たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2024.2.20 東京の正午の気温は22.0℃。前日からの雨が上がり気温が上昇すると予報されていたが、ここまで暑くなるとは。キタテハの飛翔を撮るために21ミリだけを持って出かけたが、飛び回るキタテハの多いこと多いこと。 スクランブル発進してもすぐに戻ってくるが、同じ個体なのか、別個体なのかよく分からなかった。数が多いので飛び立たせ撮りも少しコツが分かってきた。 とまっている♂に別個体が近づくと、少し絡むだけですぐ2頭とも20~30m上空に猛烈なスピードで舞い上がる。2頭の絡みなど撮れっこなく、片方を入れるのさえやっとだった。比較的、ゆっくり飛ぶのは戻って来た時だが、これさえフレームアウト。ここに集まるのは全部が♂だと思っていたが♀もいるようだ。交尾には至らなかったが♀♂が並んだこともあった(21ミリだけだったので撮れず)。 気温は20℃超え。半袖になってキタテハに弄ばれていた。 意外にも綺麗な個体が多い。地面ではなくススキの穂や葉にとまることもあったが、飛翔撮影モードに入っているときは、静止撮影のために置きピン40cmのMFからAFにするのも億劫になり、撮り損ねてばかりだった。 枯葉上に静止する前の飛翔写真は1枚だけピントがまあまあだった。色飛びはギリギリ。 飛ばれた後、15mほど離れた枯れススキに潜り込もうとしていたが、ここにはとまらず、上に舞い上がってロスト。意外と飛翔力は強い。しばらく付近を探したが見つけることはできなかった。 都心でのツマグロキチョウの観察は、個人的に今回で3回目。1回目は 2020年1月29日の目黒区の小公園(自宅裏)。この日もポカポカ陽気だった。2回目は 2022年10月20日の新宿御苑。自然教育園では 2009年9月22日にノハラアザミで吸蜜した記録が残されている。また、文京区の小石川植物園でも2018年から2022年に数回撮影されている。いずれも秋型で、近くに食草は確認されておらず発生地から飛来したものと思う。そこからの距離もさることながら、発見された場所はいずれも高層ビルで囲まれ孤立した、河川からも離れた緑地。発生地では弱々しく飛んでいる本種が、どういうルートをたどって飛んで来たのか興味深いところである。 #
by otto-N
| 2024-02-25 10:26
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