たかがヤマト、されどヤマト

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2015.5.26 横浜・とある谷戸 ウラゴマダラシジミ   2915.5.30 (記)

2015.5.26
先日(22日)はウラゴマダラシジミが少なく、夕刻になっても飛んでくれなかった。まだ、発生数が少ないものと考えて、またやって来た。

午前中に到着。ウラゴマダラシジミは、時々、飛び出してはじっと葉陰で休む。数は多いようだが、全然、翅を開いてはくれない。
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翅裏ばかり撮るのも飽きてしまったけれど、背景が抜けていたので気合いを入れたが、翅裏に直射日光が当たると、まるでステンレスの板、反射して白とびが著しい。
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ふらふらと舞い降りてきて、珍しく葦(薄?)の葉にとまった。逆光で300ミリ→100ミリ→順光側に回り100ミリで撮る。足場が非常に悪いので、ピントを外しまくった。
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イボタにやってきたイチモンジチョウ。白帯が広く、前翅の白点も大きいのでアサマイチモンジかと思った。
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標準的なイチモンジチョウ、大型でウラゴとすぐ間違えてしまうルリシジミ、逆光のテングチョウ。他にイボタにやって来たのは、ダイミョウセセリ、アオスジアゲハ、スジグロシロチョウ。
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ウラナミナミアカシジミがたまに近くにやってくる。
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とても大きい羽化直と思われるウラゴマダラシジミのメスが飛んできたが、翅は開かず。ほんとに大きかった。
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そして、3時過ぎ。やっとオスどもが飛び回り始めた。いつもながら、暗すぎ。ISO3200に上げざるを得ない。飛ぶのが速い。メスと間違えるのか、白くなった葉、鳥の糞、アワフキムシの泡、蜘蛛の巣、ルリシジミを見つけたときはちょっとだけその場で立ち止まる。イボタの花には見向きもしないので、どうやら、白ければいいという訳ではなさそうだ。
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鳥の糞に立ち止まり、
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ルリシジミに偽求愛。
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秒7コマでは少なすぎる。珍しく連続で入った。
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やっぱり、暗い。ISO3200、1/3200、F3.5解放でもこの通り。
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探雌飛翔のピークは4時だった。どんどん暗くなって、きれいには写らず、撮る気が失せてくる。
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乱舞のピークは4時だった。暗いのでISO4000まで上げる。そして、4時30分、暗すぎて撮影終了。
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夕方のオスの乱舞を見ていると、尾状突起がなくてもウラゴマダラシジミはゼフィルスなんだと再認識させられる。昼間の飛び方と全くそのスピードが違うし、暗いし、こんなものを撮るなんてできないと思っていたが、やってみると少しは撮れた。暗いのでLEDライトを用意した。しかし、1か月前に、コジャノメ撮影に一度使った後、ザックに入れっぱなしになっていたのだが、スイッチが入ってしまっていたらしい。電池がなくなり、片方が点かなかった。あわてて、使い古しの電池に取り換えたが、あまり明るくなかった。この日もFavoniusさんと一緒でした。ということは、2つのレンズ、いや、午後再びやって来たTさんを加え、3つのレンズの先15cmに1頭のウラゴが舞っているという恐ろしい構図でした。

by otto-N | 2015-05-30 20:09 | Comments(0)

2015.5.22 横浜・とある谷戸 ウラナミアカシジミ   2015.5.27 (記)

2015.5.22
今年はチョウの発生が早いようで、あわててゼフを撮りに行く。ウラゴマダラシジミが第1の目的。

朝、イボタの木のある現地に着いても、全然飛んでいない。まだ、早いのかと思っていると、ときおり姿を現すもののすぐ遠いところに飛んでいってしまう。夕方まで待つかと覚悟を決め、付近でチョウを探す。と言っても、いつものメンバー。この時期のルリシジミ(2化目)は大型、ウラギンシジミ、テングチョウ、イチモンジチョウ。みんなきれいだ。
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イボタの木で待っていると、羽化直らしきテングチョウ。とてもおとなしい、のでススキの葉にとまってもらった。
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イボタの木の前の道路脇には、10頭を越えるルリシジミが集まっていた。近寄ると一斉に飛び立つ。飛び立ってもすぐ戻ってくる。飛翔撮りは楽勝!と、撮り始めたけれど、なかなかヒットしない。5頭は撮れるはずなのに、このありさま。その上、日向部では白とびし、露光条件が難しい。
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日陰部ではブルーがとても美しい。
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横より縦のほうが低い位置では撮りやすいので、横ではあまり撮らなかった。ルリシジミが何に集っているって?答えは、肥料用にうず高く積まれた馬糞。横だとカメラが馬糞にくっつきそう。足の置き場が大変だった。100ミリマクロで撮った飛翔は馬糞がモロに写っていたので割愛。(横で撮っていた方は掲載するでしょうね)
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右隅に4枚の翅が入った一番のお気に入り。
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昼すぎ、ウラゴマダラシジミはポツポツと現れはじめた。でも、翅を開いてはくれない。
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その中の1頭、とまった直後、半分開いた。でも撮れず。がっかりしていたところ、再度の半開翅。半逆光の一番好きなアングル。
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透けた翅と向こう側のブルー。イボタの白い花。残念ながら開翅はここまで。
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3時半が過ぎても、ウラゴは出てこない。諦めて、ウラナミアカシジミの林に行く。この辺はアカシジミよりウラナミシジミのほうが多いのだが、1頭だけ新鮮なアカシジミ。寄りすぎてはいるが、残念ながらこれ以上、後ろに下がれなかった。
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ウラナミアカシジミはすぐに見つかるけれど、木が密生している場所なので、うまく撮れない。
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少し遠かったけれど、Favoniusさんが枝を引き寄せてくれたので、何とか撮影できた。ちらっと見える後翅の表の赤と、縁取りの白線が眩しい。
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都心にある自然教育園で、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミが早々に発生した(Shinさん)。こうしちゃおられんと、Favoniusさんと連れだって、少し遠いところにウラゴマダラシジミを撮りに行った。彼と連れ立ってということは飛翔撮影が目的だったけれど、とても数が少なかく、飛翔撮影のチャンスは1度もなかった。まだ少し早いのかなぁ、と思いつつ、とぼとぼと足取り重く帰路につく。

by otto-N | 2015-05-27 11:54 | Comments(4)

2015.5.22 群馬県・八間山 シラネアオイ   2015.5.25 (記)

2015.5.22
昨年、行きそびれた野反湖にシラネアオイを見に行き、隣にある八間山(標高1935m)に登ってきた。

野反湖は、山頂にあるのでカルデラ湖だと思っていたが、ダム湖だった。一番向こうにダムがあるらしい。ダム湖とは思われない風情のあるたたずまいだった。静か。
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シラネアオイの群落は八間山の登山口(=駐車場)のすぐ近くにあった。たいしたことはないだろうと思っていたけれど、どうしてどうして、あたり一面が広大な群落。白樺林を切り開いた南斜面だったので、後から移植したものとは思うが、それにしても見事だった。
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色は薄いのから濃いのまでさまざま。咲き始めが濃いのかもしれない。
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ロープ際にあり、撮影に手頃な株というのは意外と少なかった。これはグッド。
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近くの花を大きく、背景をぼかせてみた。
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ちょうど12時。静かな林の中で昼食。その後、八間山の山頂を目指す。車を運転中の山路では、エゾハルゼミが啼きウスバシロチョウが舞っていたけれど、ここはやっと雪が溶けたばかり。チョウは何も飛んでいない。花を撮りながら登る。早くもイワカガミが咲いていた。黄色いスミレが目立つ。スミレの名前はよくわかりません。
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やっと芽吹き始めた感じ。山頂付近の笹のグリーンが綺麗。ダケカンバの白い枝にいつも魅かれてしまう。撮ってもしょーないと思いながらです。
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突然のシャクナゲ。とても新鮮。黄色い花が登山道に点々と咲いていた(キジムシロ?)。
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ツツジもサクラも咲き始めだった。
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1時間半で山頂に到着。着いたころは、少しは向こうが見えた。しかし、すぐに下から噴き上げるガスで何も見えなくなった。太陽が隠れるとさすがに半袖では寒く、雨が心配で急いで山を下りた。
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下りる途中、黄色いスミレの群落はないかと探したが、この程度の株しか見つからなかった。
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チャツボミゴケ
ガスがかかっていたのは山頂付近だけ。時間があったので、またシラネアオイの群生地に寄った。このとき、地元の方に「チャツボミゴケ公園」といういい所があり、これから行くとのことで、ついて行った。すぐ、近くかと思ったらとんでもない山の中。最初は、つまらない所に来てしまったなぁ、と思っていたが、一回りしてみると、こんな景色は見たことがない不思議な世界。激流の中の岩に苔がびっしりと張りついている。あたりは硫黄の臭いが立ち込めていた。
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チャツボミゴケという苔は、強酸性の鉱泉の中でしか生きていかないらしい。
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青々とした苔と水しぶき。4時も過ぎ暗かったので、テキトーにしか撮らなかったが、滝ファンには人気が出るのではと思う。もうすぐ、県の天然記念物から、格上げされるとのことで、今後、観光客が増えることでしょう。詳しくは、ここをクリックしてください。→☆☆
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シラネアオイの小さな群落は、白馬岳の登山道の脇で見たことがあったけれど、ここのは斜面全体と言っていいほど大きかった。林を伐採して人工的に増やしている感じがしたが、おそらく、木が成長し日陰になると育たない植物なのだろうと思う。この花の絨毯を遠目に見ていたら、別の花を連想してしまった。

by otto-N | 2015-05-25 21:44 | Comments(2)

2015.5.15 東京・高尾山麓 スミナガシ 2015.5.24 (記)

2015.5.15
ベトナムの団体旅行から帰ったきた翌日、晴れたのでウスバシロチョウを撮りに行く。天気予報を見たら、翌週は天気のが良さそうな日がまるでなかった。

いつもウスバシロチョウの舞っている林道の入り口の広場の斜面には1頭も飛んでいない。今年は異常に少ないのかもしれないと思いながら、林道を進む。あいかわらずコミスジが多いけれど(→写真はコミスジではなくミスジチョウでした。ここでは初めてでした)、この日、目についたのはイチモンジチョウ。一気に羽化したようだ。緑の葉っぱにとまって欲しかったけれど、とても敏感だった。
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昨年、スミナガシが来ていたのはこの辺だろうか、と考えながら林道を先に進むと、今年もいた。ただ、高いところに上がって、もう降りてこなかった。
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ここにもいるかもしれないと用心しながら歩くと、また飛び出した。少しは近い位置だったので、低い崖を登って撮る。開翅したけれど、真横ではどうしようもなかった。
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しばらくこの葉の上にいたけれど、道路に降りたのであわてて崖を下りる。近すぎる場所でしばらく全開した後、飛んでいってしまった。
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前回アオバセセリが来ていたいつものウツギはもう終わっていたけれど、意外な場所で、葉裏のアオバセセリを偶然見つけた。ストロボを焚いたけど、EVを上げたこちらの方がいい。ダイミョウセセリやカラスアゲハを撮ったりしていたが、気になっていたのはクモガタヒョウモン。何度か見ていたが、やっと目の前に一瞬来てくれた。
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前回、黒化型のウスバシロチョウ(バクロというらしい)を見た場所では、ノーマルのウスバシロチョウ(バシロというらしい)が少しだけ飛んでいた。ハルジオンがあっても吸蜜するそぶりもなく、飛び回っているだけだった。ここの背景はつまらない。なんとか林道の雰囲気を取り入れようとするが、思ったところには飛んできてくれなかった。ただ、道路なので走り回るには快適だった。
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後追いばかりに終始したが、時には、先回りして正面を狙うが、直前でかわされることが多い。
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こんなときには、下から空を入れるのが一番と思うものの、青空はすでに消え、薄ボケた空しか写らない。
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実は、広角での飛翔撮影は、人差し指でシャッターを切る続けるので、横よりも縦位置のほうが撮りやすい。横から縦への切り替えもとてもスムーズだ。
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翅が透けているので、逆光で撮ると色のないステンドグラス。空に入ると骨格だけしか写らない。
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結局、とまって翅を開いているところは、この1枚だけだった。地方に行かないかぎり、今年はこれでお終い。
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今回は、少なくても3か所でスミナガシを見た。今年は多いのかもしれない。逆に、ウスバシロチョウがこんなに少なかったのは初めて。新鮮個体ばかりだったので、ピークを過ぎたとは思われないし、ちょっと変。友人はここではなく、毎年、埼玉でウスバシロチョウを撮っているが、そこでも少なかったようだ。そのロケ地の農家に人に聞いた話では、鹿が増えムラサキケマンを食べているとのことだそうだ。関西でも、そんなことを聞く。

by otto-N | 2015-05-24 20:52 | Comments(6)

2015.5.10-14 ベトナム旅行 (3) ミーソン遺跡   2015.5.21 (記)

2015.5.13
朝起きて、窓からの裏通りで殺風景な眺めと、ベトナムのビールを撮っておく。値段は4缶で10万ドンくらいだった (ぼられていると思われる)。1万ドンが60円くらい。もちろん、瓶もあるが、案内されたレストランでは、1本が5万~8万ドンくらいに跳ね上がる。ホテルのミニバーは3.5万ドン。どうやら、格安ツアーではレストランの稼ぎはビール代で補っているらしい。この中では、ハイネケンが少し高く、その分ちょっといい。
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出発は10時ということなので、カメラを持ってチョウ探しに出かける。ホテルの隣の空地にはセンダングサが繁っていたので、、何かいないかと探すとクロテンシロチョウが飛んでいた。撮れたのはたった1枚。やっぱり日陰。
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次に、目をつけておいた川向こうの藪状態の空地。カバタテハが飛んでいるがとまらない。そして、ここでもクロテンシロチョウ。暗すぎた。
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カバタテハはひらひらと飛ぶので撮りやすいようだが、すぐ藪に潜るのでなかなか撮れなかった。
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葉裏にとまり、翅を開いたり閉じたりしているのをやっと見つけた。これが唯一の静止写真。
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木の下で、リュウキュウムラサキ(たぶん)がテリを張っていた。なかなか翅を開かなかったが左はボロだった。かなり敏感でときどき別個体と絡んでいた。そのうち、本格的に追飛行動を始めたので、見ていると高いところにとまった。どうやら、メスを見つけたらしい。下に降りてくる気配がなかったけれど、ちょっと目を離した隙に消えていた。
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ベトナムに来てから、一番気になっていたのはカバマダラ風のやつ。飛び方はカバマダラではなく、変だと思っていた。このチョウはここでも何頭か飛び回っていた。遠くにやっととまったので、撮ってみると、カバマダラではなかった。ギザギザの縁取りがすごく派手。後で調べると、ハレギチョウという種類だった。まるでとまらないのだけれど、遠くで翅を開いたので、思い切ってセンダングサの藪を横切った。しかし、翅が大破していた。やれやれ。
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このチョウの表翅がオレンジではなく、もっと薄い茶色の個体がセンダングサで吸蜜したが撮り損ねた。結局、この中途半端な飛翔写真が一番だった。
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この空地で撮った他のチョウたち。2コマ目、街中をハギレチョウと同じように飛び回っているマダラチョウ。飛んでいるとき、紫の幻光はほとんど見えなかった。シロオビマダラという種類らしい。ハレギチョウは撮れず、リュウキュウムラサキをいなくなり、時計を見ると9時をすぎていた。気温は上昇し、短パンにもかかわらず、全身汗まみれ。ぎりぎりまで粘るより、ホテルへ帰ってシャワーを浴びよう。4コマ目、この空地はこんなゴミダメみたいな所だった。
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ミーソン遺跡に行く前に、五行山という大理石の産地にある大理石店に連れて行かれる。大理石店といってもテーブルなどではなく、中国風の観音像や獅子像など大きな庭の置物ばかり、見ても仕方がないがないのだが、その置物が陳列してある庭で、地味なタテハがテリを張っていた。
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小洒落たレストランで昼食後、40kmほど離れたミーソン遺跡に向かう。ミーソン遺跡は、2~17世紀にかけて栄えたチャンパ王国の聖地だった場所とのこと。ヒンズー教の建物群が分散しており、ベトナム戦争時、解放軍が基地として使用したため、アメリカ軍の空爆受け崩壊が進んだ。1999年、世界遺産に登録。さすがにジャングルの中、チケット売り場の暗い中に数頭のツマベニチョウと大型のシロチョウが舞っていた。時間もなく証拠写真しか撮れず。バスと徒歩で遺跡群の1つに向かう。歩いているときも、アゲハ、マダラ、シロチョウがしきりなしに飛んでくるが、まるで撮れなかった。
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建物の規模としては小さいけれど、紛れもないヒンズー教の遺跡だった。
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ガイドの説明を聞いているうち、奥まった一角にセンダングサが繁り、マダラチョウの姿を見つけた。木陰のセンダングサの花畑。最初は1頭だけだと思ったけれど、何頭も吸蜜していた。一番多かったのはシロオビマダラ。とまるとすぐ翅を閉じてしまう。でも、シロオビマダラにしては裏翅の白帯の幅が狭いし、表翅の先端の紋の感じも違う。ウスグロシロオビマダラという種かもしれない。
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吸蜜中の1頭にホバリングしているのは求愛行動だろうか。ホバリング中の表翅を狙う。紫の幻光はないようだった。
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花を選ぶ個体。
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15ミリ広角でも撮ってみる。
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数が多いので、チャンスは多かった。
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1頭に求愛中、2頭、3頭と絡むこともあり、そうなると、一気に追尾飛翔が始まる。2コマ目、残念ながら、4頭だては全部外れ。3コマ目、狙っていた構図だが近すぎた。3枚とも、思いを込めた証拠写真です。
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ムラサキマダラ系は1種類だけかと思っていたが、ちらちらと紫の幻光を出すものも少し混じっていた。ツマムラサキマダラではなく、マルバネルリマダラのようだった。
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これも、とまるとすぐ翅を閉じる。広角でとまる前を狙う。
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こちらのほうがちょっとだけいいかもしれない。マルバネルリマダラにしては、前翅の下のほうの斑紋がないけれど、すくなくとも近縁種でしょうね。
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こうして、薄暗いセンダングサの茂みの中で撮影しているとき、突然、ルリモンアゲハがやってきた。しかし、吸蜜時間が短すぎ、ピントを合わす前に、花を次から次に移ってしまい、シャッターを1度も切ることができなかった。アオスジアゲハなんてもんじゃない。最後は、シロオビマダラに追われ飛び去ってしまった。大きな瑠璃色の紋が目に焼き付いたまま呆然。茫然自失のまま、飛んできたジャノメを気をとり直して撮影。
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スジグロカバマダラ。沖縄で撮っていることだし、ほとんど無視していたが、この木陰の開翅は妖艶だった。これも、すぐ翅を閉じてしまう。
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近すぎて、翅にピントは来ていないけれど、迫力が出た写真となった。
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集合時間にはまだ時間があったが、ルリモンアゲハを撮り損ねたことで意気消沈し、冷房の効いたバスに乗り込む。

ホイアンの同じホテルに戻り、夕食後、夜の街に出かける。旧市街の通りには素朴な提灯が吊り下げられ、なんか懐かしい感じがした。
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2015.5.14
ホテルを7時30分に出て、ダナン空港に向かう。空港の免税店は何もない。もっとも、買いたいものはないので問題はないのだけれどね。ダナン発10:25、成田着18:00。使ったお金は、二人で1万円。そのほとんどがビール代だった。1台のバスに総勢35名でちょっと心配したけれど、ホテルは予想以上だったし、食事も問題はなかった。1人49,800円は絶対、お買い得だ。

by otto-N | 2015-05-21 20:27 | Comments(0)

2015.5.10-14 ベトナム旅行 (2) ホイアン   2015.5.19 (記)

2015.5.12
この日は、国道1号線を戻り、ダナンの30kmの南にあるホイアンに行った。ホイアンは、15~19世紀にかけ、アジアとヨーロッパの交易の中心として栄えた。最盛期には1000人以上の日本人が住んでいたと言われ、遠来橋(日本橋)や郊外にある墓などにその面影を残している。1999年、世界遺産に登録。

出発までに30分あったので、前日の公園に行ってみる。なんとかヤマトシジミの開翅を願うが、ちょっとだけ翅を覗かせてくれたけけど、朝でも開かなかった。クロマダラソテツシジミも撮っておく。
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花壇に速く飛ぶシロチョウが現れたがすぐ行ってしまう。別種のシロチョウもいた。これは飛翔は遅い。
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クロテンシロチョウは、これまでも何度も見ているが、暗いところが好きだとみえて、撮っても真っ暗だった。ここでやっと明るく撮ることができた。クロテンについていっていたとき、茂みの中からリュウキュウムラサキみたいのが飛び出した。とまらずそのまま行ってしまい、そこで時間切れ。
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国道1号線からの眺めはそれほど興味もひくものではないし、バスの窓は色がついているので、色が変になるのであまり撮らなかった。1コマ目、フエの郊外、道端にばらまかれているのはモミ。通るクルマに轢いてもらい脱穀しているようだ。35年前、台湾で初めて見てびっくりしたが、ベトナムでは時間が止まったままなのか。ときどき、海が見える。海岸近くまで水田。国道と平行に単線の線路が走っているが、列車は1回しか見なかった。長くて遅かった。
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途中、峠を2度越えたところで、休憩。横の空地でタテハモドキ。吸蜜するときと違って翅を開かない。
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日本のODAで造られたという7kmのトンネルをくぐったところでダナンの街。海岸沿いの道の街路樹の刈り込み方が色々あり面白かった。お土産屋に寄ったとき、空地を探すとカバタテハが数頭いたが全然とまらない。なんと弱々しげな踏切。ずうーっと向こうに列車が写っている。ダナンはベトナムで3番目の街。近代的。ということは、あまり面白くはない。
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海岸のレストランでシーフードのランチ。海から吹き抜ける風がとても涼しかった。バスに乗り込み、ホイアンに続く道でも、果てしなく、リゾート地帯だった。
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ホイアンの町に着き、最初に案内されたのはシルク工場。生きた蚕~繭(ここの繭は黄色)まで展示してあり、服やとんでもなく繊細でリアルな刺繍の絵を売っていた。その裏手に旧市街が拡がっており、ぞろぞろと歩く。まずは有名な日本橋。この橋を境に中国人街と日本人街に分けられていたとのこと。3コマ目、中国人街から見た橋。4コマ目、日本人街方面。
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昔の豪商の家の内部が公開されており、見学した後、かんかん照りの中を歩く。お土産屋、服屋、レストラン、その他の店が連なっている。
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観光と生活が入り混じったような街。
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観光客で多かったのはフランス人。フランス領だった関係。アメリカ人はあまり見なかった。3コマ目、ちょっとお洒落な店のマネキン、ちょっと不気味だが、ベトナムでは流行っているようだった。旧市街に雑多なお洒落な店が立ち並ぶこの風景、どこかに似ていると思ったら、マレーシア・マラッカの骨董通りと同じ。
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ホテルはすぐ近くにあった。建てられてから半年の Thanh Binh River Side。客室の床は大理石、とてもモダン。特に、浴室。夕食は、中部ベトナム3大料理付きだった。後から名前を調べると、「ホワイト・ローズ」、「カオ・ラウ」、「揚げワンタン」だったらしい。おいしかったです。


(ベトナム旅行 (3) ミーソン遺跡 に続きます)

by otto-N | 2015-05-19 21:21 | Comments(2)

2015.5.10-14 ベトナム旅行 (1) フエ   2015.5.17 (記)

2015.5.10-14
「Tくらぶ」の格安ツアー、「ベトナム中部周遊」 5日間49,800円に参加した。全食事付き、サーチャージなしで、この価格。自由時間がほとんどないツアーであるけれど、万が一、チョウに出会ったら悔しい思いをしたくないため、18-135ミリの他、300ミリ単焦点と15ミリ広角を持っていった (デジイチ2台体制)。

2015.5.10
ベトナム航空、成田発15:55。ベトナムのダナン着18:55(現地時間)。時差が2時間なので約5時間の飛行。空港から出るとさすがにムッとくる暑さ。ホテルに入る前に夕食に案内され、途中のバス車窓から撮った市内の様子。日曜日とあって、バイクの群れが走り回っていた。数年前にハノイとホーチミンシティに来たことがあるけれど、ベトナムのバイク事情は変わっていないらしい。当時のガイドの話では、家にいても暑いので、夕涼みをかねてバイクで走り回るとのことだった。ダナンのメインストリートはLEDで派手。しかし、通りを少し外れると真っ暗だった。
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ホテルは昔は立派だっと思われ、その格調さが今も漂う Bamboo Green Centoral Hotel というホテル。床は分厚いフローリング。少し通りを入ったところだったのでとても静かだった。窓からの眺めを撮るのが私流。ISO1600でも、ムリして増感しなければ黒が黒に撮れる。
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2015.5.11
上の写真の朝。バイクが行き交う東南アジアの街角。
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出発前にホテルの前を散歩。おきまりの通勤風景を撮っているとき、カバマダラに似たチョウがフワフワと飛んできたので、飛翔用にセットするが少し遅く撮り逃がした。カバマダラとは飛び方が違った。それにしても、バイクの群れはすごい。
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有名な国道1号線をフエまで北上する。たいした距離ではないはずなのに、その間はほとんど道路工事だったため3時間もかかる。まずはカイディン帝廟(1931建立)の見学。
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建物の中は金色で派手だが、お墓はお墓、陰気。基本的には中国の様式。兵馬俑もあり、その中で結婚式?用の写真を撮っていた。
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さすが山の中、バスが着いたとき、周りにはチョウがたくさん飛んでいた。キシタアゲハ風のも飛んでいたので、観光どころではなく気が気ではない。石段を上がるとシジミが飛び回っていた。とまらないのでいきなりの飛翔モード突入。
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背景に建物を入れたかったけれど、ピンが来ていたのはこの1枚だけ。ただし、開いた翅の角度に難あり。
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一瞬とまったので1枚撮れた。紛れもないクマソ。
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アゲハが来ないかと思っていたら、来た。たぶん、ナガサキアゲハの有尾型だと思う。
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せいぜい1分。すぐいなくなった。
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次のお墓、トウドゥック帝廟(1867年建立)。ここは広くて明るい雰囲気だった。ここでも、兵馬俑。
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思ったほど飛んではいなかった。撮れたのはカバタテハだけ。
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ティエンムー寺(1601年創建。ベトナム戦争時。住職が焼身自殺)。この境内では、チョウが意外と飛んでいた。ただ、撮れたのは証拠写真だけ。例のカバマダラ風、オナシアゲハ。暗いところでバトルしていたウラナミシジミ。カメラや手にすぐとまったけれど、露出不足。表も撮れたが真っ黒で種の推定はできなかった。ここで、悔しかったのは、帰りがけの小道に飛んできたイナズマチョウ。表の模様がはっきりわかるほどの至近距離だった。とまりそうでとまらなかった。残念この上なし。
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昼食後、ベトナム最後の王朝、グエン朝(1802-1945年)の王宮に行く。最初、目についたのはフラッグ・タワー。なぜか、ベトナムの国旗を見るたびに撮影したくなるけれど、この国旗は大きかった。王宮をはじめとする、広大な土地に点在する建造物群は、1993年、ベトナム初の世界遺産に登録されたとのこと。
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王宮の内部は撮影禁止。沖縄の首里城の内部によく似ていた。紫禁城をまねて造られたという。色々、説明は受けたけれど、覚えているのは大奥があり、宦官が仕えていたということぐらい。5コマ目が王宮の本体、太和殿という建物。
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見学が終わり、再集合時間までの間にチョウを探す。庭の一角でチラチラ飛んでいるシジミチョウ。撮ってみたらヤマトシジミ。
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ちょっと違う種類も絡んでいたので期待したけれど、クロマダラソテツシジミだった。
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建物の陰に回り込むと花壇があった。不覚!残り時間は10分。クロテンシロチョウが茂みに舞っていたので飛翔を撮ろうとするが出て来ない。撮れずに終わったが、こんなタテハチョウがやって来た。
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さらに、マダラチョウも。しかし、もう時間切れ。
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この後は、迷路のような大きな2階建ての市場に寄った。衣料品、雑貨、食品など山積みにされており、干物の臭いのような異臭も漂う。ここでやっとマンゴスチンを見つけ購入。マンゴスチンは、この旅行の目的の一つ。
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フエでのホテルは、浩宮殿下も宿泊されたという16階建ての Imperial Hotel。ここでも、床は分厚いフローリング、調度品は重厚。フエの街は、窓から見ると緑が多そうだった。
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4時半にチェックインできたので、カメラを2台持って近くを散歩。川岸の小さな公園で、またもや、クロマダラソテツシジミ。
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そして、近くを飛び回っている正体不明のシジミ。とまらないので、とにかく飛翔を撮る。道路はリンタクのたまり場。なにをやってるのか不審そうな顔。
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ピンが来ていたのを見ると、表翅はヤマトシジミのような感じ。
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やっと、茂みの中にとまったのを撮ってみると、紛れもないヤマトシジミだった。なあーんだという感じ。
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この後、夕方のバイクのラッシュを撮る。
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夕食は、ベトナム宮廷料理。味はともかく、飾り付けはとても凝っていた。


(ベトナム旅行 (2) ホイアン に続きます)

by otto-N | 2015-05-17 20:54 | Comments(4)

2015.5.6 東京・高尾山麓 ウスバシロチョウ   2015.5.9 (記)

2015.5.6
休日だったけれど、翌週は旅行に出かけるので、早めに高尾山の麓に行く。

林道の入り口で、ばったり品川区のTさんに会い、一緒の道中となった。今シーズン3回目のばったり。いつもは自転車なのだが、遠いのでこの日はさすがに違ったようだ。この林道、高尾山の麓には違いがないけれど、裏高尾という場所。毎年、チョウ類保全協会の観察会が行われる林道だ。今年は5月17日(日)に開催予定。高尾山ではないので、採集人が入っているし、休日にはハイカーも多い。なので、平日にしか来たことがなかった。

主要目的はウスバシロチョウなのだが、林道入り口の広場には、まだ早いのか、全く飛んでいない。茫然とする。ヒメウツギのポイントに着くと、すぐにアオバセセリが1頭が飛んできた。しかし、姿の見えない日陰ばかりに潜りこんでばかりいる。ときどき顔を出すが、撮影チャンスはとても少なかった。
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望遠で飛翔も狙うが、飛び出す方向が読めず、かろうじて1枚だけ。
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陰から出てきても遠いところばかりで、やはりそこも日陰。後翅の橙紋だけに光りが当たる。
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花が少なかったけれど、このくらいの大きさは悪くはない。
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何度か近くにやってきた。このときは、比較的長時間の吸蜜。でも、近すぎた。少し下がればよかったのにと思ったのはPCで画像を見てからだった。少し上を向くと翅が金属光沢に輝く。
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そして、ほんのちょっとだけ表翅を覗かせた。
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アオバセセリが下の方に潜り込んでいる間に撮ったチョウたち。このポイントはウツギを上から見下ろせる。(2頭目飛来はなかったが)
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林道の少し広い場所で、よたよたと飛んでいるウスバシロチョウを見つけ、後追いで飛翔を撮影する。飛んでいるとき、黒化型と判った。
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背景を考慮する時間はなかった。藪の中に逃げ込まれる前に、とにかく証拠写真だ。
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以前にもこの場所で、黒化型に出会ったことがある。そのときも、明るい場所にはとまろうとせず、日を避けるように、茂みの中にすぐ潜り込んでいた。今回もそうだった。黒化型はまるで綺麗とはほど遠く、まるで油紙のようだ。
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1頭だけ見つけたふつうのウスバシロチョウ。とても新鮮だった。
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何ヶ所かあるアゲハ類の吸水ポイントには何もおらず、その先のウツギ街道に行ってみると、アオバセセリが1頭いた。ただ、1回の吸蜜時間がとても短く、思ったほど撮れなかった。日向で吸蜜もしたけれど、順光では花は白とび。
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上のほうにとまると、背景の緑が美しかった。
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去られた後、しばらく待っても次がなかった。とぼとぼと林道を引き返す。歩きながら、出会ったチョウを飛翔撮り。昨年から増え始めたサカハチチョウ。まだ飛んでいるツマキチョウ。何だろうと思って撮ったら、ルリシジミのメスでした。
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コツバメもいた。メス?
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獣糞に群がっていたコミスジ。3コマ目の背景にはネットが写っている。平日だと年配者がほとんどだが、休日は若い人が多いようだ。でも、1日数人程度。何を採りに来ているのだろう。
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白いチョウがとまったので撮ってみると、スジグロシロチョウだった。
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やはり、ウスバシロチョウは1週間ほど早く、アゲハの吸水シーンも不発に終わったけれど、いつもの場所よりワイルドなアオバセセリを見ることができホッとした。1日おつきあいいただいたTさん、ありがとうございました。



雑記
先日、「月刊むし」 6月号が送られてきた。以前、ハリギリの幹にキバネセセリが産卵している画像をこのブログに掲載したことがあり、「探蝶逍遥記」のfanseabさんから、珍しい画像とのことなので、KIROKU・HOKOKU欄への投稿を勧められた。産卵に関する文献等はfanseabさんが用意してくださったので、説明文とともに投稿したらあっさり受理され、投稿者にその掲載号が進呈されたという次第です。fanseabさんにあらためて感謝申し上げます。

この6月号の表紙は、1枚の大きなフキの葉の上に、白いウスバシロチョウと黒いウスバシロチョウが開翅している写真でした。撮影者はチョウ類保全協会の永幡さん。さすがに目のつけどころが違います。感嘆しました。

by otto-N | 2015-05-09 20:15 | Comments(0)

2015.5.1 多摩丘陵・アオバセセリ   2015.5.8 (記)

2015.5.1
風薫る5月ということで、アオバセセリがヒメウツギにやってくる超有名ポイントにでかけた。

いつものように早くは出られず到着は9時すぎ。すでに、Akakokkoさん、Favoniusさんが、次に飛んで来るアオバセセリを待っていた。ヒメウツギは満開。しかし、アオバセセリはやって来ない。ナガサキアゲハが赤い花に来たのでシャッターを切るが身が入らなかった。
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やって来たのは9時30分。でも、すぐに飛び去ってしまった。
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撮れたのは2回だけ。ピント不良。蜘蛛の巣つき。
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アオスジアゲハが近くを舞っていたが、いつやって来るのか判らないので気合いが入らない。ときどきカメラを向けただけだった。
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11時すぎ、Akakokkoさんが帰られた後、気温が高いうちは来ないだろうと、コジャノメをFavoniusさんと、尾根道に撮りにいく。
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コジャノメはとても少なかった。2頭が絡むこともなく、木の手すりにじっと止まっているが、近づくだけで飛び立つ。道に沿って飛ぶことが多いので、平行して追いかける。でも、垂直に立った裏翅だけしか写っていなかった。(翅が水平になっていたのは当然カット)
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暗いのでLEDライトを使った。これだけ暗いと、チョウだけが照明に浮かび上がる。照明に入ったときがピントの合う範囲。入っていなかったら写っていない。
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午後2時すぎに戻ると、すぐにアオバセセリがやって来た。15ミリを100ミリに付け替え、背景の光線具合(少し日が当たっていた)も良くピントもばっちりと思ったのに、モニターを見たら真っ暗。設定が飛翔用のままだった。その後もたびたび、アオバセセリがやって来たけれど、先ほどの好位置にはやって来なかった。背景もあるけれど、一番気にしたのは、明るさ。こののアオバセセリは、日の当たる場所では吸蜜しない。日が当たらないところばかりで吸蜜していた。暗すぎて色が出ない。アオバセセリに合わせると、ウツギは完全に白くとぶ。
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上の4コマ目からの続き。妙に緑色が強くなってしまった。
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近くで大きめに撮ると少しはチョウの色が出るけれど、日陰はきつかった。
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背景が真っ白なウツギといきたかったが、ウツギは真っ白。ウツギが少ない背景でしかチョウの色でないです。撤収は16時30分でした。
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2015.5.2
休日なのでポイントが混みそうであったが、リベンジにいく。9時過ぎ到着。ところが、先客は2名だけ。しばらくぶりのdaronさんと、初めてのmikatanukibabaさん。一度来たようだったが、10時ころ、daronさんが、頭上にとまったアオバセセリを発見。何とか葉の間から、撮影する。目を離すとすぐ判らなくなる位置。
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いつまで休むのだろうと見守っていたが、10時25分、突然、足元におりてきた。あわてて撮影。近すぎ、そして半分逆光。そして、すぐに飛び去ってしまった。
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この後は来なかった。カラスアゲハのメスがふらふらやってきてウツギで少しだけ吸蜜。
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11時すぎ、これまでと諦め、コジャノメに遊びに行くと、クロヒカゲもテリ張りしていた。いい角度では撮らせてもらえなかった。もちろん、飛んでいるところを狙うがダメ。ザックの汗にまとわりついたが、すばしっこい。
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縁毛もきれいなコジャノメ。
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地面の木漏れ日に浮かび上がる飛翔を撮りたかったのだけれど、地面にはほとんんどとまらず、相変わらずとまるのは手すりだけだった。木が大きくなり、日が当たる場所が狭くなったような気がする。
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この日の一番。翅の開き塩梅がいい感じだった。
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午後2時過ぎ、アオバセセリの場所に戻ると、二人の撮影人。留守している間、3回も出てきたらしい。ちょっと残念だったが、満足できるコジャノメが撮れたので悔いはなく、次を待つ。14時20分、1頭がやってきたが、シャッターを切れたのは1回だけ。ホワイトバックの逆光。花はとにかくチョウはよく撮れなかった。
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14時50分。またやって来た。今度は光の加減もなかなかいい。
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もう1ショット。撮れたのはこの2シーンだけだったが、この2日間で一番いい色に撮れた。
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もう帰ろうかと思ったが、また来ることを確信して待つ。16時を少しすぎたころ、やって来た。ウツギが背景にいっぱいというところにとまるのだが、すでに、周りが暗すぎた。
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昨年は、このポイントに何度か行ったが一度もアオバセセリにあえなく退散した。今回は何度も会えたけれど、満開のヒメウツギの日の当たらない暗い場所でしか吸蜜せず、撮影が難しいことを痛感しました。花も蝶もきれいに撮れる薄曇り~曇り空だとアオバセセリは出ないかと思っていたけれど、聞くところによると大丈夫らしいので、来年は、あまり晴れていない日に行ってみようと思います。それにしても、年々、人が増えてきましたね。

by otto-N | 2015-05-08 19:54 | Comments(0)

2015.4.27 群馬県・笠丸山 スギタニルリシジミ   2015.5.6 (記)

2015.4.27
群馬県の笠丸山(標高1189m)にアカヤシオを見にいった。昨年は行こうと思ったときには花が終わったというので、栃木県の袈裟丸山(標高1178m)に登ったけれど、こちらのほうが断然、楽チンな登山だった。

登山口付近は桜やツツジが満開。ポカポカを通りこし初夏の雰囲気。白いチョウが飛び交っていたが、スジグロシロチョウと思う。
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登り始めは木を伐り出した舗装された林道。舗装が切れたあたりから、やっと登山道らしくなる。崖から水が浸み出している箇所があり、いるに違いないと思って近づくと、やはりいた。スギタニルリシジミ。
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とまっても、すぐに向きを変えるので静止を撮るのに手こずった。時期が時期だけにスレ個体ばかりなので、静止よりも、こういうこともあろうかと持ってきた15ミリに換え飛翔に専念した。(専念するほどの時間はとれなかったが)
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撮っている途中で日射しが薄くなったこともあるけれど、絞りを間違った。全部、真っ黒。2EVも足りなかった。なんとかソフトで補正した。暗い林道を歩いていると、ちょっと日が当たるだけで眩しい。目の錯覚で明るいと思っただけだった。
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暗い林道の水が浸み出る崖。こんな所がスギタニルリシジミは好きらしい。
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その後は、日陰の急登が続く。見たことのなかった花。ハシリドコロというらしい。シロバナエンレイソウも初めて。ちびたエンゴサク?
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ロープ場を登ったところで、山頂。1時間で着いた。アカヤシオが咲いていてほっとする。
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アカヤシオはなんと言ってもこのピンクがとてもいい。それと、先端が尖っていない丸い花弁。個々の花の寿命は短いようで、すぐに落花するので、満開といっても枯れた枝にぱらぱらと花が咲いているだけだ。
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日陰にあっても、1花だけ咲いていても、大きい花だけれど、とても可愛い花だ。
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山頂でお昼。しかし、ゆっくり食べている時間はなかった。山頂のキアゲハ。ときどき、ヒオドシチョウに絡まれ、なかなかいい位置に来てくれない。
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思ったように撮影できず時間が経過する。5分だけ時間をもらい、やっと背景にアカヤシオを入れることができた。やった!、と思ったけれど、ピン甘だった。
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アカヤシオは山頂の崖っぷちにしか咲いていない。山の登らないと見ることのできないツツジだ。日陰の向こうは対岸の山。
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モミジの花。初めてみる黄色い花のヒカゲツツジ。
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山を下り、駐車場まで歩いていると、またしても水の浸み出た崖。今度は絞りを開けて撮った。しかし、気温が高いせいか、飛び回り方が異常に速い。フレームに入らないし、ピンが来ないものが続出。2コマ目、2頭入ったことは入ったのだが、かろうじてだった。
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縦型でも撮るが横へ飛ぶとお手上げ。フレームアウトの連続だった。
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スレが少ないものもいた。飛んでいるときに他より明るい。
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上の画像とこの画像の間にもう1枚、同じ翅の向きのものが写っていた。秒7コマで、はばたきが同調していたということらしい。
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残念ながらピンが少し来ていなかった。(追われているのはメス。メスも吸水するとは意外だった)
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上からや、斜め上からでは、自分の陰になり撮りにくかったが、これはいい感じ。
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毎年、この時期になるとアカヤシオを見にハイキングすることが恒例になっているけれど、花の時期が難しいようだ。今回は低山で楽だったけれど、花の数はそれなりだった。これまでの一番は昨年登った袈裟丸山だと思う。昨年は花が不作だったというが、それでもこんなものではなかった。それよりも、あわよくばと期待したスギタニルリシジミとの出会いのほうが嬉しかったというのが本音です。

by otto-N | 2015-05-06 20:54 | Comments(0)