たかがヤマト、されどヤマト

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2014.7.28 群馬県・尾瀬 ヒメキマダラヒカゲ   2014.7.31 (記)

2014.7.28
かねてから行きたいと言っていた至仏山に登る。登るのは翌日として、この日は大清水から尾瀬沼に行った。尾瀬は未経験。

11時40分、標高が1180mの大清水から、広い林道 (車道といっていいくらい広い) を登り始める。周りはミズナラなどの広葉樹。チョウを撮りながら登る。駐車場にミヤマカラスアゲハのメスがいたのだが、カメラが未準備だった。晴れていても気温が低く、気持ちがいい。クロヒカゲ、コチャバネセセリ、ミドリヒョウモンなど北国のおなじみのチョウ。
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この林道はこんな感じ。ときどき、車が通り、そのたびにチョウが飛び去ってしまう。この車、来年から有料になる乗合タクシーだった。上に着いてから知った。チョウを探しながらのことなので、この登りはむしろ好都合、全然平気だった。
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路上で吸水していたチョウたち。シータテハかと思ったらどう見てもキタテハだった。 (と、思っていたが、友人からメールがあり、シーでいいらしい。こちらのシータテハ、こんなにダサかったっけ。) ミドリヒョウモンのメス。エルタテハ(これはヒオドシチョウ?)が目につくがなかなか敏感。コムラサキも。
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50分ほどで一ノ瀬休憩所(標高1400m)という所に着き、ここから本格的な登り。といっても、木道階段が多い。チョウはまるでいない。三平峠(標高1762m)では見晴しはまるでなく、そのまま、下る。木道ばかり。そのうち、尾瀬沼が見えてきた。そして、午後1時40分、湖畔の三平下に到着。向こうに見えるは燧ケ岳。
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湖畔を少し散策。少し風があり半袖では寒いくらい、天気がよく気持ちがよかった。チョウはあまりいなかった。たぶん、ヒメキマダラセセリ (これはコキマダラセセリらしい。区別がつきません。) とコチャバネセセリ。
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クロヒカゲ、アカタテハ、エルタテハ。あとはウラギンヒョウモンくらい。
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エルタテハは多かった。ベタ開翅よりV字開翅のほうがカッコいいのだが。
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午前中は、なかなか翅を開かないヒメキマダラヒカゲだが、午後になると開くことが多い気がする。
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山に行けばどこでもいるチョウだが、光に透かすと美しいと思う。
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逆光だったけれど、ちゃんと撮れていた。
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2枚のパノラマ合成。実は失敗。18ミリで撮ると四隅が暗くなる。それをつなぐと中央が暗くなるのは当たり前。せめて24ミリくらいで撮ろう。
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登山中の花はとても少なかった。湖畔では、キンコウカ、ニッコウキスゲ、ヒメサユリ。 
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一ノ瀬休憩所からの無料乗合タクシーの最終時間は午後4時。急いで、来た道を引き返し、3時40分一ノ瀬着。大清水の駐車場にはテリ張りのキタテハ(シータテハ?) とスレたミスジチョウがいた。

バブル時、一世を風靡した岩鞍スキー場のホテルに着いた後、近くを散策したが、造林した針葉樹が多く、なんか淋しい感じ。ジャンプ台があり、その林縁に行ってみると、ゼフの卍。でも、カメラを飛翔用に設定しているうち、消えていた。幻だったのか、最後の卍だったのか。ここでもキタテハ (これもシータテハ?) がテリ張り。ヒメジョオンにはセセリが1頭だけ。
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ゼフかと思ったらキバネセセリ。産卵行動だった。食草はセンノキだったことを思い出した。
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東京ではあんなに暑かったのに、尾瀬では半袖では寒い暗いだった。本格的な湿原に行ったわけではなく、沼の畔を少し散策しただけで帰ってきたが、尾瀬が確かに人気がある場所だということは理解できた。ちょっと隔絶した土地のようだった。それにしても、チョウは少ない感じ。ヒョウモン類もあまり見なかったし、数そのものが少ないようだ。標高がちょっと高いのかもしれない。

by otto-N | 2014-07-31 18:25 | Comments(2)

2014.7.27 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2014.7.27 (記)

2014.7.27
朝からカンカン照りの日が続く。昨日は、午後にテニスに出かけたけれどバテバテで、今日、朝からこう天気がよくては戦意喪失。でも、暇なのでヤマトシジミを撮りに行く。暑いのにご苦労なこと。

予め、近くに見つけておいた場所はバス停のわき。道路際のフェンスの下が産卵の場となっていた。
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休日なので人通りは少なく、本数の少ないバスを待つ人がときどきくる程度。
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バスが来るまで時間がありそう。とにかく暑かった。
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バス停と反対側。ときどき、オスどうしが絡む。
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ヤマトシジミは都会のチョウ。と言っても、そんなカッコのいいところにはいない。手入れのあまりされていない公園か道路の片すみで生き延び続ける。これがリアル・ヤマト。実にたくましい。
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女性も通るが、そんなときに限ってヤマトシジミは姿を現さなかった。ということでは決してなく、撮影を失敗してばかりいただけ。
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以上の撮影には、久しぶりにタムロンの17-50ミリを使ってみた。Y端で距離30cm、チョウが小さくなりすぎトリミングした。以下は、いつもの21ミリ、距離25cm。こちらはノートリ。写りは変わらないと思うが、レンズの重さがまるで違う。もっとヤマトがたくさんいる所で比較したいところ。同じ状況で撮影できなかった。
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17ミリのほうがフレームに入る確率が高いようだ。21ミリだとギリギリでも、17ミリではもっと中に入ったかもしれない。
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都心で一番多いチョウは、おそらくヤマトシジミ。ちょっとしたカタバミを見つけ、しぶとく生き続けている。春先はとても少ないが、夏になると数を増す。先日、渋谷の駅前にヤマトシジミを探しにいったが、昨年のように花壇の中にカタバミはなく、全然飛んでもいなかった。自宅付近でも、カタバミは引き抜かれる運命にあるようで、撮影も簡単とはいかない。カタバミが群落のように咲いている場所で撮影したいと思っているけれど、出不精なので見つけることもできない。もし、都内にそんな場所をご存知の方がおられたら、ぜひ鍵コメで一報ください。こうした道路脇のヤマトシジミはヤマトシジミらしくていいもんだ思っているんですが、近くにヤマトしかいないチョウ好きの居直りか、負け惜しみか、そんなところですね。

by otto-N | 2014-07-27 22:24 | Comments(6)

2014.7.22 梅雨明けの公園 ゴイシシジミ   2014.7.25 (記)

2014.7.22
朝、ヒグラシが啼いているのを聞く。そして、この日、関東地方は梅雨が明けた。遠くには行かずとも、近くに何かいないかと思っていたら、東京郊外の公園でゴイシシジミが発生しているとの知らせ。ゴイシシジミは1昨年、上高地で飛んでいるのを見ただけで、そのうちどこかで会えるだろうとたかをくくっていたけれど、そうはいかなかった。電車を乗り継ぎ1時間ほどの駅を降りたら、前日とは異次元の暑さ。せめて、日陰は涼しいことを願うばかりだった。
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ゴイシシジミは日陰の笹の植え込みにいた。いた場所は2か所。暗い中、じっとしているだけかと思ったら、位置を絶えず変える。よく見たら、ストローを伸ばしアブラムシの汁を吸っていた。近づきすぎると舞い散るけれど、いつの間にか戻ってきた。日陰と言えども、暑い。そして、蚊に何か所も刺された。よく見たら、斑紋が個体ごとに違っていた。でも、翅は閉じたまま。上向きか下向きかだけの違いなのだが、暗くてISO1600、同じ構図で何回もシャッターを切らざるをえなかった。
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とても可愛いチョウなのだが、白いダニのようなアブラムシと共存している構図はあまり気持ちのいいものではない。
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が、普通の葉の上にとまると、この可愛さ。
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ときどき、飛んでいる個体もいるし、近づきすぎて飛ばれたりもする。しかし、飛ぶというより舞うという感じ。飛翔撮影したけれど、どうしてピントが来ないのかというほど、歩留りが悪かった。もっとも、ダブルLEDでも、暗くて、闇夜の鴉だったが・・・。
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表翅が写っているのもあったが、細かな傷が多かった。
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翅裏を撮ってもしょーないのだが・・・。とまっているときとの違いは、脚を引っ込めているだけ。
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木陰の散策路にはクロヒカゲがいた。内臓ストロボを使うと青リングが浮かび上がる。
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ゴイシシジミの場所は暗すぎた。ピントが合わないし、シャッター速度も遅いのでブレブレ。明るい場所にはまるで出てきてくれなかった。飛んでいる時の色は、ミズイロオナガシジミと同じような感じ。少し水色。飛翔は弱々しく楽勝と思ったがそうでもなく、接近度が足りなかった。あんな暗い中、撮っても仕方がないのだが、もはや惰性としか言いようがない。ただ、広角撮影はすべてLEDライトを使った。飛翔の置きピンは25cm。冒頭の画像は、それらとチョウの大きさはほぼ同じくらいに写っていたので、LEDの光が届く距離に違いない。中央の個体だけが少し明るい感じがしたが、2個のLEDライトではまだまだ暗いと思われた。3個並べるとかなりハンドリングが悪くなるので少し様子を見るつもり。

by otto-N | 2014-07-25 21:31 | Comments(8)

2014.7.18 富士山半周 300km (2) ミヤマカラスシジミ   2014.7.23 (記)

2014.7.18 続き
クロシジミを撮影でき、目標の1つは達成。第2目標の場所に移動したが、空は暗い。林を抜けるとき、足元から、つがいが飛び出した。男はつらいよキタキチョウ。葉陰にとまったので、ごゆっくりどーぞというところ。
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木立を抜けると草原だった。すぐ、ヒョウモンが数頭、吸水していた。ウラギンスジかオオウラギンスジか、わからなかったが、どうやらウラギンスジヒョウモンのよう。もう少し、背景のいいところで撮ろうと思っているうち、みんないなくなってしまった。コキマダラセセリと思うがよくわからない。ヒメシジミもいた。これはメス。
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後ろからカメラを持った方が来られた。自己紹介しあう。浜松のKさんという方。ミヤマカラスシジミがここでの目標だったので大助かり。なんだこんな所にいたのかというほど、最初はどこにいるのかわからなかった。木から降りてきたのを撮影するが、なかなかいい位置には来てくれないし、暗いのでピントも合わず、シャッターを切る前に飛ばれてばかりいた。
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ススキの葉にとまるのが最高なのだが、これもピントが甘い。
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ヒョウモンは多かったが吸蜜でないのかとても敏感。これはたぶんオオウラギンスジ。セセリも多いが名前がよくわからない。もっともっと小さいのを探していたが、見つけることはできなかった。
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コキマダラセセリだろうね。小さなアザミの花の定員は1頭。なかなかよけてくれない。
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3頭目もやってきた。セセリは飛翔が一番かわいい。花に絡んでいるだけなのに、飛翔とはちょっとおこがましいが・・・。
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ウラギンスジヒョウモンと思う。
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空が少し明るくなったときもあったけれど、相変わらずの曇り空。Kさんはどこかに行ってしまったので、1人で先に帰ることにした。大きなスジグロシロチョウが飛んでいた。なにやら見たことがないくらいスジが黒い。少し追いかけたら1枚だけピントが来ていた。
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これは向こうから飛んできた別個体。実は、このとき、入ってはいけない方に下りてきてしまっていた。林道が網の目のように張り巡らされており、引き返してもすぐには道が見つからず、完全にパニックっていた。来た道を探すこと30分。やっと道を見つけたときは心底ホッとした。今思えば、あのスジグロのメスと遭遇したのが、4差路の分岐点。来たのは一番細い道だった。魔女に誘われてついて行ってしまったようだ。
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駐車していた場所にたどり着くと、Kさんがすでに戻っておられた。Kさんにお会いしなければ、第2目標のミヤマカラスシジミを撮影できたかどうか疑わしいところ。Kさんに感謝です。それにしても、あの魔女にもう一度会いたいもの。ミヤマカラスシジミは初撮りで嬉しかったけれど、スジグロシロチョウのほうがもっと嬉しかった。これって変ですかね。

by otto-N | 2014-07-23 17:29 | Comments(2)

2014.7.18 富士山半周 300km (1) クロシジミ   2014.7.20 (記)

2014.7.18
東京から比較的近い場所なのだけれど、なかなか行くことがなかった富士山山麓に出かけた。第1目標はクロシジミのオスの開翅。日本海側のオスは妖しいムラサキに光るようで、先日、虫林花林さんが、見事なクロシジミを発表されていた。こんなムラサキのオスは関東にはいないような気がするが、そもそも、クロシジミ自体が未見。メスでもいい、とにかくどんな所に棲息しているのか見に出かけた。ただ、暑くて晴れた日は、翅を開きそうもないので、あまり晴れそうもないない日を待っていた。また、朝早くには出ることができないので、曇っていたほうが好都合。

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久しぶりの東名、途中、小降りだが雨が降っていた。でも、現地の午前中の天気は晴れ、という予報を信じて先に進むしかなかった。現地到着は10時。晴れてはおらず、曇り。暗い。クロシジミを探すが、曇っているせいか全然いない。新鮮なジャノメチョウが綺麗だったが、近づくと逃げられ全く撮れず。とにかく、クロシジミに集中する。クロシジミを探しているときに撮ったムシたち。、寒かったのか動かないオオチャバネセセリ?、初見だったホソバセセリ、ゴマダラカミキリ、黄色いのがやっととまったので撮ったらキタキチョウだった。
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そして、クロシジミは1頭飛んできた。ゴマシジミくらいかと思っていたけれど、それよりかなり大きい。でも、翅を開く気配なし。じれったくなりLEDをあてたら飛ばれてしまった。場所を変え他の個体を探したが、他では見つからず、結局、最初のポイントに戻るとまた見つかった。あちこち探したが、結局この近くで4回遭遇しただけだった。以下の4コマ、2と3コマ目は同じ個体。撮影時間は違っても、4コマ目のメスも2コマ目と同じ個体かもしれない。
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じっとしているので、撮りやすかった。
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飛んでいるとき、ちょっとキラめいた個体。広い葉の上にとまったので、横を撮ったとたん開き始めた。でも、開いたのはここまで。
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ファインダー越しに、後翅が少しだけ紫色に輝いているのがわかった。この紫色が一番出る位置を探す。
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これ以上は開かなかったので、紫もここまで。
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少し下、葉の間からも撮ってみた。この後、空が暗くなり、翅を閉じてしまった。薄日とまではいかなかったが、空が少し明るくなったときに開いたようだ。右前からも撮ろうとしたとき、飛ばれてしまった。
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ホソバセセリは何頭か見た。曇り空だと翅は開かないらしい。12時すぎ、もう新しい個体が見つからず、次の場所に移動した。
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富士山麓の別な場所で、クロシジミはたくさん発生していたとの話を聞き、逆側の山麓にやってきたが、天候のせいか期待したほどの数は見なかった。でも、いたのは新鮮な個体。オスも全開とはいかなかったが、ちょっとだけ、妖しく鈍く光る紫色を見ることができた。個体差も多いようなので、初めてのクロシジミとしては上出来だったと思う。

富士山麓半周300kmとは、東名高速から富士山西山麓に行き、大月経由で中央高速で帰ってきたらちょうど300km。ちょっと大げさだった。

by otto-N | 2014-07-20 20:40 | Comments(12)

2014.7.17 東京・恵比寿 イチモンジセセリ   2014.7.19 (記)

2014.7.17
朝、ミンミンゼミが啼いていた。ということは、これで夏の始まり。夕方、買い物の帰りにSビールの横を通ったらイチモンジセセリが何頭か飛んでいた。急いで、カメラを取りに戻り、出直した。

夕方になり少しは涼しくなったのか、ヤマトシジミもそれほど速くは飛び回らない。けれど、フレームになかなか入らなかった。
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背景が背景なので、撮ってもおもしろいものではない。小さな白い花の背景ではことごとくピンボケだった。
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花壇の中央にはアガパンサスが咲いており、ここが、テリ張りの根拠地。ときどき、他のオスとバトルし、追い払うと戻ってくる。ちょっと飛んでもらい、その瞬間を撮る。
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飛び立つとき、ちょっとだけホバリング状態になるときがある。ピンが来ていないが、この配色がよかった。
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セセリチョウは、目が大きくそれが可愛いと好きな方が多い。翅を開いてとまっているときは、ファントムのようでカッコいいと言った友人もいた。けれど、個人的には蛾のようであまり好きではなれず、子供時代は採集もしなかった。今でも、いたら撮るかいうスタンスではあるけれど、先日撮った飛んでいるときのイチモンジセセリの画像をよく見たら、とても可愛いことに気がついた。他のチョウより、目が大きい分、表情があるような気がするし、引っ込めた脚がなんかいい感じ。

by otto-N | 2014-07-19 15:05 | Comments(2)

2014.7.11 東京・恵比寿 イチモンジセセリ   2014.7.16 (記)

2014.7.11
広角レンズだけもって、近くを散歩。Sビール本社前くらいにしかチョウはいない。もうお馴染みのツマグロヒョウモン。私になついたのか挨拶にやって来る。
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雨上がりの朝はアゲハの類が多い。何度か絡んでいたが、すぐ舞い上がってしまう。
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珍しくアカタテハが来た。1回目は失敗したが、2回目に来たときに撮れた。アゲハはあまり気合が入らない。
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イチモンジセセリ。ダメかと思っていたが、撮れていた。
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以下、同じ画像をトリミングしてみた。トリミングすると、迫力が出るかわり、背景の粒子の粗さが目立ってしまい、なによりもピントにボロがでる。明るいのでISO1600で大丈夫かと思っていたが、ISO800との比較が必要か。いつもいきあたりばったりだ。
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1コマ目は、トリミングすると迫力が出たと思う。2コマ目は、ノートリだと構図がわるすぎた。
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逆光はつらい。ペンタックスのストロボは光量を落としても連続発光ができない。購入してから知った。大相撲をTVで見るたびに、土俵脇のカメラマンの連写が羨ましい。
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この日の一番、今までの撮ったセセリの中でも一番の出来。
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近所の見慣れた、そして撮り飽きてしまったチョウも、飛翔を撮るとヤッタと思う瞬間がある。でも、いつまで続くやら・・・。

by otto-N | 2014-07-16 11:45 | Comments(2)

2014.7.8 山梨県・ひき逃げ街道 オオムラサキ   2014.7.13 (記)

2014.7.8
先日は曇っていて姿を現さなかった標高1500mのクリソゼフをもう一度見に行く、東京は晴れ、山も晴れていた。

ポイント到着9時20分。アイノミドリシジミは飛んで来た。昨年と同じカエデの木。一度、別のオスを追い払っいすぐ戻ってきた。でも、目よりずいぶんと高い。そして、擦れていた。周りの木も高くなったようで、低い場所には日が当たらず、そこにはもうとまらなくなったようだ。
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10時すぎ、メスアカミドリシジミが卍をやっていたポイントに移動。しかし、卍の影は1回見ただけ。すぐ消えた。近くをさがし、梢に1頭。少し離れたところにも1頭。これがすべてだった。
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予想されたことであるけれど、ゼフのリベンジを果たせずこのまま帰るわけにはいかないので、実は、保険をかけていた。オオムラサキのシーズン。昨年、今年と横浜の公園でお会いしたミステリー作家のSさんにポイントを教えていただいていた。Sさんご夫婦は大の蝶好き。時間がとれると、北海道から沖縄まで蝶の撮影。山梨・長野はかなり詳しく、地図と航空写真からポイントを捜し出すそうだ。この日のオオムラサキの第1ポイント、樹液の出る2本のクヌギの大木。ここかなぁと思って近づくと、オオムラサキが飛んできた。あわててカメラを取りに戻り、樹液の出ている箇所を探す。目の高さに1頭だけいた。しかし、スズメバチもいないので、翅を開かず、撮影のしようもない。こんな写真を撮っているうち、飛ばれてしまった。
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その直後、当のSさんご夫婦がやって来た。(飛ばして申し訳ない。)来られるとは知らなかったのちょっとはびっくり。でも、絶好のオオムラサキ日和。ムリをしてでも来られるかもとは思っていた。しばらくオオムラサキは周りを飛び回っていたが、クヌギには来なかった。昨年までたくさん出ていた樹液がまるで少ないとのこと。オオムラサキが来ないので第2ポイントに移動。そこは、降雨後の水溜りの吸水ポイント。殺風景でどうしようもない場所だ。たしかに、オオムラサキは、何頭も飛び回っていた。でも、全然とまらない。地面にいたのは数頭のスズボソヤマキチョウ。ただし、群れていたのは、先客のクルマの前輪のすぐ隣。ちょっと飛んだところを撮ったのだが、証拠写真に終わった。
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殺風景でも翅の表を撮りたかった。
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昼過ぎ、気温が上昇したのか、日陰に潜り込んでしまった。葉陰に入ると、どこにいるのかわからなくなる。
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あまり遠征することはないので、スズボソヤマキチョウは、今回で3度目の遭遇。豆粒のようなつぶらな目と、その周りのピンクがちょっと可愛いかもしれない。
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肝心のオオムラサキ、少し離れた所に数頭、舞っているのを見つけた。近づいてみると、コンクリの車道で吸水しているではないか。前日の雨水が浸み出しているようだ。暑すぎると、日陰で吸水するのかもしれない。日陰と日向が交錯する車道。日陰でも翅を拡げ吸水するが、暗くて撮影できなかった。日向に出てきたところを狙い撮る。
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無粋なコンクリ背景ではあるけれど、さすが、日本の国蝶、美しいと思う。
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強烈なムラサキだと思う。両翅のムラサキをもっと撮りたかったのだが、この場所はクルマが絶えず行き交う二車線道路。時には観光バスもやってくる。クルマが来たら、即、撮影は中断。せっかく絶好の位置に来ても、クルマが次々やってくる。
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ふと見上げると、コンクリ壁の上の叢にオオムラサキが滑空していた。藪を掻き分け横から登ってみると、ときどき、こちらに向かって飛んでくる。広角飛翔。でも、速すぎ。フレームに入らない。入っても肝心の表翅が写っていない。なぜ、ここに集まるのか不思議だったが、すぐ近く、逆光に位置に獣糞があることが判明。何か臭うと思っていた。ここを引き上げてから、あの獣糞を撮影しやすい場所に移しておくのだったと気がつく。そうすれば、ふわふわと近づいてくるとき順光で撮れたに違いない。
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やっと撮った緑の上のオオムラサキ、とても綺麗だ。しかし、よく見るとなにか変。こんな細かい葉の上にはとまるはずはないし、左前翅がおかしいことに気がつく。実は、クルマにぶつかって飛べなくなった個体。吸水中、轢かれはしなかったものの、窓ガラスにぶつかってしまった。這いずり回っているのを拾い、側溝の草の上に載せた。でも、もう飛ぶことはできず、棘だらけの草の中に落ちてしまった。吸水するほうは命がけ、撮影するほうも命がけ、とまでいかないが、とにかく落ち着かない場所だった。「ひき逃げ街道」とあるが、より正しくは「ひき逃げ農道」、もしくは「ひき逃げ隧道」かな。午後2時、暑すぎたのか、オオムラサキはどこかに引っ込んでしまった。こちらも暑くてくたびれてしまい、撮影終了。この後、第1ポイントに戻ったが、カナブンがいるだけ。Sさん、北海道から帰ったら新しい樹液ポイントを捜すぞ、と張り切っていた。
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ゼフのリベンジは失敗。アイノ、メスアカとも、目より下には来ることはない場所のようで、来年、このポイントはもう諦めたほうが良さそうだ。何よりも、山の天気の予測が難しい。オオムラサキは、高尾山の御神木が台風で倒れて以来、新鮮な個体を撮影することはなかったので、とても嬉しかった。Sさんに感謝です。

by otto-N | 2014-07-14 17:10 | Comments(0)

2014.7.3 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2014.7.11 (記)

2014.7.3
LEDライト(KPL社 VL-136)を2個をつけて、ヤマトシジミを探す。近くにはいなかったので、少し遠くに行く。せっかくのLEDの試験であるけれど、天気は晴れ。

日が当たっているときは全くイミがないのだが、ときどき、日陰にも飛んでいくので、LEDは点けっぱなし。重さは2個で200gほどなので、片手で操作できた。2コマ目は日陰かもしれない。
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あいにくカタバミは少なく、アカツメクサの陰に隠れている。ヤマトシジミはアカツメクサよりもカタバミのほうが好みらしく。カタバミを求めて飛んでいた。
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翅が壊れていなければいいのだが、そもそもヤマトシジミはポツンポツンとしかいない場所。贅沢は言えない。
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メスも出てきたが、こちらは日陰のほうが好きみたいだった。
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飛んでいる感じがする1枚が撮れた。真っ暗い日陰ではないけれど、2個のLEDではそこそこの明るさがある気がする。
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2014.7.10
曇り、ときどき薄日。2個のVL-136でも、25~30cmくらいしか明るくない。3個つけたらもう少しよくなるかなぁと考えていたら、1個目のVL-136を買う前に、VL-120Sというのを購入していたが、暗いので使わずお蔵入りになっていたのを思い出した。このライトを接続し、3個並べた。かなり明るい。でも、重い。

葉の陰の有無で日陰か日向か判断するにしろ、LEDの効果はよくわからなかった。
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この日陰の4枚だけトリミング。チョウの動きに較べ、背景はちょっとつまらなすぎる。
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日向なので、EDが効いているかは疑問なのだが、暗い背景に浮かび上がり、いい感じ。
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日陰のメス。メスではほんのちょっとしかない青鱗粉が強調されていた。LEDは効果あり?
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LEDは室内や暗い所では歴然と明るくなるが、野外ではそれほど明るくはならない。上段が置きピン25cm、下段30cm。左がLEDなし、右点灯。ほとんど差がない。白い部分や光が当たると煌めく部分が強調されるだけかもしれない。(ISO1600、F3.2、1/3200秒、EV-0.3。輝度を4コマ並べてから少し補正)
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曇りの日や日陰のヤマトシジミの飛翔をもう少しは良く撮りたくて、LEDライトを使ってみた。しかし、思ったほど明るくはならず、点けても点けなくても、絞りを開けることができるほどではなかった。ただ、チョウの縁毛や鱗粉を浮き立たせる効果はあるようだ。それより、チョウをフレームに入れることのほうが問題。21ミリレンズでは、置きピン25cmで伸ばした手のひらがやっと入る程度、30cmでは手の平がすっぽり入り、周りがかなり余る。いずれにしろ、かなり狭い。これでは、命中率が低くてもしかたがない。ところで、3番目のライト(VL-120S)をはずすとき、コンクリの上に落としてしまい点灯しなくなった。ライトを3個も付けても光がワイドに広がるだけ、重くて片手だけでは撮影できなかったので、やはり、2個までかと思っていたところ。これで、踏ん切りがついた。


P.S.
2014.7.11
台風8号が過ぎ去った夕方、外を見ると夕日に照らされたビルの向こうに虹。
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一度は消えたけれど、再び暗い空にかかり始めた。
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by otto-N | 2014-07-11 20:10 | Comments(2)

2014.7.2 山梨県・オケラ林道 コムラサキ   2014.7.9 (記)

2014.7.2
梅雨の晴れ間、山梨県にアイノミドリシジミとメスアカミドリシジミを見に行く。しかし、結果から言うと、惨敗。インターを下り、山道に入るまでは確かに晴れていた。ただ、登るにしたがって日射しが弱くなり、向かい側の山もガスに覆われ始めてきた。そして、標高1500mのテリ張りポイント、薄いガスの中だった。少し明るくなったとき、エゾハルゼミが啼いたけれど、まったく、ゼフの飛ぶ姿はなかった。まだ、発生していないのかとも思ったが、気温が低く、キマダラヒカゲさえ飛んでいなかった。11時、諦め帰路に着く。メインの林道の他、中腹には閉鎖された荒れた林道がいくつかあるので、とぼとぼと入り込む。

日射しが薄いせいか、寒いせいか、ミドリヒョウモンさえ飛んでいなかった。なぜか、多かったのはヒオドシチョウ。歩みを進めるたびに草の間から飛び立つ。体温を上げるために翅を拡げているようだ。飛び立ったら戻ってこないので、慎重に進む。やっと1頭だけ飛び立つ前に撮れた。ヒオドシチョウがこんなに見たことはなかった。
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毎年、アサギマダラを見る場所。その1頭の後をつけていたら、草地の崖(斜面)に数頭のアサギマダラが飛んだりとまったりしていた。マクロで撮れる距離ではないので、望遠ズーム、MFで飛翔を追う。
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わりと近い位置で2頭が絡み始めた。
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飛び回っているアサギマダラは、とまると数分動かなかった。長いときは10分以上。折れた草の茎でじっとして動かない。数年前、飛んでいたアサギマダラが枯れ枝にとまったきり動かなかったことを見たことがあるので、このときも、昼寝でもしているのだろうと思っていた。しかし、自宅でPC画面をみたら、全部がストローを伸ばし吸汁していた。茎の先は折れたのではなく鋭利。切られた茎から出た汁を吸っていると思われた。特定の山菜を切り取った後かと思ったが、斜面全体の草刈の後かもしれない。あるいは、その前に猿の集団がいたので、猿が噛み千切った後?
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このように数頭のアサギマダラが草の間を飛び回っていた。最初はメスの産卵かと思っていたが、すべてオスだった。
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空が暗くなってきたので車に戻り、舗装林道を下っていると、ところどころで、クジャクチョウがとまっている。ミスジチョウは撮り損ねた。
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コムラサキもいた。
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紫の幻光が最大になる位置を探す。
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なぜキンバエと対峙しているかって?
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答えは簡単。リアルな現実。
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4枚とも輝くときは、全開したときだけ。今回は、コムラサキの幻光、そこまで至らず。
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麓は晴れていても、山頂はガス。十分明るい時もあったので、ゼフがいなかったのは、気温が低かったためと思われたが、帰りはオケラ街道ならず、オケラ林道。支線の林道にも入ってみたが、チョウがほとんどいなかった。支線に入った結果、わかったことなのだが、広葉樹は少なく、どうやらほとんど全山植林された山のようだった。ここは山梨県といっても東京都との境目。他に移動するのにも、ちょっと孤立した感じ。せっかくのマイ・ポイントなのだが、もう諦めたほうがいいかもしれない。

by otto-N | 2014-07-09 15:35 | Comments(2)