たかがヤマト、されどヤマト

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2017.4.4 神奈川県・丹沢 ミツバ岳 ミツマタ   2017.4.8 (記)

2017.4.4
春の花巡り第二弾は丹沢のミツバ岳(834m)山頂のミツマタの群生。黄色の花の向こうに富士山が見えるという。ミツマタは黄色の地味な花だろうという認識しかなくあまり気が進まなかったが、東名でそんなに遠くはないし登りは1時間くらいなので、まあいいだろう。しかし、この花の実力はそんなものではなかったことを後で知る。

東名を大井松田で下り246経由で丹沢湖。湖畔の駐車場はほぼ満車。登り始めたのは10時すぎ。のっけから杉林のジグザグの急登。かなり登ったと思うころ、暗い杉林の中にミツマタの木がポツンポツンと現れた。黄色の大きな花をつけたものを選んで撮る。
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上空は杉木立。近寄って撮るも息が絶え絶え、先を行く妻を追う。
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そして、杉林が終わったあたりではミツマタの黄色い大群落。
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11時、山頂到着。山頂の大群落の左方向。おおー富士山。しかし、杉の木が高すぎ、アングルに一苦労した。
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さて、昼食にするかと言う時、目の前のミツマタの花にヒオドシチョウが吸蜜していた。急いで広角から望遠側にズームしている時、あっけなく飛ばれてしまう。また来るかと思ったら、その後はテリハリ行動あるのみだった。こうなってはアドレナリンが沸騰し、こういうことがあるかもしれないと持ってきていた21ミリでひたすら飛翔を狙う。距離40cm、富士山を入れるため絞りF8。飛び立たせてもすぐ戻るけれど、飛び立ちの瞬間はまるで撮れない。戻って来た時が勝負。富士山は2本の杉の間だけ。なかなか入らなかったがなんとか入った4コマ目。
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富士を入れるには下から上にレンズを向ける。しかし表翅は撮れない。カメラを上から被せてみると雑然とした地面だが、飛翔感あふれる姿が撮れた。後ろにかろうじてミツマタの花。
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ヒオドシは2頭いるようだ。時々絡むが、すぐ上空に昇ってしまうのでうまくいかない。それでも2頭がやっと入った。惜しい!富士は半分だけ。しかしミツマタ群落が入ったので大満足。
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昼食のおむすびを座って食べる暇もなく、ポケットから時々取り出し少し食べてはヒオドシを追いかけた。しかし、権現山(1019m)に登らねばならないのでタイムアップ。11時50分、地面にとまったヒオドシを最後に撮る。お疲れさん。
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ミツマタの花はあまり撮っていなかったことに気がつき、そそくさと撮る。
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大きくて黄色い花と小さくて白い花があり、この時までは、白いのは花が終わって萎れているものとばかり思っていた。
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ミツバ岳から権現山へしばらく平坦な尾根が続き、そこかしこにミツマタの花が咲いていた。ミヤマセセリが飛び交う雰囲気ではあるけれど、木々はまだ芽吹く前。気温も低い。
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日陰、日向、ミツマタの花を撮りながら歩く。どうやら、白いのは裏から見た姿と気づく。大きな花が黄色いボンボリ状に見えるようだ。小さいものは傘状に開いているので、山側から見ると白っぽく、谷側からでは黄色く見える。
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日向の前、日陰の後ろ姿。三つに分かれた枝別れ部分も撮るべきだったが後の祭り。
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青空も入れる。眩しい白と黄色がとても美しい。
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同じ画像を拡大してみる。現れたのは1つ1つの花の可愛らしさ。
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最後は急登となり、12時30分、権現山山頂に着く。山頂は木立に囲まれて見晴しは良くはない。数日前に降った雪が少し残っていた。この山頂にもヒオドシが1頭。しかし、敏感で飛んでも同じ場所には戻ってこなかった。12時40分、尾根伝いに下山開始。途中の尾根筋の日溜まりにはヒオドシチョウがテリ張りしていた。
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今度はすぐ舞い戻って来たので少し遊ぶ。2頭が激しく絡むが追いつかなかった。
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枯葉の上にヒオドシチョウが舞う。木々の向こうは丹沢の山々。いい雰囲気なのでもっといたかったけれど、きりがなかった。
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しかし、この後が大変だった。土が剥き出しの急な斜面が連続した。ぱさぱさの表土で足がズリズリと滑り、登山道というよりは踏み跡と言っていいほどの細い道だった。木の枝につかまりながら、ほとんど横向きの状態で下る。低い山なのでストックを持ってこなかったのを後悔。低山を侮ってはいけない。北アルプスのほうが登山道は整備されている。やっと急斜面を抜けた所で再び嬉しいミツマタの花。
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さらに下ると南向きの広い斜面にミヤマセセリが飛んでいた。時々絡んでいるので撮ろうとするが、巡回しているのか近くには飛んでこなかった。ところどころにミツマタの花が咲いているので吸蜜もしているはずだ。機会があったら本格的に撮ってみたい場所だった。しかし、この後も急なジグザグ道が続きミヤマセセリの撮影だけに登る気はしない場所だった。14時20分、相模湖に架かる大きな橋のたもとにたどり着き、2つのトンネルを抜け、14時50分、ぽつんと1台だけが取り残されていた駐車場に到着した。



P.S.
山頂でヒオドシチョウに現を抜かしていた時、妻がスマホ(アンドロイド)で撮ったミツマタ・サンド。富士の右側の広く開いた空間をミツマタの花で埋めた構図だけではない。ミツマタは下から見ると黄色、上から見ると真っ白。完全に妻の勝ち。1本とられた!
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by otto-N | 2017-04-08 10:40 | Comments(2)

2017.3.22 東京・景信山 ハナネコノメ   2017.3.25 (記)

2017.3.22
高尾山の後ろにある景信山(727m)に登る。登った目的は登山ではなく、途中の沢に咲いているハナネコノメ。昨年も同じ日にこの花を見に行っているけれど、今回もたまらない可愛らしさだった。

いつも5月にチョウを撮影に行く林道の途中に景信山への登山道の入口がある。まずは、満開の梅林。梅林の手前にあるハナネコノメの大群落は人が多そうなのでパス。
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林道には越冬明けのテングチョウが舞っていた。まだ寒いのか、枯葉の上で長々と日を浴びていた。
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林道を進むと、昨年と全く同じ場所でミヤマセセリが飛び回っていた。ミヤマセセリはその先にも何頭か飛んでいた。シュルシュルと飛んでいる姿を見ると、やはり春を感じる。
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林道から景信山の登山口に入る。ハナネコノメは登山道と平行する小さな川の苔蒸した岩の上に咲いている。ここには大きな群落はないので、注意深く探さないと見逃してしまう。
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1つの花の大きさは数ミリ。小さすぎてなかなかピントが合わないし、どの花にピントを合わせるか迷ってしまう。そして、日が当たっていると白とびするので、日陰に咲いている花を撮るか、自分の影を作るしかない。
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少し大きく撮ったり、
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小さく撮ったりしていると、時間がどんどん過ぎていく。撮影、タイムアップ。
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昨年は登る気はなかったが、チョウを撮影に来るたびに、いつも横目で「景信山」という看板を見ているのでどんな山か気になっていた。登りにかかった時間は、ハナネコノメを探している時間を差し引くと、登山口からは実質1時間くらいかと思う。しかし、ジグザグの急登。結構、汗をかいた。山頂には大きな茶屋があって、そこからオートではピントが合わないほどぼおーっと霞んだ富士山が見えた。(東京の街並も見えるけれど、あえて写真に撮る気はしなかった)
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ハナネコノメ以外の花。白くて大きなスミレ、開きかけのニリンソウ、ヨゴレネコノメ、薄い色の大きなスミレ。
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帰りは、小仏バス停に下った。目の高さの土手に咲いていた青い星。ビロードツリアブには逃げられてしまった。
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by otto-N | 2017-03-25 16:48 | Comments(6)

フライイング・バタフライズ 2016 (9)アゲハチョウ   2017.2.1 (記)

ジャコウアゲハ
子供の日、サッポロビール本社の花壇、初めてジャコウアゲハを見た。皇居の吹き上げ御所にはいるようだが、これまで都心では上野公園で1回見ただけだった。
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カラスアゲハ
5月の裏高尾。ミヤマカラスアゲハには1度も遭遇せず、カラスアゲハだけ。
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アゲハチョウ
8月はアゲハが多い。サッポロビール本社前のブッドレア。あまり好きになれない色だが、チョウには人気がある。
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8月の日比谷公園。ただただ暑かった。背景の建物はマンダリン・オリエンタル。
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キアゲハ
北アルプスの「雲の平」に富山県側から登った。登山口の有峰で撮影。
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クロアゲハ
10月、彼岸花にはアゲハチョウとクロアゲハが集まっていた。黄色いアゲハチョウよりクロアゲハのほうが色的に合う。この赤はちょっとどぎつすぎたかもしれない。
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ナガサキアゲハ
メスは一度も撮れなかった。オスは靑鱗の筋までクリアに撮れたので満足。
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                                                      ~以上、万歳七唱でした~


P.S.
今日(2月1日)、鎌倉アルプスにハイキングに行ってきた。アルプスとはとても大げさな名前であるけれど、鶴岡八幡宮の裏山にある約3時間の天園ハイキングコース。JR北鎌倉の建長寺の境内(拝観料あり)から登り、尾根伝いに鎌倉最高地点の大平山(159m)に抜け、そこから鎌倉宮に下り、鶴岡八幡宮に寄って、鎌倉駅から帰ってきた。天気が良くポカポカ、ムラシくらいは飛んでるかもしれないと思っていたけれど日陰はさすがに冬の気温だった。建長寺の一番奥の半僧坊という所まで急な階段を登りつめると、富士が顔を覗かせた。
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さらに登ると、頂上には一望できる展望台があり(予想外)、雲が切れそうで切れない、オートフォーカスではピントが合わない富士を撮って暇をつぶす。モニターでは写っているのかよく判らない画像をソフトで何とか見れるようにした。
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鶴岡八幡宮は2度目だったけれど、境内は平日にもかかわらず大混雑。本殿の横に陳列されていた数基の神輿、とりわけ、塗りがほとんど剥げ落ちた古い1基がとても見事だった。(残念ながら写真撮影禁止)


   

by otto-N | 2017-02-01 16:03 | Comments(0)

2017.1.6 千葉県・鋸山 富士山   2017.1.7 (記)

2017.1.6
千葉県・房総半島にある鋸山(標高329m)に登る。残念ながらルーミスシジミの撮影ではなく(この山のどこかにいるはずだが)、ここからの富士山が目的。目的地までほとんど高速道路、1時間10分しかかからなかった。館山道ではいつも鴨川ICで下りていたのだけれど、そこから先は対面とは意外だった。

ともあれ、いくつかある登山道のうち車力道コースから登り、「地球が丸く見える展望台」を目指す。鋸山には、江戸時代後期から昭和60年まで続いた石切場の跡があり、明治までは車力と呼ばれる女性が切り出した石を麓(港)まで運んだとのこと。運ぶのは女性の仕事ということにはとても驚いたが、石を運んだ道が車石道と呼ばれ、今も残されている。山頂付近はとても急な階段だったが、40分で到着。例によって180度のパノラマ合成。左に房総半島が伸び、伊豆大島が浮かび、東京湾の向こうが三浦半島で、その向こうに駿河湾、その奥に富士山、その右遠くにに南アルプス・・・・・。確かに地球は丸い。が、繋ぎ合わせたら平らになってしまった。
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さて富士山はというと、ちょっと霞んでいた。ちょうどいい船がやってくるのを待って撮る。
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北風はそこそこ強かったけれど、この展望台だけは風が弱く暖かく気持ちのいい場所だった。せっかくだから、10分ほど離れた鋸山の山頂に行ってみたけれど富士山は見えず。房州石採掘場跡を通り、ふれあいの道コースで下山する。採掘場跡のパノラマ合成は失敗。こんな形になってしまったが、まあいいだろう。直角に切り出した跡の穴はところどころに煉瓦の支柱で支えられていた。登山道はこの石を敷き詰めてあったが、剥き出しの岩盤に直接、階段が彫られていた箇所もあった。この堆積石(房州石)の階段は中央部がすり減ってつるつるに凹んでおり、かなり軟かい石のようだ。
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鋸山のある鋸南町では冬の水仙が有名。江月という地区に行く。まだ五分咲きというが、道路沿いには水仙が咲き乱れていた。さすがにモンシロチョウは飛んでいなかったけれど、菜の花や梅が咲き、タンポポまでも咲いていた。まずは菜の花を背景にした水仙。
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雑木林。
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田圃の畦道。
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水仙の花は咲く方向がバラバラなので意外と撮りにくい。なるべくこちらに向いて咲いているのを選ぶのだが、これが一苦労。逆光でシベの根元を撮ってみたが、明るくすると花弁が白とびしたので失敗。
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日当たりのいい斜面に咲いていた。
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こんなにいっぱい。
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ふと目を上げると、白い筋雲がきれいだった。F13まで絞って4枚撮り、パノラマ合成してみた。しかし、しかし、遠い風景とは違い、近距離の場合、撮影対象は角度によって写り方が大きく違う。そこで、花のないところで画面をカットし、繋ぎ合わせた。拡大すると繋ぎ目にほころびが見えるはずだ。三脚を使うと少しはいいかもしれないので、検討の価値あり。でも、チョウの場合、トリミングではなく、パノラマ合成で背景を繋ぎ合わせることを目論んでいるのだが、むずかしそう。
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まだ5分咲きの斜面。一面に咲くのは来週あたりか。
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一面に水仙の香りが漂う中、それに負けないロウバイの香り。
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帰りに妻が一度も来たことがないと言うので、海ほたるに寄ってみた。富士山は霞んでいて写真に写らなかった。
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by otto-N | 2017-01-07 20:20 | Comments(0)

2016.12.6 山梨県・毛無山 富士山   2016.12.20 (記)

2016.12.6
毎年この時期になると、冠雪した富士を見に何処かの山に登っている。今回は、富士五胡の河口湖と西湖の間にある毛無山(標高1500m)。自宅から2時間、駐車場が閉鎖されたので、駐車に少々手間取ったが、10時20分に登り始める。

赤松と広葉樹の登山道。枯葉が積もっていて気持ちがいいが、その下は粘土の登山道。枯葉がなければぬるぬる滑る道。天気はというと、薄曇り。富士がどちらにあるのかさっぱりわからない。自宅でライブカメラで富士山をチェックした時は晴れていたのだが、高速からは富士山は見えなかった。登山道は急。景色は単調。北風が冷たい。
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11時40分、山頂到着。ここから見る富士山。まるっきり雲の中。
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ここから十二ヶ岳という山を縦走するのが通常のルート。でも、登山が目的ではないので、富士が見えなけば意味がなく、それに楽しそうな道ではないし、このままピストンで帰ることにした。幸い、山頂は北風がほとんどなく、雲の富士山もなかなかいいというわけで、こんな写真を撮ったりしていたら、少しは雲が少なくなった感じがした。
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しばらく待っていると、流れてくる雲の間から山頂が顔を覗かせる。
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山襞もくっきり見え、舞い上がる雪煙がすさまじい風を感じさせる。
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雲は少しずつ消え、
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最後は雲1つなくなった。でも、雲がないとまるでつまらない。
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12時30分、下山開始。
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西湖と富士と枯れススキ。
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枯れ枝の向こうに富士。
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会った登山者は二人だけ。下りは汗も出ず寒かったけれど、サクサクと枯葉の積もった道が心地よかった。

   

by otto-N | 2016-12-20 16:06 | Comments(0)

2016.10.20-21 群馬・新潟 紅葉巡り(3)   2016.11.1 (記)

2016.10.21
照葉峡の温泉宿から水上に戻り、関越トンネルを抜け、八海山へ。八海山は修験者の山、山頂には八つの峰があり鎖場と梯子ででつながっているという。最高峰は一番奥にある入道岳(標高1778m)。軟弱な我々は、鎖場続きのピークを極める意志は全くないので、その近くまで行くだけの予定。あくまでも、紅葉見物が目的。

八海山は、スキー場ができたての頃、2度ほど行ったことがある。当時、山頂駅まで2kmのロープウェイしかなく、上は楽しいコブ斜面だった。しかし、中盤からはだらだらと下りてくるだけで、しかも湿雪。そしてロープウェイ待ちは1時間以上。というわけで、遠慮申し上げていた。今回は、そのロープウェイ山頂駅からの登山。

山頂駅(標高1147m)で八海山を1枚撮り、9時50分、登り始める。
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少し登るとブナの小木が多い緩やかな尾根道が続く。赤い木はほとんどなかったが、尾根を過ぎ本格的な登りに入ったころから。左がいい感じ。振り返ってみると、思った以上にきれいだった。
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目の前に突然、日陰だったが、鮮やかな紅葉の壁。登山客の中に白装束の人が混じっていた。
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日陰の紅葉の左は、日向の紅葉。両方の色を写し込むのは難しい。
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この先は急らしく、渋滞していたので、日陰の紅葉と登って来たあたりの紅葉を撮る。
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梯子が架けられた狭い場所を過ぎると6合目の女人堂に11時10分到着。そこで、一休みしてから、また登り始める。
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登山道は前日は雨が降ったようで、ぬるぬると滑り登りにくい。徐々に急になってくるし、景色もそれほど変わらず、楽しいとはいいがたい。
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そうこうしているうち、長い鎖場が出現。前を行く登山者は、足を滑らせ手こずっている様子だ。鎖場が苦手な妻はそれを見て、引き返そうと言う。実際に登り始めると、粘土質の急斜面に玉砂利が埋め込まれている感じで、足が引っ掛かる場所がなく、鎖だけが頼り。こんな鎖場は初めてだった。ここを抜けると平らになるはずなので、ザックにカメラをしまい込み、先頭を代わって何とかここを登り切る。その後すぐ、お地蔵さんのある平らな場所に出た(12時ころ)。薬師岳(1654m)という8合目らしい。その右手の風景。
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左手には、越後駒ヶ岳(2003m)と、遠くに平ケ岳(2141m)。登山道はまだ続き、すぐそこに避難小屋が見えていたけれど、いったん下りて登り返さなければならないので、この先を行くのは止めにした。
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越後駒ヶ岳はすばらしく堂々としていてカッコいい。この山を見るために八海山があるのではと思うほどだった。
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その手前の山の見事な紅葉。
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さらにアップ。でも、かなり遠い。
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越後駒ヶ岳を眺めながら昼食し、下山開始。鎖場はぬるぬるだったけれど、登りの時ほどの苦労はなかった様子。登る時、左に見えていた紅葉群は、日の当たる向きが変わり、一段ときれいだった。
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色づいた葉を撮りながら山を下る。
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圧倒的に黄色い葉が多く、赤い葉を見つけるのに苦労した。
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10月下旬だというのに、アカモノがまだ咲いていた。
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登山口から少し入った八海山のビューポイント。朝は逆光でよく見えなかった紅葉も、午後にはよく見えるようになった。登ったのは、一番手前の丸いピークらしい。
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次々とバスでやってくる団体旅行客で混雑するロープウェイで下り、駐車場から、空に薄雲が拡がり色の薄くなった八海山を眺め、15時、帰路に着く。途中、直売店で南魚沼のコシヒカリを購入。
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by otto-N | 2016-11-01 18:29 | Comments(0)

2016.10.20-21 群馬・新潟 紅葉巡り(2)   2016.10.31 (記)

2016.10.20
谷川岳の紅葉を観た後は、昔、何回か来たことのあるスキー場の前を通り、有名な温泉宿の脇をかすめ、ひたすら山道を走る。2車線のワインディングロードは嫌いではない。着いた先は、照葉峡というところ。駐車場が小さいと聞いていたのだが案内板も小さく、一度通り越してしまい、かなり過ぎた所でやっと転回できる場所を見つけ、小さな駐車スペースに戻った。15時40分、道路を渡り河床に降りる。
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きれいな谷川だった。川に沿って遊歩道があるかと思ったら何もなく、道路に戻り、車を転回した付近がとても奇麗だったので、上流側に歩いてみる。素晴らしい紅葉だった。どこを撮っても、赤と黄が緑の中に浮かび、とてもきれいだった。
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風景の一部を切り出すのは面倒と、パノラマ合成。
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時刻は4時少し前。もう夕暮れだし、曇っていたので色が出ないと危惧したけれど、かえって、しっとりと撮れたように思う。実際は、手持ちなのでブレブレ。
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木ばかり撮らず、やはり水も入れなくては・・・
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ガードレールに膝を預け、再びパノラマ合成用にシャッターを切る。
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渓谷を通る風が冷たいので、きれいに色づくようだ。
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夕方とあって、駐車場の車も2~3台。この付近は、ぎりぎりの2車線。日中だと停める場所もないはずで、とてもラッキーだった。行けども行けども、切りがない紅葉。さすがに暗くなってきたので、この渓谷の入り口にある温泉宿に向かう。宿はとてもリーズナブルなお値段だった。

(紅葉巡り(3)に続きます)


   

by otto-N | 2016-10-31 20:31 | Comments(0)

2016.10.20-21 群馬・新潟 紅葉巡り(1)   2016.10.30 (記)

2016.10.20-21
群馬から新潟の紅葉を観に行く。谷川岳・一ノ倉沢、そこから尾瀬の方に少し入った照葉峡に泊り、翌日、関越トンネルを抜け、八海山に途中まで登る予定を立てた。

2016.10.20
東京は快晴だったが、水上ICを下り谷川岳に近づくと、曇りどころか小雨がぱらつく。新潟は雨の予報だったので上越国境は微妙な天気と踏んでいたが、予想は当たった。幸いロープウェイ山麓駅の駐車場に着いたころには雨が止んでいたのでホッとする。11時30分、ロープウェイ山麓駅の横から出ている林道を歩き始める。林道といっても広い舗装道路。林道はブナやミズナラの樹林帯にあり気持ちがいい。右手を流れる湯檜曽川の向こう岸は紅葉が進んでいるようだった。しかし、風がとても強かった。
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緩い坂を登るにつれ、紅葉が進んでいるようだけれど、黄色い葉ばかり。しかし、かえって、数少ない赤い紅葉が逆光に浮かび上がる。
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11時50分。突然、岩山が現れる。マチガ沢だった。谷川岳の山頂は雲に覆われていた。
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時おり、雲の隙間から薄日が射す。明るく照らされるとそこそこの紅葉だった。
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雲が暗い岩壁の迫力を増す。パノラマ合成。
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風の当たらないベンチで昼食をとり、林道を進む。
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12時30分、目の前に大岩壁。一ノ倉沢到着。
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谷川岳の山頂はガスに覆われ、まさに魔の山という感じだ。
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曇っているせいか、しっとりした紅葉は美しい。おそらく、北壁なので日が当たるのは午前早くだけかもしれない。
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パノラマ合成は完全に失敗した。18ミリだと周辺が歪んで、2枚を合成できなかった。あまりにも壁に近く、24ミリ以上で3枚に分け撮るべきであった。18ミリ1枚では、迫力が出ない。
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林道の至る所に遭難者の石碑やレリーフが置かれていた。花も添えられとても痛々しい。一ノ倉沢からは舗装されていない林道。ブナも大木が増え、紅葉も進んでいた。
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13時。林道はさらに続いていたが、目標地点、幽の沢に到着。
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あいかわらず雲が立ち込めていた。
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しかし、なかなかの紅葉。
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湧水「ブナのしずく」を飲んだ後、もう一度、岩壁を眺め、引き返す。
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色づいた葉を撮りながらの帰り道。
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来た時より、雲の隙間が増えたようだ。暗い対岸に時おり、日が射しこむ。
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真っ暗だった山に日が射しこみ始めた。
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雲の動きがものすごく速い。連続シャッターを切った。
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目まぐるしく動く雲。対岸の山襞に日が射す。
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これで見納めとマチガ沢を振り返っていた時、雲の隙間から太陽が顔を出した。光の筋が美しい。あわてて連写する。撮れた。たった十数秒間の出来事。
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(紅葉巡り(2)に続きます)

   

by otto-N | 2016-10-30 18:20 | Comments(0)

2016.10.6-7 長野県・雨飾山(2) ブナの森   2016.10.17 (記)

2016.10.7
翌日は朝から快晴。6時半には宿を出たのだけれど、さすがに人気の山、登山口の駐車場はすでに満車。少し下がったところに空地を見つけやっと駐車し、登り始めたのは7時10分。少し下ると湿地の木道をあり、それを過ぎると、広葉樹林の登山道。雨の後なので滑りやすい。ちょっと急登。そして、ブナの巨木に囲まれる。
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ブナの森が途切れ、登山道は平らになったのはいいが、ぬかるんだ箇所が多く、泥だらけになってしまった。そして緩やかに下ると左に突然の岩山が現れた。
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水の流れる音が聞こえ、すぐに沢に出る。沢の上を見上げる。雨飾山の山頂はどれかよくわからない。
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一休みすると、狭い急登。左に岩山が時々覗く。頭の上は紺碧の空。
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視界が開けると、右手に大きな山。登山者が少なく手つかずのお花畑がある天狗原山というらしい。高度が上がったけれど、左手の紅葉はまだこれから。
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後ろを振り返ると、気持ちのいい、秋の雲が拡がっていた。
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登山道は開けたけれど、きつい急登が続く。ガンバレ。雲がきれいで思わず撮ってしまう。
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平らなところにやっと出た。左手、遠くに槍ヶ岳、その右手間は鹿島槍。右手には日本海。
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笹原の道を、山頂目指して進む。
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登山者が詰まった最後の急登。
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急登の付け根の左に見える谷間。急登中、チョウが飛んできた。何かと思ったらコヒオドシ。当然、撮影はできず。標高1900mの10月にも飛んでいるとは驚いた。
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10時10分、山頂到着。正面に後立山連峰。風もなく、暖かかった。モンキチョウ♂が1頭、飛び回っていた。
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遠くに見える山々。雲海の向こうは中央アルプス?南アルプス?判らない。遠い槍ヶ岳。五竜岳の向こうは剱岳か?富士山をさがしたが、戸隠の向こう。でも、尖んがりすぎているので八ヶ岳か南アルプスかというところ。
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2つある山頂のうち、1963mの標識のある山頂に移る。登ってきた道が一望できた。
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ここからの大パノラマ。 (すべての画像はクリックすると大きくなります)
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11時10分、下山開始。笹原から山頂を眺めると、パラグライダーのような4片の雲。
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急な道を下りる。登って来た時は逆光で気がつかなかったが、結構、紅葉していた。
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沢を過ぎ少し登ったところで、雨飾山とお別れ。
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ぬかるみ地帯を過ぎ、ブナの森を下る。滑るのでとても歩きにくい。
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登山道に張り出したブナの根。靴の置き場もないほどぎっしりと詰まっている。つるつると滑る。
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日に照らされたオオカメノキの葉。もっと奇麗なはずだったが。
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青森の白神山地を横断したことがあるが、面積はともかく、巨木が多く、ここのブナは白神山地以上かもしれない。7月上旬に来たいと思った。もちろん登山は抜きで。
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14時10分、登山口到着。登り3時間、下り3時間。思ったより急な山だった。この後、まだ日が高かったので、クロツバメシジミを見に行く。



   

by otto-N | 2016-10-17 18:44 | Comments(0)

2016.10.6-7 長野県・雨飾山(1) クロツバメシジミ   2016.10.14 (記)

2016.10.6-7
台風一過の晴天を狙って、急遽、雨飾山(1963m)に出かけることにした。登山口の近くにある雨飾荘が何とかとれたので、前泊し、翌朝から登る予定。

2016.10.6
東京から甲府までは、完璧な晴天だった。甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳もくっきりと姿が見えていた。しかし、塩尻を過ぎると白馬の山々が見えるはずだが、高い山々は厚い雲に覆われていた。新潟県の天気予報は雨なので、予報的には的中というところ。まあ、この日は宿に着けばいいだけなのだけれど、寄るところがあった。河川敷の石積みに舞うクロツバメシジミ。
以前に寄った時は、ツメレンゲはたっぷり咲いていたが、当のクロツバメシジミは1頭もおらず、淋しく撤退した場所である。これまでも、登山のついでにクロツを撮影してきたが、クロツの棲息環境はどこも決して楽しい場所ではなく、荒地のゴミだめという所ばかり。妻には車の中で待っていてもらうしかなく、何とも心苦しい。さて、今回はどうかというと、雲が厚く、長袖でなくては寒いくらい気温も低く、その上台風が去ったばかりで風がとても強く、全く期待できなかったが、一応、マクロを持って石積みに行く。長さ数10mにわたって、ツメレンゲがある場所だ。ツメレンゲは咲いており、すぐに1頭のクロツを見つけた。とまったのを見るとスレ個体だったので、次を探すものの、ミドリヒョウモン、チャバネセセリ、ウラナミシジミ、キタキチョウしか見つからない。
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こうなっては、スレていても最初の個体を探すしかない。最初の場所から、少し離れた場所でやっと見つけ、大事に大事に撮った。左前翅の先が大破しているのでこの向きが一番いい。でも、もう少しいい場所にとまってほしかった。
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後翅の青紋が薄い気がするけれど、よく見ると縁毛はそれほど傷んではいなかった。
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石積みの上はすごい風。ベニシジミが1頭流れ飛んできて、エノコログサの穂先にとまった。強風でブレブレ。実は、これを撮るのに10分もかかってしまった。
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一応、クロツを撮ることができたでよしとするにしても、晴れていた松本で途中下車して別ポイントに行くべきだったと思ったけれど、それは結果論。なにしろ、もっと広大が河川敷。風が強すぎる。白馬から小谷に向け再出発するが、ますます空が暗くなり、山道に入ると路上は濡れていた。時間があるので、宿に入る前に、登山口の近くにある鎌池を散策する。鎌池は周囲2kmほど、標高1190m。池の全貌を見渡すことのできる場所はなかったけれど、散策路を1周した。まだ紅葉は始まったばかり。
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透かすと美しいオオカメノキの葉。
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木々の間から湖面をのぞく。
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池面に覆いかぶさるトチノキ。
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池の周りにはブナの大木が多かった。紅葉するまで1週間くらい早いようだ。でも、美しい寂静。
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散策路の振り出しに戻ったのは、15時半。小谷村の村営の「雨飾荘」に向かう。温泉も料理も設備もなかなかのものだった。
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2016.10.7
雨飾山登山後、前日は天気が悪かったためにいなかっただけなのかのかが気になり、15時を過ぎていたが、風もなくまだポカポカと暖かったので、クロツバメシジミのポイントを訪れた。ミヤマシジミ♂とウラナミシジミが飛び回っていた。
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クロツを探す。スレてはいたけれど、やっと、ツメレンゲで吸蜜しているのを見つけた。ちょこまか飛び回るクロツバメシジミはとても可愛い。
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目の前のエノコログサに飛んできた新鮮個体。風に吹かれてピントが合わず、もたもたしているうちに飛ばれ、ロスト。石積みの斜面の上では、追うこともできず。
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向こう向きしか撮れなかった3個体目。向こうにツメレンゲの葉肉の塊り。
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ここのツメレンゲは、他の草に混じらずに群落を形成している箇所もあり、楽しみにしていた。クロツバメシジミの数はとても少なかったが、暖かいとそれなりに出て来るようで一安心した。


   

by otto-N | 2016-10-14 20:16 | Comments(0)