たかがヤマト、されどヤマト

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2017.7.20 長野県・蝶ヶ岳 (3)コヒオドシ   2017.8.6 (記)

2017.7.20 続き
ハイマツの上を飛び回りとまらないミヤマモンキチョウ。それでもスピードを落とす場所があることに気がついた。ハイマツの間に生えているクロマメノキの群落には♀がいる確率が高く、そこでスピードを落とす。21ミリでも撮れそうだった。クロマメノキ群落の上部にある石の堆積部に陣取り、近づいてくる、あるいは飛び離れる♂を連写した。
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しかし、簡単には動けない場所。石積みの斜面はかなりの急斜面。石も崩れる。当然、走り回ることはできないし、身動きするのも簡単ではなかったし、そもそも、次から次へとチョウが飛んでくるわけではなかった。それよりも、チョウは目より下。背景に穂高の峰々を入れることは叶わず、下部の山襞の残雪と梓川河川敷の白い筋が入れば上出来だった。置きピン距離は35~40cm。チョウが小さくなるのでトリミングせざるをえなかった。15ミリを持ってくることも考えたが、これ以上近づくことはできないと思ったので止めた。
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穂高に向かって逆光気味。あまりにも斜めになったので回転補正トリミング。チョウがちょっと大きすぎた。
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チョウにピントが合い表翅の黄色も表現できた。しかし、右隅にしか入らなかった。ハイマツの向こうに残る岩稜の雪、こんな環境で飛び回るミヤマモンキの姿は撮れたと思う。
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ちょっと(かなり)悔しいシーン。2頭が絡んだがピンのきた方は翅が閉じており、4枚の翅がせっかく入ったがフレームアウト、槍・穂高が入ったけれどチョウには届かず。今度はもし行くことがあったなら、もっと平らな場所に陣取ろう。
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山頂に着いた時から、蝶ヶ岳ヒュッテの向こうは時おり日が翳っていた。
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気がつくと、山頂直下でも日が翳るようになった。日が翳ると急にミヤマモンキは姿を消す。どうしたのかと思っていると、ハイマツの茂みで休んでいた。黄色いのですぐわかる。いざ近づこうとすると意外にも敏感で飛び去ってしまう。
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時間がきたので、ここを切り上げ下山することにした。下山はヒュッテの先、約30分の横尾分岐から横尾に下りる予定。その間でもチョウを撮るつもりだった。しかし、対岸の峰々はまだ晴れているのに、ここだけが日が薄い。
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少し明るくなるとミヤマモンキが飛び出したが、撮れずに終わる。タカネヒカゲも1頭飛び出したがとまったと思った場所にはおらず、少し離れた場所から飛び去ってしまった。毛局、タカネヒカゲはこの1頭しか遭遇しなかった。ここは、平らな場所も多く場所によっては槍ヶ岳も望めたので、もっと早く来るべきであった。そんな時に、タテハが1頭飛んできた。久しく撮っていないコヒオドシだった。
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さらに近づくとベタっと開いてしまったが、もう少し翅を立てていて欲しかった。
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横尾分岐まで目についた花を300ミリで撮る。望遠で撮れるとしてもちょっと投げやり。
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横尾分岐から蝶槍に行こうとしたが、ガスが濃くなってきたので引き返し、12時ころ下山開始。下り始めた直後、山頂ヒュッテで会ったイギリス人のカップルに先に行ってもらったが、11時過ぎ、この近くで熊を見たとのこと。尾根の登山道から撮った写真を見せてもらった。撮影場所を移動していたら熊を見られたかもしれない。熊、撮りたかったなぁ。その後は樹林の中の登山道をひたすらに下りる。登る気がしないほど急な登山道だった。かなりくたびれて来た13時35分、槍ヶ岳がよく見える場所に来た。槍見台かと思ったが、違った。
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14時15分、槍見台にやっと着く。左に屏風岩、その向こうに南岳?、槍ヶ岳は遥か向こう。もうすぐ横尾だ。
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14時40分、横尾に到着。膝(半月板)の痛みが出ずホッとする。とりあえずビール。横尾山荘の前にオオイチが吸水場所を探して舞っていたが、とまることなく飛び去ってしまう。その後は、つれあいは徳沢に先に帰ることとし、おっとはチョウ探し。ひょっとしたらと思ったチョウは見つからず、ヨモギの傍のヒメシジミと遊ぶ。
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崖にツマジロウラジャノメがいるかもしれないと思っていたら飛んで来た。開かないまま近くをさんざん飛び回った後、崖の上に去る。吸水しそうだったオオイチモンジは、中国人ハイカーグループに追われ木の上に上がってしまい、徳沢を目指してとぼとぼと歩く。
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16時50分、徳沢に到着。芝生のテント場でヨタヨタと飛んでいたウスバシロチョウ。シロツメクサで吸蜜。まだいるとは思ってもみなかった。
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2頭のルリタテハが争っていた。1頭は時々こちらめがけて飛んで来る。飛翔は青い点にしか写らず、勝った1頭が石の上に静止。
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by otto-N | 2017-08-06 18:18 | Comments(4)

2012.8.1-2 長野県・上高地① コムラサキ    2012.8.3(記)

2012.8.1
東京は連日の猛暑。とにかく涼しい所に脱出したい。というわけでもないが、上高地に出かけた。トレッキングと、あわよくばオオイチモンジでした。オオイチモンジはどこにでも出ているようだが、上高地は広い。いつものように漠然と出かけては、だめそうなので、ブログの先輩にポイントを伺っておいた。

例によって早起きができないので、現地に着いたのはお昼ころ。河童橋の宿に荷物を置き、上流に向かって歩き始める。河童橋付近からの眺め。10数年前に一度来たことがあるが、すばらしい。
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明神池。ここに着く前、オオイチモンジが目の前に飛んできた。路上に降りるそぶりを見せたが、ハイカーの団体が来たせいか行ってしまった。噂のメス。後翅の白帯の太さが目に焼き付いた。
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結局、オオイチモンジには1回しか会えず、もちろん撮影はできず、とぼとぼと帰る途中に仰ぎ見た峰々。
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ヒョウモンの類もあまり多くはなかった。ミドリヒョウモンでさえも少なかった。
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コヒョウモンのほうが多いような気がした。
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コヒオドシ。日差しが強いせいか翅は閉じたまま。
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林道の日陰に数頭たむろしていたアサギマダラ。ヒメシジミ。コチャバネセセリ。上高地のもう一つの名物(??!)コムラサキ。
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地べたの写真は先日たくさん撮ったからもういいかなと、思っていたら、緑の葉の上で翅を開いてくれた。少し角度をずらすと全く紫に光らない。
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角度がなかったので、もう少し上からLVで撮影。バリアングルではないので適当にシャッターを押した。
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別の葉に移り、低い絶好の位置だったが、前が藪のため正面には回れなかった。
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チョウは淋しい結果となったが、花も淋しい道だった。ヤマオダマキとツリガネニンジン。他には陰気なキツリフネくらいで、連れ合いにはかなり気の毒な道だった。
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どうやらオオイチモンジに会うためには午前中に来る必要があるらしい。ポイントとおぼしき場所も午後からでは日陰であるし、他のチョウの場合も吸水はたいてい午前中だ。次の日の予定(山登り)と入れ替えるべきだったかもしれない。


(上高地②へ続きます)

by otto-N | 2012-08-03 20:56 | Comments(12)

2011.8.13 北海道・札幌 ベニヒカゲ    2011.8.27(記)

2011.8.13
この日は、午後にお寺参り。午前中に少し時間をもらい、ベニヒカゲが朝の早めなら花に止まることを期待し、手稲山に行った。

やはり、ベニヒカゲは少なく相変わらず飛び回るだけで、なかなか止まらなかった。止まるのを期待してゆっくり追いかけてているうち、花に突然止まった。そして、全開翅した。
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コヒオドシは、日が照り暑いときは、翅を全部開かないようだ。閉じっぱなしのが目立つ。
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ベニヒカゲを探しているとき、撮ったタテハチョウ。
ウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ヒメアカタテハ、ミドリヒョウモン。
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ミドリヒョウモンのメス。やはり、メスが来るとじっくり撮ってしまう。昔は色が薄汚く、きらいだったが。
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この日もベニヒカゲは少なく、2~4頭としか見なかった。同時に見たのは2頭だけだったので、行ったり来たりする同一個体を追いかけていただけかもしれない。しかし、突然、タンポポ系の花に止まり、開翅してくれた。マクロで撮ろうと思って近づいたが、遠くに飛んでいってしまい、その後姿を見せなかった。
この時期(昨年も)、北海道のあちこちで、ミドリヒョウモンばかりが目についたが、メスの渋さがたまらなく好きになってしまった。

by otto-N | 2011-08-27 20:46 | Comments(4)

2011.8.10 北海道・札幌 コヒオドシ    2011.8.21(記)

2011.8.10
札幌・手稲区にある母の家についても、すぐには雨が降りそうにもないので、クルマで10分くらいの手稲山(標高1023m)に様子を見にいった。手稲山の山麓は、ヨツバヒヨドリが真っ盛り。コヒオドシとクジャクチョウがたくさんいた。風が少しあるが、太陽は出ていない。これはチャンス。翅を開きっぱなしで吸蜜している個体が多いからだ。太陽が出て暑いと、翅はときどき開くだけだ。熱心に吸蜜している個体が多く、マクロでも十分近づくことができた。

コヒオドシの後翅の青斑紋の列はとてもいい。
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クジャクチョウの後翅の青紋も、鱗粉が散っていてすばらしくきれいだ。
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セセリ類も飛んできたのを撮ったが名前がちょっと・・・。
1コマ目はヒメキマダラセセリ、2~4がコキマダラセセリ、5コマ目がコチャバネセセリ、6コマ目も同じ?
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雲っているせいかコヒオドシ、クジャクチョウとも翅をよく開いて吸蜜していた。両種とも北海道では普通だ。後者は市街地にもいるし、前者はやや少ないものの、少し郊外に出る結構見ることができる。今回気がついたのは、後翅の青い斑紋の美しさ。両種とも、青い鱗粉をまき散らしている。最近、どうやら、「鱗粉をまき散らした青い斑紋」が好きになってきたようである。

by otto-N | 2011-08-21 13:33 | Comments(14)

8月、北海道・札幌、コヒオドシ (2010.8.18)  2011.3.15

2010.8.18
昨日、幕別から、狩勝峠経由で、親のいる札幌・手稲区に移動した。この日、手稲山(1023m)に登った。実は、この日、小樽近郊の余市岳(1488m)に登る予定で入山地点のキロロスキー場に行ったけれど、登山時間を大幅に短縮できる林道が閉鎖されていたため、登山を断念。天気も良く、このままではしゃくなので、急遽近くの山にハイキングしたわけです。山の頂上付近の緩斜面には、ベニヒカゲがいると踏んでのことです。
手稲山は、冬にはスキーで何度か来ているので、地形的には何となく判る。ロープウェイ前の駐車場から、少しだけ緩やかだけれど、すぐ急斜面(女子大回転コース)の直登。この直登は、冬、カリカリのこぶ斜面となる所で、結構きつかった。直登を過ぎると、待っていたのは、ヒヨドリバナの咲き乱れる緩斜面。コヒオドシ、クジャクチョウ、ヒョウモンが集まっていた。

ヒヨドリバナに吸蜜するコヒオドシ。こんなに見たことはなかった。
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さて、ベニヒカゲはというと、いたにはいた。が、新鮮なものは少なく、しかも暑いので活発すぎ、なかなか止まらない。
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麓の日影にいたミドリシジミのメス(ピンボケ)。オオミドリシジミのような気がするが、メスはよく判りません。
ヒメキマダラヒカゲ(少し翅が壊れていて残念)とクロヒカゲ。キアゲハもいました。
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夏の手稲山は初めてだった。頂上からは、札幌の街が一望でき、昔とはえらい違いと、リフト降り場の日影で休んでいたら、さすが北海道、涼しさを通り越してすぐ寒くなってきました。すぐそばに見える山なのに、標高1000mもあることを忘れていました。

ヨーロッパのコヒオドシ:
2010年の今ころ(3月)は、退職したら半月はヨーロッパでスキーをという願いがかない、フランス/シャモニー・モンブランとスイス/ツエルマットに行っていた。そのとき、ツエルマットのスキー場の中で撮ったコヒオドシの画像です。
コヒオドシはガントというゴンドラの駅の日だまり(ゴンドラが停止する枠の所)で日光浴をしていた。日だまりとはいえ、春スキーではなく冬スキー、まさかと思いました。
ガント(2323m)からはホーテリ(3286m)に1本のゴンドラが架かっています。標高差963mの急斜面。全山コブです(拡大すると判ります)。この斜面、スキーヤーはまばらで、自然の中で遊ばせてもらっているという感じで、やっとスキーらしいスキーを楽しむことができました。
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このコヒオドシはデジカメ(Canon Pawer Shot A720 IS)で撮ったもので、ボケていますが、日本のコヒオドシ、ヒオドシチョウ、エルタテハと較べてみると、前翅はコヒオドシ、後翅はヒオドシチョウと両者の中間みたいな感じです。大きさはコヒオドシより大きめ。
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3月11日の地震発生当時は、自宅にいた。いったん揺れが収まり、外出していた妻から無事との電話があり、ほっとしたのもつかの間。津波に襲われているリアルタイムのTV映像を見て以来、どうしようもない無力感で、ブログ更新もする気になれませんでしたが、昨年の画像を整理していると何となく落ち着くので、ブログの更新を再開することにしました。

この地震で亡くなった方のご冥福を心から祈ります。
そして、被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。
がんばって下さいとしかいいようがありません。

by otto-N | 2011-03-15 12:02 | Comments(2)