たかがヤマト、されどヤマト

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2017.7.19 長野県・上高地 オオイチモンジ♂   2017.7.28 (記)

2017.7.19
絶対晴れる日を狙っての山登り。今回は上高地からの蝶ヶ岳。北アルプスの天候は松本だけではなく、新潟の天候に左右されているようだ。どちらも晴れとの予報から20日と決定。問題はロッジだったが直前になってキャンセルが出た。自宅を8時40分出発、高速を下りてからコンビニと蕎麦屋に寄り、岩見平の駐車場に着いたら、シャトルバスが来るまで5分しかない。何しろ1時間に2回しかないので大急ぎで登山の準備をし、河童橋に着いたのは12時10分。穂高の山頂はガスっていた。(画像のすべてはクリックすると大きくなります)
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ビジターセンター前のヒメシジミ。遠くでオオイチモンジらしきものが飛んでいるのを見た。そこから、明神方面へひたすらの徒歩。最初にこの道に来た時はなぜか感激したけれど今ではもう不感症、黙々と歩くだけ。発生木として有名なドロノキには2名の先客。樹上を見上げるとオオイチモンジが2~3頭が舞っていたが下に降りてくる気配はなく、探雌飛翔している♂のようだった(ピントは合ってません)。
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話をうかがってみると♀はまだ出てないらしい。♀はともかく、♂は少し先の獣糞に来ていたとのことで急いで行ってみたがいなかった。がっかりしたが少し経って再び行ってみる。すると1頭が翅を開閉しながら動き回っていた。
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すぐ翅を開いてしまうので、裏翅が撮るチャンスは少なかった。
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しかし、一緒にいるヤマキマダラヒカゲやコチャバネセセリが邪魔。そこで、オオイチモンジ以外を小枝で追い払ってみた。幸いオオイチモンジは歩いて少し移動するか、少し飛んで舞い戻って来ることが判り、単独のところを撮影することができた。と、思っていたが、左翅の後ろにまだコチャバネの頭が写っていた。
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ベタ開翅より少し翅を立てたほうがカッコいい。
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一応、静止を撮ることができたので、飛び回っているところを21ミリで撮ってみた。オオイチモンジの飛翔を撮ることは想定しておらず、15ミリを持ってこなかった。ちょっと失敗だった。
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珍しく、近すぎてのピンボケのほうが多かった。すぐに遠くへ行かず、こんなに獣糞に執着するとは思わなかった。ただ、こんなに逃げないのなら、静止を300ミリだけではなくマクロでも撮るべきだったと後で反省したが、後の祭り。
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少し大きくトリミングしたが、飛翔感の出た構図となった。ただ、白砂がまぶしく、ISOオートではチョウが真っ黒になり、後の補正に手間どった。
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何度目かの吸汁。翅を開きながらにじり寄る。今度は周りに何もいない。
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獣糞は目立たないほどの大きさだった。やはり、ベタ開翅よりちょっと翅を立てたほうがカッコいい。もっと撮っていたかったが、先に行っているつれあいをこれ以上待たしておくわけにはいかなかった。後で撮影時刻を調べてみるとこのポイントでの撮影時間はトータル16分。撮れる時は撮れるんだなぁというのを実感。数年前、このポイントで♀と遭遇したが撮れずに終わっている。
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この後は、宿泊予定の徳沢ロッジまで寄り道しながらの徒歩。午後のせいか、梓川のコンクリの護岸にはオオイチモンジの吸水は見られず、コムラサキだけが集まっていた。幻光はうまく撮れなかった。その後、砂地の空地でカラスシジミが吸水していたが、逆光なので撮らなかった。宿はハルニレの多い徳沢。でも、カラスシジミに遭遇したのはこの時だけ。北海道では見慣れていたとはいえ後悔した。
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ドロノキのある河原。すぐに飛ばれ種類がわからなかった。しばらくしてから行ってみると、この場所に戻ってきていた。ヘリナシタテハ。越冬後、こんなに長く生きているなんてすごい。
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上高地のどこにでも咲いているが、この背の高いカラマツソウの群落はすばらしかった。
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もう道に迷うことがないので、つれあいにはロッジに先に行ってもらい、粘るもののドロノキに♀はやって来ず、せめて河原のコムラサキの幻光を撮ろうとしたが、どの♂も頭をこちらにには向けなかった。珍しく、何かの花の先端にとまったコムラサキ、待ち構えていると開いてくれた。
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その後は、日陰のヒメシジミと遊ぶ。まだまだ新鮮だった。
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飛翔を撮るには暗かった。
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16時10分、まだ明るい河原の中の道路を歩いていたらクジャクチョウ。久しぶりだった。
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by otto-N | 2017-07-28 18:39 | Comments(2)

2017.6.27 北海道・札幌 エゾシロチョウ   2017.7.5 (記)

2017.6.27
所用があり札幌に行ってきた。楽しいとは正反対の用事だったので、チョウ撮影は近郊にちょっとだけ。一応、100ミリと21ミリを持っていった。

病室の窓から外を見ていると木の上に白いチョウが飛んでいた。行ってみるとすでに姿はなく、近くを探すと空地に複数頭が舞っていた。ヒメウスバシロチョウかと思ったが、この時期にこんな市街地にいるわけはなく、すっかりその存在を忘れていたエゾシロチョウだった。
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エゾシロチョウは、小樽での小学生の頃、初めて採った時、大きくてカッコよくとても興奮した覚えがある。北海道ではリンゴの害虫とされ、集団生活する幼虫も気色が悪く、すぐ駆除される運命にある。今では希少になったオオモンシロチョウも家庭菜園の敵だった。エゾシロチョウとミヤマシロチョウ、どちらが奇麗かと問われると、♂は純白のエゾシロ、♀は透明なミヤマシロと思う。エゾシロはどこにでも飛んでるわけではなく、見るときにはたくさん見るが、どこでも見られるチョウではないような気がする。
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この空地には数頭いた。ただ、♂といえどもほとんどスレ個体なので、静止より飛翔撮影に重点をおいた。ブロックの向こうのJRの線路と住宅に挟まれた狭い空地。アカツメクサの蜜だけを求めて舞っていた。シロツメクサやタンポポ系の花には決して吸蜜しなかった。
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飛び方はゆっくりで、まるでウスバシロチョウのようだ。ちょっとピン甘だがこんな市街地の環境。山の中にもいるが、ミヤマシロチョウのような山奥ではない。
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エゾシロチョウで驚くのは交尾拒否の激しさ。♀は羽化直後に交尾を済ませているらしく、吸蜜中に♂が来ると激しい拒否行動をする。飛んで逃げればいいのにと思うがそうはしない。♂に翅をかっちゃかれ(引っ掻かれ:北海道弁)、鱗粉が剥げ落ちてしまっても抵抗を続ける。
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こういったことがあちこちで繰り広げられていた。♂の完全開翅は撮れるとしても激しいですぞ。
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絡む♂は1頭とも限らない。2頭目、すきあらば3頭目もやって来る。
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背景が花だけという場所にはなかなか飛んできてくれないので、他を探したら、もっと数の多い場所がすぐ見つかった。赤と白の花の絨毯。上から俯瞰的に狙う。
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色とりどりの花が咲いている場所ではなかなか撮れず、翅の傷みや染みだけが目立ってしまった。
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きれいな♂が少しはいるので、個体を選んでから静止を狙うが、エゾシロチョウは全開しない。
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花が密集していても良くないことに気付く。この程度のほうがすっきりしていい。
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さて、♀はというと・・・・
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羽化直だったら、前翅の鱗粉は薄いにしろ鱗粉がもっと載っていると思うのだが、♂に載られ脚でかっちゃかれ、鱗粉が剥げ落ちてしまう。まるでウスバシロチョウだ。腹部もぶっとい。卵がビッチリ詰まっていそうだ。♀も吸蜜中は翅を開かない。これらの写真は絡む♂を手でつまんで取り除いた後のもの。♀はしばらく翅を開きっぱなしだった。
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最初の空地にいた1頭だけのヒメシジミ。こんな市街地でヒメに会うとは思いもしなかった。白っぽい個体だったが、羽化直のように新鮮だった。ヒメシジミは子供時代、隣の小樽市では見たことがなかった。数年前、手稲山で初めて見た時は驚いた。ついでに、小樽市には、銭函を除いてカシワはないし、エノキもない。市としては隣接しているが、札幌駅と小樽駅の間はたった40km。かなり植物相が違う。
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by otto-N | 2017-07-05 16:30 | Comments(0)

2016.7.7 長野県・霧ヶ峰 ウラジャノメ   2016.7.17 (記)

2016.7.7
梅雨空が続く中、1日だけ晴れたこの日、霧ヶ峰・八島湿原に行く。
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標高1600mのこの湿原に着いたのは12時過ぎ。木陰はさすがに涼しいが、日が当たる場所では思ったより暑かった。すぐ半袖になる。飛び回っているのはヒョウモンチョウ。ここにはコヒョウモンはいないとのこと。そういう意味では、いちいち判別せずに撮影できる。(1コマ目に違和感。後翅外縁がほとんど黒くつながっている)
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ウラギンヒョウモンもいたけれど、ほとんどヒョウモンチョウ。木道からの撮影なのでかなり制限される。
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イブキトラノオにとまり吸蜜するのだが、それも逆さばかり。撮り飽きてしまう。でも、光りの当たり具合で、それなりに難しい。これは少し翅にボリューム感が出た。
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少し擦れてはいたが、アサマイチモンジが来ていた。位置を刻々換えるので60枚くらい撮ったが、擦れはこのアングルが目立たない。
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ヒョウモンチョウと並んで多かったのはウラジャノメ。久しぶりの対面だった。日の光が反射して、蛇の目の金輪が輝く。
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日影でも開いた。超新鮮。ウラジャノメは、こんなに綺麗だったけ?と、同行したMさんと夢中で撮影する。
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先日届いた保全協会の会誌22号の表紙のヒメヒカゲ、びっくりするほど細密だった。あのヒメヒカゲを思い出し、縦構図に挑戦してみる。しかし、何度シャッターを切っても、前翅の縁毛が鮮明に撮れなかった。どうやら、三脚を使う使わないの問題ではなさそうだ。フラットに撮るのは難しい。
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鹿防護柵の外には、ヒメシジミが飛び廻っていた。とまるまで少し追いかける。
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半開翅のヒメシジミは苦手。眼と縁毛に同時にピントが合わない。それにしても、このブルーは美しい。
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来た道を引き返しながら、前を横切るヒョウモンチョウにカメラを向ける。日が雲に隠れたり、また出たり。そのたびに絞りを調節するのだが、咄嗟の場合はそうもいかず、後でPCでの補整が大変だった。
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ウラジャノメ。とにかく、汗を求めてまとわりつかれる。手乗りは趣味ではないし(撮影はしたけれど)、身をよじって、体から離れたところを狙う。それより、木陰では暗すぎてダメ。(2コマ目はピンボケです。帳尻合わせのために入れました)
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木道上のウラジャノメ。狙い通り以上の構図。
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ウラジャノメが木のテーブルに数頭、固まってとまっていた。近づいただけでは飛び立たなかったが、シャッターを1回切ると一斉に舞い上がった。しばらくすると再び集まってきたので、Mさんが少し距離を置いて集合写真を撮ろうとしたときも1発目で舞い上がった。どうやら、人影よりも、シャッター音に反応するようだった。
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午後4時、西日が強くチョウも出て来なくなったので引き上げる。駐車場のトイレの壁になぜかウラギンヒョウモンだけが群がっていたが、撮る気は起きず。その近くに咲いていたニッコウキスゲ。安直な300ミリ撮影。捜し物も見つかり、青い空と白い雲、気持ちのいい高原の半日だった。
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P.S.
ヒョウモンチョウの後翅外縁の黒縁にはバリエーションがあるようで、これもつながっていた。2コマ目、ここにはコヒョウモンはいないとされているけれど、前翅の丸味はコヒョウモン的。
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by otto-N | 2016-07-17 14:02 | Comments(6)

フライイング・バタフライズ 2015 (13) ヒメシジミ   2016.2.7 (記)

ヒメシジミ
6月下旬、福島・奥会津。午後からはキマダラルリツバメとして、午前中はそこいらに飛んでいるヒメシジミと遊ぶ。ただ、新鮮個体は少なく、背景は雑然とした茂みなので、大きくトリミングしてみた。なお、キマダラルリツバメの飛翔は全く手も足も出ず(何度見ても撮れる気はしない)。

ヒメジョオン(?)に来るけれど、中に潜り込んでなかなか上にはでてきてくれない。静止さえ、じっと我慢の子状態だった。背後の枯れ木は、もちろん桐。
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下から狙った構図。何もこんなに大きくトリミングしなくてもいいのだが、翅のしなり重視ということで・・・。
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こうして見ると、ヒメシジミはヤマトシジミと同じ。地方はヒメ、街中はヤマト。そう言えば、ヤマトシジミは見なかったような気がする。
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ちょっと美形がいたのでマークしていたら、すぐにボロいオスに絡まれた。
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とまって翅を開くのを期待していたのだが、これだけ撮れたらよしとしよう。
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ヒメジョオンよりクロバーのほうが好きなようだ。半分枯れかかった花に群がっていた。せっかく美形を見つけてもすぐ追われてしまうし、イケメンもこうも晴れすぎていては、ブルーが出ない。
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飛んでいるときのブルーは少し灰色がかって写るので、これではヤマトとおんなじだ。
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真っ正面顔。
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付近にはウラギンヒョウモンもメスを探して飛翔中。茂みの中にすぐ入り込む。
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by otto-N | 2016-02-07 16:58 | Comments(0)

2015.6.24-25 福島県・奥会津 (3) キマダラルリツバメ   2015.7.5 (記)

2015.6.25 PM
道の駅のようなところで昼食後、再び、金山町方面にロケハン。しかし、あれだけ青かった空が急に曇り出し、土砂降りの雨。走っているうち、雨も小雨に変わり空も明るくなってきた。夕立だったらしく、前日のポイントに着いた頃には雨は止み、日も射し始めた。午後4時。テリ張りが始まるにちょうどいい時刻だった。

足元がぐしょぐしょになる覚悟で叢に入ったところで、新鮮なヒメシジミのメス。赤斑がほとんどなかった。早速、ワラビの上にキマルリが飛んでいたが、向こうに行ってしまったが、こちらに飛んできたのがいた。シャッターを何回か切った後、何か色が変。すれたトラフシジミだった(春型)。
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最初のキマルリ。開いたところはどういう理由かピンボケばかりだった。
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右翅の付け根に白い傷があり、全体的にスレてはいるけれど、「尾突四白」がそろっていた。
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最初の個体はすぐに消え、次に現れた個体。
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クルミの葉のいい場所にとまったのだが、風でなびいたのは「四白」ではなく、「二白」。すぐ反転したのでそれも撮っておく。同じ個体でも左右の裏翅の紋に違いがあるのに、2枚並べてから気がついた
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ほんと、いい位置だった。
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ワラビにとまったり、
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ヨモギにとまったりして、楽しませてくれたが、なぜか輝きが今ひとつだった。
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もっと美麗個体はいないかと探すものの、なかなか現れなかった。これは3個体目。
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このポイントは桐の木がなくなったとはいえ、製材にならないのか、キマルリの保護のためか、枯れた古木だけは残されていた。後者ならばとても嬉しいことです。
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藪の奥の方で、飛び回っているオスを見つけた。前日、黒化型が最後に飛んでいたあたりだ。ちょっと翅を開いたとき青くはなかったので、前日と同じ黒い個体かと思った。すぐ飛び回り落ち着きがなかったが、ヨモギの葉の裏返っているところにやっととまった。もう少しいい所にとまって欲しかったが、ほとんど無傷、真っ黒。飛び方からオスに違いなかった。
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あわよくば翅裏も撮りたかったけれど、この後、とまったのは1回だけだった。尾状突起までピントがあった1枚。
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そろそろ、撤収時間という頃、ヒメシジミが集まり、残光に向かって、一斉に翅を拡げ始めた。中にひときわ輝く、美麗個体が混じっていた。ヒメシジミのオスはとてもいい。
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午後5時20分、ほんとに撤収という時、道路際で飛び回っているオスがいた。どうせ傷んでいる個体と思っていたら、どうしてどうして「尾突四白」。夕日が雲に隠れたせいなのか、クズの葉にとまったっきり、翅を開こうともしない。仕方がない、ザックに入っているLEDライトを取りに戻ったとき、開いたとの声。うーん、ちょっと残念、左右の前翅に難ありだった。撮影していた途中で気がついた。
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午後5時35分、翅を再び閉じてしまったこの個体を広角で撮影し、帰路についた。
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2日続けて、同じ場所のキマダラルリツバメを見に行った。オスは、最初、複数頭がテリ争いをしているが、だんだん減り、争いに勝ったものだけが翅を拡げるようになる。強いオスは、翌日も勝者になるのかと思っていたら、そうではなかった。翅の傷、(左右で異なる)裏翅の斑紋を調べてみて、このポイントに2日間とも現れたオスは1頭もいなかった。もちろん、早々にテリ張りに敗れて退散したために撮影できなかった個体がいたとは思うけれど、キマルリに限らず、テリ張りしているゼフの一番席の個体は毎日違うのだろうか、とても興味を持った。

今回も柴田さんのお世話になりました。郡山で一度高速を降りたので1時間半はロスしたと思います。ありがとうございました。

by otto-N | 2015-07-05 11:11 | Comments(2)

2015.6.24-25 福島県・奥会津 (2) ヒメシジミ   2015.7.3 (記)

2015.6.25 AM
2年前にも泊まった、おばあちゃんが1人で切り盛りしている民宿に泊まった翌朝は、ヒメシジミと遊ぶ。午後のJRで帰る予定だったけれど、柴田さんが郡山まで送ってくださるというので、その厚意に甘え、夕方までいることにした。

前日にもヒメシジミを探したけれど、新鮮な個体がいない感じだったので、せめて只見線の線路を背景にヒメシジミの飛翔を撮ろうと線路脇を少し歩いた。しかし、ヒメシジミは1頭しか見つけられず、結局前日のポイントに戻った。ヒメシジミの数は多いがほとんどスレ個体ばかり、撮る気がおこらずいきなり飛翔撮影に入った。背景がとてもいい雰囲気の場所だ。
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しかし、気持ちのいい背景はちょうど逆光で、ヒメシジミがうまく撮れない。そのうち、新鮮個体もポツポツいることが判ったので、新鮮個体を探し静止を撮影した。
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ヒメジョオンが美しい。
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暑くなってきたので開翅は諦めていたけれど、開いてくれた。
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その辺をウラギンヒョウモンが飛び回っているが、全然とまらない。オカトラノオの群落を見つけ、近寄ってみると、ウラギンヒョウモンが吸蜜していた。
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道路の反対側に行くと、農道のシロツメクサにヒメシジミが群がっていた。どうやら、ヒメジョオンよりこっちのほうが好きらしい。でも、みんなボロだ。
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奇麗なメスがときどき飛んでくる。とまっても開かないので飛翔を撮った。
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吸蜜に余念がないオスも、そこそこ絡んでくる。
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オスも新鮮であれば申し分ないのだが、破れオスもはなかなかいい感じだ。
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気温が上がり、新鮮なオスは全く開かない。陰を作ってみたら開いた。日を当てるとすぐ閉じる。左手だけではうまく行かず、真上からしか撮れなかった。撮影時間は違っていたけれど、同じ個体のようだった。
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新鮮なオスは、広い所に出てくるよりも藪の中を飛び回っていた。メスを探しているらしい。
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いつまでたっても、背景がごちゃごちゃのこんな画像しか撮れなかった。晴れているせいか、翅表の色は灰色がかり、ヤマトシジミと変わらない。
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最初来た場所に戻り、飛翔を狙うが相変わらずだった。でも、薄暗い中でミドリシジばかりを撮っていたので、こんな明るい中での飛翔撮影はとても楽しかった。そろそろ、11時。柴田さんから、「今、着きました」とのメール。
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さて、夕方までどうしょう。とりあえず、前日、栗の花にオオミスジが来ていたという場所に行く。しかし、オオミスジらしい姿は2回見たけれど、栗の花には来てくれず、高いところで吸蜜するメスグロヒョウモンを見上げ続けた。
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低い場所には来たのはキバネセセリだけ。
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この場所は広い休耕地の一角。あいかわらず、ウラギンヒョウモンが探雌で飛び回っている。さんざん走り回っても、外してばかりいた。撮れたのは叢の中ばかりだった。
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オオミスジかと思ったら、ミスジチョウ。
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引き揚げようとしたとき、突然舞い降りてきたメスグロヒョウモン。
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午後1時、オオミスジを諦め、近くをドライブ。前日も、桐の古木のある河岸段丘を探して走り回ったそうだ。夕日の当たりそうな、キマルリが集まりそうな、そんな場所はいくつかあった。しかしながら、キマルリが出てくるのは4時すぎ。1日では1ポイントしかチェックできない。3ポイントで3日もかかってしまう。地元の人しかムリだろうということに話は落ち着いた。それにしても、桐の木はいたるところに植えられていた。


(午後の部に続きます)

by otto-N | 2015-07-03 11:28 | Comments(0)

2015.6.24-25 福島県・奥会津 (1) キマダラルリツバメ   2015.6.30 (記)

2015.6.24
前々日には、この地から国道でつながっている新潟県境の山に登ったのだけれど、2日間好天が続きそうなので、この日、新幹線と在来線を乗り継いで2年ぶりに奥会津のキマダラルリツバメに会いに行った。

現地に着いたのは午後2時半すぎ。晴天で気温が高いので、キマルリが出てくるのは4時過ぎだろうと、駅近くの民宿に荷物を預けてから、ヒメシジミのたまり場に行ったけれど、ヒメシジミはすでにボロボロ。捜してもメスでさえ綺麗な個体は見つからず、そうこうしているうちにすでに3時半。あわてて、キマルリのポイントに汗だくになって駆け付けたころには4時になっていた。ポイントは話に聞いていたとおり、桐の木が1本残されただけでがらんとしており淋しい感じだった。誰もいないなぁと思っていたら、道路脇の日陰に見知った方々が(雪国茶屋のTさん、チョウ類保全協会でボランティアされている杉並MさんとIさん、作家の柴田さん夫妻、春日部のSさん、他初対面の方1名)座り込んでいた。まだ、キマルリは全然出ていないらしい。間に合ってよかった。

とりあえず、近くのヒメジョオンのところに行ったところ、ヒメシジミに混じってキマルリがいた。しかし、すぐロスト。そろそろテリ張りの時間ということで、ポイントに行くと、遠くでオスが飛び回っていたがすぐ消えた。そのかわり、メスがもっと近くで見つかった。
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しばらくじっとしていたけれど、少し飛んではまた別の場所にとまる。いい位置にきたので撮っていたら、ヒメシジミが飛んで来てすぐ近くで翅を拡げ始めた(ちょっと邪魔)。
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もう少し寄って、キマルリだけを切り出したのがこの画像。大きすぎた。
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ときどき翅を拡げる。
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裏はかなり綺麗だったけれど、やはり少し傷んでいた。
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メスは初めてだった。真っ黒でとてもいい。表の縞模様が少し透けるのもいい。
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あちこちでオスが飛び始めたのは午後4時10分。しかし、とまっても、近寄る前に他のオスを見つけ飛び去ってしまう。追いかけ合いが落ち着いたころには数が激減していた。それも同じ個体だ。このオスは強いのか、飛んでいってもまた近くに戻ってきて、すぐ翅を拡げる。これも傷がある。
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飛び方からオスと判るけれど、真っ黒。メスと変わらない。とまってもすぐ翅を拡げるので翅裏を撮るチャンスは少なかった。やっと撮れ、オスと確認。
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ほとんど青鱗粉のないオスだった。飛び立っても、すぐ戻ってきて翅を拡げる。
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寄りすぎて、残念ながら、尾状突起までピントがあわなかった。これも、裏の縞模様が透けて見える。
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黒化型ではなくて、普通のオス。1コマ目はこの日のオス第1号。2コマ目、きれいだったが、すぐいなくなった。3コマ目、ヒメジョオン吸蜜に来ていたが、吸蜜中を撮り損なった。
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テリ張りが始まるころのオスは数が多いけれど、だんだん減ってくる。遠くまで追いかけて追っ払い、また戻ってきたほうが勝ちというわけだ。強かったのは、先の黒いオスと、この美麗なオス。この2頭だけが、少し距離を置いた所に舞い戻ってきていた。(この画像は、右隣の葉にハエが写っていたので、しかたがなく涙のトリミング)
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最初は、ずいぶん青が薄いので古びた個体だと思った。ピントは合っているし、傷もほとんどないのに、パッとしない変な個体だと思った。でも、じっと見ているうち、裏の縞模様も透けて見え、なかなか味のある個体に感じられた。
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4時前までは太陽がカンカンだったのだが、テリ張りするころには、太陽は雲に隠れ、ときどきしか出てこなかった。ルリ色に輝くには太陽にカッと照らされることが必要なのだが、この個体は、照らされても、それほど輝かなかった。もっと低い位置から撮影すると、輝いたかもしれないが。(左、日射あり、右、日射なし)。
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とまって、翅を開いて、位置を変える。
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何度何度も戻ってくる。
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薄日の当たるヨモギの葉の上で。
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隣を見たら、ヒメシジミ。
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正方形でトリミングしてみた。
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しかし、普通のほうがいいようだ。
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「オスの2つの型は撮ったし、メスも撮った。交尾が撮りたーい」と春日部のSさんがおっしゃる。「それでは、探してしんぜよう」と言ったわけではないが、見つけた。数回シャッターを切り、みなさんを呼ぶ。後で、斑紋を照合した結果、メスは先ほどのメス。オスは、最後まで残っていた黒化型でも美麗型でもなかった。テリ張りに勝った2頭のオスとしては、とんびに油揚げをさらわれた格好ですね。
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交尾を撮影しているころ、少し離れたところで、開翅していたオス。2頭目の黒化型と思ったが、右後翅に刀傷。先ほどと同じ個体だった。
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宴も終わり、1人2人と去って行った。私は近くの民宿、柴田さんご夫妻は会津若松に宿泊の予定。まだ、キマルリがいるかもしれないと別のポイントに急ぐ。まだ、キマルリがいた。少なくても2頭。そのうち、1頭は青い筋が少しだけある減退型だった。最後の撮影は午後5時57分。
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この日、ここに集まられたみなさん、Tさん、楽しく撮影できました。ありがとうございました。



(翌日に続きます)

by otto-N | 2015-06-30 16:44 | Comments(2)

2014.6.24 福島県・南会津 ヒメシジミ   2013.7.5 (記)

2013.6.24
梅雨の合間、福島県の南会津に行く。群馬県との境付近にある田代山という聞きなれない山に登るため、湯の花温泉に前泊する。温泉に行く前にどこに行こうか、夫としては、奥会津まで行ってキマダラルリツバメに会いにいきたいところ。でも、ちょっと寄るにはかなり遠かった。即、断念。

福島県の道の駅。駐車しようとしたら、ミスジチョウが吸水に来ていた。葉の上のミスジチョウは撮ったことがない気がする。またもや路上、しかもコンクリの上だった。
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ひょっとしたら、ヒメシジミがいるかもしれないと、国道脇を探す。すぐ見つかった。
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交尾シーンはそれほど好きではないけれど、撮っておく。
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どこから撮るといいのか、いつも迷ってしまう。この位置だと、交尾かどうかは不明ではありますが、ハードコア(死語?)の趣味はないので、まあいいでしょう。
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この日のメインは、駒止湿原というところ。標高は1000mほど。たいしたところではないと思っていたが、どうしてどうして、みわたす限りのワタスゲ。素晴らしい湿原だった。福島県の山奥、地元の人たちばかりだった。週末は駐車場狭いし、湿原への道路も1.5車線。秘境とまではいかないけれど、まだまだ、こんな場所があるとは嬉しくなってしまう。
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湿原の植物たち。ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ウラジロヨウラク、ツマトリソウ。
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ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲ、レンゲツツジ。
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このときの湿原の主役はワタスゲだったが、ワラビ?の若草色によく映える。これからはニッコウキスゲがすばらしいという。そして、水の中にはミズゴケ。ミズゴケを見るのは初めてだった。
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二つ目は、高清水自然公園。ヒメサユリというピンクのユリが群生しているという。それまで曇っていたのに、峠(トンネル)を越えたら青空だった。
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どうやら、最初からここに群生していたのではなく、移植して増やしたらしい。ここまで育てるのに長い年月がかかったようだが、野生種なのにちょっと興ざめ。広葉樹林を少し切り開いた谷にあったのだが、開けた谷も演出らしい。
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羽化直とおぼしきピカピカのイチモンジチョウ。輝くばかりの美しさだった。
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木道には、ヒオドシチョウが何頭かいた。でも、近寄るとすぐ逃げられる。
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三つ目、湯の花温泉の近くにある前沢曲屋集落。茅葺の曲屋が何件か残され、実際に人が住んでいる。中に入れるのは博物館となっている一軒だけだった。村の裏には、大好きなヒメシジミがいた。オスは少し擦れていたのがちょっと残念。
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道端にいたウラギンヒョウモン。背景が地面の場合、横から撮るとなかなかいいかもしれない。
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以前、会津駒ヶ岳に登ろうとして雨のために登れず、時間つぶしに立ち寄った湯の花温泉が気に入り、ちゃんと泊まろうと思っていた。しかし、希望の宿は2軒とも、この日は旅行に出かけるので営業しないとのこと。3軒目、病院に行くのでだめ。泊まれるところを探したらペンションだった。温泉には違いなかったけれど、源泉掛け流しというわけにはいかなかった。夜、妻は近くにあった混浴の小さな共同浴場に行ったようだった。

by otto-N | 2014-07-05 19:28 | Comments(2)

2013.6.26-27 福島県・奥会津 (1) ヒメシジミ   2013.7.1(記)

チョウの写真専門のブログの存在を知り、自分も見よう見まねで写真を撮り始め、自らブログを始めるとは予定外だったけれど、みなさんの素晴らしい写真を見ているうち、これだけは見て見たい、撮ってみたいというイニシャルが「K」のチョウが5種類あり、その5Kの1つが未撮のキマダラルリツバメだった。福島県の奥会津でこのチョウを撮影できるということを知り、その機会をうかがっていたところ、この地で、長年にわたってキマダラルリツバメの保護と観察を続けておられるTさんのホームページで、22日に発生したとの知らせがあり、早速、訪れてみた。

2013.6.26
東京を出るとき、ポツンと雨が来ていたが、福島まで梅雨前線の影響がないだろうとたかをくくっていたけれど、14時30分ころ、現地に着くと傘が必要なほどの本格的な雨。何もしないよりはましだろうと、傘をさして、ブログの先輩から教わったポイントを歩く。なるほど、こういう場所かと思いつつも、足元はぐしょ濡れ。少し小降りになったところで、なんとか雨に濡れそぼるヒメシジミを撮影した。ほとんどスレてはいるが、雨の滴が美しい。
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傘をさしては撮影できず、傘を置いての濡れながらの撮影。
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オスはほとんどボロだったが、小さいめのこの個体は、開翅までしてくれた。接近するため茂みに入り込み、かなり濡れてしまった。
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2013.6.27
近くの民宿に泊まり、朝起きると快晴。昨日、下見したポイントで、ヒメジョオン吸蜜のキマダラルリツバメを探すものの、全然見つけることはできなかった。ヒメシジミが多かった。ウラギンヒョウモンも多かったが、探雌のためか全くとまらず、やっとオカトラノオで吸蜜するのを撮っただけ。他にキタテハ。
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ヒメシジミは多かったけれど、メスでさえ、ほとんどスレていて美形を探すのに苦労した。
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カンカン照りの中、1時間30分ほど探したが、ここを諦め、Tさんのドライブインに行ったところ、ちょうどTさんが来られ、ポイントに案内して下さった。ここで待っていると、その辺の花に飛んでくるとのこと。だが、しかし、Tさんが仕事の戻られた後、待てど暮らせど、歩き回っても、うーん、全然来ない。13時まで粘った後、昼食と休憩のためドライブインへ。その間、相変わらずのヒメシジミ。
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このオスだけは綺麗だった。ちょっと小振り。
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ドライブインで、ビールを飲みたかったところだが・・・。Tさんにキマダラルリツバメのことを色々うかがった後、14時半ころ、Tさんと再びポイントへ。15時20分までで帰る予定だったので、残された時間は残りわずか。でも、空はピーカン、気温も高いせいか、二人で待つものの、飛んでこない。午後からは、近くの栗の花にヒメシジミが来るようになったので、暇つぶしに少し撮る。ついでに甲虫も。
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少し離れたところのヒメジョオン。メスグロヒョウモン(♂)とヒメシジミのカップル。
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そろそろ1頭くらい出てきてもよさそうな時間だそうだが、15時をすぎても気配なし。晴れすぎたので出てくるのが遅いらしいが、絶対出るとのこと。そこで、最後の手段、妻に延泊のお願いの電話。OKがとれ、夕べの民宿にも電話したところで、安心されたせいか、Tさんは店の後片付けに戻られた。1人で待つこと数分、西の空に少し雲がかかり薄暗くなってきたとき、いつのまにか、目の前に見慣れぬ小さなチョウが2頭、ブンブン飛び回っていた。

((2)に続きます)

by otto-N | 2013-07-01 14:34 | Comments(2)

2012.8.1-2 長野県・上高地③ タカネキマダラセセリ    2012.8.7(記)

2012.8.2 続き
クモマベニヒカゲを探しながら、ガレ場に並行した登山道を登っていたが、その後、撮影チャンスがないまま目的地の山小屋に着いてしまった(標高約2200m)。山小屋付近にも飛んではいるが、とまる気配はなく、追うのを諦め昼食にする(宿で用意してもらったお握り)。食べ終わったとき、赤っぽいセセリが飛んできて葉の上にとまった。カメラを持って慎重に近づく。タカネキマダラセセリだった。
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すぐ別な場所に移り、開翅する。それを追いかける。幸いあまり遠い所には行かない。
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少し低い葉陰で開翅した。最初は半分隠れていたが、葉先に移ってくれた。
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さらに下草に移り、長々と開翅。この後、遠くに行ってしまった。
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少し先にお花畑があるという看板。ちょっと行ってみた。ガレ場を横切ると、雪渓がすぐそこだった。
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高山植物もあまり咲いてないし、クモマベニヒカゲも少ししか飛んでいない。連れ合いは興味なさそうだったので引き返すことにしたとき、見つけた2個体目。横向きになるのを待って撮影した。
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この個体は下山中にクガイソウにきていたもの。摺れていたが3個体目。
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12時ころ、下山開始。途中で撮ったコヒョウモン。
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ずうっと姿をみせなかった乗鞍岳が、下山中、少しだけ顔を覗かせてくれた。
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朝、ヒメシジミのたくさんいたガレ場に寄って、またまた撮影。やはり、新鮮な個体は少なかった。
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これだけ綺麗でも、縁毛が欠けているのかなと思ったら、風でたなびいているだけだった。
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前翅の中室付近がスレているのかと思ったら、青い鱗粉だった。
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ガレ場から上の登山道で咲いていた花たち。名前は半分判らないので省略。
(どうやらPentaxは、紫系が出ない。色温度を変えてもしっくりこない。赤紫が青紫になる)
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4コマ目、登山口の湿原の木道のそばに咲いていたスミレ。
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湿原の笹薮で、ゴイシシジミを見つけたが、とまらず。目で追っているとき見つけたオオチャバネセセリ。
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今回の上高地、オオイチモンジの撮影はかなわなかったが、もう時期はずれだろうと思っていたタカネキマダラセセリ(たぶん♀)を撮影できた。クモマベニヒカゲも初めてだったので嬉しかった。それにしても、河童橋からでも十分美しいが、そこから少し登るだけで、穂高連峰の美しさが何倍にもなるとは思わなかった。山麓を歩くだけではもったいない。

by otto-N | 2012-08-07 20:50 | Comments(4)