たかがヤマト、されどヤマト

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2014.6.25 福島県・田代山 オサバグサ   2014.7.6 (記)

2014.6.25
田代山(標高1971m)に登る。湯の花温泉から群馬県に抜ける長い林道の先に登山口(標高約1400m)があった。フラットだが10数kmの1.5車線のダート。こんな長いダートは白神山地以来、久しぶり。対向車が来るかもしれないと思うとかなり緊張した。林道は広葉樹林帯の中、ゼフが卍飛翔しているかも、と思っていたけれど、外気温は15~16℃、キマダラヒカゲさえ見なかった。

登り始めたのは、7時50分。確かに、晴れていた。
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いつも見る花を撮りながら登る。ギンリョクソウがいたるところに生えていた。不気味。
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途中で視界が少し開け、空を見ると太陽が薄い。
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小さな湿原があり、おなじみの花々。3コマ目は初見のヒメシャクナゲ。
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そこを越えて、また視界が開けたとき、雲が増えていた。やばそう。この段階で、帝釈山(2060m)は諦めた。とにかく田代山まではなんとか行こうと気を取り直す。
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さらに少し登ると、木道が続く広大な湿原に出た。暗いが先は少しは明るいので希望を抱く。
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そして、サプライズ。なんと、この天気では見えないと諦めていた越後の山々。
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池塘の向こう、一瞬だった雲の切れ目。でも、最高の景色。
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ガスがかかり始めたので、池塘を後にする。田代山の頂上まであと10分。まわりは一面のワタスゲだった。
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山頂着は9時30分。山頂といっても平らな針葉樹の林の中。避難小屋があり、少しは天気はもちそうなので、帝釈山に続く道を少し下る。目的のオサバグサは、あっけなく見つかった。暗い登山道の脇に群生しているといっていいほどたくさんあった。葉は羊歯類のよう。可憐。
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暗い木立の中に咲いているせいなのか、ちょっと淋しそうに見える。暗いので、ピントは合わないし、ブレブレ。そして、マクロを持ってこなかったことを後悔。持ってきたのはいつもの登山用レンズ18-135ミリ。
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オサバグサは国内でもこの田代山から帝釈山にしか見られない。もっと先には群生している場所があるというが、この天気では危険だった。先に行かずに、ここで30分ほどすごした。ときどき、ガスが薄れ、ちょっとだけ明るくなる。撮影できたのはこのときだけ。
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暗い木立の間に、別の白い花。ミヤマカタバミとミツバオウレン。
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10時20分、雨が降らないうちに山を下りることにした。湿原に出たら、空は真っ黒。立ち寄った池塘からも越後の山は当然見えず。そして、ポツポツと雨が降ってきたので、カッパを着る。湿原を抜け、林の中に入ったとき、突然の雷鳴。それからが凄かった。頭上では雷が轟き、大粒の雨。光った瞬間身をかがめ、雷の音が響いたら、走りだす。まるで戦場シーンのようだった。駐車場に着いたときはびしょ濡れ。それでも、早めに湿原を抜けていてほんとうによかった。

湯の花温泉までの林道を下るにしたがい雨は小降りになってきた。やはり、山の上のほうがひどいようだった。一般道に入るとほとんど雨は止んでいたが、東北道の途中でまた雨、そして、ワイパーが効かないほどの豪雨。視界は20m位。左レーンに入ってのノロノロ運転。追突されるのが怖かった。それでも、追い越しレーンを走る車がいるのが不思議。数km走って、やっとSAに入ることができたのでしばし休憩、小降りになるのを待った。

ほうほうの体で、戻ってきたのであるけれど、午後6時40分、ふと外を見ると巨大な入道雲。これほどのは珍しい。ピンクに染まるのを待ったが、そのまま暗くなってしまった。
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24日は、東京で大きな雹が降ったとのニュース。この時期の登山は難しい。もしも帝釈山に登れたなら、会津駒ヶ岳はじめ素晴らしい眺望が楽しめたに違いない。それでも、途中の田代山では、池塘の向こうにまだ残雪を残した越後の山々を見ることができ、珍しいオサバグサを見ることができた。実は、この山登りは妻の計画、池塘の向こうの越後三山や、オサバグサがどういうものであるかは全く知らなかった。下調べしたのは、アプローチの林道と登山ルートだけ。今回も何も知らない分だけ驚きが大きかった。山での雷雨も初体験だったけれど、こればっかりはもう勘弁してほしいもの。

by otto-N | 2014-07-06 19:58 | Comments(1)

2014.6.24 福島県・南会津 ヒメシジミ   2013.7.5 (記)

2013.6.24
梅雨の合間、福島県の南会津に行く。群馬県との境付近にある田代山という聞きなれない山に登るため、湯の花温泉に前泊する。温泉に行く前にどこに行こうか、夫としては、奥会津まで行ってキマダラルリツバメに会いにいきたいところ。でも、ちょっと寄るにはかなり遠かった。即、断念。

福島県の道の駅。駐車しようとしたら、ミスジチョウが吸水に来ていた。葉の上のミスジチョウは撮ったことがない気がする。またもや路上、しかもコンクリの上だった。
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ひょっとしたら、ヒメシジミがいるかもしれないと、国道脇を探す。すぐ見つかった。
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交尾シーンはそれほど好きではないけれど、撮っておく。
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どこから撮るといいのか、いつも迷ってしまう。この位置だと、交尾かどうかは不明ではありますが、ハードコア(死語?)の趣味はないので、まあいいでしょう。
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この日のメインは、駒止湿原というところ。標高は1000mほど。たいしたところではないと思っていたが、どうしてどうして、みわたす限りのワタスゲ。素晴らしい湿原だった。福島県の山奥、地元の人たちばかりだった。週末は駐車場狭いし、湿原への道路も1.5車線。秘境とまではいかないけれど、まだまだ、こんな場所があるとは嬉しくなってしまう。
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湿原の植物たち。ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ウラジロヨウラク、ツマトリソウ。
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ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲ、レンゲツツジ。
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このときの湿原の主役はワタスゲだったが、ワラビ?の若草色によく映える。これからはニッコウキスゲがすばらしいという。そして、水の中にはミズゴケ。ミズゴケを見るのは初めてだった。
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二つ目は、高清水自然公園。ヒメサユリというピンクのユリが群生しているという。それまで曇っていたのに、峠(トンネル)を越えたら青空だった。
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どうやら、最初からここに群生していたのではなく、移植して増やしたらしい。ここまで育てるのに長い年月がかかったようだが、野生種なのにちょっと興ざめ。広葉樹林を少し切り開いた谷にあったのだが、開けた谷も演出らしい。
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羽化直とおぼしきピカピカのイチモンジチョウ。輝くばかりの美しさだった。
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木道には、ヒオドシチョウが何頭かいた。でも、近寄るとすぐ逃げられる。
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三つ目、湯の花温泉の近くにある前沢曲屋集落。茅葺の曲屋が何件か残され、実際に人が住んでいる。中に入れるのは博物館となっている一軒だけだった。村の裏には、大好きなヒメシジミがいた。オスは少し擦れていたのがちょっと残念。
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道端にいたウラギンヒョウモン。背景が地面の場合、横から撮るとなかなかいいかもしれない。
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以前、会津駒ヶ岳に登ろうとして雨のために登れず、時間つぶしに立ち寄った湯の花温泉が気に入り、ちゃんと泊まろうと思っていた。しかし、希望の宿は2軒とも、この日は旅行に出かけるので営業しないとのこと。3軒目、病院に行くのでだめ。泊まれるところを探したらペンションだった。温泉には違いなかったけれど、源泉掛け流しというわけにはいかなかった。夜、妻は近くにあった混浴の小さな共同浴場に行ったようだった。

by otto-N | 2014-07-05 19:28 | Comments(2)

2014.5.8 群馬県・鳴神山 スギタニルリシジミ   2014.5.15 (記)

2014.5.8
群馬県・桐生市にある鳴神山(980m)に登る。目的はこの山だけに咲くカッコソウ。標高は低いながら、アカヤシオも見られるという。

登山口でウスバシロチョウを期待したが、全然飛んでおらず。路肩にやっと車を停め、登り始めたが、暗い杉林の急勾配。途中、造林のためか、コンクリートで固めた箇所があり、とても登りにくかった。といっても、標高差は600m、1時間半くらいで頂上に着いた。
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杉林が終わりかけたとき、足元からチョウが飛び出した。スギタニルリシジミ。昨年、今年と全然撮っていないので、ボロでもかなり嬉しい。少なくても3頭。寒いのか翅を傾けて日光浴する。
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ちょっと飛んでもらった。いつもながら弱々しい飛び方。もう少し撮りたかったが、上の方に舞い上がって消えた。
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カッコソウは頂上直下の杉林に咲いていた。サクラソウ科、絶滅危惧種ⅠA。数が少なく、群落とは程遠い。撮影していたとき、上から降りてきたハイカーに向こうには5~600本咲いてると言われ、即、撮影中止。
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頂上には小さな社があり、その狛犬はオオカミ。秩父からこの辺はオオカミ信仰があるらしい。ツツジ類が美しい。
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スミレも色々咲いていたけれど、名前は全然わからない。妻がみつけるたびに一応撮影する。
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アカヤシオはすでに散っていた。頂上付近からの景色。ずっと向こうはおそらく赤城山山系。今ごろは、ヒメギフが舞っているころ。
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カッコソウの群落地は、ガイドブックと現地の看板とでは地名が違っているらしく、右往左往して捜す。色々と推理した結果、山頂から少し離れた所にあるようで、ちょうど下山ルートの近くらしい。そして、見つかった。
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どうやら、杉が大きくなると日当たりが悪くなり、カッコソウは衰退するようだ。杉木立の中、木漏れ日に浮かぶピンクの絨毯。
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ロープで囲われているので、足元の花しかアップで撮れなかったのだが、まるで園芸種。採られて数が減ったのも要因と想像がつく。
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登山道は相変わらず杉林の中。小さな花を探しながら下る。ヒトリシズカ、ヤマブキソウ、ルイヨウボタン、ミツバコンロンソウ。
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かなり前、この花を撮ったことがあったけど、それ以来。トウゴクサバノオというらしい。可愛い。
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ひっそりと咲くニリンソウ、ムラサキケマン、キケマン。登山道から車道に出たとたん、ニリンソウは群落をなしていた。なあんだーといった感じ。
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下山後、車道でここでいつも写真を撮っている地元の方に会った。その方によると、カッコソウは全滅したので四国から移植して増やしたとのこと。帰ってから調べると、シコクカッコソウという種類(これも絶滅危惧種Ⅰ)もあり、DNAが違い別種であるということが出ていた。自力更生か移植か、真偽のほどはともかく(DNAで鑑定できる)、あいまいなままでもそれはそれでいい気がする。チョウの場合も、かっては生存していた場所に移す分には、そのまま絶滅するよりもいいのではないかと思っている。3年ぶりのスギタニルリシジミから、少し脱線してしまった。

by otto-N | 2014-05-15 20:50 | Comments(4)

2013.12.24 山梨県・竜ヶ岳   2013.12.26(記)

2013.12.24
二日連続の晴天との天気予報、急遽、冠雪した富士山を見に竜ヶ岳((1485m)に登る。10年ほど前(運動靴でしか山に登っていなかった頃)、夏に一度登ったことがある。せいぜい標高差は600mなのに、かんかん照りの直射のジグザグの登りはとてもキツかったことを覚えている。

首都高が事故渋滞のため、登山口である本栖湖キャンプ場に着くのが、1時間ほど遅くなってしまった。登り始めたのは11時。キャンプ場にはうっすらと雪が残り、登山道は雪に覆われていた。踏み跡がしっかり付いていた。右に本栖湖、左に富士山が木々の間から見え隠れする。実は、このルート、通常ルートの入口の標識を見落としてしまい予定とは異なるルート。しかし、結果的には間違ってラッキーだった。
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手が冷たい。日がほとんど差さない細かいジグザグの、ほとんど直登のルートを登り続けること1時間20分、急に視界が開けたと思ったら富士山が目の前にあった。
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そこから上は、笹の中の平な道、12時半ころ頂上に到着。風もなく、ヒオドシチョウが舞ってもいいほどの気持ちよさ。山頂には20分もいた。
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富士山の反対方向には、北岳や八ヶ岳が望めた。登ってきた方には本栖湖のブルー。登るときすれ違った登山客は2組。すれ違うときの挨拶は、「メリークリスマス」。頂上には誰もおらず、この景色は我々二人の貸切だった。
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無風・快晴、雲一つだけあった富士山。とても近い。細かい襞まで見える。年賀状に使えそうだが、今年はもう出してしまった。
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下山は、本来登るはずだったルート。正面に富士山の一面笹に覆われた道を下る。ただ、雪が溶け、ぬかるんでいて滑る。足元は泥だらけ。二人とも2回ずつ尻もちをつく。青木が原の樹海とおぼしきあたりがきれいだった。笹原を下ると再び林の中。ちらりと見える本栖湖が見えたが、足元は雪が少ない分、土が凍りつき、つるつる。思わぬところで、何度転びそうになったことか。午後3時ころ、なんとか駐車場に到着。下山でこんなに手こずるとは思わなかった。(夏に登るときも、涼しそうな本栖湖寄りの急登コースをお勧めします。帰りは、もちろん富士山を見ながらの通常ルート)
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この後は、本栖みちを下部町を抜け、南アルプス街道へ。この日の宿は、奈良田温泉・白根館。かなり前、9月ころ、一度行ったことがある。それにしても、下部町へ下る峠道は、碓氷峠の旧道のように楽しかった。

2013.12.25
奈良田温泉の目の前に広がる荒涼とした風景。向かいに土石流の跡、ほとんど土石で埋まったダム湖の中にシャベルカーが一台。ときどきしかやって来るダンプに、細々と土砂を積み込んでいた。この写真からでは、小さすぎて見えないが。朝8時半、深い谷底に日がやっと少しだけ射し込んできた。この渓谷は、ほんとうに急だった。南アルプス街道は、この先、広河原まで道が通じているが、奈良田温泉から1km先で通行止めとのことだ。
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温泉宿の裏には民家もあり、ダムの底から移転してきたとのこと。温泉は、ス・バ・ラ・シ・イ。以前に来たときは、まだ暑かったことと、人が多かったので、よくわからなかったけれど、この日は我々以外に女性が1人だけ。とても贅沢だった。(内風呂は、レンズがすぐ曇ってしまい、全然だめ)
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朝、10時出発。自宅へ帰るだけだった。途中、本栖湖の1000円札の逆さ富士のポイントに寄る。少し風があり、湖面にさざ波が立ち、逆さ富士は見られなかった。富士山の右に大きく写っているのが、前日登った竜ヶ岳。前日より気温が低く、車外に長く出ていられなかった。前日の登山は大正解。
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もう1か所、有名な忍野八海に立ち寄った。まだ行ったことがなかったのだが、湧き出る富士山の伏流水は素晴らしい透明度。でも、あまりにも観光地化されすぎ。北海道の裏摩周の「神の子池」のように、もっと自然を保存できていたならと思うのみ。もっとも、神の子池も知れ渡ってしまい、最近ではものすごい賑わいと聞いている。写真は、池に写った我々の影と、近くのそば屋の庭からの富士山。
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P.S.
12月22日のヤマトシジミ。買い物に出たとき、ちょっと寄ったらヤマトシジミのメスが飛んでいた。あわててカメラをとりに引き返し、撮った中の1枚。もしやと思い、12日に撮ったメスと較べてみた。さすがに傷が増えてはいるものの、翅に載った青鱗粉の位置から、同じ個体と判明。10日間もこの場所で生きていたとは・・・。
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by otto-N | 2013-12-26 11:44 | Comments(4)

2013.10.8 南アルプス・仙丈ヶ岳 (2)   2013.10.16(記)

2013.10.8 続きです。
仙丈ヶ岳の山頂は、日が射しているものの風が冷たかったので長くはいられず、15分ほど景色を楽しんだ後、下山することにした。もっといたかったのだけれど、帰りのバスのことが気になっていたことのほうが大きかった。

富士山や北岳の他、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山も撮影した。下山コースは尾根伝いの直下コース。右も左も紅葉が楽しめそうだった。
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甲斐駒に向かってガレ気味の登山道をどんどん下る。3コマ目、谷の向こうが仙丈ヶ岳山頂。
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空には薄く雲がかかっており、黄色と緑が綺麗に撮れる。
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赤が少ないが、緑が黄色を引きたてる。ナナカマドだろうか、紅葉もところどころに見られた。
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黄色と緑とちょっとだけの赤と、葉を落としたダケカンバだろうか、白い幹が素晴らしかった。
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白い幹の不思議な風景。
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どこを切り取っても美しい。こんな眺めがいつまでも続く。
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そろそろ、甲斐駒とも富士山ともお別れ。急斜面の下山はまだまだ続く。
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もうこれで甲斐駒とも最後のポイント。花崗岩の山頂と、一直線に続く登山道がよく見えた。
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この後は、樹林地帯に突入し、何も眺望がなかった。ジグザグの暗い登山道を下りるだけだった。それにしても、急。予定では、この道を登るはずだった。このコースからの登りは4時間とあったが、かなりきつそうだった。それよりも何も楽しそうなものはない。バスを間違って降りたのが、かえってよかったようだ。そして、さらなるラッキー。北沢峠発16時ではなく、かつかつで15時のバスに間に合った。ということは、下りは2時間40分。標高3000mの山にしては軟弱だったといいたいけれど、年初に痛めた左膝が悲鳴を上げる寸前だった。

最後に、チョウの写真が1枚もないのは淋しいので、前日、アサギマダラが群れていた場所で撮った吸水中のメスのゼフ。飛び回っているとき、紅紋が見えた。
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by otto-N | 2013-10-16 22:56 | Comments(0)

2013.10.8 南アルプス・仙丈ヶ岳(1) アサギマダラ   2013.10.15

2013.10.8
前日、山梨でクロツバメシジミを撮影した後、長野県側の南アルプス林道の入口・伊那市にある仙流荘という温泉に泊まる。温泉は循環でよくなかったけれど、サウナがあり、その水風呂は13℃。これが気持ち良かった。仙丈ヶ岳は、南アルプスの女王と呼ばれ、標高3033m。3000m以上の山は、国内では初めて。朝6時半に起床し、ここから出る8時始発のバスに乗り、北沢峠から登る。いつものように、日帰り登山。帰りのバスは16時。この最終バスまでに、北沢峠までに必ず戻ってこなければならないのが、とても不安だった。

バスの運転手さんが要所要所でバスを停め、車窓からの風景や植物のガイドをしてくれるとは思わなかった。周りの山々はすでに紅葉が始まり美しい。約1時間で着いた。バスを降りたが、まだ登山客を乗せたまま行ってしまった。終点のはずだが、と思っていると実は、その1つ手前の大平山荘だった。予定では、北沢峠からの直登ルート。これなら頂上まで3時間だが、大平山荘からのコース(重幸新道)は、手持ちのガイドブックによると5時間もかかってしまう。山小屋の女性に尋ねると日帰りはムリとのこと。しかたがない、行くところまで行くことにした。もし、間に合わなくなったら山小屋に泊るという手もあったけれど、妻はこれを拒否。二人とも元気なく登り始める。

登山口の右手の山は、こんなに紅葉だった。
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広葉樹林帯を登り、しばらく行くと谷筋にでた。この谷を登るらしい。そのうち、頂上に登れなくても、こんな紅葉が見られただけでもいい気分になってきた。時間をみながら行けるところまで行ってみよう。
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紅葉の谷を登りながら、ときどき後ろを振り返る。最初は鋸岳?だったが、甲斐駒ヶ岳が少しずつ見えてきた。
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沢筋には小さな滝があった。場所を滝見台というらしい。ガイドブックにはここまで2時間30分とあるが、まだ1時間しかたっていない。変だ。本が間違っている?今回、唯一の昆虫、ミヤマハンミョウ(?)。
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さらに登り、馬の瀬ヒュッテという付近で、下山してきた人に聞くと、頂上まで1時間半~2時間くらいとのこと。それでは、頂上まで登れそうということで、元気が出た。ハイマツ地帯に入ると、甲斐駒は目の下。頂上付近が見え、山小屋も見えてきた。
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遥か遠くだが、北アルプス。槍ヶ岳も見える。(クリック拡大すると判ります)
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喘ぎながら登山道を登り、山小屋(仙丈小屋)直下の風景。
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仙丈小屋のベンチで一休みしてから、登坂開始。山頂が見えてきた。
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そして、仙丈ヶ岳頂上。待っていたのは富士山、とその手前に北岳(3193m)。着いたのは12時少し前だった。3時間もかからなかった。
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甲斐駒(2967m)は目の下だった。70m高いだけ。
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頂上には、先客4人。180度超の大パノラマ。360度撮っておけばよかったと後悔。
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下山中の写真も一気にアップしようと思ったけれど、長すぎると思うのでここでいったん休止。頂上のキアゲハはさすがに10月、いませんでした。

ところで、タイトルのアサギマダラはまだ出てきてませんが、実は、麓の仙流荘の裏地で(=仙丈ヶ岳とはかなり離れている)、前日の夕方に撮っていました。日陰のヨツバヒヨドリ?に20頭くらい集まっており、近づくたびに舞い上がって、しばらくするとまた吸蜜。近づくと舞い上がることの繰り返し。日向の花はもう終わっていたので、日陰に集まっていたようです。
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もう少し明るいければ、アサギマダラの複眼もはっきり撮れたのだけれど、この複眼はヒカゲチョウのように縦に筋が入っていた。
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せっかくなので飛翔写真を撮ってけれど、ピンが来ていたのは暗すぎたり翅がぼろだったり、歩留りは非常に悪かった。以下の画像はピンがきてないので本来はボツ。この失敗を忘れないように、毎度のことですが、忘備録として掲載しました。
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(仙丈ヶ岳(2)に続きます)

by otto-N | 2013-10-15 20:57 | Comments(0)

2013.9.17 山梨県・乾徳山 キアゲハ   2013.9.22(記)

2013.9.17
台風18号が去った翌日、山梨県・勝沼から入る乾徳山(2031m)に登る。実は、山に登るのことは口実で、シャイン・マスカットという葡萄を買いにいくのが主目的。この時期、山でチョウチョを期待するのはムリというもの。

駐車場はよくわからなかったが、先客らしい1台が停めてあった小さな広場に車を置き、台風一過の登山道を登る。登り始めは暗い杉林、途中から広葉樹林。ドングリが台風で小枝ごと落ちていた。湿地帯をすぎたところで、岩だらけの山頂が見えた。
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このあたりは(約標高1600m)明るく開けており、ヒョウモンが数頭、産卵行動風に飛び回っていた。すぐ草の中に入り込んで撮影しにくかったけれど、どうやらウラギンヒョウモンのようだった。少し登ると吸水している個体もいた。
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ヒョウモンを目で追いながら、ススキの中の登山道を登っていたのだが、ふと振り返ると何と富士山。
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ヒョウモンはなかなかとまってくれないし、とまるのを待っていたら、妻に置いてきぼりをくらうので、登りながら飛んでくるのを、最後の手段で。
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アザミにとまったのがやっと撮れた。
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少し平らになったので、振り返ると富士山。これは、バックに入れなくてはと、あわててヒョウモンを探す。一応撮れた。
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富士山のほうは逆光。ススキの原っぱのほうが順光で写りはいい。
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あまりヒョウモンを追いかけまわしていても切りがないので、山登り開始。でも、ここからが、ちょっと大変だった。左手に富士山が見える尾根筋の岩のすき間をよじ登る。表面がつるつるの岩のこの鎖場、腕力の全くない妻は手こずった。
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登り始めて約3時間。やっと、頂上。この日、さんざん見た富士山だったけれど、頂上からは格別。
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そして、お約束の山頂キアゲハ。1頭だけいた。ヒオドシもいたが、キアゲハに追い立てられてしまった。
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向こうの山は南アルプス。
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なかなか富士山方面には飛んでくれなかった。粘りたいけれど、下山の時間になってしまった。
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近くにとまったので静止も撮っておく。
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最後に、富士山から南アルプスを望む大パノラマ。
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昨年の今頃、山に登った後、インターに入る前に寄った葡萄園で、「シャイン・マスカット」という品種を知った。それまでは「甲斐路」が一番だと思っていた。ものすごく甘い、そして大粒。種無しで皮も薄く、そのまま食べられる最強の葡萄、と密かに思っている。色が白っぽいものが甘いです。

夏眠明けのウラギンヒョウモンは、この日、「秩父の蝶」のtef_teffさんも観察されたようです。

by otto-N | 2013-09-22 14:53 | Comments(6)

2013.8.17 長野県・北アルプス 燕岳 ミヤマモンキチョウ   2013.8.25(記)

2013.8.17
朝5時30分起床、燕岳(2762m)に登る。標高2762mといっても、泊った中房温泉は標高1462m。標高差は1300m。槍ヶ岳を見るためには、この温泉に泊まり、朝出ると日帰り登山が可能のことが判明。前日、中房温泉に着いたのは、16時ころ。高速を使わず下道できたので遅くなってしまい、ちょっと失敗。というのは、この温泉は泉源の異なる温泉が29もある、いわば温泉のデパート。時間がなくてほんの一部にしか入れなかったのです。温泉リストを見て、真っ先に行ったのが、「蒸し風呂」。すなわち、天然のスチーム・サウナ。硫黄臭が漂い、かなりの高熱のワイルドなサウナ。こんなのは初めて、最高だった。これをかわきりに、次々、温泉のはしごをしていたが、すぐ夕食の時間となってしまった。もちろん、夕食後にも出かけたが、入ることができたのは建物の中のものだけ。敷地の中に点在し、散歩しながら入る露天風呂や、むしろの上で横になる「地獄浴場」には入れなかった。写真は、入った中での一押し、「不老泉」。
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出発が早いので、朝食として昼食用のお弁当を作ってもらい、朝食としてコンビニで調達したパンや、おむすびやジュースや牛乳を急いで食べ、6時40分に登山開始。さすがに涼しく、半袖Tシャツでは寒いくらいだったが、いきなりの急登が延々と続き、汗だくで登った。途中、ヒメキマダラヒカゲが飛び回っていたけれど、遠いしとまらないので、撮るのを諦めた。冷やしスイカで有名な合戦小屋をすぎ、しばらく登ると、展望がやっと開けた。大天井岳という山らしい。
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そして、ついに槍ヶ岳。ここから見ると、ずいぶん尖がっていた。
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登る予定の燕岳。白い岩と緑の妙な山だった。
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この付近からは、高山植物も見られるようになった。ミミコウモリ、ニガナ、カラマツソウ、キンバイ、ミヤマリンドウ、ウサギギクというところか。
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ミヤマリンドウ、ウメバチソウ、ハクサンフウロ、エゾシオガマ、トリカブト、イワギキョウ。少し開けた場所には、ベニヒカゲが飛んでいたけれど、全然、撮れそうもない距離だった。
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10時10分、燕山荘に到着。谷の向こうに、くっきり槍ヶ岳。
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燕岳に向かう前に、写真を撮ったり、別方向の登山道に少し行ったりしていると、ミヤマモンキチョウらしき姿が・・・。ハイマツの陰にとまったので登山道を駆け下りてみたが、寸前に飛ばれてしまった。ハイマツの陰には、クロマメノキ。どうやら産卵していたらしい。ミヤマモンキチョウがいるなどとは、全然、頭にはなかった。気を取り直して、燕岳に向かう。その途中にあったイルカに似た岩、ハイマツの長い幹(こんなに長いとは思わなかった)、そろそろ終わりのコマクサ。という辺りで、目の前を赤いチョウが横切った。あの飛び方はタカネヒカゲ?エッと思って追いかけたが、ハイマツの向こうへ。
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11時、燕岳山頂に到着。やったね。
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とても狭い山頂で、譲り合いながら記念写真を撮っているとき、山頂の番人キアゲハが、やはりいた。飛翔写真だ!でも、山頂より、少し下の広くなっている所が好みの場所のようだったので、10mくらい下りた。上の2枚が山頂で、下の2枚は少し下りた所での撮影。
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ピンが来たと思ったら、「槍」が写っていなかったので、少し位置を変えて、飛んでくるのを待った。でも、「槍」が写ったと思ったら、登山者も一緒。山ガールだったら大歓迎だったのに・・・。
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時間があるので、少し粘る。こちらに来るたびに、カウンターパンチ撮影。
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この配置が一番よかったけれど、キアゲハは少しボケていた。まあ、いいか。
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きりがないので、下山することにした。燕山荘まで戻る途中、ベニヒカゲがフラフラしていたので、またしても飛翔撮影。これもカウンターパンチ。
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そして、ミヤマモンキのオスが飛んできたので、咄嗟にカウンターパンチ。当たった!そして、燕山荘のベンチで昼食をとっていると、谷のあちこちでミヤマモンキチョウ。産卵と吸蜜しているメスが多い。ガレ場なので、行くことはできないけれど、登山道を横切るかもしれないと思い、ちょっと行ってみた。こっちに飛んでこないかと思っていたら、突然来た。カウンターパンチ!。ピンボケながら当たった。(クリックで大きくなります。1コマ目だけがピントOK。後ろにイルカ岩が写っています)
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この後、すぐ足元で産卵場所を物色。近づきすぎてピントが来なかった。
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そして、産卵。しかし、飛翔撮影モードから、絞り優先・マニュアルフォーカス・望遠への切り替えがスムーズにできず、一番いいところは撮り逃がしてしまった。これは少し遠かったので、大きくトリミング。
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ちょっとがっかりしているところへ、妻の声。さて、ほんとに下山するか。12時10分。いつの間にか、雲が湧き出てきていた。
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下山中はほとんど薄いガスの中だったが、下るにつれ日が射してきた。朝、登っているときには撮れなかったヒメキマダラヒカゲ。これが今年の最後かなと思って撮影した。登山口に着いたのは15時。カタバミがあり、ヤマトシジミが飛んでいたがとまらなかった。標高1462mのヤマトをちゃんと撮っておくべきだったと、後で後悔。
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槍ヶ岳を見たくて、燕岳に登った。温泉に前泊し、登り4時間、下り3時間の日帰りの安直登山だったが、思いもかけないチョウも撮影でき、山もバッチリだった。ラッキーの一言に尽きた。今回、登っていて、山ガールがこんなに多いとは思わなかった。半数は女性のような気がした。燕山荘は清潔で女性に人気があると聞いていたけれど、登山の世界も、男性より女性のほうが元気がいいようだ。

by otto-N | 2013-08-25 12:13 | Comments(12)

2013.7.31 長野県・蓼科山 クジャクチョウ   2013.8.6(記)

2013.7.31
8時からの朝食前にスキー場の脇の灌木地帯をみるものの針葉樹ばかり。草地にはヒョウモンやセセリが少し飛んでいた。草地の中に足を踏み入れたとたん、夜露でぐっしょりとなってしまったので諦め、前日、来る途中の道路にミズナラの林があったのを思い出し、車で行ってみたが、1度だけ高いところで卍飛翔を見ただけ。ヒメキマダラヒカゲ、アサギマダラにも見放される。

朝食後、蓼科山(2530m)に登るため、大河原峠に向かう。この峠の標高は2085mなので、標高差は500mもない。峠まですぐと思っていたら、とんでもない、カーナビのルートを確認するのを怠ったため、1時間近くかかってしまった。遠回りルートを指示されているとは知らなかった。峠の周りは針葉樹と笹ばかり、登山道を登り始めるとヒメキマダラヒカゲがいたので撮っておく。この先、チョウがいるとは限らない。
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針葉樹林帯に作られた岩だらけの登山道を登る。全般的になだらかであるけれど、急な箇所もあった。暗い登山道のわきで小さな網を持った人に出会った。聞くと蜂を探しているとのこと。以前、寄生蜂を専門の人にも会ったことがあるが、世の中、色々な人がいます。3コマ目は、最後の急登。
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この登山道には、高山植物はこの名前不詳の花(イチヤクソウと教えていただきました)と、ゴゼンタチバナくらいで何もなく、なんにも楽しくなかった。
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峠から少し登っただけで、ヒメキマダラヒカゲは姿を見せなくなった。急な所を喘いで登っているとき、大型のタテハが下のほうに飛んで行きとまった。せっかく登ったのだが、撮りに戻る。エルタテハかと思ったら、ヒオドシチョウだった。すぐ飛び去ったが舞い戻り、眼前の太い幹にとまり開翅。ヒオドシでなくエルなら蓼科風でもっとよかったのに。
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約2時間で頂上到着。しかし、あれだけ晴れていたのに、ガスが出始めた。八ヶ岳も一瞬しか見えなかった。カーナビのせいだと嘆いても、早く着いていたら、ヒオドシチョウには会えなかったことだし、何が幸いするかわからない。
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山頂は広大な岩塊。薄いガスがかかる中、ときおりアサギマダラがふわふわと横切る。タテハもいた。何かと思って、岩塊伝いに近づくとクジャクチョウだった。
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上とは別個体。逆光、その上-0.3EVだったので、真っ暗。RAWから起こした。
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ガスは上がらず、下山。帰りの岩場はちょっと大変。下りたら、八ヶ岳が見えるポイントがあった。山頂だけがガスだったかもしれない。
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コバイケイソウかなと思ってみていたらうごめく陰があったので、行ってみると、クジャクチョウ。おもいっきりの全開だった。
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はっきり言って、蓼科山はつまらなかった。高山植物はないし、針葉樹ばかりの歩きにくい、単調な登山道。せめて頂上で晴れていたら、つまらないとは思わなかったのだろうけれど、金峰山と同じような印象。どうも、この付近の山は苦手だ。


P.S.
おもいっきり開いたのは、こちらの方かな。下の目ん玉が全部見えた。
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by otto-N | 2013-08-06 10:25 | Comments(8)

2013.7.30 長野県・霧ヶ峰 ウラジャノメ   2013.8.4(記)

2013.7.30 続き
ヒメヒカゲを撮った後、急いで、霧ヶ峰に向かった。標高1800mの駐車場には、平日にもかかわらず、車はいっぱいだった。ニッコウキスゲが目的らしい。

少し高い見晴しのいい所で、遅めの昼食。そこには、ヒョウモン類が飛び回っていたけれど、まずは1枚。蓼科山(2530m)が車山気象レーダーの向こうに見えた。
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粘土質で滑りやすい登山道(散策路)を下ると、コムラサキが飛んでいたけれど、なかなか敏感。両翅のムラサキはついに撮らせてはもらえなかった。クロヒカゲはピシッと撮れればなかなか凛々しいのだが・・・。
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ウラジャノメも何頭か見た。けれど、すぐ登山道の規制ロープの向こうに飛んでしまうので、十分には撮れなかった。
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この道を下りきったところには、ミズナラの林があった。ゼフがいそうなので注意してみると、テリを張っている1頭がいた。数m上で開翅するものの、下には来ない。300ミリズームで撮ったら、一応、姿は写っていた。種は不明だけれど、テリ張り時間からしてエゾミドリかもしれない。標高が高いので、まだまだ新鮮な感じだった。
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先日、ミヤマシロチョウを撮った東信では、コヒョウモンモドキは数を減らしているらしい。数年前、まだチョウ撮影が趣味でなかったとき、たまたま来た霧ヶ峰では、コヒョウモンモドキはたくさんいた。道路で吸水したり、獣糞に集っていたので、ここでは普通なんだと思っていた。しかし、調べてみると、霧ヶ峰でもいなくなったとのこと。心配になり、ここにやって来たというわけだ。

それらしい姿を探す。しかし、大型のギンボシかウラギンばかりで、それもスレたものが多いので、あまり撮らなかった。この3枚はすべてギンボシか。
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弱々しく飛ぶ小型のヒョウモンもいたけれど、ヒョウモンチョウかコヒョウモンだった。この2種も、翅の表だけでは判別が難しい。裏を撮ろうにも、木道から見下ろす位置だし、すぐ開翅するので撮れなかった。1、2コマ目がヒョウモンで、3コマ目はコヒョウモンかというところ。
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この時期に多いはずのミドリヒョウモンは、少なかった。
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あまり探す時間はなかったけれど、結局、数年前にたくさんいた場所にも、コヒョウモンモドキは1頭も確認できなかった。今年は、全般的にチョウの発生が早かったので、すでに終わっていた可能性もあるが、1頭くらいは見てもいいはず。やはり、悲しい結果となっているようだった

戻る途中、ジャノメチョウが翅を開いたので撮っておいたが、その後、飛んでいるとき変な色に見えるジャノメチョウがいた。開翅は撮れずに終わったが、左後翅の下半分が白っぽかった。右は正常。敏感だったが、やっと左の裏翅を撮ることができた。下半分が白っぽいが、光の反射ではない。まるで、別種のように見えた。
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ミズナラの小さな林にいた赤いセセリ。おそらく、ヘリグロチャバネセセリと思う。
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登山道には、赤いセセリが夕方の日を浴びていた。とまってもすぐ翅を開くので、裏翅を撮影できない。3コマ目は、スジグロチャバネセセリかもしれない。
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花の種類は多くはなかった。ツリガネニンジン、マツムシソウ、ニッコウキスゲ。
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ニッコウキスゲの群落。100ミリマクロで、鹿よけの上下の電流ワイヤーの間を撮った。
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白樺湖の上のスキー場にある温泉宿に泊まった。さすが標高1600m、朝晩は半袖短パンでは寒かった。車山の夕焼け。
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以前に来たときのコヒョウモンモドキの写真を探した。コンデジで撮ったもの。撮影日は、2009年7月14日。
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これを書いた日の朝、ミンミンゼミに混じってクマゼミらしい啼き声が聞こえていた。昨年も啼いていたような気がする。温暖化進行中。

by otto-N | 2013-08-04 17:34 | Comments(8)