たかがヤマト、されどヤマト

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2015.6.24-25 福島県・奥会津 (1) キマダラルリツバメ   2015.6.30 (記)

2015.6.24
前々日には、この地から国道でつながっている新潟県境の山に登ったのだけれど、2日間好天が続きそうなので、この日、新幹線と在来線を乗り継いで2年ぶりに奥会津のキマダラルリツバメに会いに行った。

現地に着いたのは午後2時半すぎ。晴天で気温が高いので、キマルリが出てくるのは4時過ぎだろうと、駅近くの民宿に荷物を預けてから、ヒメシジミのたまり場に行ったけれど、ヒメシジミはすでにボロボロ。捜してもメスでさえ綺麗な個体は見つからず、そうこうしているうちにすでに3時半。あわてて、キマルリのポイントに汗だくになって駆け付けたころには4時になっていた。ポイントは話に聞いていたとおり、桐の木が1本残されただけでがらんとしており淋しい感じだった。誰もいないなぁと思っていたら、道路脇の日陰に見知った方々が(雪国茶屋のTさん、チョウ類保全協会でボランティアされている杉並MさんとIさん、作家の柴田さん夫妻、春日部のSさん、他初対面の方1名)座り込んでいた。まだ、キマルリは全然出ていないらしい。間に合ってよかった。

とりあえず、近くのヒメジョオンのところに行ったところ、ヒメシジミに混じってキマルリがいた。しかし、すぐロスト。そろそろテリ張りの時間ということで、ポイントに行くと、遠くでオスが飛び回っていたがすぐ消えた。そのかわり、メスがもっと近くで見つかった。
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しばらくじっとしていたけれど、少し飛んではまた別の場所にとまる。いい位置にきたので撮っていたら、ヒメシジミが飛んで来てすぐ近くで翅を拡げ始めた(ちょっと邪魔)。
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もう少し寄って、キマルリだけを切り出したのがこの画像。大きすぎた。
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ときどき翅を拡げる。
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裏はかなり綺麗だったけれど、やはり少し傷んでいた。
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メスは初めてだった。真っ黒でとてもいい。表の縞模様が少し透けるのもいい。
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あちこちでオスが飛び始めたのは午後4時10分。しかし、とまっても、近寄る前に他のオスを見つけ飛び去ってしまう。追いかけ合いが落ち着いたころには数が激減していた。それも同じ個体だ。このオスは強いのか、飛んでいってもまた近くに戻ってきて、すぐ翅を拡げる。これも傷がある。
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飛び方からオスと判るけれど、真っ黒。メスと変わらない。とまってもすぐ翅を拡げるので翅裏を撮るチャンスは少なかった。やっと撮れ、オスと確認。
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ほとんど青鱗粉のないオスだった。飛び立っても、すぐ戻ってきて翅を拡げる。
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寄りすぎて、残念ながら、尾状突起までピントがあわなかった。これも、裏の縞模様が透けて見える。
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黒化型ではなくて、普通のオス。1コマ目はこの日のオス第1号。2コマ目、きれいだったが、すぐいなくなった。3コマ目、ヒメジョオン吸蜜に来ていたが、吸蜜中を撮り損なった。
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テリ張りが始まるころのオスは数が多いけれど、だんだん減ってくる。遠くまで追いかけて追っ払い、また戻ってきたほうが勝ちというわけだ。強かったのは、先の黒いオスと、この美麗なオス。この2頭だけが、少し距離を置いた所に舞い戻ってきていた。(この画像は、右隣の葉にハエが写っていたので、しかたがなく涙のトリミング)
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最初は、ずいぶん青が薄いので古びた個体だと思った。ピントは合っているし、傷もほとんどないのに、パッとしない変な個体だと思った。でも、じっと見ているうち、裏の縞模様も透けて見え、なかなか味のある個体に感じられた。
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4時前までは太陽がカンカンだったのだが、テリ張りするころには、太陽は雲に隠れ、ときどきしか出てこなかった。ルリ色に輝くには太陽にカッと照らされることが必要なのだが、この個体は、照らされても、それほど輝かなかった。もっと低い位置から撮影すると、輝いたかもしれないが。(左、日射あり、右、日射なし)。
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とまって、翅を開いて、位置を変える。
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何度何度も戻ってくる。
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薄日の当たるヨモギの葉の上で。
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隣を見たら、ヒメシジミ。
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正方形でトリミングしてみた。
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しかし、普通のほうがいいようだ。
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「オスの2つの型は撮ったし、メスも撮った。交尾が撮りたーい」と春日部のSさんがおっしゃる。「それでは、探してしんぜよう」と言ったわけではないが、見つけた。数回シャッターを切り、みなさんを呼ぶ。後で、斑紋を照合した結果、メスは先ほどのメス。オスは、最後まで残っていた黒化型でも美麗型でもなかった。テリ張りに勝った2頭のオスとしては、とんびに油揚げをさらわれた格好ですね。
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交尾を撮影しているころ、少し離れたところで、開翅していたオス。2頭目の黒化型と思ったが、右後翅に刀傷。先ほどと同じ個体だった。
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宴も終わり、1人2人と去って行った。私は近くの民宿、柴田さんご夫妻は会津若松に宿泊の予定。まだ、キマルリがいるかもしれないと別のポイントに急ぐ。まだ、キマルリがいた。少なくても2頭。そのうち、1頭は青い筋が少しだけある減退型だった。最後の撮影は午後5時57分。
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この日、ここに集まられたみなさん、Tさん、楽しく撮影できました。ありがとうございました。



(翌日に続きます)

by otto-N | 2015-06-30 16:44 | Comments(2)

2015.6.22 新潟県・浅草岳 ヒメサユリ   2015・6.27 (記)

2015.6.21
雨の日曜日、翌月曜日の新潟・中越地方は晴れとの天気予報。急遽、山麓近くの宿を予約し、午後、小出に向かった。宿に着いたら雨は止んでいた。その夜の天気予報でもピーカン。安心して眠りにつく。登る山は、新潟・福島の県境にある浅草岳(1585m)、山頂付近で咲き始めたというヒメサユリが目的。

夕方、宿の周りを物色。切り残された菖蒲?とスジグロシロチョウ。付近の雑木林はクルミの木ばかりだった。
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2015.6.22
朝、起きてみると、何と雨。朝食中も止まず、とりあえず、10kmほど離れた登山口はどんなところか見に行ったところ、雨は止んでいた。駐車場には10台ほどの車。他府県ナンバーが多い。空は暗いものの雨は降っておらず、登れるまで登ってみようと決心したのだが、登るつもりで来ていなかったので、食糧はあったけれど水がない。急いで、1車線の道を引き返し水を買ってきた。登り始めたのは9時40分。例によって、花を撮りながらの登山。木の白い花、スミレ、ホウチャクソウはきちんと撮っておくべきだった。
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「浅草岳登山口」としか表示されていなかった標識 (ネズモチ平登山口のはず。ちゃんと書いて欲しい)から、登山道に入る。しかし、ドロドロのぬかるんだ道。全然楽しくなく、小さな川にぶち当たったところで、小雨が降ってきたので、諦めて引き返す。登山口まで戻ると、空が明るくなり、そのへんを散歩するつもりで、舗装された林道をぶらつく。標高は1000mほどと思うが、至るところに残雪。さすが、豪雪地帯。妻が見つけた気色の悪い巨大生物。体長15~20cm。どうやらナメクジのようだ。かなりビックリした。完全に雪で遮断されている箇所も。空は少しずつ明るくなり、対岸の守門岳らしい山も見えてきた。
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水滴で濡れたサンカヨウ。とても嬉しい出会いだった。
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林道のドン詰まりに、立派な看板があった。この桜曽根登山口から山頂まで2時間。時計を見ると、まだ11時。登ってみることにした。
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道がぬかるんでいたら引き返すつもり。しかし、大きなブナの木もあり、乾いた尾根筋の楽しい道だったので、そのまま登った。チゴユリとギンリョウソウ。このムシは不明 (暗いので何回シャッターを切ったことか)。
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ぬかるんではいないが、だんだん斜度がきつくなったが、花がときどきあるので退屈はしなかった。ユキザサ、白い木の花、コイワカガミとオオイワカガミの差は判らない。多かったのはアカモノ。
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樹林帯を抜けたが、依然、ガスが漂う。
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水滴をテーマにした。しかし、その割には撮影できず。アカモノ、ウラジロヨウラク、モミジ。初々しいゴゼンタチバナ、初めていいと思った。
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濡れたツバメオモトの透き通った花弁。絶品。
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向こう側が少し見えるようになってきた。しかし、まだガスは晴れない。
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1つ目のピークを越えたら、突然のヒメサユリ。登山道の両脇に点々と咲いていた。
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ミツバオウレン、開きかけのゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、ツマトリソウ。
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次のピークにもヒメサユリ。
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濡れそぼるヒメサユリ。色が微妙に違う。
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良く整備された木道を登る(ただし、分岐点以外の標識がなく、ちょっとつらい)。ミツバオウレンの群落、まだ新鮮なタムシバ(?)。雪渓を横切った先に分岐点があり、さらに少し進むと雪の急斜面。先が見えない。
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そして、やっと山頂直下の湿原。湿原の花たちに混じって、ヒメサユリもところどころに咲いていた。濡れたワタスゲ、コバイケイソウは大きくアップにしたときが美しい。エンレイソウの蕾。
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この湿原から少し登ったところが山頂。尾根道伝いにヒメサユリが咲く。綺麗な花を選んで撮る。中でも、少し色のうすい4コマ目が絶品だった。
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登山道脇のヒメサユリ。もっと絞って撮るべきだったし、登山道も入れるべきだった。
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山頂で昼食にしようとしたら、人に寄ってくる小さな虫が多すぎ断念。下の湿原の木道で休憩した後、下山開始。ガスが薄くなったが、一瞬。帰りはステッキを使ったほうが楽。特に急斜面での必需品。
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最初に出会ったヒメサユリを再撮影。来るとき撮り損ねた黄色いスミレ(オオバキスミレ?)をついでに撮る。
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登ってきたときより、天気はよくなっていた。
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最後のピークでやっとチョウの影。たぶんヤマキマだろうなぁ。大きなカタツムリは久しぶりだった。マイヅルソウの群落。
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登山口まで降りてきて、駐車場までの林道を下る。ときどき、木の上をシジミチョウが飛んでいるが、正体不明。湧水の横で2人の女性がデジイチで熱心に撮影していた花。仲間に入れてもらう。アズマシロカネソウ (知りませんでした)。花弁の1枚だけがムラサキ。とても可愛い花だった。
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ピーカンと信じて急遽、浅草岳に登ったのだけれど、天気予報は大外れ、小雨混じりの曇り空だった。途中で雨が降ってきたら引き返す予定でいたが、途中、色々な花が咲いていたおかげで、頂上まで登ってしまった。頂上付近にしかないヒメサユリもよかったけれど、雨に濡れた花々がとても印象的だった。特に、サンカヨウとツバメオモトの透き通った花弁の美しさは絶品、忘れられないものとなった。

by otto-N | 2015-06-27 20:36 | Comments(2)

2015.6.17 東京・郊外の谷戸 ミドリシジミ   2015.6.23 (記)

2015.6.17
横浜の公園では、ミドリシジミの卍飛翔は低いところまで降りては来そうもなく、東京郊外のこれも谷戸の公園に行った。1週間前にも行っているが、このときは、集まっているオスが少なかったせいか、卍飛翔自体があまり活発ではなかった。

公園に行くまでの途中、ハギの植え込みにルリシジミのメスが2~3頭いたのでカメラを用意していたら、トラフシジミが飛んできて近くにとまった。順光では顔が見えなかったので、逆光に回り込んだ。これを撮っているうち、肝心のルリシジミは消えていた。
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16時すぎ、オスが高いところにとまっているのが見えるけれど、卍には至らない。足元でなんか飛んでいたと思ったらヤマトシジミのメスだった。ISO3200、F4、1/3200の飛翔撮影設定。こんな暗くしか撮れない。ソフトで明るくすると、背景の粗さが浮き出てしまう。
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16時35分、ネムの樹上で最初の卍が始まった。例によって、遠い。
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高い場所で始める卍も、すこしずつ低いところに降りてくる。しかし、途中でばらけるのがほとんどだった。
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暗いのでピントも合わせにくい。
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そのうち、卍飛翔をする時間が長くなり、割と近いところにも降りてくる。近すぎると背景自体はつまらない。ミドリシジミの翅の色を撮りたくても、やはり暗すぎるようだ。(以下の画像はノートリ。トリミングすると粗くなりすぎる)
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どんどん降りてきて、背景に植えたばかりの苗の緑が視界に入ってきた。前に来たときは、まだ田植えの前。水だけ張っただけだった。
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ここで300ミリから、2個のLEDライトを装備したもう1台のカメラ(21ミリ)に切り替える。LEDはせいぜい30cm位しか照明としての効果はない。30cm以内なら、翅が輝くはず、と思ったもののそれほどの効果は感じられなかったが、4コマ目(ピンが来ていない)、1枚の翅が緑と青に輝いており、LEDの効果かもしれない。
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一番ピンが来ていたが、残念なことに1頭だけ、それも裏側。
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田植えが終わったばかりの田んぼであるけれど、背景としてはいい感じだった。
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田んぼに降りてきたのは2~3回あった。しかし、何とか近づけたのは1回だけ。1週間前も、下に降りてきても田圃の真ん中での卍。あぜ道に移動してくれなければ撮影ができず地団太を踏んだ。この日は、田んぼに降りてきても、飛び回っているシオカラトンボに介入され、卍は分裂。樹上ではヒカゲチョウ、田んぼではトンボが卍の敵だった。


2015.6.18
やっとミドリシジミの卍飛翔を至近距離で撮影できたけれど、レンズの選択を間違えたようだった。確か、置きピンは30cm。チョウはこれほど大きく入らなくてもいいし、遠すぎてより近づきすぎてのピンボケのほうが多かく、2頭とも入る確率が少し上がる15ミリで撮影しようということで、この日も夕方に出向いた。しかし、昼すぎに降り出した雨が上がっても、空は暗い。卍は4時前には始まったが、前日ほど活発ではなく、樹上ばかりで1度も下に降りてこなかった。

いつも卍飛翔に介入し、分離させる元凶となるヒカゲチョウ。ISO6400だと、背景がざらつく。
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広角撮影のチャンスは全くなかった。望遠でもこの通り。白バックに黒バック。掲載してもイミがないのだが、我がブログは忘備録。
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ミドリシジミの卍飛翔の撮影は暗くて難しい。ミドリシジミの飛翔撮影は、明るい日中に行われるメスアカミドリシジミの卍飛翔の練習と思って、2か所に通ったのだけれど、撮れても、ISOを上げているため画質が粗く、私の使っているカメラではどうしょうもなかったです(言い訳です)。2か所とも近ければいいのですが、どちらも片道1時間半。ちょっとくたびれたので、ミドリシジミの卍飛翔の撮影トライアルは、お終いにしました。(メスアカミドリのほうも、時期を逸してしまったようです)

by otto-N | 2015-06-23 20:06 | Comments(2)

2015.6.15 横浜・ゼフの舞う公園 ミドリシジミ   2015.6.22 (記)

2015.6.15
曇りの日にミドリシジミの卍飛翔を撮りに行ったけれど、足元には降りて来ず、広角では全く撮影のチャンスはなかった。また、逆光ではまったく表翅が緑に輝かない。少しは横から撮る必要があった。この日は、快晴。横から撮るとそれなりに撮れるはず、というわけで、夕方、横浜に出向く。

3時すぎ、池の畔のハンノキに産卵のためにポツポツとメスが現れた。産卵もせず立ち去ってしまうのがほとんどだが、日の当たる葉上で翅を開くものもいる。1コマ目、斑紋が少し赤いような気がする。2コマ目、これも少し赤いようだ。残念ながら右の尾状突起なし。3コマ目、尾状突起ありの別個体。もう少し赤いか。とにかく、B型とAB型の区別は難しい。4コマ目、この位置ではあまり綺麗に撮れなかった。
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上の3コマ目と同じ個体。よく見ると赤い鱗粉が少しだけ載っていた。
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このところ、ムラサキツバメのオスをこのポイントにやって来ていたが、この日はメスが来た。右はラミーカミキリ。
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谷間に日が当たらなくなったころ、オスのテリ張りが始まる。あいかわらず、高いところばかりだった。もう暗いので明るくは撮れないので、居直って、飛翔撮影の設定のままで撮影した。後で、ホワイトバランスを晴天から曇天に直したところ、青っぽい葉の色が少し緑になった。
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4時半過ぎ、卍飛翔があちらこちらで見られるようになった。近くに降りてくるのを期待したけれど、期待に反して、池上の葦の上にしか降りて来ず、300ミリで追うしかなかった。
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しかし、逆光側の池の上にも卍が降りて来なくなり、順光側の樹上の高いところで卍飛翔が繰り広げられていた。晴れているせいかだと思うが、とても遠くて高い。トリミングしないと、こんな豆粒の大きさ。
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5時40分、樹上高くでしか卍で飛ばず、暗くなったので、撮影は諦めた。
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この日も不調。片道1時間半。撮影1時間半。自宅に戻るのは7時すぎ。成果もなく、ちょっと疲れました。もっといいロケ地を探さなくては・・・。と、ぼやいてばかりの日が続く。

by otto-N | 2015-06-22 20:57 | Comments(0)

2015.6.12 横浜・ゼフの舞う公園 ミドリシジミ   2015.6.20 (記)

2015.6.12
朝から曇り。こういう日はミドリシジミの夕方の卍飛翔は早く始まるはず、と横浜に行く。家を出るころは少し薄日が射していたが、現地に着いたら空は暗かった。東京(目黒区)と横浜(戸塚区)は電車で約1時間。たったこれだけで、いつも、思った以上に天気が違う。いつ雨が降ってもよさそうな曇り空。さすがにポイントには誰もいなかった。

ミドリシジミの卍飛翔は4時前に始まった。下には降りてこないので、300ミリでとにかく撮影する。
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暗すぎるためか、翅表のミドリが輝かない。
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最初は上で卍が始まり、だんだん下に降りてくる。遠くてもこちらにやって来るとも限らないので、フォーカスリングを回しながら、ときどきシャッターを切る。木漏れ日のボケが綺麗ではあるけれど、チョウは遠い。もっとも、近ければこんなボケにはならないはず。
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もう少し近いときは、こんな雰囲気になった。ちょっと暗いが悪くはない。
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例によって、暗闇の中の飛翔。暗くなるにつれ、卍は活発になる。
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くるくる、くるくる、卍をする場所はここからは逆光。表翅が輝かない。少しでも横に回り込む。
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キラキラ輝きながらくるくる回り続ける。
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上の6コマ目の続き。背景が梢と空の間。
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そして、暗い背景。表翅の色は出ないけれど、翅のエッジが逆光に浮かぶ。
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2頭にピントが来ることはなかった。暗いので、少しでも表翅の緑色が出たらよしとしよう。シャッタースピードはギリギリの1/3200、F4解放、ISO6400。
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上の続きが1コマ目。秒7コマではその間が撮れない。遠いとピントの合う確率は高まる(2コマ目以降)。
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300ミリでの撮影より、広角での撮影が目的であったけれど、この日も、2頭は近いところへ全く降りて来なかった。暗すぎるためか、ロウバイの葉上で開翅することもなく、終始、豆粒のようなミドリシジミの卍飛翔を望遠で撮り続けた。

by otto-N | 2015-06-20 19:33 | Comments(0)

2015.6.11 東京・白金の森 トラフシジミ   2015.6.18 (記)

2015.6.11
雨の翌日の晴れ。こんな日はトラフシジミは出て来ないのが通例だけれど、先日はこの決まりが破られた。さて、どうかと思って、自然教育園に行く。

散策路を進むとムクロジの小さな花がぱらぱらと落ち始めている。ポイントに着くと、葉の上に開いているトラフシジミを見つけた。残念ながら、擦れていた。
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すぐに1頭見つかったので期待したけれど、後が続かなかった。飛んで来ても、発生が早かったのか傷んだ翅のものばかりだった。そして、翅も開かなかった。4コマ目、珍しいとは思ったが、ただとまっていただけのようだった。
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この時期、ここでは稀なヤマトシジミ。完全に夏の装い。すっかり忘れていた。
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待ちながら、このポイントで撮ったムシたち。
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2015.6.16
前日は晴れていたが、休園日。この日はカラッと晴れてはいないのでトラフは出て来ないはず。と、このことを確かめるためにいつものポイントに出向く。その結果、9時半から10時半まで3頭が出てきただけ。飛んでは来たがすぐ飛び去った。もちろん、翅を拡げることもなかった。
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オオウラギンスジヒョウモンらしきものが飛んでいたので、花に来ているかと思って池の畔に行ったけれど、全く、飛んでいなかった。

これで、今年の夏トラフもお終い。例年より、ちょっと発生が早かったようだ。

by otto-N | 2015-06-18 11:57 | Comments(0)

2015.6.10 埼玉県・秩父 四阿屋山 ゴイシシジミ   2015.6.17 (記)

2015.6.10
秩父の四阿屋山(あずまやさん:標高772m)にハイキング。道の駅に駐車し、古い薬師堂が起点。そこからすぐの菖蒲園の裏から登る。菖蒲園はなかなか見事。まわりには、こんなに咲くのかと思うほどのヤマボウシの白い花。アカボシゴマダラが1頭飛んでいた。
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登山道はよく整備されていた。杉林の登山道なので、暗く、チョウの姿もない。ちょっと開けた場所で撮ったキマダラセセリとクロヒカゲ。レンズは18-135ミリの1本だけ。山登りのときは、特別でない限り、チョウ・花はテレ端、景色はワイ端、この1本で済ませる。
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途中、展望休憩所というのがあり、ゴイシシジミが1頭だけいた。
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この休憩所のウリは、山の向こうに見える武甲山とのこと。テレ端にして撮ってみる。ただし、最短40cmくらいなので、近づけなく後でトリミングせざるを得なかった。
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杉林の急登を抜け(2コマ目)、鎖場(3コマ目)をよじ登ったところが山頂だった。
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山頂は、とても狭く、南西方向だけが切り開かれ、そこから両神山を望むことができた。
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山頂なので、キアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、珍しいことにモンキアゲハまでが飛び回っていた。それより、驚いたのは眼前1mまで飛んできたフジミドリシジミ。定期的に飛んでくるようだったが、すぐに視界から消える。茫然と眺めるだけ。アゲハ類も全然撮れず。撮れたのは、ダイミョウセセリと日陰のコジャノメだけだった。
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フジミドリの残像が頭をかすめるが、下山。登ってきた道と違うルートで下る。下りのルートは、登らずによかったと思うほど傾斜がきつかった。右に杉林、左は広葉樹林の尾根筋を下る。尾根道のコジャノメ。とても敏感で、やっと1枚だけ撮れた。
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途中、蔦の巨木地帯を抜けた。太い蔦がニ重三重に絡み合っていた。この蔦性の木は何だろう。不思議で不気味な景色だった。
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太子堂に着いたのは午後2時過ぎ。まだまだ時間があったので、クロツバメシジミの場所にちょっとだけ寄る。撮影20分の約束。こんな時期に来たことがなく、いるかいないか不安だったが、飛んでいた。数はとても少なく、探すのがやっと。それも、暑いのか飛び回ってばかり、少しとまってもすぐ飛び立つ。2シーンが撮れたのでOK。開翅は諦めた。
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ちょっと逆光。下段にあったツメレンゲ(園芸種)のピンクがきれいだった。クロツはとても新鮮でほっとした。
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山頂にはやはり、フジミドリがいた大きなルリシジミが超高速で飛び回っている感じだった。でも、最初に見つけたのは妻。アゲハばかりに気をとられ気がつかなかった。なんという不覚、とまではいかないけれど、彼女はムシを見つけるのがうまい。一昨年、霧の唐松岳山頂で、タカネヒカゲを見つけたのも彼女だった。

by otto-N | 2015-06-17 12:23 | Comments(0)

2015.6.8 横浜・ゼフの舞う公園 ミドリシジミ   2015.6.15 (記)

015.6.8
雨の日の翌日、横浜の公園にミドリシジミ探しに行く。

いつも、最初に立ち寄るポイントには、昼前からオスがテリ張りをしていた。樹上から下りてくる様子もないので、別の場所に移動すると、運よく、カメラの隊列。一度、開翅したようで、次を待っているようだった。急いで準備すると、すぐ開翅。日頃あまりやらない連写をしたのだけれど、最後の全開時はピンが全然甘かった。ピンが来ていたのはこの全開寸前のショットのみ。
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羽化直開翅のチャンスのある場所だが1頭もおらず、すでに羽化は終わったようだ。それにしても、数が少ない。地元の方の話によると、近くにあった栗の木が切られてしまい、吸蜜のついでに翅を休めていたミドリシジミが来なくなったとのこと。なるほど、栗の木がない。午後は、ずうーっと最初のポイントで過ごす。池の畔にハンノキの小木があり、メスが産卵のためにやって来ていた。
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近くの葉上でときおり翅を開く。でも、ことごとくO型。少し擦れていた。
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背景がよかった1枚。
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ちょっと青筋が細かったけれど、やっと撮れたB型。
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この日もムラサキツバメが1回やって来た。何気なく撮ったらとてもきれいなヒカゲチョウだった。
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そんなこんなで、夕方のオスのテリ張りタイムに突入。ここも、昨年、桑の木が切られさんざんであるが、その左のロウバイの中木で開翅するようになった。しかしながら、とまる位置が高すぎ。翅を開くと、下からは翅がちょっとだけしか見えない。
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これでも低い方。高い所でとまることがほとんどだった。
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高い所ではシャッターを切る気もおこらず、下に来たときを待ったが、全然来てくれなかった。下ほど暗くなり、目だたないので、テリ張りでとまるわけがない(のだと思う)。
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テリ張りポイントは谷間。薄暗くなった4時過ぎに卍飛翔が始まった。目元まで卍ペアが降りてきたなら、広角で撮ろうと準備していたが、全然降りてこない。しかたがなく、300ミリ、マニュアルフォーカスで飛翔を狙う。しかし、暗い。絞りF4解放でシャッタースピード1/3200。ISOは最初1600、だんだん暗くなり、最後は4000まで上げた。たいてい、卍は遠いところから始まる。遠いと撮ってもしかたがないのだが、そこからファインダーで追わなければ、ピントを合わせきれない。ヤマボウシだけが白くボケ、背景は真っ暗。
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ピントを合わすと言っても、キラキラと輝きながら飛んでいるので、一番輝いたときシャッターを切る。でも、ほとんど遅すぎ。
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2頭両方にピンがくるのは至難の技。一部にピンが来たらよしとする他ない。
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背景が暗くて、チョウもシルエットでしか写らない。
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ほとんどトリミング。縦位置で切り出し、3枚並べた。
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逆光では翅が輝かない。しかし、飛びまわるのは、逆光の位置ばかり。なるべく、横に回り込むのだが・・・。
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翅裏は写っても、表はなかなか撮れなかった。見上げて撮っているからだと思う。
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ミドリシジミの卍飛翔の撮影はとても難しい。暗くならなければ、卍が始まらないし、暗くなるほど長続きする。飛び回る位置も問題で、順光に入らなければ、翅が輝かない。撮れた画像は、真っ暗の中にシルエットが浮かびあがるだけだった。しかし、これらの画像は、パソコンのモニターの明るさによっては、ただの暗闇にしか写ってないかもしれません。逆に、明るいモニターだと、画質が粗さが目立つと思います。

by otto-N | 2015-06-15 21:26 | Comments(0)

2015.6.5 東京・白金の森 トラフシジミ   2015.6.12 (記)

2015.6.5
前日、「徘徊」のShinさんから、自然教育園でトラフシジミが路上に降りてきて開翅も見られたという知らせが入った。前日はからっとした晴天だったけれど、その前の日は雨だったので、トラフは出て来ないと踏んでいたのだが、この日も晴天の天気予報。トラフ祭りになる可能性が大だった。

開園前に着いてしまったので、隣の小さな公園に行くと、ムラサキシジミのメスがいた。少し待っていると開翅した。ムラシが開翅するときは、トラフも開翅することが多い。
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9時少し前に入口に行くと、Shinさんもバイクで登場。開門作業を手伝い(いつものこと)、ポイントに急ぐ。問題は天気。カラッと晴れておらず、薄曇りという感じ。日射しが強いことがトラフ降臨の条件なのだが、トラフは出た。その前に、ポイントで待ちながら撮った他のチョウの画像を貼っておきます。ムラサキシジミのオス。このチョウはほんとうに綺麗だ。
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ヒメジャノメとウラナミアカシジミ。(アカシジミもいたけれど、さすがにボロボロだった)
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ポイントで1頭目のトラフシジミを見た直後、目の前に飛んできて突然開翅した2頭目。驚愕のブルー。マクロを準備してなかったので300ミリでの撮影。少し葉被りだったけれど、それより、ピントが甘かった。
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その後は、次から次へとはいかないものの、路上に降りてきては吸水。そして、半数は翅を開いた。
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路上だけでなく、近くの葉の上にもとまり、葉の上でも吸水(吸汁)しているようだった。
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夏トラフは地味ではあるけれど、こうして、葉の上にとまっていると、なかなかの美しさである。
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半開翅。
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そして、全開翅(別個体)。
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怒り型のような前縁が強調され、背後に白い花がボケている(ドクダミ!)、引いて撮ったこちらのほうがいいかもしれない。
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少し暗いところでの開翅(さらに別個体)。暗いせいか少し色が出なかった。
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このブルーの金属光沢はトラフならではの色だと思う。そして、翅脈の太さがビュルビュルと渦巻くように高速で飛ぶトラフを物語る。
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普段は滅多に姿を見せないけれど、ぱらぱらとムクロジの花が散り落ち、路上が花で埋まるころ、カラッと晴れた日が続いた2日目に、自然教育園のトラフシジミが次々舞い降り翅を開くというのが、Shinさんと私が作った定説であったけれど、今年は覆されてしまった。まだ、この日はムクロジの花が咲いていなかった。今年は変。しかし、例年、ムクロジの花が咲くころはトラフの翅がすでに傷んでおり、奇麗なトラフをなかなか撮ることができなかった。5年間、通い詰めてのトラフの開翅、こんなの初めて。やったね!

by otto-N | 2015-06-12 21:06 | Comments(4)

2015.6.4 横浜・ゼフの舞う公園 ミドリシジミ   2015.6.11 (記)

2015.6.4
雨が降った翌日、ミドリシジミの撮影を目的に横浜の公園に行ってみる。今年初めてだった。

いつもの池のポイントに立ち寄ったけれど、ミドリシジミは見つからず、ウラゴマダラシジミもいないだろうと思っていたが、ウラゴは飛んでいた。そのポイントの入り口にある大きな木を見上げたら、ルリシジミに混じってウラゴも吸蜜していた。その横に、オオミドリシジミ。残念ながら、すぐ、後ろに引っ込んでしまった。ウラナミアカシジミもゆっくり吸蜜していた。
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もう一つの羽化直開翅の観察されるポイントにも、まるで見つからず、この2つのポイントを行ったり来たりする。そのうち、メスが何頭か見つかった。
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翅を開いたものもいたが、ことごとくO型だった。
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羽化直のO型は人気がないが、どうしてどうしてとてもきれいだと思う。日陰だと、このチョコレート色にしびれるのだが。
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午後3時半。オスのテリ張りが始まる時間だ。何頭かオスがチラチラ飛び始め、高い木に上で開翅を始める。残念ながら、撮ってもあまりにも小さくしか写らない。集まったみなさんがやきもきする中で、低めのところに突然やって来て開翅したのがいた。メスにしてはちょっと変。撮影中にわかったのだが、意外や意外、ムラサキツバメのオスだった。
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4時すぎ、オスが集まり始め、卍飛翔が始まるが、長くは続かず、すぐにばらけてしまう。ばらけた後は、また同じような場所に戻り、翅を拡げる。しかし、目より高い位置ばかりだった。半開翅だとよいのだが、全部開いてしまうと、こちらからは輝く緑は少ししか見えない。以下、300ミリでの撮影。横4896ピクセルを半分の2448ピクセルで切り出した。いかに高くて遠いところで開翅したか判ると思います。
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これは少し近かった。
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みなさんの期待もむなしく、なかなか低いところへは来てくれない。それでも、翅を開くたびにシャッター音が鳴り響く。どんどん、空は暗くなり、色も出ない。ISOは1600。
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比較的下に来たのは1回だけ。やはり、暗くて本来の色が出ておらず、この時間帯では開翅してもダメかもしれない。
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午後4時30分、卍の宴はたけなわ。しかし、帰らなければならなかったので、残念ながら撤収した。

by otto-N | 2015-06-11 21:05 | Comments(0)