たかがヤマト、されどヤマト

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2016.1.7 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.1.11 (記)

2016.1.7
気温が少し上がるとの天気予報。本格的な冬になったら、晴れていても飛び回らないだろうと、今季最後のつもりでムラサキツバメを撮りに行く。

もうここには大きな集団はない。せいぜい10頭止まり。前々日、ムラツのつぶらな瞳がかわいかったので、眼を中心に撮って歩く。1コマ目はムラサキシジミ。枯葉と同化している。6コマ目、子猫がごろにゃんしているようでとても可愛い。
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数か所ある塒を巡回し、日だまりに飛び出してくるムラツを探す。
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前々日のイケメン2号らしい。この日も健全。
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逆さまになって日を浴びる。撮りにくい位置が幸いして、ふんわりと長い後翅の毛と前翅のブルーの幻光、とてもゴージャスな感じに撮れた。
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飛び出したムラツが塒に戻ってくるときを撮る。暗い所も飛び回るので、レンズは明るいタムロンの17-55ミリ(F2.8)にした。
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オスのムラサキ色が出たものは残念ながらピンが来なかったが、こういうポーズはダイナミックだ。
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とてもピンが合っていたけれど、何かもの足りない。
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撮れそうで撮れないムラサキツバメ。蝙蝠のようにふわふわと薄暗い中でも飛び回る。
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マテバシイの塒の前、ここは良く日が当たる。しかし、高さが2mを越えるので、腕を伸ばしっぱなし。腕を下げて休んでいると、その隙に塒に飛びこまれる。
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動体ブレだが、気に入った1枚。
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後ろ向きだが、傷まで克明に写ると気持ちがいい(負け惜しみ)。やはり、マテバシイの背景は一番きれいだ。
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さて、本題。
12月には塒となっていなかったが、最近になってからできたタイサンボクの塒。朝には3頭しかしなかったが、午後に立ち寄ると5頭に増えていた。2頭が帰還したようだ。
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朝一番に立ち寄り、日が当たるマテバシイの塒を撮ったのが左の画像、その後、塒から飛び出し、いったん空になり、午後に戻ってきた時が右の画像。この画像では葉の中央部に透明な水滴が付いているが(矢印)、撮影する前にはムラツがこの水滴の上におり、撮影中に上の葉にのそのそ移動した(移動中の1頭が写っている)。この水滴に触れた友人は、ネバネバしているという。何だろう?マテバシイの樹液が落ちてきたのか、スポーツドリンクでも誰か撒いたのかと一瞬思ったが怪訝なままここを立ち去る。
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その後、タイサンボクの塒を覗くと下に滴り落ちるほどの大量の液体。この液体に触れようとしたとき、葉に触れてしまい、塒のムラツは飛び出してしまった。飛び出した後の葉を見ると、ムラツがいたあたりに水滴が残され(A)、その葉の下端には液体が溜まっていた(B)。この液体は、時間の経過とともに蒸発し、飛び去ったムラツが戻ってきた20分後には乾燥してしまっていた。
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この液体は何か?不確実であるけれど、朝には塒で見ていない。暖かくなり塒から飛び出し、午後に塒に帰還したときに、ムラツのいたあたりに液体が付着している。ということは、午後にムラツが運んできたとしか考えられない。

ムラツが塒から出て、日向ぼっこする以外に、路上吸水したり、植え込みの葉や茎や枝で吸汁しているのはたびたび目撃している。このことから、午後、塒に戻ってきたムラツは、ストローあるいは腹部から液体を吐き出したのではないのだろうか?

とするならば、ムラツは、この吐出物から発する臭いをたよりに集合するのではないかという仮定が成り立つ。ムラツが飛び出して塒に戻ってくる時、最初は近くで様子を伺っているが、しばらくすると塒に向かって飛んでくる。すぐに塒に入り込む個体もいるが、多くは塒付近をホバリングし何かを探しているようである。視覚か嗅覚によって塒の位置を特定しているに違いない。もし、嗅覚ならばこの吐出物から塒の位置を正確に特定できるはずだ。塒から飛び出し戻ってきたとき、塒の葉上に何かを吐出するなら、吐出(乾燥)物の量はどんどん増え、ますますムラツは集合するのではなかろうか?

さらに、想像たくましくするならば、この吐出物は越冬中の貯蓄栄養物として機能していることも考えられる。というのは、「コロポックル讃歌」のclossianaさんが、昨年暮れの小雨の日、塒の中でムラツがストローをだして葉上の水を吸ってることを目撃している。すなわち、動けない日は、水だけでなく、乾燥した吐出物が雨水で戻されたものを吸って、冬を生きながらえているのではないだろうか?ムラツが植え込みの植物で吸汁している箇所は、湿ってはいるのかもしれないが液体が分泌している部分と思われなく、いわゆる吸い戻しによって、吸い戻しのように体内から液を吐き出さないまでも、養分を舐めとっている気がする。

12月にはあれだけ多かったムラツが、春まで数を維持できない最大の理由は、気温よりも冬季の乾燥かもしれない。せっかく葉上にため込んだ養分も、雨が降らなくては利用できないし、体内にも吐き戻すまでの水分は残っていない。暖かい日は水分補給のために、塒から出ていくことができるけれど、寒い日が続くとそれもできないため死んでいくのではないだろうか?

ムラサキツバメは、毎年、同じ場所に塒を作り大集合する。同じ場所と言っても、年によって少し異なるけれど、どうしてその場所に集まるのか謎に包まれたままで、大集合する理由もわかっていない。この日見つけた朝には(乾いているため)見ることのできない葉上の液体が、(人為的なものでなければ、)解明の糸口になるかもしれない。 ・・・という仮説をたててみました。



P.S.
この日、お会いした「不思議の森の迷い人」のfushiginomoriさんが、11時すぎに、マテバシイの葉の上で吸水しているムラサキツバメを撮っておられた。ストローを出しているのは、葉の先端。よく見ると、とまっている葉の上方の葉の先から、水が滴り落ちている。この滴り落ちた水を吸っているようだ。葉の真ん中なら液を吐出していることも考えられるが、あまりにも大量なので吸っているのに間違いない。前日、雨は降っていないので、雨水でないはず。マテバシイの樹液なのだろうか。謎が深まった。

by otto-N | 2016-01-12 10:08 | Comments(4)

2016.1.5 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.1.7 (記)

2016.1.5
年が明けても、例年になく気温の高い日が続く。こうも気温が高ければ晴れるとムラサキツバメは塒から出て飛び回るはずと、通勤電車のラッシュに揉まれて、様子を見に行く。

10時すぎ、もうダウンを着てはいられないほどの暖かさ。塒のほとんどはもぬけの空だった。クリスマスの日にいた孤児もいなかった。塒の近くで開翅しているムラサキツバメはさすがにボロ。ただ、このオスは大破しているにも関わらず、いい色だった。ムラツの輝きは鮮度でなく個体差?
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ポイントをひととおり回って、起点ポイントのシャリンバイの植え込み。右前翅が少し欠けたムラサキシジミ。飛んだところを狙うが飛ぶタイミングがわからず全くの不調。
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しばらくすると、体が温まったせいか、茂みに潜り込み枝で吸汁を始めた。越冬中も、暖かいときはこうして養分補給が必要なのかもしれない。眼が、動物みたいに瞳があるように見える。
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あちこち撮り歩いたのをまとめるとこんな感じ。ボロばかりではないが、相当きている。(画素数を減らす目的で、正方形にトリミングし9コマ並べてみたけれど、何か変。頭の中では写真は横長の概念が出来上がっている。作り直すのも手間がかかるので、このまま掲載)
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しかし、こんなきれいなのもいた。
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オスも。しかしながら、このイケメン、半開翅しただけで、すぐに飛び去る。
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落胆しつつ、200mほど離れた、正午すぎに日の当たるポイントに行ってみると、勝るとも劣らないイケメン2号。どうしてこんなに綺麗な個体がいるのだろうか。じっと塒に籠っていると翅が傷まないはずではあるけれど、こうも暖かいと日中飛び出すはず。それよりも、暖かいので、(例年だと越冬できずに終わる)蛹が極く最近羽化したと考えたほうがいいのかもしれない。
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飛んでも遠くへは行かず、近くで開翅してくれる。しかし、横向きでもいい色になかなか撮れない。
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一瞬、頭を下向きにした。たった4回しかシャッターを切れなかった。「構造色は頭が下」の法則通りが一番いい感じに撮れた。
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このイケメンを撮っているときに気がつく。ムラツの尾突は、ピンと外向きに対称のスワローテイルになっていなければならない。しかも、尾突の白点が目立つように背景は暗いほうが望ましい。テカる葉上も必須。(だんだん注文が多くなってきた)
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日向ぼっこが過ぎ、塒に戻ってきたのを21ミリで待ち伏せしたが、入らないこと入らないこと。証拠写真もままならず、以下は反省写真です。
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お尻の先と尾状突起だけにピンが来た不思議な構図。方向転換するときは、腹部の曲げでバランスをとっているようだ。
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by otto-N | 2016-01-07 20:18 | Comments(2)

2015.12.25 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2015.12.30 (記)

2015.12.25
晴れ。最高気温が14℃に上がるという予報。今年最後のムラサキツバメ。

前回と違って風もなく絶好のムラツ日和のはずだった。しかし、いるはずの塒にムラツはいない。その上の塒にも。しばらく、待っても飛んで来ない。1時間後、マテバシイの樹上にやっと姿を現したが、数が少なすぎる。少し翅を開いてすぐいなくなる。
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暖かかった17日にマテバシイの花穂が落ちたこぶで吸汁していたが、この日、吸汁していたのは1頭だけだった。葉に移りその上でも吸汁しているようだ。前日は雨だったので汁気のものがあるようだ。そして時々、開翅。
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数が少ないので飛翔を撮るチャンスも少なかった。300ミリではやはり苦手。
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こちらは100ミリマクロ(+1.4倍テレコン)。3コマ目はピンボケだが、オスの飛翔でも色は出ることが判り、来年の課題。
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結局、かなり待っても、大集団だった塒には1頭も飛んで来なかった。場所を移し、別の塒の前で早めの昼食。そのとき、この公園に来るたびに会う御仁が、塒の前に三脚を構え始めた。この先を書くと長くなるし不快なので割愛するけれど、我々が見守っていた大集団を、朝早く誰かが意識的に散らしていたと考えると、いつも10時には塒に1頭もいなかったことの説明がつく。(大集団がいた寒い曇りの日には三脚を立て動画を撮っていた。)また、この日、注意するとすぐ立ち去ったが、カメラを首にぶら下げ、我々がいなくなったときに網に振っていた別の御仁もいた。さらに、この日ではないけれど、網で叩き出していた採集者もいたとのこと。公園なのにです。以前あったムラツの集団が消え、新たに形成される理由は、日当たりや風当たり等の自然状況の他に、公園なので人為的な要因もありそう。

こんな話で、2015年の最終記事を終わらせるのも癪なので、最後に、この日の撮ったイケメンのムラツと、美人のムラシで締めくくります。それでは、よいお年を!
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最後の1枚。まだ、同じ所で、一人ぼっちでいました。
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by otto-N | 2015-12-30 21:18 | Comments(6)

2015.12.9 千葉県・房総半島 ルーミスシジミ   2015.12.19 (記)

2019.12.9
快晴。ルーミスシジミを見に行く。自宅から5分で首都高に入ることができ、C2ができたせいか合流点での渋滞も全くなく、8時半に出発し10時に到着。ルーミスの谷に入ってすぐ、足元から1頭舞い上がり幸先がいいと思ったのだが、後が続かない。次が出てきたのは10時20分。
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少し飛んでは近くで開翅することを繰り返す。寒いせいか、本来的なものか、ルーミスの飛び方はチラチラと遅くてかわいい。
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とまってすぐ翅を開くので、裏翅を撮るのが難しかった。翅を開く瞬間、キラッと輝く。
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一部手前の枯草葉の陰になったが、反射光をまともに受け、白とび寸前の輝くブルーもなかなかいい。
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飛ばれて見失い、しばらくたってから飛んできた個体。別個体かと思っていたら、後で詳しく見てみたら最初のものと同じだった。
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なかなか望んだ場所にはとまらない。
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地面の雑然とした枯葉とも下草ともつかない所ばかりで翅を開く。
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少し気温が上がった11時。この個体が樹上に去った後、ルーミスは下に降りてこない。しばらくして、胸の高さの灌木で翅を開いているのを見つけた。近づいてよく見たらムラサキシジミのメス。大きさが違うし、飛び方も違うので飛んでいるとすぐ判るのだが、最初から開いていると遠くからではすぐ区別できない。
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結局、下に降りてきたのは1頭だけ。その後は、何頭か樹上でチラチラ飛び、翅を開いているものの、近くには来なかった。300ミリで撮ったけれど、小さいのでかなりのトリミング。
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ルーミスは葉の一部が白く枯れた所に好んでとまる。保護色?
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一応、望遠飛翔狙いだった。いつ飛び出すかわからないので空打ちばかり。裏は撮れたが・・・。
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なぜか下りて来ない。上を見上げ、葉の隙間を探しての撮影。
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12時半ころまで粘り、午後に日が射す別の場所に移動したけれど、ここでも、やっとでてきた1頭は樹上から下には降りてこなかった。ルーミスは難しい。

by otto-N | 2015-12-19 18:02 | Comments(6)

2015.11.27 東京・サザンカの裏通り ヤマトシジミ   2015.12.5 (記)

2015.11.27
低気圧の通過で冷たい雨。その翌朝、窓からの景色。東京タワーはかろうじて見えたけれど、品川方面の高層ビル群は霧の中。雨で湿った空気が、冷たい北風で急に冷やされ霧となったらしい。20年間でこんなのは初めてだった。
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低気圧の通過とともに、西高東低の本格的な冬型の気圧配置。強風の中、ムラサキツバメはどんなもんかを見に行く。定時(10時)に現地到着。晴れていても北風が強いので、薄いダウンを重ね着しちょうどいいくらい。10時半すぎ、やっとムラサキツバメは出てきたけれど、下の植え込みにはなかなか降りて来ない。オスに」至っては、証拠写真を撮るのが精一杯だった。ここのムラツは風の強い日はダメらしい。
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センダングサが繁る一角。昼過ぎ、ヤマトシジミが、風にあおられながら、何度か花を変え吸蜜していた。そもそも自宅近くにはセンダングサはほとんどないし、背景の抜けた中での白いオスはとても美しい。見つけてから飛ばれるまで13分間、300ミリで200枚超を撮った。ピンボケたものを除いてから、これはと思うアングルのものを40枚選んだ。さらに選ぶつもりではあったけれど、ちょっとめんどくさくなり、撮った順番に並べてみた。似たような写真なので、最後まで見るのはキツイと思います。でも、白い翅脈の浮き立ったヤマトのオスはこうして見るといいもんでしょう。
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by otto-N | 2015-12-05 21:05 | Comments(2)

2015.11.11 東京・サザンカの裏通り ムラサキツバメ   2015.11.16 (記)

2015.11.11
前日の冷たい雨が上がり晴れたので、電車を乗り継ぎムラサキツバメを探しに行く。ここは、フェンスの内側にマテバシイが植えられ、外側の歩道にサザンカとシャリンバイの植え込み。裏通りと言っても、トラックや配達車の裏道。道路にはゴミが散乱し、植え込みにもペットボトルやプラ袋が絡まっている殺風景なポイント。

現地に着いてみると、思ったより北風が強く寒い。これは厳しいかもと思いつつムラツを探すが、まるで気配がない。千葉ではもう集団を形成しているので、フライングであるはずではないはず。最初に飛んでいたのはムラツと紛らわしいヒメウラナミジャノメ。それぞれ別個体。とても新鮮だった。
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そのうち、日射しが弱くなり、足元を見るとヤマトシジミのメス。赤い葉にとまった。
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右の枯れた茎が邪魔ではあるが、飛ばれたら元も子もないので、そっと撮る。
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最後は真上からのメタリック・ブルー。
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今日はこれまでかと思っていたら、また青空が出始め、11時すぎ、気温が少し上がったのか、マテバシイにムラツが飛び始めた。高いところや、フェンスの向こうで開翅するが、下には降りて来ない。(かなりのトリミング)
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しかし、こうなると時間の問題。どこかに降りているはずと探す。シャリンバイの植え込みにメス、ムラサキシジミも飛んできた。
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サザンカにとまったがそのまま。吸蜜をするウラナミシジミとベニシジミ。10分以上吸い続けていた。
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後翅に紫鱗粉を散りばめたちょっといいメス。2~3頭のオスも降りてきたけれど、近づく前にすぐいなくなる。オスのほうが敏感。
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12時すぎ、もう終わりかと思ったころ、やっとオスが1頭、落ち着いてくれた。シャリンバイの植え込みの中に潜り込み、ときどき表に出て来て、翅を開く。遠ければ300ミリ、近ければ100ミリで撮る。
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しかし、色が出ない「奴さん」ポーズ。
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新鮮なだけにもう少し違うポーズで日を浴びて欲しかった。もう少し左に寄りたかったが、植え込みでこれがギリギリだった。
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それにしても、オスの表翅の色は複雑。少し角度を変えるとこんなに変わる。
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結局、13時半まで粘ったが、満足に撮れたオスは1頭だけ。前日が雨だったので下に降りてくる必要がなかったのか、まだ数が集まっていないのかわからないけれど、このポイントはこれからだと思う。

by otto-N | 2015-11-16 20:58 | Comments(0)

2015.10.22 東京・白金の森 ムラサキツバメ   2015.10.28 (記)

2015.10.22
カラッと晴れた朝、絶対に出るという確信のもとに、出かける。

最初に出てきたのはムラサキシジミのオス。少しずつ開翅し始めたので、一番開いたところで背景に明るいボケを入れて撮る。
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次いで、ムラサキツバメのメス。180度以上の全開。300ミリなので近すぎ。
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と言う感じで、次から次へと降りてくる。
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暗い小川の底で日を浴びる。
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翅を拡げ始めたときのこんな角度からあまり撮っていなかったような気がする。
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狙いはムラサキツバメのオスなのだが、次々と降りてくるとはいかず、降りてきても茂み中に潜り込み、葉上で吸汁をし、なかなか表には出て来ない。表に出て来ても、メスのようにすぐには開かず。待っている時間の方が長い。そして、開いても色が出ない。頭が下が色の出る基本。1コマ目は向きが太陽のほうではなかった。
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頭が太陽の方向。しかし、今一つ。くるっと向きを変えると、ビロード状の複雑な色にはなった。
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これが一番よかったが、奇蹟のムラサキにはほど遠い。
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ムラサキシジミにしてもムラサキツバメにしても、太陽の光を最大限に反射するところに回り込んで撮るのだが、それでも、こんな色にしか撮れないこともある。
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テングチョウが地面に吸水にやって来た。その後、日光浴。テングチョウはここではとても珍しいので人気者。
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ウラギンシジミもチラチラしていたけれど、ムラツにかまけていて撮らなかった。ムラツが出て来なくなったので暇になり少し追ってみた。
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ムラサキシジミの飛び立つところは、まるで撮れない。一瞬で視界から消える。しかし、止まろうとするときは、少しだけチャンスがある。もっとも、この個体のように飛ぶのが遅いときだけだ。残念ながら、チョウは逆光。
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by otto-N | 2015-10-28 20:28 | Comments(4)

2015.10.15 東京・白金の森 ムラサキシジミ   2015.10.24 (記)

2015.10.15
晴れた日が続き、カラッとした日の朝は、ムラサキシジミとムラサキツバメが樹上から下りてくる。ポイントに着くやいなや、すぐやって来た。でも、まだ気温が高いせいか、すぐには開かなかった。
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メスの明るいブルーもよいけれど、
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オスの強烈なブルーは最高。開く前に、順光の一番輝くと予想地点に回り込む。
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ムラサキツバメもやってきた。まずはメス。後翅にもうっすらと青鱗粉が載っていた。
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オスもやってきたが、オスはなかなか開翅しない。下草に潜り込んでは、吸汁を繰り返す。表に出てきても翅は閉じたまま。開くのを辛抱強く待つ。開いても、この角度では色は出ないのはわかっているのだが。
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少し遠くで開翅する。やはり頭を下にしないと輝かないようだ。
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このポイントにはマテバシイは見当たらず、集団越冬の場所もわからない。今の時期だけ、吸水や吸汁に現れ、11月にはもう出てこなくなる残り半月のポイントだ。
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ムラサキシジミがアザミに吸蜜した。あまり見たことはないのであわてて撮る。
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ムラシやムラツは別なポイントでも現れたが、テリを張っていたこのベニシジミにことごとく追い払われてしまった。ウラギンシジミの前翅は尖がってきたし、相変わらずキタキチョウの翅の色はよく出ない。アオスジアゲハのミゾソバ吸蜜は逆光で撮りたかった。
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港区にある自然教育園のムラサキシジミ、ムラサキツバメの出現は毎年、10月いっぱいまで。それを過ぎるとパタッといなくなる。どこかに冬越しの塒があると思うのだが、どこにあるのか全く見当がつかない。残り半月。晴れたら、ここに通うことになるのだろう。

by otto-N | 2015-10-24 20:24 | Comments(2)

2015.9.30 東京・白金の森 ムラサキシジミ   2015.10.11 (記)

2015.9.30
そろそろムラサキのシーズン。自然教育園に出かける。快晴。レンズは100ミリマクロ(+1.4倍テレコン)と15ミリ広角。

すぐにムラサキシジミのメスが降りてきた。ここでは、路上や下草で吸水(吸汁)し、そのついでに、翅を開く。ウラギンシジミ、ムラサキツバメも同様。2コマ目、翅の傷んでいたムラサキシジミのオスを少し追いかけた。
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上のムラサキツバメと同じメス。結局、ツバメは1頭しか現れなかった。
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2015.10.9
長野で山歩きをした翌日、晴れているが台風の名残りで少し風が強い。気温も少し高いせいか、なかなかムラサキは現れなかった。キタキチョウがアザミにやってきていたので、これを撮りながら待った。せっかくピンが来ても、まともに光を反射すると黄色が全部とんでしまいボツの続出。晴れた日のキタキチョウはむずかしい。
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アザミの花は花束のように咲いていたのだが、ピンが来たのは淋しい花の前ばかりだった。
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ゴマダラチョウが吸水にやってきたがすぐ飛び去ってしまう。ミゾソバ吸蜜のキタキチョウは貴重。ムラサキツバメのオスが降りて来たが、気温が少し高いせいか開かず。別な場所では、テングチョウが花に来ていた。郊外ではあまり撮ることはないけれど、ここでは珍なるチョウ。
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ウラギンシジミは翅の先が尖んがり、秋型になってきたようだ。
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ムラサキシジミは10時半すぎ、やっとお出ましになった。しかし、いい位置で撮れたのはこの1枚だけ。
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路上吸水のツバメシジミ。ヒカゲチョウが多かった。何とか1枚。
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出がけに自宅近くで撮ったヤマトシジミはまだ夏仕様。青いメスもいたけれど、すでに翅が傷んでいた。そろそろ、スーパーブルーをまじめに探しますかな。
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by otto-N | 2015-10-11 20:02 | Comments(2)

2015.6.5 東京・白金の森 トラフシジミ   2015.6.12 (記)

2015.6.5
前日、「徘徊」のShinさんから、自然教育園でトラフシジミが路上に降りてきて開翅も見られたという知らせが入った。前日はからっとした晴天だったけれど、その前の日は雨だったので、トラフは出て来ないと踏んでいたのだが、この日も晴天の天気予報。トラフ祭りになる可能性が大だった。

開園前に着いてしまったので、隣の小さな公園に行くと、ムラサキシジミのメスがいた。少し待っていると開翅した。ムラシが開翅するときは、トラフも開翅することが多い。
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9時少し前に入口に行くと、Shinさんもバイクで登場。開門作業を手伝い(いつものこと)、ポイントに急ぐ。問題は天気。カラッと晴れておらず、薄曇りという感じ。日射しが強いことがトラフ降臨の条件なのだが、トラフは出た。その前に、ポイントで待ちながら撮った他のチョウの画像を貼っておきます。ムラサキシジミのオス。このチョウはほんとうに綺麗だ。
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ヒメジャノメとウラナミアカシジミ。(アカシジミもいたけれど、さすがにボロボロだった)
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ポイントで1頭目のトラフシジミを見た直後、目の前に飛んできて突然開翅した2頭目。驚愕のブルー。マクロを準備してなかったので300ミリでの撮影。少し葉被りだったけれど、それより、ピントが甘かった。
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その後は、次から次へとはいかないものの、路上に降りてきては吸水。そして、半数は翅を開いた。
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路上だけでなく、近くの葉の上にもとまり、葉の上でも吸水(吸汁)しているようだった。
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夏トラフは地味ではあるけれど、こうして、葉の上にとまっていると、なかなかの美しさである。
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半開翅。
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そして、全開翅(別個体)。
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怒り型のような前縁が強調され、背後に白い花がボケている(ドクダミ!)、引いて撮ったこちらのほうがいいかもしれない。
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少し暗いところでの開翅(さらに別個体)。暗いせいか少し色が出なかった。
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このブルーの金属光沢はトラフならではの色だと思う。そして、翅脈の太さがビュルビュルと渦巻くように高速で飛ぶトラフを物語る。
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普段は滅多に姿を見せないけれど、ぱらぱらとムクロジの花が散り落ち、路上が花で埋まるころ、カラッと晴れた日が続いた2日目に、自然教育園のトラフシジミが次々舞い降り翅を開くというのが、Shinさんと私が作った定説であったけれど、今年は覆されてしまった。まだ、この日はムクロジの花が咲いていなかった。今年は変。しかし、例年、ムクロジの花が咲くころはトラフの翅がすでに傷んでおり、奇麗なトラフをなかなか撮ることができなかった。5年間、通い詰めてのトラフの開翅、こんなの初めて。やったね!

by otto-N | 2015-06-12 21:06 | Comments(4)