ヒョウモンがいたのは立ち入り禁止のフェンスの中。10分ほど、こちらに近づくのを待っていたところ、ツマグロヒョウモンだった。このおかげで、1時間に1本のバスに乗り遅れ、駅まで1時間も歩くはめになってしまった。
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黒系アゲハの集団吸水には出会わなかったが、想定外のクモガタヒョウモン、初めてのチョウなのでなんか得した気持ちになった。アオバセセリにはついに遭遇しなかったけれど、林道で会った方の話によると、午前中にはウツギにいたとのこと。ただ、ミヤマカラスアゲハは全然見ていないらしく、例年より厳しい感じだ。この日もずいぶん歩いた。特に珍しいチョウがいるわけではないが、結果的には色々なチョウに出会えた。すがすがしい新緑の季節、歩くだけでも楽しかった。


P.S.
暗い林道にセセリが下りてきた。コチャバネセセリだったが、獣糞を吸っていると思ったら、死んだ蟹を吸っていた。右隣は蛾か何かの死骸だが、踏み付けられたようだ。
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by otto-N | 2013-05-15 20:04 | Comments(15)

2013.5.10 高尾山麓 ウスバシロチョウ   2013.5.11(記)

2013.5.10
ゴールデンウィークが過ぎたので、恒例のウスバシロチョウを見に行く。黒系アゲハも飛び回っているだろうし、アオバセセリも期待した。

現地に着いたのは10時過ぎ。日差しはそれほど強くはなかったが、気温が高かったためか、ウスバシロチョウは飛び回ってばかりだった。しかたがなく、飛翔撮影をやってみた。滑空しているので簡単かと思ったが、なかなかピントが合わない。どうやら、もっとチョウに近づく必要があるようだった。でも、近づくと逃げられるので、なかなかそうはいかなかった。
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斜面の上が遊歩道になっており、遊歩道と平行に飛んでいるものだけを撮った。これが、メスを探すオスの目線に違いない。
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ノートリといきたいところだが・・・。
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ウスバシロチョウは飛び回ってばかりいたが、ときどき吸蜜する個体もいた。6コマ目は、この時間帯のものではないけれどカラスアゲハとともにウツギに吸蜜していた。
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かなり黒い新鮮な個体。開翅を撮りたくて別なところに移したが、すぐ翅を閉じてしまった。
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ウスバシロチョウばかり撮っていてもきりがないので、ウツギ街道を目指した。ウツギの花は満開だったが、チョウがほとんどいない。そのうち、空が曇ってきてしまい、お手上げ。採集に来ていた人に聞いても、まるでダメとのこと。ミヤマカラスアゲハもアオバセセリも全然いないらしい。サカハチチョウも1頭見ただけだった。コミスジさえ少なかった。
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林道を歩いているとき、まとわりついていたジャノメが木にとまった。たぶん、コジャノメと思うが、崖を少し降りて撮った。ピントが甘いが1/15なのでご勘弁を・・・
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帰り際、林道の入り口にあるウツギにオナガアゲハが来ていた。暗くて翅表がちゃんと写らないが、オナガアゲハのこのシルエットはいつ見ても綺麗だと思う。そのうち、カラスアゲハもやって来たがこれまた暗すぎた。3時すぎ、ウスバシロチョウの飛んでいた場所に立ち寄ってみたら、曇っているせいか1頭も飛んでいなかった。花にとまっている姿もなかった。
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ウスバシロチョウはいたけれど、黒系アゲハは例年より少なかった。まだ、少し早いのだろうか。サカハチチョウも少なく、ちょっといやな感じだった。夕方、日射しが弱くなったとき、ウスバシロチョウが花にとまることを期待したが、空が雲ってしまった。来週、また来ざるをえないかな。


P.S.
黒いウスバシロチョウ。あわてて撮ったのでピンボケ。摺れた感じがするが新鮮個体。一見、油紙。決して美しいものではない。すぐ、葉陰に潜り込む癖があるような気がする。
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by otto-N | 2013-05-11 14:03 | Comments(12)