たかがヤマト、されどヤマト

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2016.5.24 東京・高尾山(2) クモガタヒョウモン   2016.5.31 (記)

2016.5.24 PM
やっと峠の茶屋に着き、大休憩。黒系アゲハが飛び交っているが、見向きもせずクモガタヒョウモンの居そうな場所を探す。が、何のことはないすぐに見つかった。杉林が伐採された跡の広いが急な斜面。至る所に咲いているハルジオンに群がっていた。ただし、足場は最悪。撮影場所を決めたら、簡単には動くことができない。
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ハルジオンの群落を見下ろす位置に陣取り、300ミリで撮った。
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もちろん、次の花に飛び移る瞬間をねらうのだが、いつ飛ぶのか判らない。ムダなシャッターばかり切り続けた。
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クモガタヒョウモンは、丸い紋だけなのでとてもカッコいい。まさにヒョウモン。翅はすぐ開くので、飛翔を撮る必要はないのだが、飛んだときの躍動感が違う。
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でも、とまっているのか飛んでいるのか、上から撮ると判りませんね。これは、脚が見えているので、とまる寸前と思う。
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1視野の3頭が入ったのだが、全部にピントを合わすことは不可。開いたり閉じたり。全部が閉じるとNG。
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単独でも、ちょうどいい翅の開き具合にはなかなかならない。似たような写真ばかりになってしまう。
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飛んでいるのかとまっているのか、そんなことはおかまいなしに、シャッターを切り続けた。
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頭を下にして翅を開くのが個人的には好きなポーズ。
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望遠での撮影に飽き、広角で飛翔を撮ろうとしたが、足場が悪く、うまくいかなかった。あまりにも撮れず頑張る気になったけれど、時すでに遅し。空が曇り始めてしまった。
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ウラギンヒョウモンも1頭だけ出ていた。飛び去っても、同じところに戻ってきた。すぐに翅を開くので裏を撮るのが難しかった。
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こうして、4人がそれぞれ思い思いの場所に陣取り、クモガタヒョウモンを撮り続けているうち、空はすっかり曇ってしまった。時刻は14時20分。1時間も撮り続けていたことになる。この場所を離れ、とぼとぼと林道を下っていると、コジャノメが飛び出した。きれいなメス。
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飛び去られてしまったが、すぐに替わりが飛び出す。
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このメスは、路肩で翅を開いてくれた。メスの開翅は初めて。金色の蛇の目がとてもきれい。
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3頭目のコジャノメ♀。縦位置でも撮ってみた。
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その後ろにはダイミョウセセリ。暗い中、とろけるような背後のボケが美しかった。が、ファインダーで見ていたときだけの話。左の虫食い葉っぱが邪魔だった。
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林道は真っ暗で、あわよくば、路上吸水のミヤマカラスアゲハという第2目標はなくなったけれど、あれだけのクモガタヒョウモンと遊び、思いもかけず、新鮮なコジャノメ♀に遭遇し、林道から抜け出たころには、フジミドリシジミを撮影しに来たことをすっかり忘れてしまっていた。ご一緒したMさん、Kさん、Iさん、予想だにしなかった、久しぶりの登山道で大変だったと思いますが、楽しかったですね。


追記:ブナとイヌブナの間(はざま)
今年、最初にフジミドリシジミのポイントに訪れたのは5月18日、続いて20日、さらに24日。そして26日、3回ほどオスの探雌飛翔が初見、27日にメスをチラッと見るものの、全くとまらなかったので撮影はできず。そして、本日(31日)、撮れたのはこの証拠写真だけ。8~10m先のイヌブナの葉上に、たった1回とまっただけであった。何処にいる?
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どこにいるのかわからないはず。目線をもらい全開しているが、翅は完全に水平。すぐ飛び去ってしまった。
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今年は個体数が極端に少ない。今日(31日)は、20~30分に1回の割合でオスが飛んできたけれど、現れた個体数としては2~3頭にしかすぎないと思われる。26日、ここに来られた地元の方に、高尾山のフジミドリ12年(10年)周期説という話を伺った。確かに、2013~2015年は、こんなに苦戦はしなかった。今年は発生が遅れている可能性もあるが、毎日ここへ通っていたMさんの29日に撮られた鮮明な写真からでは、縁毛は擦れて飛び古しており、未発生というより発生数そのものが少ない感じであった。今日は、最初は曇っていたが、予想以上のピーカン。発生していたら、とまらないにしても数だけは多いはずなのだが、どうやら、12年説は当たっている可能性が高い。これを確認するために、来年も来なければ・・・。とりあえず、本年のフジミドリは終了します。現場に毎日のように集まられたみなさん、色々ありがとうございました。


   

by otto-N | 2016-05-31 20:36 | Comments(4)

2016.5.24 東京・高尾山(1) イチモンジチョウ   2016.5.29 (記)

2016.5.24
18日、20日、この日で3回目の出撃。しかし、発生していたら飛んでくるはず。10時半、見切りをつけ4名で脱藩。今が旬のクモガタヒョウモンを求めて、山頂からその奥へと向かったのであった。

高尾山と言えば、天狗とモミジ。モミジと言えばミスジチョウ。いたるところにヒラヒラと飛んでいるが、探雌飛翔のオスはなかなかとまるものではない。フジミドリの見張り中にやっと撮ることのできたのがこの1枚。
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山頂へ向かう参道を歩いているとスミナガシ。少しボロだが、贅沢を言っている場合ではない。なにせ、シャッターはこの日も数回切っただけだったのだから。
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ミスジチョウと一瞬間違う大型のコミスジ。新鮮なのだがこの背景では・・・。
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黒系アゲハが飛び交う登山道。もっとも多かったのはモンキアゲハ。しかし、とまらない。ハイカーさんたちが「何を撮っているの?」→「蝶々です」と答えると、アサギマダラがいましたよと教えてくれる。よく聞くとアオスジアゲハだったりするけれど、アサギマダラはとにかく有名。確かに、高尾山ではよく見ます。ジャコウアゲハ♀も飛んでいたけど、すぐ茂みの向こうに飛び去られた。
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ダイミョウセセリがとても新鮮。風でゆらりゆらりと動く。
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ダイミョウセセリは難関。撮ってもほとんど翅表は真っ黒にしか写らない。日に当たると焦げ茶色なのだが、これもビロード状の翅表がちゃんと撮れなかった。
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目指すはクモガタヒョウモン。先は長いので、ペースを上げるべく、先頭を切っていたら、後続の3人がなかなか来ない。分岐点で10分待っても来ない。もしや、何かあったのではと引き返すと、イチモンジチョウを撮っていた。なるほど、とても新鮮で美しい。さすがみなさん、目のつけどころが違う。完全に逆光だったので苦しい。
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順光に回り込んだら、少し開いた。ちょっとカッコいい。
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閉じかけたので右に回る。
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先ほどの完全逆光は免れた。
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少し飛んでススキの葉上で開翅。
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向きを変え飛んでいった。この後は、近くにあった獣糞で吸汁。
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登山道にはコジャノメが飛んでおり、いい感じの場所にでとまった。数回シャッターを切り、モニターを見たらなんか変。いつの間にか、「クロスプロセス」になっていた。シャッターも1/60でブレブレ。色はソフトで戻ると思っていたら、RAWからは起こせるが、JPEGからではムリだった。色はきれいでも、薄っぺら。なにもリアリティを感じない。こんな特殊な機能の切り替えはもっと奥のほうに引っ込めておいてほしいものだ。
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(高尾山(2)に続きます)


   

by otto-N | 2016-05-29 20:31 | Comments(0)

2016.5.19 神奈川県・満開のイボタ ウラゴマダラシジミ   2016.5.25 (記) 

2016.5.19
例年訪れていた谷戸のイボタは花が咲いておらず、ウラゴマダラシジミもまだ発生していなかったけれど、イボタの並木がある場所を聞き、翌日、訪ねてみた。並木とはオーバーではあったけれど、至るところに大小さまざまのイボタの木が群落のように茂り、花も満開であった。

現地に着いたのは10時半。青空が広がり、気温も高く、ウラゴマダラシジミは早めの昼休みに入った時刻。イボタの茂みやその近くには、翅を閉じじっとしている姿があった。
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羽化直個体か、やっと翅が伸びたようで真っ白。
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何かと思ったら大きなヒメジャノメ♀。これも新鮮だった。これも、寄りすぎたので下がったとたん、飛ばれてしまう。
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もう翅を開く時間帯ではなく、翅を閉じた姿を撮り飽きたので、日陰で小一時間休み、昼過ぎに再出動した。まだ、時間的にまだとは思っていたが、早くもウラゴマダラシジミが飛び回っていた。飛び方が速く、最初は全く手も足も出なかったけれど、飛び回るコースはある程度決まっているらしい。撮りやすい場所で待つ。背景は当然、全開のイボタ。

オスは、どうやら暗がりにいるメスを探しているらしく、明るいところよりすぐ暗いところに入り込む。
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暗いところでは、それなりの露出時間で撮っていたが、急に明るいところに出てくると、色が飛んでしまう。花の白と翅表のブルーのとりあい。
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これは明るいところ。明るいところよりは、暗いところのほうがブルーがきれい。
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暗がりの茂みから明るい場所に出て来る。この逆も。
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暗がりの中にあったのは蜘蛛の巣。メスと間違えているようだった。暗い中、日の光が反射し、でぼぉーっと光る蜘蛛の巣を間違えるのも無理はない。
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アワフキムシの泡もよく間違える。次から次へとやって来るが、毎回毎回、ピンが全部合うわけはない。
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が、ホバリングするので、1枚合うとその前後はOK。
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これも、アワフキムシの泡? 覚えていない。背景はともかく、舞う姿がとてもいい。
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明るいところより少し暗いところ。そんなところにメスは潜んでいるらしく、露出は超アンダーになってしまう。せっかく青空が少し入っても、色が出ない。
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ときどき現れる黒化型。飛んでいても黒いことがはっきりわかる。やっと撮れたのがこのシーン。裏翅は普通のようだが、後表翅がほとんど黒い。
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ウラゴの通り道の暗がりにテングチョウがしばらく翅を拡げていた。風であおられ、少し高い位置だったのでよくは撮れなかったが、朱色の紋が美しい。
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このポイントの近くにはエノキがあり、ゴマダラチョウが舞う。下から見上げ、望遠で撮ろうとするが叶わず。キタテハがイボタで吸蜜。1頭の横にもう1頭が並ぶ。交尾には至らなかったが、オスがちょこんとおとなしく待つ姿は、見かけによらずほほえましい。
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ルリシジミかと思ったらヤマトシジミ。しばらく見ぬ間にすでに夏姿だった。
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オスの探雌飛翔は、時間がたつにつれ活発になった。太陽に向きが変わり、光の当たり具合が変わり、飛翔コースも変わって来た。午後4時、宴もたけなわ。ものすごい数、樹上で4頭5頭が絡むが全く撮れず、茫然と眺めるのみ。あいかわらず、下に降りてきたオスを拾い続ける。
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メスは飛び方もゆっくりで、大きさからもわかる。しかし、オスに絡まれて撮影不可の場所に飛んで行ってしまうので、撮影チャンスはあまり多くはなかった。
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メスは、この時間帯もオスを避け木陰で休むことが多い。そんな1頭を見つけた。
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飛んで来たメスが下草にとまった。夕刻には開翅することもあるので、しばらく待つと、少しだけ翅を開いた。近づくと影になり翅を閉じたが、離れると再び開き始めた。そおっーと逆方向に回りこんで撮った。開くには日の光が必要らしい。透けた翅は少し夕日の色。
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そして、交尾カップル。一緒に撮影していたNさんに教えていただいた。同じところにオスがたびたび絡み、時には3~4頭が絡むので近づいたところ、発見したとのこと。ゼフの交尾は初めてだった。(何枚も撮ったのに写真は失敗)
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午後4時半、まだまだ狂乱の宴は続いていたけれど、かなり暗くなり、撮影が難しくなってきたので、このウラゴマダラシジミの楽園を後にした。戦い済んで日が暮れて、残されたのは、両腕に蚊に刺された無数の跡。痒みが収まるのに3日もかかってしまった。

   

by otto-N | 2016-05-25 16:50 | Comments(2)

2016.5.13 東京・高尾山麓(2) ウスバシロチョウ   2016.5.23 (記)

2016.5.13 飛翔
晴れているといつまでもフワフワと飛び続けるウスバシロチョウ♂。このスピードは撮りやすいはずだが、方向転換のタイミングを計れず思った以上にむずかしい。そして、望んだ背景を写し込むことに失敗ばかりしている。この日は、新緑の林道を飛ぶウスバシロチョウがテーマだったが、林道の感じは出なかったようだ。
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道路沿いに飛び、少し遅れて横から歩きながら撮るのだが、そうすると背景は緑一色。
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せめて翅の透けた感じを出そうと、少し下から半逆光で追う。
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ピントと飛ぶ姿は上出来だが、林道には見えないです。
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青空を入れようと、下から撮ろうとするが、うまく入らなかった。
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青空と新緑、この日のベスト。
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木立に覆われた林道。日の当たるところには、サカハチチョウとコミスジが吸水に集まる。撮っても暗すぎるのだが、明るいところを飛ぶとチョウが浮かび上がる。そんな一瞬を収めたかった。
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予測でシャッターを切ることができないため、どうしても後追いになってしまう。結果、背景はチョウの後側ばかり。
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逆光のサカハチ。トリミングしたほうがいいかもしれない。
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暗い中、コミスジの白帯が浮かび上がる。
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暗い林道、いい感じに撮れた。
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by otto-N | 2016-05-23 20:26 | Comments(2)

2016.5.13 東京・高尾山麓(1) アオバセセリ   2016.5.21 (記)

2016.5.13
以前に較べて行く回数が減ったけれど、新緑の林道を訪れる。まず、林道の入り口にあるウスバシロチョウの広場に立ち寄る。しかし、飛んでいたのは1頭だけ。もう発生しているはずなのにどうしていないのだろう。昨年もここにはいなかったので、何かが劇的に変わったに違いない。それにしても、今年は花が早い。ヒメウツギはとっくに散ったらしく、訪花するチョウの姿は全くない。オナガアアゲハだけが、ときおり林道に沿って飛んでくる。サカハチチョウも少ない。こうなれば、林道の吸水ポイントしか望みはない。進む先に、青い網がチラチラしていたので、早く追い越さなければと先を急ぐ。そうでなくても、ハイカーが多いので、吸水中の黒系アゲハは蹴散らされてしまう。なんとか追い越し、いつも集団吸水しているポイントに到着するが、アゲハの姿はなし。さらに進み、やっと1頭のカラスアゲハに出会う。
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林道もこのへんまで登るとウスバシロチョウがいるはずと思っても、いない。やっと1頭を見つけたので、近づこうとしたとたん、足元からスミナガシが飛び立ち、茫然と見送る。ついてない。こうなったら、いつもの場所まで行って戻ってくるだけでいいと思い、カンカン照りの林道を進む。例年だと至るところにヒメウツギが満開に咲いているのだが、今年は全部散っていた。ただ、標高が少し高いのかミツバウツギは残っていた。昼食を摂りながらその前で待っていると、やはり、来た。まずはカラスアゲハ♂。300ミリで飛び回るところを狙うがピンボケばかり。
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カラスアゲハ♀は明るいところに出てきてくれず翅も拡げない。他に、サカハチチョウ、ウスバシロチョウ、オナガアゲハ。本命はミヤマカラスアゲハのメスだったけれど・・・
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クモガタヒョウモンもやって来たが、風で揺らいでいい感じでは撮れなかった。
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いつもはこの木にはほとんど来ないはずのアオバセセリ。近くのヒメウツギが終わっているので、この木に集中したのかもしれない。飛び去っても、次々にやって来る。
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鮮度はあまり良くなさそうだったので、何とか飛ぶ瞬間を撮ろうとするが、ほとんど徒労に終わる。
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ときどき2頭が絡むが、すぐ分離する。が、このときは長かった。ホバリング卍。急いで、300ミリのピントリングを回す。しかし変、ピンを合わせてシャッターを切ってもレンズモーター音がしてシャッターがすぐ切れない。AFからMFに切り替えていなかった。途中で気づいたが後の祭り。
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また絡むことを期待したが、ウツギには吸蜜せず、この木の後ろの大空間を飛び回っているばかり。時刻は午後2時。そうか、テリ張り時間かと諦め、近くをふあふあと飛んでいるウスバシロチョウと遊ぶ。この林道の奥の方には、例年どおりの数がいたので、入り口の広場で飛んでいなかったのは未発生ということではないと思う。マクロではなく、ハイキング用の18-135ミリを持ってきていた。こちらの方が、合焦速度が速い。
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アゲハも来なくなり、コミスジやサカハチを撮りながら帰路につく。途中でオナガアゲハが5頭吸水。これがこの日の最大の群れだった。
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(高尾山山麓(2)に続きます)


   

by otto-N | 2016-05-21 20:02 | Comments(0)

2016.5.12 群馬県・袈裟丸山 アカヤシオ   2016.5.16 (記)

2016.5.12
今年はチョウだけではなく、花も早いらしい。アカヤシオを見に、3年前に登ったことのある袈裟丸山(1878m)に行く。実際には、途中の小丸山(1676m)まで。登頂を目指しているわけではないので、ここまでで十分。

北関東自動車道を伊勢崎で下り、わたらせ渓谷沿いに日光方向に進み、沢入りという所から林道に入る。すれ違い困難箇所ばかりが続く狭い道を延々と登る。下道ではのんびり走る車ばかりだったので、駐車スペースに着いたのは11時過ぎ。この時間では、空いている場所はなく、200mほど戻ってやっと停めることができた。

11時20分、登り始める。折場登山口は標高1200m。新緑が美しく、ミツバツツジが満開。早くもエゾハルゼミが啼いていた。
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白花のツツジもポツンポツンと咲いている。
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ツツジの灌木地帯も終わりという地点。
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その先は、開けた笹の大斜面(急登)。対岸の若々しい緑に赤いツツジ。
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白樺林を斜めに登ると、唐松林。
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賽の河原という場所があり、そこにいたミヤマセセリ♂。新鮮だった。
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この付近からアカヤシオが現れ始める。最初は花の数が少ない木ばかり。すでに散り始めたものらしい。標高を上げると、ピンクいっぱいの木が増える。
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丸い大きなピンクの花びら。
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少し逆光で撮るのが個人的には好み。
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青空を透かしたピンク。
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撮っても撮ってもきりがない。2コマ目は完全逆光、3コマ目は間接逆光。しかし、斜めからの光がピンクを引き立てるようだ。
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時々アカヤシオのアーチがあり、一番見事だったのは小丸山の山頂付近かな。
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13時20分、小丸山到着。山頂からの袈裟丸山(おそらく)の眺め。
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山頂にはヒオドシが飛んでおり、ときどき2頭が絡む。この袈裟丸山とアカヤシオを背景に撮りたいと願うが、こちらにはうまく飛んでこない。
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さすがに、まだ寒いのか山頂のキアゲハとはいかなかった。ボロボロのヒオドシだが、これはこれでいいだろう。
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13時50分、山頂のアカヤシオをアップで撮って、帰路につく。
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山を下りはじめると太陽の向きが少し変わり、逆光にアカヤシオが映える。
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アカヤシオも終わった登山道で、飛んでいたのはキマダラヒカゲ(サト、ヤマの区別つかず)。登る時には見なかった。
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ゆっくりと下りてきたので、登山口に着いたのは16時。駐車場には車はほとんどなかった。帰りはさすがに登って来る対向車はいなかった。二度とは通りたくない狭い林道、三度目はもうないだろう。



   

by otto-N | 2016-05-16 21:55 | Comments(4)

2016.5.5 東京・恵比寿 ジャコウアゲハ   2016.5.13 (記)

2016.5.5
朝、出かける前にサッポロビール本社前に行く。アゲハが相変わらず飛んでいるけれど、なかなかいい場所には来なかったけれど、かなりのサプライズ。この付近では全く見ていなかったジャコウアゲハが飛んで来た。それも、メス。ゆっくりと地表すれすれに飛び回り、どうやら産卵場所を探している様子。ただし、この付近にはウマノスズクサはないはず。
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全然とまらないので、飛んでいる後を追う。
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ゆっくりと飛ぶので撮りやすいけれど、花壇に踏み込むわけにはいかず、撮りにくい。
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残念なことに、右の尾状突起が欠けていた。
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ジャコウアゲハのメスの輝くような茶色の筋はとてもきれいだ。(順光で横から、腹部の毒々しい赤を撮りたかったが撮れず)
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1回だけとまってくれた。でも、草の中。あいにく21ミリしか持っていなかったので、MFからAFに切り替えて撮った。
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ジャコウアゲハは上野公園で見たことがあり、皇居にも恒常的に発生しているらしいが、自然教育園には食草はないし、目黒から品川にかけては、非常に珍しいと思う。個人的には、メスを撮影したのは、数年前、観光旅行中の四国で撮って以来2回目で、ちょっと嬉しかった。

2016.5.7
この日も行ってみたらが、アゲハだけ。狙った背景では全く撮れずに終わる。
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by otto-N | 2016-05-13 20:18 | Comments(0)

2016.5.3 東京・恵比寿 アオスジアゲハ   2016.5.11 (記)

2016.5.3
朝から晴天。テニスに行く前に近くでアゲハを少し撮る。札幌ビール本社前の花壇は黄色い花で埋もれているが、アゲハもアオスジアゲハも、カモミールには来るが、この黄色い花には来ない。しかし、1頭のアオスジアゲハがこの花の蜜を一度吸ったら味を覚えたのか、立て続けに、黄色い花から花へと飛び移っていた。しかし、蜜が少ないのか、長居はせず飛び去ってしまう。
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この花壇は、高台にあり、木々の間にほどよい空間が広がっているのでアゲハがテリを張り、時々2頭が絡む。たいていは一瞬だが、この時は長かったので、近くに走り寄って、あわてて300ミリのピントリングを回す。
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ビルの無機質な窓ガラスがぼおーっと背景に写っているのがわかるけれど、アゲハにピントがなかなか合わない。一瞬、クリアに見えたときシャッターを切るが、そのときはすでに遅いのか、これも練習。
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絡んでいるときはそれほど動かないのだが、撮れたのはこれだけだった。ピントも甘いが、遠いのでこの程度しか撮れないのかもしれない。
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その後、突然、3頭目が絡んだが、どんどん舞い上がり、ジ・エンド。
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2016.5.4
天気晴朗なれど風強し。だったので、予定のテニスには行かず、歩いて20分ほどの山種美術館に奥村土牛展を見に行く。技法は日本画ながら西洋画風のものもあり、繊細なタッチと大胆な構図がどれも素晴らしい。帰りがけ、恵比寿ガーデンプレスの超高層ビルの下の、片方がオープンスペース、もう片方がガラス壁の通路に、強風にあおられたアオスジアゲハが迷い込んでいた。持っていた21ミリで撮る。(このごろ、いつも持ち歩いている)
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暗くて、後から最大のEV補正をかけた。
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風にあおられ、オープンスペス側には飛ぶことができず、ホールのガラスに向かってはばたき、
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やっとのことで、無事、抜け出すことができた。
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ガラスにドームの青空が反射し、ガラスの向こうのダウンライトとエスカレーターの照明が写り込み、アオスジアゲハのコスミック・ブルーが引き出せた。(露出不足とピンボケがなければね)


   

by otto-N | 2016-05-11 18:10 | Comments(0)

2016.5.2 群馬県・ツツジのヒルトップ アオバセセリ   2016.5.9 (記)

2016.5.2
リタイアしてから、ゴールデンウィーク中は東京から出たことはほとんどなかった。この日の道路交通情報センターの渋滞予想をみると関越道は渋滞なし、天気予報も晴れマーク。ということで、黒系アゲハがツツジに集まると言う場所に行ってみた。快晴ではなかったけれど、東京は日が射していた。しかし、埼玉県に入りさらに北上すると、完全に曇り空。SAに停まって様子をみると、半袖だとまるで寒い。このまま引き返そうと思ったが、これから晴れてくるのかもしれず、予定通り行ってみた。

ヒルトップのツツジは満開。しかし、空が暗く、晴れると遠くまで気持ちいい景色が見えると聞いていたが、麓の街並しか見えず。少し空が明るくなり期待を抱かせることもあったが、ずるずると時間が経過する。寒いので薄手のパーカーを着込んだ。アゲハはまるで飛んで来ず、先客のNさん夫妻と諦めようかと話をしていたら、Sさん(年に一度どこかでお会いする)も登場するが、一向に天気が回復する気配はなし。帰ろうと思い、最後の見廻りをすると、アオバセセリがブンブンと飛び回っていた。アオバセセリは、ウツギの花でしか見たことがなく、テリ張りシーンを見たいものだとは思っていた。飛び回っているばかりと聞いていたアオバセセリは、近くの葉の上に突然とまった。時刻は13時40分。
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その後も、飛び回ってはときどき小休止する。晴れたら、いつもスミナガシがとまっていて、アオバセセリを追い払うのだが、この日はスミナガシがいないので、アオバセセリがとまることができるとのこと。「クモリノヒ スミノイヌマニ テリヲハル」というところか。1頭だけではなく、別個体が来てときどき猛烈な勢いで絡んでいた。飛び戻って、とまる都度に撮影したものを撮った順に並べてみると、冒頭の1枚の個体は、その後は写っておらず、この2コマ目からは、右前翅に少し欠けのある個体しか写っていなかった。
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スミナガシを期待したが、撮れたのはアオバセセリだけ。300ミリでちょうどいい距離から豆粒大でしか写らない距離の全部を、一律の大きさにトリミングして並べた。
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写っているのはどれも同じ個体。ということは、この個体が1頭目の個体を追い出し、制空権を握ったこの日の覇者ということか。
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真後ろから見ると、オレンジ部分が面白い。飛び去ると同じ場所に戻る傾向にはあったが(鳥の糞のついた葉の場所)、必ずしも同じでなく、唐突にとまる感じだった。それと、とまっている時は、常に少しだけ翅を開いていることに気がついた。吸蜜の時は、翅の先端は閉じている。
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飛ぶコースは一定しているように思い(ただの錯覚)、300ミリ、置きピンで連写すると、ボケたオレンジが入ったのでなんとか1枚くらいとさらに連写を続けたが、すべて空打ちに終わる。かろうじて、遠い1枚だけが証拠写真。
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近くに来たダイミョウセセリがとまって翅を開いたきり。とまったのは冒頭のアオバセセリと同じ葉っぱ。一番、暖かい位置なのか。超新鮮だが、斑紋以外は真っ黒にしか撮れなかった。
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少し明るくなった時、黒系アゲハがやってきたが、明るくなったのは一瞬だけ。一段と空が暗くなり、15時30分、諦めて撤収。ご一緒したみなさん、残念でしたが、こんな日もありますね。個人的には、テリ張り環境とアオバのテリ張りを見ることができたので、そこそこ満足しました。
   

by otto-N | 2016-05-09 20:08 | Comments(0)

2016.4.27 東京・足立区生物園 ツシマウラボシシジミ   2016.5.7 (記)

2016.4.27
鹿の食害により絶滅寸前のツシマウラボシシジミは、日本チョウ類保全協会のみなさんによって、人工繁殖で数を増やし棲息地の対馬に戻す試みが行われており、成果が出始めているようです。今年も、越冬した蛹から成虫のペアリングを行い、無事成功したのとのことで、オスが東京の足立区生物園で公開されたので、早速、行ってみました。

ツシマウラボシシジミは、南国のチョウとともにドーム温室に放たれていると聞き、温室に入ってみると、すでに、座り込んで撮影されていた方が2名。仲間に入れてもらった。ツシマウラボシシジミの大きさはヤマトシジミより一回りは小さい。ちょこんと葉の上にとまった姿は、とてもかわいい。植木鉢に植えられたハルジオンが好きらしく、この回りからあまり離れようとしなかった。吸蜜のときは翅は閉ざしたままだったが、葉の上にとまる時は、少しだけ翅を開く。飛んでいる時は、青く輝いたけれど、後ろからでは、灰色。ルリシジミのメスの感じだ。
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ハルジオンの他、紫蘇系ぼこの小さな花にも吸蜜した。
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ドームの中は薄暗かったけれど、時々、日が射すと明るくなる。
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温室ドームの中を飛んでいるとこんな感じ。後ろからではただの灰色が、角度によって青く輝く。裏翅の黒班、なるほどウラボシ。納得がいく。
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とにかく、暗い。ISO1600だが、絞りすぎた。後でかなり輝度修正した。
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暗すぎるので、やむをえず、ISOを3200にし、絞りも開けた。しかし、結果論だがこれが失敗。わが愛機ペンタックスK-3は、暗い中でのISO3200は、ピンがきても輪郭があいまい。暗いところではムリ。4コマ目は、前翅は灰色、後翅はブルー。翅の角度によって、色が変わる。
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裏翅の浮遊感。
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青い表翅と裏の一つ星。花にとまる前のホバリング。
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というわけで、楽しみにしていたツシマウラボシシジミ♂の妖しいブルーを、証拠写真ですが、なんとか撮ることができました。チョウ類保全協会の皆様と関係者の方々に改めて感謝いたします。



    

by otto-N | 2016-05-07 18:26 | Comments(2)