たかがヤマト、されどヤマト

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フライイング・バタフライズ 2015 (9) ベトナム編   2016.1.31 (記)

ベトナムの普通種
5月に格安団体ツアーでベトナム中部に行く。ホテルの到着後、出発前、観光中の待ち時間に出会うチョウを撮ったのであるが、まあ、都市の街中にはチョウは東京よりも飛んでいなかった。

フエ郊外のある帝廟。クロマダラソテツシジミが飛び回っていた。これが初めての出会いだったが、その後、どこでも見られた。
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おそらく、有尾型のナガサキアゲハ。この旅行中、見たのはこの1回だけだった。
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フエで宿泊したホテルの近くの公園。クマソと一緒に飛び回っていたシジミ蝶。とまった裏翅を撮影すると、斑紋はほとんどヤマトシジミ。黒縁の幅は日本の高温期型と同じだが、色はかなり薄かった。
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同じ公園のクロテンシロチョウ。このチョウは、街中のちょっとした空地にも飛んでいた。
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ホイアンのホテルの近くの緑の多い空地。日向より日陰のほうが好みらしく、なかなか明るいところには出て来てくれない。ほとんど、露出不足だった。
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ベトナムの街中でよくフワフワと飛んでいたハレギチョウ。撮影するまで、カバマダラと思っていた。街並を背景には撮れなかったのが残念だった。
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カバタテハ。あまりきれいでないゴミだめのような空地で時々見た。飛び方は緩いが、なかなか撮るタイミングが合わないチョウだ。
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ミーソンというベトナム戦争で有名になったヒンズーの遺跡。ここは、ジャングルの中にあり、チョウがやたらと多く、観光そっちのけでチョウを撮影した。と言っても、ガイドとツアー参加者の姿を横目で追いながらなので、まるで落ち着かなかった。遺跡の奥の木立に囲まれたセンダングサの広い茂みには多数のマダラチョウがいた。後で調べるとウスグロシロオビマダラというらしい。翅を開いても、幻光は発しない。
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近づいて望遠飛翔を狙うがなかなかピントが合わないので、広角に切り替えた。
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しかし、日向にでてくることはほとんどなく、暗いところばかりで吸蜜し飛び回る。ここは暗すぎ、色は出ず雰囲気だけ。
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幻光を発するマダラチョウ。とまるとすぐ翅を閉じてしまうので、飛んでるところを撮るしかなかった。マルバネルリマダラに似ているがちょっと違うようだ。
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スジグロカバマダラ。300ミリだと近すぎたが、後ろに下がってもここまで。
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近づきすぎ、ちょっと翅にはピントが合っていないけれど、その分、迫力は出た。
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このミーソン遺跡には、数だけでなく種類も多かった。観光中の身の上なので、追いかけるわけにもいかず、ただ茫然と見送るしかなかったのだが、マダラチョウの舞う茂みで、忽然と姿を現しセンダングサの花を次々と訪れピントを合わせる隙も与えず飛び去っていったルリモンアゲハの後翅のブルーが忘れられない。

by otto-N | 2016-01-31 20:11 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (8) ウスバシロチョウ   2016.1.29 (記)

ウスバシロチョウ
ゴールデンウィーク明けの高尾山の山麓、新緑の中の至る所でウスバシロチョウが舞う、はずだった。ところが、必ず見られる2か所の広場にもまるで飛んでおらず、ちょっと変だった。少し林道に入ったこのポイントにもいなかった。やっと見つけた最初の1頭。すでに擦れているのかと思ったが、藪の中に潜りこんでとまったのをよく見ると、黒化型。(でいいのかな)。全く撮影できないので藪の中からちょっと出てもらう。
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このポイントでは以前も見ているが、そのときも、日を避けるように藪の中にすぐ潜り込んでしまった。決して美しいものではなく、まるでピカピカ光る油紙のよう。ゴキブリ風。2コマ目は、後日に撮った一般的なタイプ。
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その2日後。やはりウスバシロチョウは少ない。黒化型がいたこのポイントでも2~3頭が巡回しているにすぎなかった。
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林道が少し膨らんでいる場所なのだが、背景としてはつまらないので、大きめにトリミングしてみた。半逆光で、曇りガラスのような翅が美しい。
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イタドリの中を舞い潜る。
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下から見上げるように撮影する。
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こうして撮ると、フワフワと舞う感じになる。
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蛇足の1枚。
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花が入った最後の1枚。
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by otto-N | 2016-01-29 18:00 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (7) コジャノメ   2016.1.27 (記)

コジャノメ
ゴールデンウィーク中のアオバセセリの名物ポイント、セセリが出てくる確率の低い昼すぎ、少し離れた薄暗い尾根筋に向かう。この時間、尾根筋の小道にコジャノメがテリ張りする。ところどころに日が射し、飛んでいるコジャノメが日の差す場所を通ったら、なんとか姿が写るという微妙でスリリングな飛翔撮影。
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小路の日の当たる地面で翅を拡げることも多いけれど、手すりにとまることのほうが多い。他のオスが来たらスクランブルをかけ、林内に消え、追い払ったら、同じ所に戻ってくるという繰り返す。
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日が射す空間でチョウを捉えることができた珍しい1枚。
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もう少し下ならスポットライトに照らされた感じになったのだが、それでも、とてもいい感じに撮れた。
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by otto-N | 2016-01-27 18:08 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (6) スギタニルリシジミ   2016.1.25 (記)

スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミは、神奈川のギフや群馬のヒメギフを撮りに行ったときについでに撮っただけであった。そのときは、飛翔撮影など思いもよらず、そのうち、神奈川のギフの里ではほとんど見られなくなってしまった。4月下旬、ツツジの一種であるアカヤシオを見に、群馬県の笠丸山に登ったときに、山麓で吸水している本種に出会い、スレ個体ばかりだったけれど、いるはずのチョウを見つけホッとした。

暗い登山道の崖から染み出た水溜まりで数頭吸水していた。日が当たる場所であっても薄暗く露出不足だったが、何とか補正できた。
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15ミリ広角ではチョウが上の写真のように小さすぎたので、かなりトリミングした。15ミリは山頂のキアゲハを撮るため持ってきていた。
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ピントさえ合えば、トリミングすると迫力が出るのが、WEBの画像。
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下山はルートを変えたが、日当たりのよい崖でもスギタニルリシジミが吸水していた。撮った後に気がついたのだが、メスの姿もあった。吸水はせずただ付近を飛んでいただけかもしれないが、ルリシジミのメスの吸水は見たことがないので、ちょっと不思議だった。
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これも、大きくトリミング。光の反射具合で、青く輝く。
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オスがメスを追いかけているシーンも見られた。メスは翅の傷から同一個体らしい。
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山頂のキアゲハ。狭い崖の上で何とかアカヤシオを収める。
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ついでに、7月に八幡平・源田森でのキアゲハ。まるで近くに来てくれなく大苦戦。
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同じく、早池峰山の山頂。山頂のキアゲハシリーズ、このくらいピンが来ると様になるのだが・・・。
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by otto-N | 2016-01-25 20:02 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (5) ギンイチモンジセセリ   2016.1.23 (記)

ギンイチモンジセセリ
4月下旬、恒例になった多摩川河川敷。お目当てはギンイチモンジセセリ。広大な枯れススキの中に緑が生え始めたころ、ポカポカ陽気の中を探しまわる。

ギンイチモンジセセリは、晴れると藪から抜け出しメスを求めて飛ぶ回る。枯ススキの背景が美しい。
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多摩川べりは生息域が年々狭まっているようであるが、河川敷のグランド化が一番影響していると思う。ここはまだ安息の地と言っても、いつまで現環境が保たれるか保証はない。土手の向こうは大きなビルだ。
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ギンイチモンジセセリは、日が翳ると飛ぶのが遅くなるので少しは撮りやすい。しかし、色が出ないので困ってしまう。
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突然、2頭が絡むけれど、追いつくのが精一杯だった。。
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背景には、やはり枯れたススキが美しい。
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河川敷の土手でも飛び回る。
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新緑の土手にはヒメウラナミジャノメが飛んでいた。少し追いかける。
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河川敷にはツバメシジミをそこそこいる。オスよりメスを探すが、飛翔はオスのほうが様になる。(メスの飛翔をうまく撮れなかっただけの負け惜しみ)
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ギンイチモンジセセリとセットで現れるミヤマチャバネセセリ。数はとても少ない。テリ張りしている時だけが飛翔を撮るチャンス。飛ばれても、何度かは戻ってきてくれる。しかし速すぎ!ピントが体の一部にしか合わない。
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これも逆光で、後ろ姿。全体的にブレてはいるが、脚と触覚には甘いながらピンはきている。構図的に一番よかった。これでも1/5000秒。
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by otto-N | 2016-01-23 20:08 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (4) ツマキチョウ   2016.1.21 (記)

ツマキチョウ
この数年で、都心でも数が増えたツマキチョウ。もう、東京の春告蝶といっていいかもしれない。もっとも都民の多くは小さなモンシロチョウだと思っているようだが・・・。

自宅近くの発生源の1つである自然教育園に、背景に桜を入れたいと通い続けるが、全くいいところがなかった。原因は、桜が背景に写り込む飛来ポイントでは逆光になってしまうことであった。桜は暗くしか撮れず、チョウも中途半端な透かし翅。チャンスは少なくても順光の場所で待つべきだった。悔しいことにあまり背景の良くない場所ばかりでツマキは舞い集う。
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撮れないままに桜は散り、その桜の木の下の山吹で探雌飛翔をするオズ。これも山吹の上ばかりを飛び、なかなか背景に黄色が入らなかった。
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少し遅れて、自然教育園の隣の小さな公園に、ツマキチョウがあふれ出す。
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この公園にはトラフシジミも吸水にやってくる。飛び出す瞬間しか手がでない。
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自宅近くのSビール本社前。曇り空の日だったと思う。ツマキチョウが飛んでいたが、100ミリマクロ(+1.4テレコン)しか持っていなかった。MFで飛んでいるのを狙う。
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少し空が暗くなると翅を休め、明るくなると飛び出すが、気温が低いせいかゆっくりと飛ぶ。
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近くに来た。翅の角度ですぐ白とびしてしまう。
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遠くに飛ぶ。
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背景がつまらないけれど、このポーズは好みです。
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広角だと待っていても直前で方向転換するので、頭からなかなか撮れないけれど、望遠だと撮ることができそう。
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ちょっと遠かったが、正面からも撮れた。
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背景のボケもいいし、ツマキチョウは望遠のほうが可憐に撮れる。
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小さくしか撮れなくても可憐。かえって小さいほど可憐さが増すように思う。(アップにしたときは、眼がこわい)
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遅咲きの枝垂れ桜に下に飛んでいった。
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花壇の向こうの枝垂れ桜なので、ぐるーっと回り道して近づいたけれど、桜背景にこだわりすぎ思うようにピンを合わせられなかった。MFはキツイ。
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by otto-N | 2016-01-21 20:08 | Comments(2)

フライイング・バタフライズ 2015 (3) ギフチョウ   2016.1.19 (記)

ギフチョウ (神奈川)
4月上旬、恒例の神奈川のギフチョウ。年々、お祭りが盛大化。山頂ではテリ張りが見られるが、人も多いので広角飛翔は無理。よって、山麓で花に来るのギフを望遠で狙う。ピンボケの連発。山麓も人ですごいのだけれど(身動きがとれない)、だいぶ慣れた。
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ギフチョウ (新潟)
下旬、新潟まで出向く。1日目は曇りのち雨、2日目は風が強かったが、晴れたので張り切って撮影する。
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水平に撮れず、画面が斜め45度に傾いたので、少し角度を直し、大きくトリミングしたら、思いの他の迫力。翅のしなりがいい。
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めったに飛んで来てくれない位置だったのに、ちょっとピンボケ。惜しかった。
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カタクリの絨毯の中には入れないので、撮るのが難しい。
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地面すれすれに飛行する。被せて撮ると背景がうるさいだけで、かなり失敗した。
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藪の中を飛行。枝や葉が被る。飛行ルートも不安定だった。
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カメラを持ちやすいので縦型でも撮った。でも、飛翔はしっくりと来ない。横に飛ぶという感じがでないかもしれない。
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産卵場所を探すひときわ大きいメス。ゆっくり飛び回っていた。
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午後の探雌飛行。このころは光が弱く、しかも飛び回る場所は逆光なのでとても撮りにくかった。それよりも、後ろ向き写真ばかり。どうして、後ろからしか撮れなかったのだろう。1つにこのポイントの地形的な理由があるにしろ、広角での撮影に起因しているの違いない。飛んで来るチョウの前で待ち構えていても、方向転換するのが常。やはり、望遠で撮る必要性を感じた。
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by otto-N | 2016-01-19 18:08 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (2) コツバメ   2016.1.17 (記)

コツバメ
春うららの3月下旬、ミヤマセセリの飛翔を撮るために東京の郊外へ。しかし、地を這うセセリはまるで歯が立たなかった。かろうじて収まったのは1枚だけ。それもかなりのトリミング。オスとメスが絡んだので追いかけたのだが・・・。
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この草地には何頭かのコツバメがテリを張り、時々、菜の花で吸蜜していた。
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すばしっこいこと、すばしっこいこと。すぐにフレームから消える。というより、目が追いつかず。
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速すぎて、翅が止まらない。
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青く輝く縁毛。
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追いかけても、とにかく入らない。そもそも、追いかけるのが無謀な話か。
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ルリシジミ。他に、ヤマトもベニもいたけれど、飛んでるのはこの1枚。
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このルリのメスは、我がホームグランドの自然教育園でのスナップ。
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by otto-N | 2016-01-17 16:12 | Comments(0)

フライイング・バタフライズ 2015 (1) モンキチョウ   2016.1.15 (記)

本来ならば、2015年の総集編は年末に行っておくべきことなのだが、どうやら、2月下旬までは今年も暇をもてあましそうなので、飛翔写真について総括していこうと思います。何気なく始めた飛翔撮影は、ほとんど広角レンズでの置きピン。数打ちゃ当たるのだけれど、そうは問屋が卸さず、なかなか当たるもんではない。しかし、当たったときの嬉しさは格別。撮り始めたときは、飛翔だからピントはこんなもんと思っていたのだが、2014年の夏、イチモンジセセリをジャスピンで撮ってしまい、ここまで写るものかと驚き、以来、これが目標基準値となったのが不幸の始まり。
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2015年も静止をさておき、飛翔を優先的に撮ってきたが、飛翔写真は偶然の産物、そんなに甘くはなかった。ただ、静止写真は、撮る前にイメージができているので、どんなに良く撮れても想像した範囲。それに対して、飛翔写真は、チョウの動き、翅のたわみ、背景、どれをとっても想定外。カードから数百枚の画像をパソコンに取り込んでから写っていないかと調べるのだが、1枚でも当たると苦労が吹き飛ぶ。と、言いたいのだがそうもいかないのが現実。


モンキチョウ
撮り始めは、3月上旬の江戸川河川敷の新生モンキチョウ。枯れた草と生え始めた緑の広大な土手を飛び回る。と言っても数はとても少ない。遠くに鮮やかな黄色が舞うたびにダッシュ。後を追う。オスはほとんど探雌飛翔。速いのなんのって、進行方向に先回りするのだが、急旋回されっ放しだった。
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メスも発生していた。こちらは飛ぶのが遅いので撮りやすい。
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最初は飛び立ちを狙っていたけれど、すぐフレームアウトになってしまう。それよりもチョウの姿があまりにも不自然。追いかけ撮りが一番よかった。
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土手の上は遊歩道、その向こうはきれいな青空。だが、構図的に単純すぎで、空と枯草のこんな絵ばかりになってしまった。青空が入ればいいというものではないですね。遊歩道側から土手を見下ろす感じでも撮ったけれど、常に逆光。いい色がでなかった。
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メスが遅いといってもそんなに遅いわけではなく、追いついても土手の斜面、撮れそうで撮れない。チョウが疲れるか撮影者が疲れるかの勝負。土手の向こうに飛んでいったらチョウの勝ち。
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河川敷には高圧鉄塔が立っており、背景のアクセントとなった。
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右は飛び出しのポーズ。ちょっと不自然だ。
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もっと花がいっぱい咲いている箇所もあるのだが、そういう所には行ってくれない。ブレているけれど好きな1枚。
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これも、胴体だけにしかピンがきていなかった。でも、動きがある。
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結局、オスを撮ったものには、この河川敷の雰囲気を捉えることができず、今後の課題。
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by otto-N | 2016-01-15 18:06 | Comments(2)

2016.1.7 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.1.11 (記)

2016.1.7
気温が少し上がるとの天気予報。本格的な冬になったら、晴れていても飛び回らないだろうと、今季最後のつもりでムラサキツバメを撮りに行く。

もうここには大きな集団はない。せいぜい10頭止まり。前々日、ムラツのつぶらな瞳がかわいかったので、眼を中心に撮って歩く。1コマ目はムラサキシジミ。枯葉と同化している。6コマ目、子猫がごろにゃんしているようでとても可愛い。
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数か所ある塒を巡回し、日だまりに飛び出してくるムラツを探す。
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前々日のイケメン2号らしい。この日も健全。
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逆さまになって日を浴びる。撮りにくい位置が幸いして、ふんわりと長い後翅の毛と前翅のブルーの幻光、とてもゴージャスな感じに撮れた。
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飛び出したムラツが塒に戻ってくるときを撮る。暗い所も飛び回るので、レンズは明るいタムロンの17-55ミリ(F2.8)にした。
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オスのムラサキ色が出たものは残念ながらピンが来なかったが、こういうポーズはダイナミックだ。
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とてもピンが合っていたけれど、何かもの足りない。
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撮れそうで撮れないムラサキツバメ。蝙蝠のようにふわふわと薄暗い中でも飛び回る。
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マテバシイの塒の前、ここは良く日が当たる。しかし、高さが2mを越えるので、腕を伸ばしっぱなし。腕を下げて休んでいると、その隙に塒に飛びこまれる。
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動体ブレだが、気に入った1枚。
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後ろ向きだが、傷まで克明に写ると気持ちがいい(負け惜しみ)。やはり、マテバシイの背景は一番きれいだ。
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さて、本題。
12月には塒となっていなかったが、最近になってからできたタイサンボクの塒。朝には3頭しかしなかったが、午後に立ち寄ると5頭に増えていた。2頭が帰還したようだ。
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朝一番に立ち寄り、日が当たるマテバシイの塒を撮ったのが左の画像、その後、塒から飛び出し、いったん空になり、午後に戻ってきた時が右の画像。この画像では葉の中央部に透明な水滴が付いているが(矢印)、撮影する前にはムラツがこの水滴の上におり、撮影中に上の葉にのそのそ移動した(移動中の1頭が写っている)。この水滴に触れた友人は、ネバネバしているという。何だろう?マテバシイの樹液が落ちてきたのか、スポーツドリンクでも誰か撒いたのかと一瞬思ったが怪訝なままここを立ち去る。
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その後、タイサンボクの塒を覗くと下に滴り落ちるほどの大量の液体。この液体に触れようとしたとき、葉に触れてしまい、塒のムラツは飛び出してしまった。飛び出した後の葉を見ると、ムラツがいたあたりに水滴が残され(A)、その葉の下端には液体が溜まっていた(B)。この液体は、時間の経過とともに蒸発し、飛び去ったムラツが戻ってきた20分後には乾燥してしまっていた。
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この液体は何か?不確実であるけれど、朝には塒で見ていない。暖かくなり塒から飛び出し、午後に塒に帰還したときに、ムラツのいたあたりに液体が付着している。ということは、午後にムラツが運んできたとしか考えられない。

ムラツが塒から出て、日向ぼっこする以外に、路上吸水したり、植え込みの葉や茎や枝で吸汁しているのはたびたび目撃している。このことから、午後、塒に戻ってきたムラツは、ストローあるいは腹部から液体を吐き出したのではないのだろうか?

とするならば、ムラツは、この吐出物から発する臭いをたよりに集合するのではないかという仮定が成り立つ。ムラツが飛び出して塒に戻ってくる時、最初は近くで様子を伺っているが、しばらくすると塒に向かって飛んでくる。すぐに塒に入り込む個体もいるが、多くは塒付近をホバリングし何かを探しているようである。視覚か嗅覚によって塒の位置を特定しているに違いない。もし、嗅覚ならばこの吐出物から塒の位置を正確に特定できるはずだ。塒から飛び出し戻ってきたとき、塒の葉上に何かを吐出するなら、吐出(乾燥)物の量はどんどん増え、ますますムラツは集合するのではなかろうか?

さらに、想像たくましくするならば、この吐出物は越冬中の貯蓄栄養物として機能していることも考えられる。というのは、「コロポックル讃歌」のclossianaさんが、昨年暮れの小雨の日、塒の中でムラツがストローをだして葉上の水を吸ってることを目撃している。すなわち、動けない日は、水だけでなく、乾燥した吐出物が雨水で戻されたものを吸って、冬を生きながらえているのではないだろうか?ムラツが植え込みの植物で吸汁している箇所は、湿ってはいるのかもしれないが液体が分泌している部分と思われなく、いわゆる吸い戻しによって、吸い戻しのように体内から液を吐き出さないまでも、養分を舐めとっている気がする。

12月にはあれだけ多かったムラツが、春まで数を維持できない最大の理由は、気温よりも冬季の乾燥かもしれない。せっかく葉上にため込んだ養分も、雨が降らなくては利用できないし、体内にも吐き戻すまでの水分は残っていない。暖かい日は水分補給のために、塒から出ていくことができるけれど、寒い日が続くとそれもできないため死んでいくのではないだろうか?

ムラサキツバメは、毎年、同じ場所に塒を作り大集合する。同じ場所と言っても、年によって少し異なるけれど、どうしてその場所に集まるのか謎に包まれたままで、大集合する理由もわかっていない。この日見つけた朝には(乾いているため)見ることのできない葉上の液体が、(人為的なものでなければ、)解明の糸口になるかもしれない。 ・・・という仮説をたててみました。



P.S.
この日、お会いした「不思議の森の迷い人」のfushiginomoriさんが、11時すぎに、マテバシイの葉の上で吸水しているムラサキツバメを撮っておられた。ストローを出しているのは、葉の先端。よく見ると、とまっている葉の上方の葉の先から、水が滴り落ちている。この滴り落ちた水を吸っているようだ。葉の真ん中なら液を吐出していることも考えられるが、あまりにも大量なので吸っているのに間違いない。前日、雨は降っていないので、雨水でないはず。マテバシイの樹液なのだろうか。謎が深まった。

by otto-N | 2016-01-12 10:08 | Comments(4)