たかがヤマト、されどヤマト

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2017.7.21 長野県・上高地 オオイチモンジ♀   2017.8.11 (記)

2017.7.21
徳沢を7時に出て横尾方面に向かう。つれあいとは河童橋のビジターセンターで12時30分に待ち合わせ。見落としかもしれないので再度の探索。朝露がひどくズボンがたちまちぐっしょりとなったので藪漕ぎする気が失せ探索は失敗、道を引き返した。右手に青空の前穂高。
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朝が早いとまだ寒くチョウは飛ぶはずもないのだが・・・。目についた道端の花を撮る。
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オオイチモンジの♂をまだ撮り足りないので、ポイントへ急ぐものの、上高地ではポイント間の距離が長い。着いたのは8時40分。先に来られていた方が2名。先ほどまではたくさんいたとのこと。少し遅かったようだが、それでも待つと飛んできた。しかし、とまらない。了解を得て広角で少し追いかけるが撮れるものではなかった。そのうちの1頭がやっととまったが一瞬で飛び去る。強烈な日射しで背景の白い石ころが眩しい。
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珍しく葉っぱの上で開翅。しかし、大破していた。
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河川敷の石よりもコンクリのほうがミネラルがあるのか、絵にならない場所が好きなようだ。このときは、日陰の部分を翅を開閉しながら歩きまわっていた。スポット状に日が射す部分に来るよう念じていたら、来た。
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この後は、気温が上がったせいかバッタリ来なくなった。獣糞にキマダラヒカゲとコムラサキが集っていたので、連写したがさっぱりだった。葉の上にコムラサキがとまるので紫幻光を狙うが、これもうまくいかない。1コマ目、いい位置なのに輝かないのは個体差なのか、もう擦れているのか、コムラサキはよくわからない。自宅近くにいたなら、1日中遊んでいたいチョウだ。遊ばれるのが見えているが。
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ふと見ると、ゴイシシジミ。ゲテモノ食いではありけれど、とてもかわいい。笹の陰にも2頭いた。
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気がついたらかなり時間が経ってしまった。飛翔を撮り始めると時間を忘れる。9時30分にここを切り上げ、ドロノキの♀を探しに行く。途中、オオイチモンジの吸水ポイントに寄ると1頭だけが飛んでいたが、とまる気配がないので300ミリ(MF)で2回シャッターを切っただけで飛び去ってしまう。この日の飛翔はこれだけ。出来は最悪。特にコムラサキはひどい。
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ドロノキのポイントへ急ぐ。10時30分到着。時間のせいか、前々日の午後より樹上を舞う♂が増えていた。♀を探しに低いところへもくるけれど、速すぎてフレームにも入らなかった。
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樹液が出ているドロノキがあり、クロヒカゲやキマダラヒカゲと一緒に♂が吸汁していたが、長い時間はいなかった。2ショット撮って終わり。(遠いのでかなりのトリミング)
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♂はあいかわらず樹上を舞っていたが、それとは違う飛び方の個体が現れた。♀と直感し、目で飛翔を追う。なかなか下には降りて来なかったが、近いところにとまってくれた。後ろ翅の白帯が広い。
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もっと開くかと思ったが近くに飛び、翅を少し開く。
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また小飛。今度はゆっくり開き始めるがここまで。どこかへ行ってしまう。
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遠くへ行ってしまったようだが、またやって来た。(同じ個体と思うが)
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半押ししながら、開く瞬間を待ち続ける。しかし、逆。飛び出してしまった。秒8コマの手動プロキャプチャー。
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オオイチモンジ♀の美しさはV字開翅したときの後ろ翅にある。この瞬間を待っていたのに少し葉が被ってしまった。(遠かったので大きくトリミング)
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そろそろ、ここを切り上げなければと思ったころ。またやって来た。とまりそうなのでカメラを構えていると♂が見つかった。あわてて♀はドロノキの中に潜り込む。♂から逃れた♀は葉の間から何とか見えるところにとまっていた。暗いが裏翅を何ショットか撮る。
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しばらくすると、おずおずと翅を開き始めた。
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完全に開いた瞬間、後ろへ回り込む。
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真後ろから覗きこむと右前先端が葉が被っていたので、もう一度少し左に寄った時に飛び去った。
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時計を見るとすでに11時30分。シンデレラタイムの12時30分に遅れないように、河童橋まで小走りに急ぐ。約束のビジターセンターに着いたのは12時10分。もう少し粘れたようだ。河童橋でお別れの1枚。次は岳沢にも寄りたいものだ。
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今回もみなさんにポイントを教えていただいた。ありがとうございました。特に、町田のSさんには感謝です。




P.S.
探蝶逍遥記のfanseabさんから、コメントをいただいた。産卵シーンということなので改めて掲載します。1コマ目は300ミリで撮ったノートリ画像。2コマ目はその拡大画像。確かに緑色の卵がドロノキの葉の先端に写っている。(ペンタックスと言えども300ミリの単焦点はすごい。少々重いですが)
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他の画像を捜したところ、もう1枚見つかりました。先に掲載した翅の裾が少し葉隠れしていたV字開翅。飛び立った後、チョウの重さで沈んでいた葉の上に卵が写っていました。1~2コマ目はノートリ、3コマ目は2コマ目の拡大画像です。オオイチモンジの産卵はこういう風になされるとは知りませんでした。
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by otto-N | 2017-08-11 10:20 | Comments(6)

2017.7.19 長野県・上高地 オオイチモンジ♂   2017.7.28 (記)

2017.7.19
絶対晴れる日を狙っての山登り。今回は上高地からの蝶ヶ岳。北アルプスの天候は松本だけではなく、新潟の天候に左右されているようだ。どちらも晴れとの予報から20日と決定。問題はロッジだったが直前になってキャンセルが出た。自宅を8時40分出発、高速を下りてからコンビニと蕎麦屋に寄り、岩見平の駐車場に着いたら、シャトルバスが来るまで5分しかない。何しろ1時間に2回しかないので大急ぎで登山の準備をし、河童橋に着いたのは12時10分。穂高の山頂はガスっていた。(画像のすべてはクリックすると大きくなります)
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ビジターセンター前のヒメシジミ。遠くでオオイチモンジらしきものが飛んでいるのを見た。そこから、明神方面へひたすらの徒歩。最初にこの道に来た時はなぜか感激したけれど今ではもう不感症、黙々と歩くだけ。発生木として有名なドロノキには2名の先客。樹上を見上げるとオオイチモンジが2~3頭が舞っていたが下に降りてくる気配はなく、探雌飛翔している♂のようだった(ピントは合ってません)。
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話をうかがってみると♀はまだ出てないらしい。♀はともかく、♂は少し先の獣糞に来ていたとのことで急いで行ってみたがいなかった。がっかりしたが少し経って再び行ってみる。すると1頭が翅を開閉しながら動き回っていた。
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すぐ翅を開いてしまうので、裏翅が撮るチャンスは少なかった。
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しかし、一緒にいるヤマキマダラヒカゲやコチャバネセセリが邪魔。そこで、オオイチモンジ以外を小枝で追い払ってみた。幸いオオイチモンジは歩いて少し移動するか、少し飛んで舞い戻って来ることが判り、単独のところを撮影することができた。と、思っていたが、左翅の後ろにまだコチャバネの頭が写っていた。
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ベタ開翅より少し翅を立てたほうがカッコいい。
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一応、静止を撮ることができたので、飛び回っているところを21ミリで撮ってみた。オオイチモンジの飛翔を撮ることは想定しておらず、15ミリを持ってこなかった。ちょっと失敗だった。
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珍しく、近すぎてのピンボケのほうが多かった。すぐに遠くへ行かず、こんなに獣糞に執着するとは思わなかった。ただ、こんなに逃げないのなら、静止を300ミリだけではなくマクロでも撮るべきだったと後で反省したが、後の祭り。
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少し大きくトリミングしたが、飛翔感の出た構図となった。ただ、白砂がまぶしく、ISOオートではチョウが真っ黒になり、後の補正に手間どった。
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何度目かの吸汁。翅を開きながらにじり寄る。今度は周りに何もいない。
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獣糞は目立たないほどの大きさだった。やはり、ベタ開翅よりちょっと翅を立てたほうがカッコいい。もっと撮っていたかったが、先に行っているつれあいをこれ以上待たしておくわけにはいかなかった。後で撮影時刻を調べてみるとこのポイントでの撮影時間はトータル16分。撮れる時は撮れるんだなぁというのを実感。数年前、このポイントで♀と遭遇したが撮れずに終わっている。
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この後は、宿泊予定の徳沢ロッジまで寄り道しながらの徒歩。午後のせいか、梓川のコンクリの護岸にはオオイチモンジの吸水は見られず、コムラサキだけが集まっていた。幻光はうまく撮れなかった。その後、砂地の空地でカラスシジミが吸水していたが、逆光なので撮らなかった。宿はハルニレの多い徳沢。でも、カラスシジミに遭遇したのはこの時だけ。北海道では見慣れていたとはいえ後悔した。
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ドロノキのある河原。すぐに飛ばれ種類がわからなかった。しばらくしてから行ってみると、この場所に戻ってきていた。ヘリナシタテハ。越冬後、こんなに長く生きているなんてすごい。
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上高地のどこにでも咲いているが、この背の高いカラマツソウの群落はすばらしかった。
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もう道に迷うことがないので、つれあいにはロッジに先に行ってもらい、粘るもののドロノキに♀はやって来ず、せめて河原のコムラサキの幻光を撮ろうとしたが、どの♂も頭をこちらにには向けなかった。珍しく、何かの花の先端にとまったコムラサキ、待ち構えていると開いてくれた。
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その後は、日陰のヒメシジミと遊ぶ。まだまだ新鮮だった。
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飛翔を撮るには暗かった。
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16時10分、まだ明るい河原の中の道路を歩いていたらクジャクチョウ。久しぶりだった。
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by otto-N | 2017-07-28 18:39 | Comments(2)