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たかがヤマト、されどヤマト

2024.2.20 東京・白金の森 ツマグロキチョウ   2024.2.25 (記)

2024.2.20
東京の正午の気温は22.0℃。前日からの雨が上がり気温が上昇すると予報されていたが、ここまで暑くなるとは。キタテハの飛翔を撮るために21ミリだけを持って出かけたが、飛び回るキタテハの多いこと多いこと。
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スクランブル発進してもすぐに戻ってくるが、同じ個体なのか、別個体なのかよく分からなかった。数が多いので飛び立たせ撮りも少しコツが分かってきた。
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とまっている♂に別個体が近づくと、少し絡むだけですぐ2頭とも20~30m上空に猛烈なスピードで舞い上がる。2頭の絡みなど撮れっこなく、片方を入れるのさえやっとだった。比較的、ゆっくり飛ぶのは戻って来た時だが、これさえフレームアウト。ここに集まるのは全部が♂だと思っていたが♀もいるようだ。交尾には至らなかったが♀♂が並んだこともあった(21ミリだけだったので撮れず)。
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気温は20℃超え。半袖になってキタテハに弄ばれていた。
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意外にも綺麗な個体が多い。地面ではなくススキの穂や葉にとまることもあったが、飛翔撮影モードに入っているときは、静止撮影のために置きピン40cmのMFからAFにするのも億劫になり、撮り損ねてばかりだった。
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キタテハの舞うこの広場の隅にキチョウが飛んでいるのを見つけた。どうせ晴れているから色飛びするのだろうと思いながら、地面すれすれに飛び回るのを、十分距離も詰めることができないまま連射していたら、急にストンと落ち葉の上にとまった。えっ、キタキチョウじゃない。21ミリをAFにして近づいたが自分の影。影に入らないように離れ、とにかく証拠写真として2枚撮った後、近づいて1枚撮った後に飛ばれてしまう。(証拠写真は2枚ともピンボケ、撮れたのは最後の1枚だけ。危なかった。広角レンズはむずかしい)
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枯葉上に静止する前の飛翔写真は1枚だけピントがまあまあだった。色飛びはギリギリ。
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飛ばれた後、15mほど離れた枯れススキに潜り込もうとしていたが、ここにはとまらず、上に舞い上がってロスト。意外と飛翔力は強い。しばらく付近を探したが見つけることはできなかった。
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都心でのツマグロキチョウの観察は、個人的に今回で3回目。1回目は 2020年1月29日の目黒区の小公園(自宅裏。この日もポカポカ陽気だった。2回目は 2022年10月20日の新宿御苑。自然教育園では 2009年9月22日にノハラアザミで吸蜜した記録が残されている。また、文京区の小石川植物園でも2018年から2022年に数回撮影されている。いずれも秋型で、近くに食草は確認されておらず発生地から飛来したものと思う。そこからの距離もさることながら、発見された場所はいずれも高層ビルで囲まれ孤立した、河川からも離れた緑地。発生地では弱々しく飛んでいる本種が、どういうルートをたどって飛んで来たのか興味深いところである。




# by otto-N | 2024-02-25 10:26 | Comments(4)