たかがヤマト、されどヤマト

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2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(5) 常念山頂   2016.7.27 (記)

2016.7.12
熊鈴の音で目が覚める。しばらくすると空が明るくなってきたので、ジャケットを着込み外に出て日が昇るを待つ。
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槍ヶ岳はモルゲンロートに染まるはずであったが、ここから遠いせいか、その前に山があるせいか、期待したほど赤くはならなかった。
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朝食後、廊下を挟んだ向かいの部屋の登山者が出ていったので、そこから槍ヶ岳を撮る。
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300ミリでも撮ってみた。ごつごつし、今にも崩れそうな岩の塊り。リアル。
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この拡大画像。左の肩に槍ヶ岳山荘が見え、山頂には人影らしきものが写っていた。
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山頂目指して、6時出発。荷物は小屋にデポ。西風が少し強い。
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登りはじめの右側の景色。
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岩と石屑の登山道は歩きにくい。どこを通ってもいいようだが、植生保護のためか、印がついている。
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景色は劇的には変わらない。それでも、上るにつれ、右の方に穂高が見えてきた。
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ひたすら登る。
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ミヤマダイコンソウとシャクナゲ。
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頂上直下で、ミヤマモンキチョウが飛んできた。ハイマツにとまったので、ナップサック(なぜか40年前のものを愛用)から300ミリを取り出し慎重に近づいて撮る。広角でも撮ろうとしたところ、あっけなく飛ばれた。
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7時10分。山頂到着。山の向こうに穂高の全景が見えた。山頂はもっと風が強いと思ったけれど、無風。
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穂高から安曇野までの大パノラマ。  (画像はすべてクリックすると大きくなります)
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槍と、
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穂高の山塊。 → 凹んだ所が涸沢カール。中央手前が屏風岩。
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300ミリ。前穂高岳(3090m)、北穂高岳(3106m)、奥穂高岳(3190m)、槍ヶ岳(3180m)。北穂高岳の頂上に建つ北穂高小屋は見事と言うしかない。天空の山小屋だ。
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昨年8月に泊った穂高岳山荘の下はまだこんなに雪が残っていた。
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遥か遠くに、乗鞍岳、富士山も。
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やっぱり、ここでは槍ヶ岳が絶景。
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縦走する登山者がほとんどで、彼らにとっては山頂はただの通過点のようだ。記念写真を撮ってあわただしく蝶ヶ岳へと下りて行く。たっぷりと頂上からの景色を楽しみ、8時ころ下山。岩陰のミヤマダイコンソウ。岩稜地帯のこの付近はこの花だけ。
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風は止んだと思ったのだが、中腹ではまだ強かった。ピントが合わず、途中でいやになる。標準ズーム(18-135ミリ)の最短距離は37cmなので、15ミリ広角で撮ったが、F18でも槍はボケていた。
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かなり下まで降りてきた。そろそろ、タカネヒカゲの棲家。
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1頭見つけたところで、オスのライチョウ。
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最初は300ミリでちょうどいい距離だったが、どんどんこちらにやって来て、全身を入れるのがやっと。と、思ったら、そそくさとハイマツの茂みに隠れてしまった。
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(常念岳(6)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-27 20:08 | Comments(2)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(4) 乗越の夕日   2016.7.24 (記)

2016.7.11 続き
不覚にも眠ってしまい、4時すぎに外に出てみると、タカネヒカゲは見当たらず、ミヤマモンキチョウが遠くに少しだけ飛んでいた。そろそろ夜を過ごす場所探しの時間と思ったのだが、いくら待っても近くには来なかった。小屋に戻るとすぐ夕食になり、その後は夕日を見に外に出る。

17:24 まだまだ日が高い
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18:25 だいぶ日が落ちてきた。雲がダイナミックに動く
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18:46 山より雲。空を大きく撮る
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18:51 常念岳から右に3枚撮り、パノラマ合成
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18:55 槍ヶ岳
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18:59 雲が美しすぎる
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19:04 やっと東側の雲は少し赤く染まる。右の稜線は常念岳

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19:13 西側は赤くならず。よく見ると、大キレットに沸いていた雲が少し赤い
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19:20 もう少し大キレットの見える場所(=小屋の食堂脇のテラス)に急いで移動する
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結局、外に1時間もいてしまった。もう少しで風邪をひくところだった。

★この日の常念小屋の宿泊人数は約30人。人が少ない時はグループごとに部屋が割り当てられるようで、妻と私は個室料金の要らない個室に泊ったことになる。最盛期は1畳2人と聞き、恐れをなしていたが、食事もよく、水も豊富、寝具も最新のマテリアル。従業員の方たちも親切で、申し分のない山小屋だった。その中に、登ってくる途中の胸突き八丁の崩落した登山道を修復していた方がおり、話を伺うと、毎日ここから出勤しているとのこと。下山の際にもその現場を通ったけれど、重機なしの、すべて手作業の大変な作業でした。仕事とは言え感謝に絶えません。

   

by otto-N | 2016-07-24 20:20 | Comments(2)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(3) タカネヒカゲ   2016.7.22 (記)

2016.7.11 続き
常念小屋に入る前に小屋の前にあるテーブルで、それまでの18-135ミリを300ミリに交換していたら、すぐ近くに、1頭のタカネヒカゲが飛び出した。ハイマツのの中にとまるがなかなかピントが合わない。
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飛んだので慎重に近づいたが、寄りすぎた。しかも逆光。
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とりあえず撮影はできたので小屋で受付を済ませてから、少し上に登る。常念乗越からは、槍ヶ岳はこんな風に見える。
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常念岳。岩の間にハイマツが茂っているだけの完全な森林限界。ハイマツに近寄ると驚いたことに丈は30cm程度。よほど風が強いということか。
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タカネヒカゲは、時々登山道に飛んで来た。しかし、とまったあたりに近寄ってもどこにいるのかさっぱり判らない。近づくと飛ばれ、何だ、そこだったのか、と失敗してばかり。近づいても敏感ですぐ飛び立つ。マクロ代わりの18-135ミリで撮るのは諦め、300ミリで撮ることにした。やっと撮ることはできたけれど、かなりスレていた。
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追いかけては飛ばれるが、みんなスレばかり。深追いせずに新鮮なものを探すが、見つからず、嫌気をさす。4コマ目は比較的新鮮だったが、この後飛ばれてしまう。ひよっとしたら、スレたのはオスで新鮮なのはメスかもしれない。タカネヒカゲの飛ぶスピードは速い。ヒカゲチョウというよりセセリチョウ。飛び方もセセリに似ている。
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ときどき、2頭が絡み、横っ飛びに飛んで行く。オス同志のテリ争いか。飛翔は撮れそうもなかったけれど、標準ズームから替えた15ミリでトライした。かろうじて1頭が写り、その向こうにちょっとだけの槍ヶ岳。
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風景はこんなだ。手持ちで撮ったいい加減な3枚のパノラマ合成なので、デフォルメされているが、左に常念岳(2857m)、中央のはるか彼方に槍ヶ岳(3180m)、右に横通岳(2767m)。その麓の赤い屋根は常念小屋。午後は、槍ヶ岳方面は逆光。撮影するなら午前中がよさそうだった。
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登山道の脇にはミヤマダイコンソウが少し咲き、低いハイマツの茂みにはシャクナゲが咲いていた。ハイマツの上にはミヤマモンキチョウが飛んでおり、こちらにも時おりやって来る。ほとんど飛びっ放しだが。ミヤマダイコンソウで一瞬吸蜜した。しかし、撮影できず。
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ミヤマモンキチョウはとまることなかったので、撮るのを諦め、スレていないタカネヒカゲを探していたのだが、突然、目の前で、ミヤマモンキのオスとメスが絡んだ。急いで、AFからMFに切り替えピントリングを回す。それにしても近すぎた。この後、急に遠くに飛び去ってしまう。残念。
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ミヤマモンキの雌雄の絡みは、予期せぬことだったので、咄嗟に15ミリで撮影することは思いもつかなかった。今度は15ミリで撮影しようと思っていると、次のチャンスはすぐやってきた。足元のハイマツを踏まぬように近くに来るまで待つ。そして、撮れた。
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背景に槍ヶ岳。逆光で露出オーバー、白とびしたがピントはOK。午後2時30分、カンカン照りの中、チョウも暑くて飛ばなくなり、走り回ったせいか喉がカラカラ、撮影をいったん終了し、また3時ころ出撃しようと、小屋に戻る。
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外のテーブルで冷たいビールを飲んだ後、部屋に入った途端、眠ってしまった。目が覚めたのは4時。チョウはあまり飛んでいなかった。不覚。

★東京に戻ってから、ミヤマモンキチョウの画像を見ていたら、何か変。オスは普通のモンキチョウであることに初めて気づく。標高2500m、こんな高い所にも飛んでいるなんて信じられなかった。ただ、メスがオスを追って、翅の動きを同調させ、ゆっくりと飛ぶことは、普通のモンキチョウと変わらなかった。


(常念岳(4)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-22 18:20 | Comments(2)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(2) 常念乗越   2016.7.21 (記)

2016.7.11
一ノ沢登山口まで、宿から40分。すでに、登山口近くの駐車スペースは満車で、結局、一番下の大きな駐車場まで戻る。ここから、登山口までは徒歩20分。登山届を記入し、登山口(標高1200m)を8時40分出発。コムラサキが飛んでいたが撮れず。良く整備された広葉樹林帯の登山道を進む。
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ヤマキマダラヒカゲに混じり、クロヒカゲが多い。突然飛んできたヒメキマダラセセリ♂。
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クロヒカゲはたまには開翅するようだ。きれいとは言えないが・・・
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登山道の斜度はあまりなく、日陰なのでそれほど苦しくはない。花は少ないが、ヤマオダマキ、ウツボグサ。
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川の流れの音を聞きながら登山道は続く。途中ゴイシシジミを見つけるがとまらず。その時、足元にゼフの卍の影、上を見上げるとくるくる卍。MFに切り替えピントを合わせ、シャッターを切るが、切れず。電源が入っていなかった。時間からしてアイノ。しばらく待つがそれっきり現れず。そして、猿が1匹。右からの沢との合流点(看板がなかったが、おそらく烏帽子沢出会い)での一休み中に、ヤマキマを撮るがピント不良。やっと見えた山と青空。笠原沢出会い(10:55)。
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白い岩には必ずクロヒカゲとヤマキマダラヒカゲがいた。もう少しくっついて欲しかったのだが、方向転換。
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しばらく沢沿いの道を進む。2コマ目、小さな丸木橋を渡ると、水浸しの細い道。
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清流の花、ワサビ、キバナノコマノツメ(群落を撮り忘れた)。クルマユリ、   。
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再び、沢沿いの乾いた登山道。ニッコウキスゲの群落。カラマツソウ、ハクサンチドリ。
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この沢にはクモツキがいる雰囲気だったけれど、スジグロチョウしか見なかった。そして、厳めしいポイント胸突八丁(11:40)。でも、階段が整備され、距離も短かった。登ってから、後ろを振り返る。
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何気なくとったグンナイフウロ。撮ってから、なかなかいい花だと気づく。
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ヤマハハコ、ヨツバシオガマ、ホタルブクロ、カラマツソウ?。
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沢を渡ると最終水場(12:20)。ゴゼンタチバナが咲く日陰の道だが、ここからが急坂。とてもキツイ。ベンチが3か所にあり、そこで休んでから、また登った。山頂が見えたが、まだ遠い。
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開けた場所に、イワオトギリ。
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やっと山の全容が見えた。
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13時10分、常念乗越(標高2466m)到着。
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(常念岳(3)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-21 16:20 | Comments(0)

2016.6.27 群馬県・日光白根山 ヒオドシチョウ   2016.6.30 (記)

2016.6.27
前々日の天気予報では曇りだったけれど、前夜の予報では晴れ。本当かいなと思っていたが、朝起きてみると、ピーカン。朝一番のロープウェイ(平日は8時)に乗る。ロープウェイからの丸沼と、山頂駅(標高2000m)からの日光白根山(標高2578m)。
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山頂駅の広場はシラネアオイの大花壇になっていたが、花はすでに終わり。登山道はその奥の神社の横から始まる。登山開始は8時20分。ずうーっと薄暗い針葉樹林帯を進む。山頂を見ることのできる場所は2~3か所しかなかった。花もほとんどない。
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そのうち、高山植物が見られるようになった。
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日影にあったイワカガミの群落。
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実は、イワカガミよりミツバオウレンのほうが好み。
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樹林帯を抜けると突然の岩石地帯。高山植物も咲いていたが、乾燥しているのか、ちびたものばかりで美しくなくほとんど撮影しなかった。ときどき、モンキチョウが飛んでいた。
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後ろを振り向けば、この大展望。
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最初のピークに達したが、一番高いのは真ん中のピークらしい。一度下り、向こうの岩を登った所が関東最高峰標高の2578m。
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10時に山頂到着。山頂からの180度のパノラマ。左に尾瀬の双耳峰、燧ヶ岳、右に男体山と中禅寺湖。中央下に見えるのは五色沼。(どの画像もクリックすると大きくなります)
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男体山と五色沼。最初のピーク(右手前に写っている大きな岩)に戻って撮るべきだった。
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五色沼をズームアップ。
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もう1つ隣りのピークに移ると、弥陀ヶ池が見えた。その向こうは菅沼らしい。
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弥陀ヶ池のズームアップ。木道の先を行くと菅沼に至るロープウェイ以前の旧ルート。
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帰路は、弥陀ヶ池に下りるルート。急で狭く、足元がすぐ崩れるガレた登山道だった。途中、登山道を見上げると、ここからは登りたくないと思うほどの急峻さ。
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岩場を過ぎると、シャクナゲの大群落が拡がっていた。花はこれからのようだ。ハクサンシャクナゲとツガザクラ。
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急な登山道がそろそろ終わりという頃、ヒオドシチョウが岩の上で休んでいた。翅を開くたびにシャッターを切る。
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弥陀ヶ池との分岐点付近。自生のシラネアオイが咲いているはずだが、今年は雪が少なく、終わったとのこと。ウメバチソウ、ハクサンチドリ、ミヤマキンバイ。
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そして、弥陀ヶ池。V字の向こうに白い雲。さざ波が少し収まった瞬間。
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ここでしばらく休んでいると、雲が拡がってきた。座禅山方面に向かう。薄曇りだと花は撮りやすい。
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座禅山はただの丘で、見晴しもない噴火口の跡。あいかわらずの針葉樹林。スギゴケの緑。
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垣間見えた山頂。その後は、ロープウエイ山頂駅まで、ただひたすらに降り続けた。
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13時20分、山頂駅到着。さて、山を撮ろうかと思ったら、山頂には日が当たっていない。薄日が当たるのを待って撮る。右裾を斜めに樹林帯を突っきり、岩石地帯の稜線を登り右のピークに出て、中央ピークに移り、さらに左のピーク下の岩の間、稜線の手前の直線ルートを下りてきたようだ。
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ロープウェイに乗り込もうとしたとき、目の前でメスのモンキチョウがオスに絡む。シャッタースピードはそのままで、テレ端でMF撮影。背景に白根山は入らなかった。山頂は気温が低くキアゲハはおらず、森林限界でヒオドシが飛んでいたくらい。この2000m地点でも、飛んでいたのはモンキチョウとヤマキマくらいという寂しさ。広場の回りの樹冠を激しく飛び回っていたのはフジミドリかもしれないが、まあ、ルリシジミだろうなぁ。
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by otto-N | 2016-06-30 20:20 | Comments(0)

2016.6.26 群馬県・玉原湿原 コキマダラセセリ   2016.6.29 (記)

2016.6.26-27
梅雨空が続いていたけれど、予報では晴れ時々曇り。山の天気は現地に行ってみなければわからないのだが、ダメもとで日光白根山に登ってみた。日本百名山で、標高2578mもあるけれど、2000m地点まではスキー場のロープウェイで行くことができる。

2016.6.26
丸沼高原に行く前に、玉原湿原(標高1200m)に寄ってみた。湿原の規模としてはとても小さい。予定では、その近くにある尼ヶ禿山(標高1446m)に登るつもりであったが、晴れていた空が急に曇り出したので中止。湿原の散歩にとどめた。湿原の定番、ワタスゲはとても少なかった。同じ種類と思っていたが、色が濃いほうがサワラン、薄いほうがトキソウと言うらしい。
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キンコウカ、ウラジロヨウラク、終わりかけのヒオウギアヤメ、ノウルシ?。  
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赤いセセリがよく見られた。後で調べるとコキマダラセセリ♂。日が翳ったとたん消えてしまった。
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もう少しこのセセリを撮りたかったが、雨がポツンと来たので山を下りる。しかし、下界はまだ明るかった。丸沼高原に行く途中で、人で賑わっている所があった。「田園プラザかわば」という超有名な道の駅。芝生ではシートを拡げお弁当を食べている家族連れもあり、車の数が半端ではなかった。丸沼高原の宿に入る前に、時間があったので、丸沼に寄る。空はすっかり曇り、長袖でも寒い。それはそうだ、ここは標高1400m。
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暇なので、湖畔の遊歩道をぶらつく。釣りをしているボートが浮かび、暗い湖面の向こう(右)にスキー場のロープウェイが見えた。
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遊歩道を戻る途中、少し明るくなる。
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新緑と湖面のさざ波がきれいだった。
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丸沼高原の宿は「シャレー丸沼」。30年くらい前、スキーで来たことがある。内部はリニューアルしてあったけれど、外観は昔と変わらなかった。お値段は、ロープウェイ往復券付き、お弁当付き、登山後の温泉付きで1人11000円。


   

by otto-N | 2016-06-29 21:04 | Comments(0)

2016.5.12 群馬県・袈裟丸山 アカヤシオ   2016.5.16 (記)

2016.5.12
今年はチョウだけではなく、花も早いらしい。アカヤシオを見に、3年前に登ったことのある袈裟丸山(1878m)に行く。実際には、途中の小丸山(1676m)まで。登頂を目指しているわけではないので、ここまでで十分。

北関東自動車道を伊勢崎で下り、わたらせ渓谷沿いに日光方向に進み、沢入りという所から林道に入る。すれ違い困難箇所ばかりが続く狭い道を延々と登る。下道ではのんびり走る車ばかりだったので、駐車スペースに着いたのは11時過ぎ。この時間では、空いている場所はなく、200mほど戻ってやっと停めることができた。

11時20分、登り始める。折場登山口は標高1200m。新緑が美しく、ミツバツツジが満開。早くもエゾハルゼミが啼いていた。
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白花のツツジもポツンポツンと咲いている。
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ツツジの灌木地帯も終わりという地点。
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その先は、開けた笹の大斜面(急登)。対岸の若々しい緑に赤いツツジ。
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白樺林を斜めに登ると、唐松林。
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賽の河原という場所があり、そこにいたミヤマセセリ♂。新鮮だった。
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この付近からアカヤシオが現れ始める。最初は花の数が少ない木ばかり。すでに散り始めたものらしい。標高を上げると、ピンクいっぱいの木が増える。
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丸い大きなピンクの花びら。
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少し逆光で撮るのが個人的には好み。
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青空を透かしたピンク。
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撮っても撮ってもきりがない。2コマ目は完全逆光、3コマ目は間接逆光。しかし、斜めからの光がピンクを引き立てるようだ。
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時々アカヤシオのアーチがあり、一番見事だったのは小丸山の山頂付近かな。
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13時20分、小丸山到着。山頂からの袈裟丸山(おそらく)の眺め。
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山頂にはヒオドシが飛んでおり、ときどき2頭が絡む。この袈裟丸山とアカヤシオを背景に撮りたいと願うが、こちらにはうまく飛んでこない。
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さすがに、まだ寒いのか山頂のキアゲハとはいかなかった。ボロボロのヒオドシだが、これはこれでいいだろう。
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13時50分、山頂のアカヤシオをアップで撮って、帰路につく。
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山を下りはじめると太陽の向きが少し変わり、逆光にアカヤシオが映える。
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アカヤシオも終わった登山道で、飛んでいたのはキマダラヒカゲ(サト、ヤマの区別つかず)。登る時には見なかった。
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ゆっくりと下りてきたので、登山口に着いたのは16時。駐車場には車はほとんどなかった。帰りはさすがに登って来る対向車はいなかった。二度とは通りたくない狭い林道、三度目はもうないだろう。



   

by otto-N | 2016-05-16 21:55 | Comments(4)

2016.4.15 山梨県・坪山 イワウチワ   2016.4.20 (記)

2016.4.15
中央道の上野原で下りて、奥多摩方面にある坪山(1102m)に行く。目的は、ヒカゲツツジとイワウチワ。いずれも、一度見たことのある花だけれど、こんなに近い山で見られるとは思わなかった。

道路が狭く1車線部分もあり、そこで定期バスがやってきたらどうしようかと思いながらも、登山口のある飯尾という集落に着く。平日にもかかわらず20台ほどの駐車スペースはいっぱいでかろうじて駐めることができた。山の中にあるとはいえ集落は大きく桜が満開。とてものどかな所だった。登り始めは杉林を抜け、雑木林の急な尾根道を登る。
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ところどころにミツバツツジが咲いており、まだ緑の少ない山の中ではよく目立った。
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かなり登った所で、ヒカゲツツジが尾根道の両脇に現れた。色は奥ゆかしい黄色。
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木漏れ日の逆光で撮ると花びらが透け、とてもいい。北風が強く、一瞬、風が止んだときしか撮れなかった。淡い黄色の葉弁の中に橙色の雄しべが浮き立つ。
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ヒカゲツツジの下には、ひっそりとイワウチワが咲いていた。
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風に木漏れ日が揺れ、花が暗くなったり明るくなったり、表情が絶えず変わる。
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ピンクがかった花もあった。
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ただ、花の数はとても少なく、群落として咲いているのは2~3か所。
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17-135ミリでさんざん撮ってから、21ミリ装着のもう1台を持ってきていることに気がつき、あわててザックから取り出し撮ってみた。
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低い位置からの広角レンズは使いにくい。ほぼ這いつくばり撮り。登山道のところどころにしか咲いてないので、休日なら渋滞が起きそう。三脚を立てての花撮りはできないでしょうね。
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風で花は揺れ、光も揺れる。逆光側からしか撮影できなかったけれど、たぶん、逆光のほうが正解。
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広角で撮ったヒカゲツツジ。こちらのほうが実はリアル。
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花の尾根道に続く短い急登を登ると山頂(1102m)。右手には富士山。左手には奥多摩の三頭山(こちらは凡庸すぎて撮影しなかった)。
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しかし、景色よりチョウ。北風が強いので、飛んではいないと思っていたキアゲハが、風のない東斜面を飛び回っていたのだ。撮影時間を30分もらう。キアゲハは1頭。ときどき、アセビの上で休んでは、ヒオドシチョウを追い払うために飛び出す。
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ベタ開翅。左前翅にほんのわずかのひっかき傷。
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山登りの時にはピントリングのない17-135ミリで山頂のキアゲハを撮っていたのだが、さすがに21ミリは使い勝手がいい。こんなに楽だとは。背景を入れた花も撮れるし、これまで登山の時に持ってこなかったのが悔やまれた。
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正面の松の木と重なったのが少し残念だが、顔はこちら向き。
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頭の上を飛び回り、
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谷の方に飛んで行く。
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実は上の画像は今一つピンボケ。この後に続く2枚の左がジャスピン、右は寄りすぎボケ。21ミリは軽くて小さいので腕の曲げ伸ばしで距離を調整でき、水平はとれないけれど必殺の手首返し可能。
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ボロボロのヒオドシが飛び回る。ときどき、ヒオドシ2頭とキアゲハを加えた三つ巴戦になる。バトルは激しい。体をぶっつけあう。ピンボケながら撮れた。
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逆光で難しいとしても富士山バックの飛翔を撮り損ない下山。麓の杉林に5本のヒトリシズカ。登るときは気がつかなかった。花撮影に広角もなかなかいい。
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by otto-N | 2016-04-20 20:10 | Comments(2)

2016.3.22 東京・裏高尾 ハナネコノメ   2016.3.25 (記)

2016.3.22
前日の夜遅く、小雪のちらつく札幌から帰ってきた翌朝、ハナネコノメを見に行く。セツブンソウに続くスプリング・エフェメラルの2弾目(花ですが)。咲いている場所は、毎年5月によく行く場所の近くのようだ。実は、ハナネコノメという名前は聞いたこともなかった。もちろん、山の花が大好きな妻からの提案。小さい花のようなので、100ミリマクロ(+1.4倍テレコン)と50ミリを持っていく。

10時半ころ、それとおぼしき場所に到着。ポイントは先客がいたのですぐ判った。湿った岩の上に白い小さな花が群落をなしていた。
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花はとても小さい。直径5-6mmほど。うーん、でも、写真で見た花にしては何かが足りない。雄蕊の先の赤い葯がないのだ。今年は咲くのが早く、ピークは通り越したらしい。
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白い小さな花があった。後で調べると、ユリワサビというらしい。暗いところに咲いていたので何回もシャッターを切った。
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ハナネコノメは、ユキノシタ科ネコノメソウ属。これが、本家のネコノメソウ。ではなく、ヨゴレネコノメという種かもしれないが、まるで地味な花だった。
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少し遅く咲くポイントがあるので、ここを諦め、次に向かう。林道の入り口にあるお馴染みの梅林。すでに梅の花は散っていると思ったが、まだ残っていた。
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梅林の横の林道にはテングチョウが舞っていたが、飛翔はほとんど空振り。ルリシジミを1頭いたので追いかけたが徒労に終わる。うす暗い杉木立の林道を進む。林道のわきのイチゲ、ニリンソウ、ヤマルリソウなどを撮るが、暗いので手こずった。
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通い慣れた林道。この時期には来たことがないのだが、ミヤマセセリはいると思っていた。少し明るく広い場所に出たとき、複数飛んでいた。いい所にとまったオスを並べてみると、斑紋が微妙に違う。
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ミヤマセセリの日向ぼっこは押さえたので、今度は飛翔を追いかける。ただ、制限時間は5分。なんとか1枚写っていたので切り上げ、先に行く妻を追う。
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ポイントと思われる渓流の合流点に着く。さて、どちらの流れかと迷ったが、すぐ、ハナネコノメは見つかった。先ほどのような群落ではなく、岩陰の苔の上にひっそりと咲いていた。赤点があるとまるで別の花、とても可愛い。
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トリミングして大きくすると、こんな感じ。
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少しずつ上流側に移動すると、次々に見つかった。中には、ピークを過ぎた株もある。日当たりの加減と思う。
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せせらぎの光に反射した玉ボケが消えては浮かび、そして流れる。そのたびに、シャッターを切る。
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位置を変えたり、近寄ったり、絞りを開けたり絞ったり、撮り始めたらきりがなかった。
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茶色の背景は枯葉。
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背景がうるさいので真上からほとんど撮らず、横からばかり撮っていた。
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まともに日に当たっていたので、陰を作る。このほうがいい感じだった。
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ハナネコノメは大きな群落より、こんな小さな一塊のほうが似合うようだ。背景は枯葉の茶色と水の反射。チョウは逃げられたら、それでお終い。すぐ諦めがつくが、花はそうはいかない。時間がある限り撮り続けた。
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この後、景信山に登りかけたけれど、山頂に着いたとしても午後2時半。途中で引き返した。



   

by otto-N | 2016-03-25 22:56 | Comments(2)

2016.3.8 埼玉県・秩父 セツブンソウ   2016.3.12 (記)

2016.3.8
奥秩父の小鹿野町にセツブンソウを見に行く。昨年は、マイナーな場所に行き1株も見つけられなかったので、今年は大事をとり、日本有数の群落地に出向いた。

ダンプカーが行き交う道路の脇のなんの変哲もない雑木林の北斜面。一面に覆われた落ち葉の間から、セツブンソウが顔を出していた。18-135ミリのテレ端で撮る。
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斜面はこんな感じ。下ほど花が多い。
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ワイ端で撮影しようとしてもこのレンズの最短距離は40cm、花に近づけないので15ミリを持ってきていた。低い位置なのでファインダーを覗けずノーファインダーで合焦の音を頼りに撮っていたが、合わせるべき花にピントが来ていない。それでも、何枚かは花にもピントが来ていた。背景はぎっしり白い花。なかなかいい感じだった。
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そのうち、ライブビューで撮ることを思いついた。チョウの場合、合焦速度が遅くほとんど使ったことがない。しかし、どの花にピントが合っているのかよくわからず、思ったようには撮れず歩留りは悪かった。
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ちょっと薄暗い雑木林の木漏れ日の中で咲くセツブンソウ。順光では白い花弁(実際には蕚)が白とびし、全体がのっぺりしてしまうので、半逆光ばかりで撮っていた。このほうが美しい。
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ほんとうに大群落だった。花弁の数や雄蕊の色などにバリエーションがあるようだが、花の数が多くて探すことは難しかった。また、すぐ目移りしてしまう。花専門の方は、入念に花を選び、時間をかけて撮影しているようだ。花の撮影はむずかしい。失敗した言い訳は、チョウなら飛ばれたですむ。
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気がついたら、1時間あまりで、撮影枚数は200枚を超えていた。アップもいいけれど、せっかくの群落、一輪だけでは淋しい。こんな感じがいい。
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この日の秩父の最高気温は22℃とのこと。帰るとき、駐車場にモンシロチョウが1頭。少し追いかけたら、オオイヌノフグリで吸蜜したのだが、ピントが合わず掲載はボツ。


 

by otto-N | 2016-03-12 16:20 | Comments(2)