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たかがヤマト、されどヤマト

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2016.12.23 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2016.12.31 (記)

2016.12.23
朝、テニスに行く前にヤマトシジミを見に行く。まだ10時だというのに、南風が吹き異常に暖かく、すでにカタバミが咲いていた。オスが1頭、飛び回っていたが、その前にキタテハがやって来たので撮影する。ここではキタテハは珍客。
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元気よく飛び回っていたヤマトシジミはいつものダンサーだった。
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ポツンポツンとしか咲いていないカタバミで吸蜜し飛び回る。暖かいので他の個体も出てくるかと期待したが、出て来ない。キタキチョウが飛んでおり撮りやすい場所にとまったので、撮ろうと近づくが、なんてこった、その前にヒヨドリに捕られてしまった。黄色は目立つ。
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夕方、テニスから帰る途中、暗い雲の間から西の空が金色に輝いていた。FM放送では東京タワーの根元に虹がかかっているとのこと。急いで、部屋に戻ると、東の空が異常な色に染まり、高層ビルの窓が鏡のように金色に輝いていた。もう少し早ければ、空はもっと燃えていたような気がする。(クリックすると大きくなります)
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2016.12.24
北風が強く、テニスは中止。日射しが強いので、そろそろカタバミが咲くころかと、11時半、ヤマトシジミを見にいく。ヤマトの活動はカタバミの開花にリンクする。気温が低いので咲いてないかと思ったが、ちびたカタバミは咲いていた。そのうち、ヤマトシジミが1頭、日だまりに飛んで来て落ち葉にとまる。が、翅を閉じたままじっと動かない。ダンサーかもしれないが裏翅からは判らない。待つこと5分、やっと開翅。やはりダンサーだった。
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気温が低いせいか元気がない。落ち葉の上で開翅し、少し飛び回ってはカタバミで吸蜜する。咲いている数が少ないのでいつも同じ花だ。
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2016.12.28
本格的な西高東低の冬型気圧配置。晴天だが北風が強い。10時に行った時には、カタバミが咲いていたが、20分待っていても現れず。2回目は11時半、これで出て来なかったらもうお終いかと、5分ほど待っていたら現れた。左前翅の先端が少し見えた。
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その場で翅を開き、飛んでいった。
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2016.12.30
前日は最高気温は14℃と高めだったけれど、終日、薄日状態。やはり、日が完全に照らないと活動しないらしい。この日は晴れた。西高東低で北風が強い。スキー場の積雪を調べたら急にコンデションが良くなっていた。11時に見に行くと、日だまりにダンサーくんはいた。しかし、左後翅が大きく欠けていた。カタバミはポツンポツンとまだ咲いており、これだけが命綱。近づくと影を察知しすぐ逃げる。
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植え込みに囲まれたこの日だまりは、北風が強くてもあまり影響は受けない。その端っこで、かっこよく翅を開いた。もう1枚別なシーンを撮りたかったが、疲れさせるといけないので、これでお終い。
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2016.12.31
風がない穏やかに張れた大晦日の朝10時。まだ、元気だった。咲いているカタバミは数えるほどになった。懸命に蜜を吸い、日を浴びる。
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階段の脇の落ち葉がお気に入りの場所のようだ。今日は背中がぽかぽかして気持ちがいい。
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すぐ隣りは山手線。電車が通るたびに音が反響するが、いつもとは違って静かな感じだ。疲れたのか翅を開こうとしない。明日も天気がよさそうだ。続きは明日にしよう。
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by otto-N | 2016-12-31 11:42 | Comments(4)

関西地区でのチョウ類保全協会写真展のお知らせ (速報)   2016.12.28 (記)

第1回 関西地区写真展 『チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る

日本チョウ類保全協会の写真展を、関西地区では初めて、伊丹市昆虫館との共催により下記の要領で開催します。

チョウの生態写真(約60点※)やチョウの保全に関するパネルを展示するとともに、期間中,展示室内の大型テレビで
「関西の美しいチョウ」及び「ウスバシロチョウが消えた」などのテーマでデジタルスライドショーを行います。
(※展示する生態写真は、当協会が2016年12月に新宿御苑で開催した企画展で展示したものと同じものになります。)

地元のチョウの魅力を知っていただくとともに、チョウが減少している状況、自然環境の現状や保全の課題について知る
きっかけとなりましたら幸いです。
お近くの方は、ご家族やご友人をお誘いの上、是非お越し下さい。
(ミニ講演会も予定しており、詳細が決まり次第お知らせします。)

 名 称:プチ展示「チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~」
 日 時:2017 年1月2日(月)~2月27日(月)9:00 ~ 16:30(入館受付は16:00まで,最終日は15:00 まで)
 場 所:伊丹市昆虫館 2階第2展示室
       伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内  電話 072-785-3582
       伊丹市昆虫館ホームページ: http://www.itakon.com/
 料 金:無料(ただし,昆虫館への入場料が必要です)
 休館日:火曜(祝日にあたるときは翌日,1月3日は開館)その他臨時休館日あり

 アクセス:< 電車 > JR宝塚線・伊丹駅、または阪急伊丹線・伊丹駅下車。伊丹市営バス乗り換え。
      < バス > JR伊丹駅前4番乗り場、または阪急伊丹駅前4番乗り場から市バスに乗車し、「松ヶ丘」バス停下車、
           公園内散策道徒歩約10分。もしくは「玉田団地」バス停下車,徒歩約3分。
           JR中山寺駅前1番乗り場から市バスに乗車し、「松ヶ丘」バス停下車。
      < 車 > 国道171号伊丹市役所前交差点を北進し,昆陽池北交差点および中野大橋南詰をそれぞれ左折し、
          公園西側の「昆陽池公園駐車場」をご利用下さい。

                       特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会 事務局 

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2016年のテーマは、「チョウの求愛行動」、「花とチョウ」、「絶滅が危惧されるチョウ」および「自由テーマ」です。私も出展しています。

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モンキチョウの求愛行動は、メスがオスを追飛することから始まります。高山に住むミヤマモンキチョウも、最初メスがオスを追飛(♀→♂)します。ところが、ミヤマモンキの棲息域には、モンキチョウもおり、ミヤマモンキのメスがオスのモンキを追いかけること(ミヤマモンキ♀→モンキ♂)がよく見られます。しかし、この逆の、ミヤマモンキのオスをモンキのメスが追うこと(モンキ♀→ミヤマモンキ♂)はないようです。

オスのモンキは、追飛されている時はゆっくり飛ぶので(誘惑のダンス)、メスを異種とは認識してないのでしょう。モンキチョウが多い標高の低い浅間山系(標高2000m)ではいざ知らず、ここは槍ヶ岳を望む標高2600mのハイマツ樹林帯。まさか、こんな高い場所にモンキチョウがいるとは思いませんでした。

足場が悪く空気の薄い中、ミヤマモンキの求愛飛翔(というより誘惑飛翔)を何度か追いかけ、槍ヶ岳バックをやっと撮ることができたので、飛翔写真はこれでOKと、山小屋に戻り祝杯のビールを飲んだ後、少し眠ってしまいました。目が覚めたときは16時すぎ、さすがにチョウの活動は終っていました。オスはただのモンキチョウと判ったのは、東京へ帰ってから。かなり落ち込みましたが、先輩に、この標高ではモンキは珍しいのでは、と慰められた次第です。

ペンタックス21ミリ広角で、いつもはシャッター速度を稼ぐため、もっと絞りを開けるのですが、 追飛の時には飛翔速度が遅くなるため1/3200秒でいいと判断し、遠くの槍ヶ岳を入れるためF5.6にしました。ただ、午後は、槍ヶ岳方向は逆光。午前中ならもっと色が出たと思います。  (2016.7.11 PM 撮影)

   

by otto-N | 2016-12-28 10:46 | Comments(2)

2016.12.20 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.12.26 (記)

2016.12.20
5度目のムラサキツバメ。薄曇りで晴れることはなかったけれど、気温が高めだったので期待した。しかし、この時期は晴れなければ、ムラサキツバメは飛び出すことはないようで、暖かかった前日には乱舞していたというポイントには、全く姿さえ現さなかった。2か所の塒を覗いたが、翅を倒して動く気配はなかった。シャッターを一度も切らずに帰るのもなんなので、帰りがけ、池に来ていたカワセミを撮った。
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このカワセミはオス。一瞬、目を離した隙に池の中に飛び込み、すぐ戻ってきた。獲物は捕り逃がしたらしい。この1コマ目と3コマの間は0.3秒。
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背中の青い羽が見えないので逆方向に行って撮る。
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何度か飛びこんだが、今度は小魚を加えて出てきた。やれやれ。
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しばらく下を見ず上を見ていた。何を見ているのだろう。
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2016.12.21
ぽかぽか陽気の冬至。今日こそはと繰り出す。暖かいせいか、10時ころに日が当たる1つ目の塒のムラツは全部飛び出た後。2つ目は4頭がまだ寝ていた。乱舞するというポイントに陣取ったものの、乱舞予定の時間になっても飛び回るものはなし。遅めに日の当たる2つ目の塒を覗いた時には、すでに出払った後。どうしたことかと、広い公園内を探しまくる。が、飛んでいたムラツは2頭のみ。1頭はヒヨドリに追いかけられ食べられてしまった。諦め、撤退間際に、やっと日向ぼっこするムラサキシジミを撮影。
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続いて、ムラツ♂。少し傷んでいるので気合が入らなかったせいもあるが、向こうの翅にピンがきていなかった。しかし、横向にとまったので、色的には80点の出来。
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お昼過ぎ、2つ目の塒に1頭、また1頭と戻り始めた。3頭並んだところを、ストロボ撮影。かなりのトリミング。
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来た時には出払っていた1つ目の塒を覗いたら、こんなに戻ってきていた。一つ目小僧がぎょろり。何枚か撮った中の1枚。
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結局、6度目のムラサキツバメ撮影も失敗。行くたびに天気が悪かったこともあるが、ここのムラツは神出鬼没。自然教育園のムラツと違い、まだ行動パターンが理解できていない。


   

by otto-N | 2016-12-26 18:16 | Comments(0)

2016.12.9 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2016.12.24 (記)

2016.12.9
近所のヤマトシジミ。草刈りが入ってから、露出された地面だけが目立ち、カタバミも少し残っているだけ、とても淋しくなった。少し大きいこのオスは12月4日に撮影した個体だ。思ったより翅が傷んでいないのは、寒い日が続いたので活動していなかったせいだろう。
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この個体が一番目についたが、4コマ目は別個体。
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3個体同時に見た。これは3つ目の個体と思う。
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これは、冒頭の少し大きな個体。前翅の先端の黒縁が段差。ダンサーと呼んでおく。
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メスはこれしか見なかった。右後翅の鱗粉の塊りに見覚え。12月4日に撮っている。
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アングルを変えて撮る。こちらのほうが、開いた翅の形がカッコいい。
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ムラサキシジミ。開かなかったが、メス。半分しか写らなかった飛翔写真から判定。
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2016.12.16
飛び回っていたのは1頭だけ。ダンサーだった。
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2016.12.19
夜中、喉が痛く寒気がして目覚める。薬を飲んで、朝には熱がひいたけれど、起きるのが遅すぎた。二日酔い気味ではあるし、風邪をこじらすわけにはいかないので、千葉の公園に行く予定を止めた。いたのはダンサーだけ。それにしても、暖かく、いいムラツ日和だった。
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懸命に日を浴び、残されたわずかのカタバミの蜜を吸う。ときどき、遠くへ行くが、しばらくするとこの日溜まりに戻って来る。近くには蜜源もないし、メスもいない。あきらめて戻ってくるのか。
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キタキチョウ。これまでも時々出てきていたけれど、なぜか撮る気はしなかった。ひょっとしたら、最後かも。
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この秋、超高層マンションの南斜面にある小さなヤマトシジミの溜まり場では、スーパーブルーおろかそこそこの靑♀さえ見なかった。一番多かった年は2011年、次から次にきれいな青♀が現れた。昨年はウルトラブルーさえ出たのに、どうしたのだろう。靑♀は、暖かい九州でも見られ、東北でも特に出現率が高いとは思われない。幼虫の育った場所や蛹化した場所の温度が低いとか、ミクロな生育環境の差によると想像しているけれど、飼育してみないとわかりませんね。また、今年はヤマトの数自体がとても少なかった。植栽が変わり、カタバミの分布や吸蜜植物が変わったことに原因があるとは思うが、草刈りのタイミングの影響が大きい気がする。刈られた草はゴミとして集められ、その中には幼虫や卵が付着していたに違いない。毎年のことながら、カタバミは雑草として根こそぎ抜かれることが残念でならない。残るヤマトはオス1頭のみ。いつまでここにいるか最後まで見とどけよう。



   

by otto-N | 2016-12-24 18:08 | Comments(2)

2016.12.6 山梨県・毛無山 富士山   2016.12.20 (記)

2016.12.6
毎年この時期になると、冠雪した富士を見に何処かの山に登っている。今回は、富士五胡の河口湖と西湖の間にある毛無山(標高1500m)。自宅から2時間、駐車場が閉鎖されたので、駐車に少々手間取ったが、10時20分に登り始める。

赤松と広葉樹の登山道。枯葉が積もっていて気持ちがいいが、その下は粘土の登山道。枯葉がなければぬるぬる滑る道。天気はというと、薄曇り。富士がどちらにあるのかさっぱりわからない。自宅でライブカメラで富士山をチェックした時は晴れていたのだが、高速からは富士山は見えなかった。登山道は急。景色は単調。北風が冷たい。
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11時40分、山頂到着。ここから見る富士山。まるっきり雲の中。
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ここから十二ヶ岳という山を縦走するのが通常のルート。でも、登山が目的ではないので、富士が見えなけば意味がなく、それに楽しそうな道ではないし、このままピストンで帰ることにした。幸い、山頂は北風がほとんどなく、雲の富士山もなかなかいいというわけで、こんな写真を撮ったりしていたら、少しは雲が少なくなった感じがした。
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しばらく待っていると、流れてくる雲の間から山頂が顔を覗かせる。
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山襞もくっきり見え、舞い上がる雪煙がすさまじい風を感じさせる。
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雲は少しずつ消え、
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最後は雲1つなくなった。でも、雲がないとまるでつまらない。
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12時30分、下山開始。
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西湖と富士と枯れススキ。
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枯れ枝の向こうに富士。
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会った登山者は二人だけ。下りは汗も出ず寒かったけれど、サクサクと枯葉の積もった道が心地よかった。

   

by otto-N | 2016-12-20 16:06 | Comments(0)

日本チョウ類保全協会・写真展のお知らせ   2016.12.15 (記)

日本チョウ類保全協会・写真展のお知らせ

今年も新宿御苑で写真展が開かれていますが、残り3日となりました。力作揃いです。天気がよさそうなので、ぜひ、見にいらしてください。
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17日(土)と18日(日)には、ミニ講演会もあります。
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会誌「チョウの舞う自然」の最新23号の表紙は、今年突然亡くなられた井上孝美さんの昨年の出品作で飾られました。個人的にはじんときました。
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昨日と本日は、受付の手伝いをしていましたが、会場はこんな感じです。
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新宿御苑には、ムラサキツバメの集団があります。本日、撮影してきました。寒くて縮こまっていましたが、7~8頭いるようです。アラカシにはムラサキシジミの食痕もありました。天気予報では3日間とも晴れなので、気温が上がったら近くで日向ぼっこをするかもしれません。
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最終日は、15時で終了しますが、後片付けをした後、17時からは近くで忘年会が行われます。席に余裕があるとのことなので、忘年会にもぜひご出席ください。実は、こちらのほうが面白いです。(飲み放題付き4000円)


   

by otto-N | 2016-12-15 20:26 | Comments(2)

2016.11.28 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.12.10 (記)

2016.11.28
ムラサキツバメが集合する季節になってきた。千葉の公園に出かける。晴天の予報だが、曇ったままだった。寒くて、葉上に寝ているムラサキツバメを撮るしかなかった。
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例年集まるカクレミノには1頭もいなかったけれど、このシラカシは健在だった。今年も、小さな葉にぎっしりと集まっていた。
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このクヌギの葉に集まっていたの初めてだった。しかし、葉が落ちるのは時間の問題。日当たりもいいけれど、風も強い場所。
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昨年、人為的に散らされた大集団があったが、今年は集団を形成しておらず、付近にもまるでムラツはいなかった。そのかわり、その場所から比較的近いところで、新たな集団が見つかった。冒頭の4コマ目と同じ塒だが、少し明るくなった時、1頭がこの塒に潜り込もうとして飛んできた。しかし、すぐには入ることができず、しばらく付近で翅を拡げていたが、最後には潜り込みに成功した。少し射した日も再び翳り、気温も上がらず、ムラツは動く気配はなく、この日はこれで撤収。
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2016.11.29
晴れの予報。現地に着いたものの曇り空。前日、低いタイサンボクにいた1頭に近づきすぎ、葉を揺らしてしまった。フラフラと力なく飛び出したオスが、とまった先は岩の上。翅を開くはずはないと思っていたが、開いてしまった。あわてて300ミリで撮影する。近すぎたので、ザックから100ミリを取り出している間に飛ばれてしまった。
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前日、1頭が潜り込んだ塒を真っ先に見に行く。しかし、1頭もいない。前日は14時まで曇っていたので飛び出すことは考えられず、この日も寒い曇り空。変だ!と思っていたら、足元からフラフラとメスが飛び出し近くの植え込みにとまり、動こうともしない。少し明るくなった時、別なメスが地面で翅を拡げ、さらに飛んできて木の幹で翅を拡げるメスがいた。こんな傷は初めて見た。そして、足元の枯葉の間に紫色に光るものが・・・。死骸だった。散策路を改めてよく見ると、踏まれたのか、路面にぺしゃんこに張り付いた死骸、さらに枯葉の上に2つ、合計5頭の死骸を見つけた。一緒にいたFavoniusさんと拾い集め、木の根元に埋める。チョウの習性を知らない何者かが散らしてしまったにことしか考えられない。暖かい時なら飛んで戻ってくるけれど、寒い時には飛ぶことさえできず、下に落ちるしかない。落ちた個体は、寒さで身動きもできなかったのだろう。その後も、塒を作っていた葉の上は空のままだった。
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別のポイント。午後からは日が射し、集団から飛び出した個体が近くで翅を拡げていた。しかし、太陽が低すぎ、オスは撮影のしようがなかった。
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塒に戻る前の日光浴中のオス。その周りで飛び回っている個体があった。遠かったので小さくしか撮れず、縦にトリミング。
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2016.12.2
死骸が散っていた塒には1頭も戻っていなかった。諦めて、クヌギの集団を見に行くと、天気がいいからか、朝早くから、塒からは半分が飛び出したようだ。積もった枯葉の上にとまると、まるでどこにいるかわからない。
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付近には、飛び出したはずのムラサキツバメは少なく、ムラツよりムラシが目についた。
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どちらを撮るか迷うところ。
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やはりムラシか。オスのブルーは鮮烈。
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ムラツ♀。
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もう1つのトラブル。朝、立ち寄った時には、シラカシの塒はもぬけの殻だった。昼ころ、日が当たるようになって少し戻ってきたけれど、朝に飛び出したにしても、全部が出払うということは考えにくい。やはり、やられたのだろうな。

2016.12.8 
気温がやや低いながらも晴天。現地に10時すぎ到着。ムラサキツバメの塒を見て廻ったがさんざんだった。シラカシの集団はゼロ、クヌギの塒は葉ごと落ちてしまい、残されたのは2か所のみ。その1つはいつも真っ暗と思っていたら日が射しこむ一瞬もあるようだ。もう1つのほうは、葉に日が当たっても、塒には日が射しこんでいなかった。それにしても、空になった塒に戻ってくることがあるのだろうか。これで今年は終わりとは早すぎるし、悲しい。
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広い場所でオスが飛び回っていた。飛び立つ前の表翅がピカピカだったので、少し後をつけたが、翅は開かずに終わった。飛びまわり吸水している個体がいたので、もっと飛び回っているに違いないと思ったのは錯覚。オスはこれしか見なかった。諦めが早過ぎたが、結果論。
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寒いせいか、飛んでいるムラツは皆無。そんななか、ヤマトシジミがいた。ここではとても珍しい。ボロボロだったけど、ちょっとはカッコよく撮れた着がする。
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飛んでいるチョウはおらず、カワセミがいたので撮る。いつも同じ枯葉の場所で日向ぼっこをしている猫。
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帰り際、アオキの葉の上で、メスが長々と日向ぼっこをしていた。これが、この公園での今年最後のムラツかもしれない。
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P.S.
石の上のムラサキツバメ。トリミングしましたが、コントラストを調整する前のJPEG原画です。
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by otto-N | 2016-12-10 18:20 | Comments(8)

2016.11.26 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2017.12.7 (記)

2016.11.26
土曜の朝、テニスに出かける前に、10分間の予定で近くのヤマトシジミを探す。10時前なので寒くていないだろうと思っていたけれど、イヌタデの花の上に2頭とまっていた。前日の午後、吸蜜中に急に気温が下がり、そのまま夜を越したものらしい。
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他の場所に行って戻ってきたら、1頭が翅を開いていた。靑くなく、ほんの少々、靑鱗を載せている黒いメスだった。時おり吹く風にバランスをとりながら、震えていた。ピンクのイヌタデの花を背景に、とてもきれいな黒♀だった。
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風に飛ばされ石段の上に。ブレブレの中でかろうじて1枚。というわけで、この個体のせいで、予定をはるかに過ぎてしまった。
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2016.12.3
1週間後の土曜の朝。少しだけ見に行く。スレたオスばかりで、メスはこの1頭だけだった。前回の黒♀?。だとしたら、ずいぶんきれいだ。
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2016.12.4
日曜日。出かける前に10分間だけ。白いオス2個体と、まるで青くない靑♀。これだけだった。1コマ目、後翅の傷のようなもの、よく見たら鱗粉。
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2016.12.5
朝行くと、草刈り中だった。すでにイヌタデは刈りとられ、咲き始めた園芸種のピンクのカタバミもなくなった。ああ無情、雑草の運命を嘆くが、まだ、草刈りが入っていない所で、ヤマトシジミを待つ。それにしても、暑い日だった。着ていたフリースはすぐに脱いだ。時間はたっぷりあったけれど、メスは2時間粘っても、ボロではない個体はこの1頭だけだった。うーん、昨年はここでウルトラブルーも撮ったのに、今年はキビシイ。
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どういう訳か、ムラサキツバメのメスが吸汁に来ていた。そこへ、ヤマトシジミが求愛。3コマ目のように、メスの前で翅を開き、打ち震える動作さえ見せたが、撮影はできなかった。メスではなくオスに求愛し、はたまた異種とは、ほんとヤマトシジミはみさかえがない。
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オスは5~6個体いたけれど、新鮮なのは2個体だけ。まず、大型の1個体目。これは、斑紋から前日に撮った1頭と同じ。
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大きいのでとても目につき、かなり撮った。しかし、太陽の位置と自分の影の関係から、似たような感じにしか撮れなかった。
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小さめの2個体目。前翅の先の黒縁の形が少し違う。
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背景は殺風景な地面の上の枯葉。せめて敷き詰められた枯葉なら、実力通りに撮れるのだが、ヤマトシジミはずいぶん損をしている。
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ムラサキツバメに続き、ムラサキシジミも顔を出した。半開きであまり新鮮ではなく、撮りにくい位置だったけれど、なんとかオスらしい色が出た(と思う)。
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午後、所用があり、代官山の下の交差点で、頭上にムラサキツバメのオスがふらふら飛んできて、赤信号で停車したワゴン車の屋根にとまり、靑に変わった後も飛び立たず、そのまま行ってしまった。気温が高かったにしても、もう薄暗い午後3時30分。まだ、飛び回っていたのか!マテバシイはこの近くにあったっけ?今度探してみよう。


   

by otto-N | 2016-12-07 18:20 | Comments(2)

2016.11.17-22 千葉県・江戸川河川敷 ヤマトシジミ   2016.12.4 (記)

2016.11.17-22
ヤマトシジミの靑♀を探しながら、オスの飛翔を撮影していた。

2016.11.17
朝の早い時間はまだ気温が低く、日だまりの土手の下を飛び回るオスが多い。行ったり来たりしているところから、テリ張りなんだろうと思う。時には複数頭が絡む。摺れたオスばかりなので、撮る気はなかったが、少し追いかけると3頭が入っていた。チョウはともかく、土手の雰囲気が出たので、結構気に入っている。
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ピカピカの白いオスはとても少ない。靑♀探しに疲れたころ、気分転換に少し追いかける。
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無理に飛翔ばかり追いかけているわけではなく、普通の開翅も狙っていたのだが、なかなかいい位置にとまってくれなかった。摺れたオスはどこでも開くというのに。
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この土手は、高さ5mくらい、斜度は15~20度くらいか。草丈が低いので自由にヤマトシジミを追いかけることができる。この日は、数本、走り回っただけなのに、自宅に戻った時、脚にかなりきていることに気がついた。春のモンキチョウの撮影では、駅の長い階段を上がった時、両太腿が完全につってしまいしばらく動けなかったことがある。A新聞の朝刊の沢木耕太郎の連載はとうに終わっているが、ボクサーが土手をジグザグに走るトレーニングのことが出ていたが、これはかなり効く。

2016.11.18
靑♀を探しながら、飛んでいる擦れてなさそうなオスを追いかける。
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靑♀探しで飛翔に集中しなかったせいか、歩留りが低かった。
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日が低くなるとオスの活動も低下する。日光浴の頻度が増え、遠くからでも白く輝くのが見える。
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スーパーブルーが翅を開かなくなったところで撮影は終了。戦い済んで日が暮れそう。とぼとぼと土手を歩いて帰路に着く途中、川面に反射する夕日の木漏れ日。叢の穂先にヤマトシジミを探すと、見つかった。
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2016.11.22
ウルトラブルーの後、スーパーブルーがほぼ2頭同時に現れ、こちらはとまっても全然翅を開かないので静止撮影を諦め、飛んでいるのを追いかけた。
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飛翔でスーパーブルーの翅の美しさを捉えるのは至難の技。ピントが合っただけでは意味がない。やはり、静止でしか煌めくブルーは撮れなかった。
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by otto-N | 2016-12-04 18:26 | Comments(2)

2016.11.16 千葉県・江戸川河川敷 ベニシジミ   2016.12.3 (記)

2016.11.16
ヤマトシジミで江戸川の土手に3回出かけたけれど、実は、その前にも1度行っている。この日は、天気予報では快晴であったが、曇り空。時おり空が明るくはなるが、風は冷たかった。当然、ヤマトシジミは飛んでいない。見つけたのはベニシジミ。

ベニシジミが、葉の上に横になっているのを見たのは初めてだった。空からの光で少しは暖かいらしい。
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付近には、少し明るくなった時だけ、翅を開くベニシジミがかなりいた。赤い翅はよく目立つ。
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スイバの赤い葉。探すとやはりこんな場所でも翅を開いていた。
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羽化直と思われる新鮮なメス。
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指を出したら乗ってきたので、こちらに移動してもらった。後裏翅の橙色がとても美しい。やはり寒いのか、前翅を閉じてしまった。
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風に揺れる穂先。しっかりと脚を絡ませていた。
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ヤマトシジミも見つけた。
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by otto-N | 2016-12-03 18:18 | Comments(2)