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タグ:ミヤマモンキチョウ ( 9 ) タグの人気記事


フライイング・バタフライズ 2016 (16)ミヤマモンキチョウ   2017.2.15 (記)

ミヤマモンキチョウ
7月、北アルプス・常念岳に登った。いつものように登山のついでにチョウ撮影ということではあるが、山小屋に一泊すると、到着後と下山後に撮影時間が2~3時間とれた。

昼過ぎ、山小屋に荷物を預け、カンカン照りの中を歩き、そして走り回った。槍ヶ岳バックにやったと思ったが、東京へ帰ってから、オスは普通のモンキチョウと気づいた。標高2000mならいざ知らず、標高2600mまでモンキチョウが昇ってくるとは・・・。ちょっと油断した。
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ミヤマモンキチョウはそれほど多くはなくポツンポツンと飛んでいるだけで、見つけるたびに、ハイマツその他の植物を踏まぬように近づくか、飛んでくる方に先回りした。ときどき、オスとメスが絡む。300ミリのフォーカスをマニュアルに切り替え、飛翔を狙うが、ボケ画像ばかり。メスがオスを追いかける行動は、モンキチョウと同じだった。
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翌朝、山頂に登ってから、チョウを追いかける。前日の午後とは違い、午前中は槍ヶ岳方向は順光。岩場のところどころに咲いているミヤマダイコンソウで吸蜜するので、そこで待ち伏せる。
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少しの上の群落。なんとか槍が入った。
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登った山は入らなかった。これはメス。
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ミヤマダイコンソウに近づくオス。
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しゃにむに槍ヶ岳が入るであろう方向にカメラを向けた。
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とまる前にはホバリングしてくれるので撮りやすいと思ったけれど、翅の向きやピントはまるで不合格。個体数が多くはないし、スレ個体も多い。10時半すぎ、チョウも出なくなり、下山時間となったので撤収。
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ハイマツの上を飛び回るオス。悔やんでも悔やみ切れないこの1枚。あと5cm届かず。
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by otto-N | 2017-02-15 10:58 | Comments(2)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(6) ミヤマモンキチョウ  2016.7.28 (記)

2016.7.12 続き
常念岳山頂から乗越まで下りてきたのは9時すぎ。雷鳥のお出迎えを受けたが、これからはチョウ探し。と言っても、登山道に飛んでくるのを待っているだけだが・・・。

まだ時間が早いせいか、西からの風が強いせいか、タカネヒカゲは時おり現れるだけ。ミヤマモンキチョウが、登山道の横に咲いているミヤマダイコンソウに吸蜜に訪れていた。しかし、なかなかいい位置にはとまってくれず、飛び立ちを狙うもののその瞬間がわからない。
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やっと真横から撮れたけれど、新鮮な個体ではなかった。
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メスもやってきたが、葉被り状態が続く。
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これも少し破損していた。今年は、発生が早かったようだ。
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静止画像は不満足であったけれど、鮮度に期待が持てなくなったので、300ミリを肩に吊り下げたまま、15ミリ広角で飛翔を撮ることにした。午前中だと背景の槍ケ岳方面が順光になる。その1発目。残念、鑓は入らなかった。
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槍はもう少し左だった。でも、これも横向き。
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翅表が少し撮れたが、配置不良につき大きくトリミング。
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どうやら午前中は探雌飛翔よりも訪花飛翔のようだった。だとしたら、タダモンキと同じ習性。数は少ないのだが、やみくもに歩き回るより、花の周りで待つことにした。ただ、槍ヶ岳が写る場所は限られる。やっと飛んできた。花にまとわりつくのを連写。
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槍が入っているつもりだったけれど、ほんの少し外していた。
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最後の2枚。槍がかろうじて入っていた! (この2枚はノートリ)
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東側だと逆光なのでよく撮れないし、背景も今一つ。
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このメスも少し欠けあり。撮っているときはわからないので結果論。数は多くはないので贅沢は言えない。
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上の3コマ目はピンボケ。チョウは逆光だが、こちらのほうがいい。いずれにしろ、置きピンの偶然の産物。
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静止としてはこのショットが一番だった。追いかけてとまった瞬間。
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とにかく、登山道は凸凹で、ハイマツや高山植物の生えている場所には踏み込めず、撮影場所は限られたし、置きピン距離も普段より遠目、トリミングを多用したが、光でいっぱいの高山なので、飛翔画像の色が出るのは気持ちがいい。
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(常念岳(7)に続きます)

   

by otto-N | 2016-07-28 20:08 | Comments(0)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(5) 常念山頂   2016.7.27 (記)

2016.7.12
熊鈴の音で目が覚める。しばらくすると空が明るくなってきたので、ジャケットを着込み外に出て日が昇るを待つ。
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槍ヶ岳はモルゲンロートに染まるはずであったが、ここから遠いせいか、その前に山があるせいか、期待したほど赤くはならなかった。
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朝食後、廊下を挟んだ向かいの部屋の登山者が出ていったので、そこから槍ヶ岳を撮る。
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300ミリでも撮ってみた。ごつごつし、今にも崩れそうな岩の塊り。リアル。
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この拡大画像。左の肩に槍ヶ岳山荘が見え、山頂には人影らしきものが写っていた。
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山頂目指して、6時出発。荷物は小屋にデポ。西風が少し強い。
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登りはじめの右側の景色。
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岩と石屑の登山道は歩きにくい。どこを通ってもいいようだが、植生保護のためか、印がついている。
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景色は劇的には変わらない。それでも、上るにつれ、右の方に穂高が見えてきた。
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ひたすら登る。
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ミヤマダイコンソウとシャクナゲ。
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頂上直下で、ミヤマモンキチョウが飛んできた。ハイマツにとまったので、ナップサック(なぜか40年前のものを愛用)から300ミリを取り出し慎重に近づいて撮る。広角でも撮ろうとしたところ、あっけなく飛ばれた。
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7時10分。山頂到着。山の向こうに穂高の全景が見えた。山頂はもっと風が強いと思ったけれど、無風。
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穂高から安曇野までの大パノラマ。  (画像はすべてクリックすると大きくなります)
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槍と、
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穂高の山塊。 → 凹んだ所が涸沢カール。中央手前が屏風岩。
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300ミリ。前穂高岳(3090m)、北穂高岳(3106m)、奥穂高岳(3190m)、槍ヶ岳(3180m)。北穂高岳の頂上に建つ北穂高小屋は見事と言うしかない。天空の山小屋だ。
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昨年8月に泊った穂高岳山荘の下はまだこんなに雪が残っていた。
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遥か遠くに、乗鞍岳、富士山も。
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やっぱり、ここでは槍ヶ岳が絶景。
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縦走する登山者がほとんどで、彼らにとっては山頂はただの通過点のようだ。記念写真を撮ってあわただしく蝶ヶ岳へと下りて行く。たっぷりと頂上からの景色を楽しみ、8時ころ下山。岩陰のミヤマダイコンソウ。岩稜地帯のこの付近はこの花だけ。
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風は止んだと思ったのだが、中腹ではまだ強かった。ピントが合わず、途中でいやになる。標準ズーム(18-135ミリ)の最短距離は37cmなので、15ミリ広角で撮ったが、F18でも槍はボケていた。
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かなり下まで降りてきた。そろそろ、タカネヒカゲの棲家。
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1頭見つけたところで、オスのライチョウ。
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最初は300ミリでちょうどいい距離だったが、どんどんこちらにやって来て、全身を入れるのがやっと。と、思ったら、そそくさとハイマツの茂みに隠れてしまった。
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(常念岳(6)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-27 20:08 | Comments(2)

2016.7.10-12 北アルプス・常念岳(3) タカネヒカゲ   2016.7.22 (記)

2016.7.11 続き
常念小屋に入る前に小屋の前にあるテーブルで、それまでの18-135ミリを300ミリに交換していたら、すぐ近くに、1頭のタカネヒカゲが飛び出した。ハイマツのの中にとまるがなかなかピントが合わない。
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飛んだので慎重に近づいたが、寄りすぎた。しかも逆光。
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とりあえず撮影はできたので小屋で受付を済ませてから、少し上に登る。常念乗越からは、槍ヶ岳はこんな風に見える。
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常念岳。岩の間にハイマツが茂っているだけの完全な森林限界。ハイマツに近寄ると驚いたことに丈は30cm程度。よほど風が強いということか。
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タカネヒカゲは、時々登山道に飛んで来た。しかし、とまったあたりに近寄ってもどこにいるのかさっぱり判らない。近づくと飛ばれ、何だ、そこだったのか、と失敗してばかり。近づいても敏感ですぐ飛び立つ。マクロ代わりの18-135ミリで撮るのは諦め、300ミリで撮ることにした。やっと撮ることはできたけれど、かなりスレていた。
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追いかけては飛ばれるが、みんなスレばかり。深追いせずに新鮮なものを探すが、見つからず、嫌気をさす。4コマ目は比較的新鮮だったが、この後飛ばれてしまう。ひよっとしたら、スレたのはオスで新鮮なのはメスかもしれない。タカネヒカゲの飛ぶスピードは速い。ヒカゲチョウというよりセセリチョウ。飛び方もセセリに似ている。
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ときどき、2頭が絡み、横っ飛びに飛んで行く。オス同志のテリ争いか。飛翔は撮れそうもなかったけれど、標準ズームから替えた15ミリでトライした。かろうじて1頭が写り、その向こうにちょっとだけの槍ヶ岳。
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風景はこんなだ。手持ちで撮ったいい加減な3枚のパノラマ合成なので、デフォルメされているが、左に常念岳(2857m)、中央のはるか彼方に槍ヶ岳(3180m)、右に横通岳(2767m)。その麓の赤い屋根は常念小屋。午後は、槍ヶ岳方面は逆光。撮影するなら午前中がよさそうだった。
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登山道の脇にはミヤマダイコンソウが少し咲き、低いハイマツの茂みにはシャクナゲが咲いていた。ハイマツの上にはミヤマモンキチョウが飛んでおり、こちらにも時おりやって来る。ほとんど飛びっ放しだが。ミヤマダイコンソウで一瞬吸蜜した。しかし、撮影できず。
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ミヤマモンキチョウはとまることなかったので、撮るのを諦め、スレていないタカネヒカゲを探していたのだが、突然、目の前で、ミヤマモンキのオスとメスが絡んだ。急いで、AFからMFに切り替えピントリングを回す。それにしても近すぎた。この後、急に遠くに飛び去ってしまう。残念。
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ミヤマモンキの雌雄の絡みは、予期せぬことだったので、咄嗟に15ミリで撮影することは思いもつかなかった。今度は15ミリで撮影しようと思っていると、次のチャンスはすぐやってきた。足元のハイマツを踏まぬように近くに来るまで待つ。そして、撮れた。
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背景に槍ヶ岳。逆光で露出オーバー、白とびしたがピントはOK。午後2時30分、カンカン照りの中、チョウも暑くて飛ばなくなり、走り回ったせいか喉がカラカラ、撮影をいったん終了し、また3時ころ出撃しようと、小屋に戻る。
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外のテーブルで冷たいビールを飲んだ後、部屋に入った途端、眠ってしまった。目が覚めたのは4時。チョウはあまり飛んでいなかった。不覚。

★東京に戻ってから、ミヤマモンキチョウの画像を見ていたら、何か変。オスは普通のモンキチョウであることに初めて気づく。標高2500m、こんな高い所にも飛んでいるなんて信じられなかった。ただ、メスがオスを追って、翅の動きを同調させ、ゆっくりと飛ぶことは、普通のモンキチョウと変わらなかった。


(常念岳(4)に続きます)


   

by otto-N | 2016-07-22 18:20 | Comments(2)

フライイング・バタフライズ 2015 (16) ミヤマモンキチョウ   2016.2.12 (記)

ミヤマモンキチョウ
8月、立山に登る。1日だけ天気がぐずついた日があり、室堂から弥陀ヶ原に下り、ミヤマモンキチョウを探しに行った。しかし、ミヤマモンキチョウはとても少なく、広大な湿原の遠くに飛んでいるオスの姿をときどき見るだけであった。木道を一巡したけれど、花も少なく、オオニガナの群落くらいしか目につくものはなかった。しかし、このオオニガナに吸蜜にくることがわかり、ここで張り込むことにした。
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オオニガナの黄色がとてもいい感じだった。
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雲の合間から日が射すと、ミヤマモンキチョウはこの群落にやってきた。それにしても数は少なかった。チャンスは何回あっただろうか。群落の中には入れないので、300ミリでチョウを追う。
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この弥陀ヶ原にはベニヒカゲもいるはずであったが、1頭も見なかった。ベニヒカゲは、この翌日、奥大日岳に登ったときに、山腹から山頂にかけて数頭見ただけ。昔はたくさんいたというが、立山のチョウはとても少なかった。
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(タカネヒカゲは山続きの薬師岳には棲息しているのに、立山には棲息していない。造山活動の年代が違うせいかと思われるが、調べ方が浅いせいか、よくわからなかった。ミヤマモンキは山伝いに飛んで来られたのだと思う)

by otto-N | 2016-02-12 18:08 | Comments(0)

2015.7.26-29 富山県・立山 (4) 弥陀ヶ原   2015.8.8 (記)

2015.7.28
夜中に大きな雨の音で起こされ、明け方まで降り続いていたようだった。朝起きてみると、雨は止んでいたがガスで視界は50mというところ。それでも、フル装備・雨装束の登山者が行き交っていた。天気が良ければ奥大日岳に登るつもりであったけれど、室堂を富山側に500mほど下った弥陀ヶ原という所にチョウを探しに出かることにした。実は、このために、重い300ミリ単焦点を持ってきていた。弥陀ヶ原には昔、ミヤマモンキチョウやベニヒカゲがたくさんいたらしい。さて、今はどうか。

と、言っても、曇っていたらチョウが出るとは考えにくい。まあ、部屋にいてもどうしようもない、花でもいいと宿を出たとたん、急に雲が薄れてきた。室堂ターミナルに着くころには、ヤッホーと叫びたい気分。
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それにしても、雲の動きが激しい。シャッターを切るたびに形が違う。
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9時すぎのバスに乗り、20分ほどで弥陀ヶ原に到着。標高1900mの広大な湿地帯。「ガキ田」と呼ばれる池塘が点在する中を木道が続く。歩きはじめて早々、ミヤマモンキの姿を見る。しかし、木道からは遠い。レンズをズームから300ミリに取り換えて、次に備える。木道を進むとミヤマモンキは100mごとに1頭現れた。少ない上、探雌飛翔でとまる気配もなく、木道から遥かに遠いところを飛んでいるだけだった。
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ミヤマモンキはあきらめ、レンズを18-135ミリズームに戻し、花を撮る。水滴がとても奇麗。ただ、ワタスゲだけはいただけない。
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タテヤマリンドウの蕾はねじれていることを後で知る。関東以外ではニッコウキスゲとは言わずゼンテイカと言うことが多い。4コマ目、オオコメツツジと思うが、黄ばんだところばかり撮り、花弁が傷んでないのはこの画像だけだった。
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雨の後のイチオシ。イワイチョウ。
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湿原のすぐわきにはアルペンルートが通っており、大型バスだけが行き交う。道路脇の花。タテヤマウツボグサ、シモツケソウ、ハクサンチドリかと思ったが、花弁の先が丸いテガタチドリという種。キマダラヒカゲは1頭だけ見た。
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ミヤマモンキは飛んではいるものの、木道をたまにしか横切ってはくれない。それでもいつかは休むはず。どこかに蜜を吸う花があるはずと、それらしき花を探しながら木道を一巡したのだが、そんな場所は見つからず、結局、最初の場所に戻る。やはり、離れた所では飛んでいる。それでも、少しは頑張った。300ミリでのマニュアルフォーカス。相手は探雌飛翔中のオス。ピントが合うわけがないし遠すぎる。トリミングした証拠写真。
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まあ飛翔はムリだろうと思っていたが、1頭がニガナ(タカネニガナ?)の群落に入り込んだ。なに、ニガナで吸蜜?!ヤマモンキ第一号。
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そのうち、別個体もニガナの群落にやって来るが、もっと背景のいい場所があるのに、うるさい所にしか吸いに来ない。
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近くにあったウサギギクでも吸蜜。ちょっと嬉しい。でもちゃんと撮れなかった。(オートフォーカスが不調)
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吸蜜の静止よりも、飛翔を狙う。このニガナの大群落は、休憩所のベンチ脇。人工的に繁殖させたもののようだ。少し気に入らないこともないが、贅沢は言えない。
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19秒間で28コマを撮っていた。まずまずピントのものが12枚。
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ほぼ曇り空で、半袖だけだと少し寒い。少し薄日が射すと、ヤマモンキが飛んで来るが、翳るとパタッと止まる。白いニガナはダメなのかと思っていたら、そんなことはなかった。
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少し寄ったら、飛んで来たアブを嫌って飛び去ってしまった。
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鮮度はあまり良くない個体ばかりだった。木道近くにやって来たこの個体。近すぎたので、離れようと後ろへ下がったとき、小学6年生の遠足の団体がやってきて、飛ばれ、お終い。
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この後、しばらく待ったが完全な曇り空になってしまった。湿原の周りには笹原が拡がっており、ベニヒカゲを探すつもりでいたが、予定より早めに切り上げた。バスが来るまでに少し時間があったので近くをうろつくと、オスが飛んでいたので飛翔撮り。6.5枚/秒の連続する2コマ。シャッタースピードが翅の開閉に同調したのか、似たような画像。せめてこの2倍のコマ数が撮れるといいのだが。
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このオスは近くにとまってくれた。どうやら、雨が降りそうなので、雨宿り場所を探していたようだった。
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メスがふらふらと飛んできたので、見ていると葉蔭にとまった。メスもスレていた。→このメスもオスもタダモンキでした。友人のKさんから連絡があり、感謝です。この画像を編集している時、何か違和感があったのですが、先入観は恐ろしいです。
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バスが来た頃には、小雨となった。車窓からは何も見えず。室堂に着いてから雷鳥荘まで、雨とガスの中をとぼとぼと歩く。
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(富山県・立山 (5)に続きます)

by otto-N | 2015-08-08 21:18 | Comments(4)

2013.8.17 長野県・北アルプス 燕岳 ミヤマモンキチョウ   2013.8.25(記)

2013.8.17
朝5時30分起床、燕岳(2762m)に登る。標高2762mといっても、泊った中房温泉は標高1462m。標高差は1300m。槍ヶ岳を見るためには、この温泉に泊まり、朝出ると日帰り登山が可能のことが判明。前日、中房温泉に着いたのは、16時ころ。高速を使わず下道できたので遅くなってしまい、ちょっと失敗。というのは、この温泉は泉源の異なる温泉が29もある、いわば温泉のデパート。時間がなくてほんの一部にしか入れなかったのです。温泉リストを見て、真っ先に行ったのが、「蒸し風呂」。すなわち、天然のスチーム・サウナ。硫黄臭が漂い、かなりの高熱のワイルドなサウナ。こんなのは初めて、最高だった。これをかわきりに、次々、温泉のはしごをしていたが、すぐ夕食の時間となってしまった。もちろん、夕食後にも出かけたが、入ることができたのは建物の中のものだけ。敷地の中に点在し、散歩しながら入る露天風呂や、むしろの上で横になる「地獄浴場」には入れなかった。写真は、入った中での一押し、「不老泉」。
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出発が早いので、朝食として昼食用のお弁当を作ってもらい、朝食としてコンビニで調達したパンや、おむすびやジュースや牛乳を急いで食べ、6時40分に登山開始。さすがに涼しく、半袖Tシャツでは寒いくらいだったが、いきなりの急登が延々と続き、汗だくで登った。途中、ヒメキマダラヒカゲが飛び回っていたけれど、遠いしとまらないので、撮るのを諦めた。冷やしスイカで有名な合戦小屋をすぎ、しばらく登ると、展望がやっと開けた。大天井岳という山らしい。
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そして、ついに槍ヶ岳。ここから見ると、ずいぶん尖がっていた。
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登る予定の燕岳。白い岩と緑の妙な山だった。
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この付近からは、高山植物も見られるようになった。ミミコウモリ、ニガナ、カラマツソウ、キンバイ、ミヤマリンドウ、ウサギギクというところか。
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ミヤマリンドウ、ウメバチソウ、ハクサンフウロ、エゾシオガマ、トリカブト、イワギキョウ。少し開けた場所には、ベニヒカゲが飛んでいたけれど、全然、撮れそうもない距離だった。
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10時10分、燕山荘に到着。谷の向こうに、くっきり槍ヶ岳。
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燕岳に向かう前に、写真を撮ったり、別方向の登山道に少し行ったりしていると、ミヤマモンキチョウらしき姿が・・・。ハイマツの陰にとまったので登山道を駆け下りてみたが、寸前に飛ばれてしまった。ハイマツの陰には、クロマメノキ。どうやら産卵していたらしい。ミヤマモンキチョウがいるなどとは、全然、頭にはなかった。気を取り直して、燕岳に向かう。その途中にあったイルカに似た岩、ハイマツの長い幹(こんなに長いとは思わなかった)、そろそろ終わりのコマクサ。という辺りで、目の前を赤いチョウが横切った。あの飛び方はタカネヒカゲ?エッと思って追いかけたが、ハイマツの向こうへ。
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11時、燕岳山頂に到着。やったね。
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とても狭い山頂で、譲り合いながら記念写真を撮っているとき、山頂の番人キアゲハが、やはりいた。飛翔写真だ!でも、山頂より、少し下の広くなっている所が好みの場所のようだったので、10mくらい下りた。上の2枚が山頂で、下の2枚は少し下りた所での撮影。
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ピンが来たと思ったら、「槍」が写っていなかったので、少し位置を変えて、飛んでくるのを待った。でも、「槍」が写ったと思ったら、登山者も一緒。山ガールだったら大歓迎だったのに・・・。
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時間があるので、少し粘る。こちらに来るたびに、カウンターパンチ撮影。
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この配置が一番よかったけれど、キアゲハは少しボケていた。まあ、いいか。
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きりがないので、下山することにした。燕山荘まで戻る途中、ベニヒカゲがフラフラしていたので、またしても飛翔撮影。これもカウンターパンチ。
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そして、ミヤマモンキのオスが飛んできたので、咄嗟にカウンターパンチ。当たった!そして、燕山荘のベンチで昼食をとっていると、谷のあちこちでミヤマモンキチョウ。産卵と吸蜜しているメスが多い。ガレ場なので、行くことはできないけれど、登山道を横切るかもしれないと思い、ちょっと行ってみた。こっちに飛んでこないかと思っていたら、突然来た。カウンターパンチ!。ピンボケながら当たった。(クリックで大きくなります。1コマ目だけがピントOK。後ろにイルカ岩が写っています)
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この後、すぐ足元で産卵場所を物色。近づきすぎてピントが来なかった。
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そして、産卵。しかし、飛翔撮影モードから、絞り優先・マニュアルフォーカス・望遠への切り替えがスムーズにできず、一番いいところは撮り逃がしてしまった。これは少し遠かったので、大きくトリミング。
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ちょっとがっかりしているところへ、妻の声。さて、ほんとに下山するか。12時10分。いつの間にか、雲が湧き出てきていた。
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下山中はほとんど薄いガスの中だったが、下るにつれ日が射してきた。朝、登っているときには撮れなかったヒメキマダラヒカゲ。これが今年の最後かなと思って撮影した。登山口に着いたのは15時。カタバミがあり、ヤマトシジミが飛んでいたがとまらなかった。標高1462mのヤマトをちゃんと撮っておくべきだったと、後で後悔。
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槍ヶ岳を見たくて、燕岳に登った。温泉に前泊し、登り4時間、下り3時間の日帰りの安直登山だったが、思いもかけないチョウも撮影でき、山もバッチリだった。ラッキーの一言に尽きた。今回、登っていて、山ガールがこんなに多いとは思わなかった。半数は女性のような気がした。燕山荘は清潔で女性に人気があると聞いていたけれど、登山の世界も、男性より女性のほうが元気がいいようだ。

by otto-N | 2013-08-25 12:13 | Comments(12)

2013.7.16 群馬県・浅間高原 ミヤマシロチョウ   2013.7.22(記)

2013.7.16-7.20
7月16日から、梅雨明けの長野県白馬村に4泊し、日帰りの登山。連日の登山はムリだと思うので、その合間にチョウ探しを目論んだ。でも、ゼフは今年はすでに時期遅れ、それでも東京よりは何かいるだろう。

2013.7.16
夕方までに白馬に入ればいいので、少し遠回りになるけれど、急遽、ミヤマシロチョウのいる浅間高原に寄ることにした。自宅を8時40分に出て(いたって遅い)、12時ころ峠の駐車場に着く。昨年は、ミヤマモンキチョウを撮っているので、湿原の方はパスし、ミヤマモンキチョウがいるという斜面を登る。牛のいる斜面にはモンキチョウとウラギンヒョウモンが飛び回っていた。途中、フタスジチョウが飛んでいたけれど、全然とまってくれなかった。登り切ったところにいたコチャバネセセリとヒメキマダラセセリ、それとクロヒカゲのオスとメス。きれいなルリシジミのメスが開翅したが撮り損ねた。
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ミヤマシロチョウのいるという場所に入ったが、なにも飛んでいない。広い場所なのでもっと棲息地は限定されているのかと思って奥に進んでいくと、1頭飛んでいた。追いかけるとフウロにとまり吸蜜した。
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ミヤマシロチョウは、エゾシロチョウとウスバシロチョウの中間の印象。飛び方はまるでウスバシロチョウだった。
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1頭を追いかけているうち、次々と飛んでくるようになった。少し前までは日射しがなかったためかもしれない。フウロの花が大好きなようだが、他の花でも吸蜜していた。
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でも、翅を全開にすることはなかったし、みんな似たような写真しか撮れなかった。
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少し飽きたので、もう1台のデジイチを広角ズームに取り換え、飛翔を撮ってみた。
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山をバックに撮りたかったが、茂みが邪魔でなかなかいいところへ来てくれなかったし、逆光。空バックもいいのがなかったけれど、ピントが合っていたものをトリミングして並べると、雰囲気だけは伝わってくるような気がする。この撮影中に「浅間の煙」さんにお会いした。この日撮られた氏の飛翔画像はさすがです。
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こちらへ向かってきた1枚と、
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横に飛んでいった1枚が、ちょっと良かった(自分としては)。
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でも、マクロ撮影にはかなわない。
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これはメスだと思うが、エゾシロチョウにはない透明感、美しいと思った。
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ミヤマシロチョウの他にコヒョウモンも飛んでいたが、なかなかとまってくれなかった。やっと1枚だけ撮れた。
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他にはミヤマモンキチョウ。これも1枚だけ。
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ミヤマモンキチョウをもう少し撮りたいと思っていたら、オスとメスの絡み。バッチリ撮れた、やった!と思ったけれど、白馬のホテルで見たらガックリ。ただのモンキチョウだった。
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妻は花を写生していたようだけど、さすがに飽きたらしい。もう少し撮りたかったが、2時をすぎたので山を下りた。(このときは、まだモンキとは知らなかった)
長野経由で白馬のホテルに着いたのは4時ころ。ビールを飲んでから、近くのスキーゲレンデに向かう。昨年、ヒメシジミがいた場所は、スレばかりだった。少し登ると、残照を浴びるウラギンヒョウモンとコキマダラセセリ。
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日陰で開翅していたコキマダラセセリ(と思うが)、都心では見られない。飛んでいるときゼフかと思ったがルリシジミだった。
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両側が林になっている狭いゲレンデ。ヒメシジミが少しいたので、綺麗な個体を探す。
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薄暗い中、翅を拡げたオス。ヒメシジミは、少し山に入るとこんなに多いとは知らなかったが、とても綺麗なシジミチョウだと思う。
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ヒメシジミを撮っていたら、樹上にゼフが舞っていた。飛び方からアカシジミというところか。素早く飛び回るミドリ系もいた。それより、ピカピカの飛翔体が樹上に消えた。ウラクロだと思った。

by otto-N | 2013-07-22 18:04 | Comments(6)

2012.7.25 長野県・湯の丸高原① ミヤマモンキチョウ    2012.7.27(記)

2012.7.25
ぐずついていた天気が良くなってきたので、山登りに出かけた。前泊した場所は、八ヶ岳山麓の原村だったが、湯の丸高原に寄り道した。本当は、烏帽子岳に登りたかったが、秋だったけれど一度登ったことがあるし、翌日の山登りに支障がでそうなので、池の平湿原でミヤマモンキチョウを撮ることにした。ここなら、木道を歩くだけでよい。それと、「散歩」のShinさんが、前日から湯の丸に来ているはずだ。湿原に着いたのは11時半ころ。IC付近は晴れていたが、登るにつれ曇り空、峠に着いたら薄曇り、標高約2000m。さすがに涼しかった。

湿原の一番奥まったところにミヤマモンキチョウの食草があるらしい。チョウはすぐ見つかった。あちこちに飛んでいる。しかし、遠い。木道の脇に来たものしか撮れない。最初のミヤマモンキ♀を撮ったところで、木道の向こうにShinさんを発見。話を伺うと「ミヤマモンキはもう飽きた。飛びもの狙い」だそうだ。確かに、翅は開かないし、オスは摺れたものがほとんどだ。とはいっても、木道の傍に来なければ手も足もだせない。

メスのほうが綺麗だと思う。縁毛のピンクが可愛い。しかし、吸蜜はこ名前不明のパッとしないこの花がほとんど。ハクサンフウロも咲いているが見向きもしない。アヤメにもとまるが撮りにくい位置ばかりだった。
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オスは摺れたものが多かったが、捜すと綺麗なのもいる。でも、みんな同じポーズ。というか、縁毛を撮りたくて同じアングルになってしまった。
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ときどき、メスに絡むオスがいるので、撮ってみると、オスはミヤマモンキチョウではなく、フツウのモンキチョウだった。モンキ♂は脚でミヤマモンキ♀を押さえつけ執拗に絡む。ミヤマモンキ♀は尻尾を立てて必死に交尾拒否の様子だった。
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これは、なかよく並んでアヤメで吸蜜しているオスとメス。
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最後にもう1回、オスとメス。
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平日にもかかわらず、湿原の駐車場はほぼ満車。休日は峠の駐車場からシャトルバスだという。この日は、通行人も少ないので、安心して木道にザックとカメラを置いて撮影していたが、贅沢なことかもしれない。


(湯の丸高原②に続きます)


P.S.
パンダのふるさとの四川省・九寨溝で昨年撮ったミヤマモンキチョウの近縁種とおぼしきチョウ。もっとピンクで、表翅はオレンジらしく、飛んでいるときはオレンジに見えた。ミヤマモンキより大型で飛翔も速かった。
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by otto-N | 2012-07-27 15:48 | Comments(12)