「ほっ」と。キャンペーン

たかがヤマト、されどヤマト

タグ:ムラサキツバメ ( 74 ) タグの人気記事


2017.1.10 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2017.1.11 (記)

2017.1.10
翌日からは今季最大級の寒気団が南下するという天気予報なので、気温が下がる前のこの日、すでに大集団は年末に散ってしまったので期待はできなかったけれど、2017年初のチョウ撮影、というより2016年の撮り収めとしてムラサキツバメを撮りに出かけた。

最初に現れたのはムラサキシジミ。翅が少し傷んでいたのは残念だが、オスのこのブルーは強烈だ。
a0181059_1617325.jpg

すぐ近くにウラギンシジミが越冬体制だったので撮っておいた。このウラギンシジミは葉裏に日が射し、気温が上がり始めると、逆さにとまったまま翅を半分開き、しばらくそのままの体制でいた。3コマ目、他の場所に移動し戻って来た時、翅を全開にしていた。飛び去った後、この場所に戻ってこなかったところをみると、暖かくなると飛び出し別の葉裏に身を隠しているに違いない。
a0181059_12412177.jpg

この場所には、ムラサキシジミのびっくりするほどきれいなメスがいた。
a0181059_1241347.jpg

日向ぼっこする場所を変え、全開する。ただ、どうしても同じような構図になってしまう。
a0181059_12415152.jpg

木の幹にとまっても、太陽の向きと光の反射角度から、撮影アングルはほぼ決まってしまう。
a0181059_1242621.jpg

撮影時間が違ったので別個体かもしれないと思ったけれど、斑紋から同じ個体だった。
a0181059_15533246.jpg

肝心のムラサキツバメはというと、公園を色々探しても少ししか見つからなかった。結局、撮れたのは、ムラサキシジミのいた最初の日溜まりだけ。オスはあまり翅が傷んでなさそうだったけれど、頭の上でしか開翅しなかった。2コマ目と3コマ目は同じ個体。4コマ目は尾っぽのとれた別なメス。
a0181059_1242179.jpg

メスかオスか判らなかったが、無傷ということは考えにくい。
a0181059_12422721.jpg

ということで、気温が上がった割にはちょっと淋しいかったけれど、この時期には珍しいほどきれいなムラサキシジミ♀が現れ、ラッキーなシーズン撮り収めとなった。   


 

by otto-N | 2017-01-11 21:10 | Comments(0)

2016.12.20 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.12.26 (記)

2016.12.20
5度目のムラサキツバメ。薄曇りで晴れることはなかったけれど、気温が高めだったので期待した。しかし、この時期は晴れなければ、ムラサキツバメは飛び出すことはないようで、暖かかった前日には乱舞していたというポイントには、全く姿さえ現さなかった。2か所の塒を覗いたが、翅を倒して動く気配はなかった。シャッターを一度も切らずに帰るのもなんなので、帰りがけ、池に来ていたカワセミを撮った。
a0181059_20134826.jpg

このカワセミはオス。一瞬、目を離した隙に池の中に飛び込み、すぐ戻ってきた。獲物は捕り逃がしたらしい。この1コマ目と3コマの間は0.3秒。
a0181059_20142688.jpg

背中の青い羽が見えないので逆方向に行って撮る。
a0181059_20141415.jpg

何度か飛びこんだが、今度は小魚を加えて出てきた。やれやれ。
a0181059_20144190.jpg

しばらく下を見ず上を見ていた。何を見ているのだろう。
a0181059_20145352.jpg


2016.12.21
ぽかぽか陽気の冬至。今日こそはと繰り出す。暖かいせいか、10時ころに日が当たる1つ目の塒のムラツは全部飛び出た後。2つ目は4頭がまだ寝ていた。乱舞するというポイントに陣取ったものの、乱舞予定の時間になっても飛び回るものはなし。遅めに日の当たる2つ目の塒を覗いた時には、すでに出払った後。どうしたことかと、広い公園内を探しまくる。が、飛んでいたムラツは2頭のみ。1頭はヒヨドリに追いかけられ食べられてしまった。諦め、撤退間際に、やっと日向ぼっこするムラサキシジミを撮影。
a0181059_2028532.jpg

続いて、ムラツ♂。少し傷んでいるので気合が入らなかったせいもあるが、向こうの翅にピンがきていなかった。しかし、横向にとまったので、色的には80点の出来。
a0181059_20302268.jpg

お昼過ぎ、2つ目の塒に1頭、また1頭と戻り始めた。3頭並んだところを、ストロボ撮影。かなりのトリミング。
a0181059_20303681.jpg

来た時には出払っていた1つ目の塒を覗いたら、こんなに戻ってきていた。一つ目小僧がぎょろり。何枚か撮った中の1枚。
a0181059_20304778.jpg

結局、6度目のムラサキツバメ撮影も失敗。行くたびに天気が悪かったこともあるが、ここのムラツは神出鬼没。自然教育園のムラツと違い、まだ行動パターンが理解できていない。


   

by otto-N | 2016-12-26 18:16 | Comments(0)

2016.11.28 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.12.10 (記)

2016.11.28
ムラサキツバメが集合する季節になってきた。千葉の公園に出かける。晴天の予報だが、曇ったままだった。寒くて、葉上に寝ているムラサキツバメを撮るしかなかった。
a0181059_17474584.jpg

例年集まるカクレミノには1頭もいなかったけれど、このシラカシは健在だった。今年も、小さな葉にぎっしりと集まっていた。
a0181059_17475654.jpg

このクヌギの葉に集まっていたの初めてだった。しかし、葉が落ちるのは時間の問題。日当たりもいいけれど、風も強い場所。
a0181059_174844.jpg

昨年、人為的に散らされた大集団があったが、今年は集団を形成しておらず、付近にもまるでムラツはいなかった。そのかわり、その場所から比較的近いところで、新たな集団が見つかった。冒頭の4コマ目と同じ塒だが、少し明るくなった時、1頭がこの塒に潜り込もうとして飛んできた。しかし、すぐには入ることができず、しばらく付近で翅を拡げていたが、最後には潜り込みに成功した。少し射した日も再び翳り、気温も上がらず、ムラツは動く気配はなく、この日はこれで撤収。
a0181059_17481450.jpg

2016.11.29
晴れの予報。現地に着いたものの曇り空。前日、低いタイサンボクにいた1頭に近づきすぎ、葉を揺らしてしまった。フラフラと力なく飛び出したオスが、とまった先は岩の上。翅を開くはずはないと思っていたが、開いてしまった。あわてて300ミリで撮影する。近すぎたので、ザックから100ミリを取り出している間に飛ばれてしまった。
a0181059_19111452.jpg


前日、1頭が潜り込んだ塒を真っ先に見に行く。しかし、1頭もいない。前日は14時まで曇っていたので飛び出すことは考えられず、この日も寒い曇り空。変だ!と思っていたら、足元からフラフラとメスが飛び出し近くの植え込みにとまり、動こうともしない。少し明るくなった時、別なメスが地面で翅を拡げ、さらに飛んできて木の幹で翅を拡げるメスがいた。こんな傷は初めて見た。そして、足元の枯葉の間に紫色に光るものが・・・。死骸だった。散策路を改めてよく見ると、踏まれたのか、路面にぺしゃんこに張り付いた死骸、さらに枯葉の上に2つ、合計5頭の死骸を見つけた。一緒にいたFavoniusさんと拾い集め、木の根元に埋める。チョウの習性を知らない何者かが散らしてしまったにことしか考えられない。暖かい時なら飛んで戻ってくるけれど、寒い時には飛ぶことさえできず、下に落ちるしかない。落ちた個体は、寒さで身動きもできなかったのだろう。その後も、塒を作っていた葉の上は空のままだった。
a0181059_19462597.jpg

別のポイント。午後からは日が射し、集団から飛び出した個体が近くで翅を拡げていた。しかし、太陽が低すぎ、オスは撮影のしようがなかった。
a0181059_17492275.jpg

塒に戻る前の日光浴中のオス。その周りで飛び回っている個体があった。遠かったので小さくしか撮れず、縦にトリミング。
a0181059_17493128.jpg

2016.12.2
死骸が散っていた塒には1頭も戻っていなかった。諦めて、クヌギの集団を見に行くと、天気がいいからか、朝早くから、塒からは半分が飛び出したようだ。積もった枯葉の上にとまると、まるでどこにいるかわからない。
a0181059_14142042.jpg

付近には、飛び出したはずのムラサキツバメは少なく、ムラツよりムラシが目についた。
a0181059_17501826.jpg

どちらを撮るか迷うところ。
a0181059_1414176.jpg

やはりムラシか。オスのブルーは鮮烈。
a0181059_17503119.jpg

ムラツ♀。
a0181059_20442733.jpg

もう1つのトラブル。朝、立ち寄った時には、シラカシの塒はもぬけの殻だった。昼ころ、日が当たるようになって少し戻ってきたけれど、朝に飛び出したにしても、全部が出払うということは考えにくい。やはり、やられたのだろうな。

2016.12.8 
気温がやや低いながらも晴天。現地に10時すぎ到着。ムラサキツバメの塒を見て廻ったがさんざんだった。シラカシの集団はゼロ、クヌギの塒は葉ごと落ちてしまい、残されたのは2か所のみ。その1つはいつも真っ暗と思っていたら日が射しこむ一瞬もあるようだ。もう1つのほうは、葉に日が当たっても、塒には日が射しこんでいなかった。それにしても、空になった塒に戻ってくることがあるのだろうか。これで今年は終わりとは早すぎるし、悲しい。
a0181059_15574496.jpg

広い場所でオスが飛び回っていた。飛び立つ前の表翅がピカピカだったので、少し後をつけたが、翅は開かずに終わった。飛びまわり吸水している個体がいたので、もっと飛び回っているに違いないと思ったのは錯覚。オスはこれしか見なかった。諦めが早過ぎたが、結果論。
a0181059_15581641.jpg

寒いせいか、飛んでいるムラツは皆無。そんななか、ヤマトシジミがいた。ここではとても珍しい。ボロボロだったけど、ちょっとはカッコよく撮れた着がする。
a0181059_1558452.jpg

飛んでいるチョウはおらず、カワセミがいたので撮る。いつも同じ枯葉の場所で日向ぼっこをしている猫。
a0181059_15575483.jpg

帰り際、アオキの葉の上で、メスが長々と日向ぼっこをしていた。これが、この公園での今年最後のムラツかもしれない。
a0181059_15583266.jpg


P.S.
石の上のムラサキツバメ。トリミングしましたが、コントラストを調整する前のJPEG原画です。
a0181059_2021765.jpg




   

by otto-N | 2016-12-10 18:20 | Comments(8)

2016.11.26 東京・恵比寿 ヤマトシジミ   2017.12.7 (記)

2016.11.26
土曜の朝、テニスに出かける前に、10分間の予定で近くのヤマトシジミを探す。10時前なので寒くていないだろうと思っていたけれど、イヌタデの花の上に2頭とまっていた。前日の午後、吸蜜中に急に気温が下がり、そのまま夜を越したものらしい。
a0181059_20383076.jpg

他の場所に行って戻ってきたら、1頭が翅を開いていた。靑くなく、ほんの少々、靑鱗を載せている黒いメスだった。時おり吹く風にバランスをとりながら、震えていた。ピンクのイヌタデの花を背景に、とてもきれいな黒♀だった。
a0181059_20384059.jpg

風に飛ばされ石段の上に。ブレブレの中でかろうじて1枚。というわけで、この個体のせいで、予定をはるかに過ぎてしまった。
a0181059_20385484.jpg

2016.12.3
1週間後の土曜の朝。少しだけ見に行く。スレたオスばかりで、メスはこの1頭だけだった。前回の黒♀?。だとしたら、ずいぶんきれいだ。
a0181059_2050346.jpg

2016.12.4
日曜日。出かける前に10分間だけ。白いオス2個体と、まるで青くない靑♀。これだけだった。1コマ目、後翅の傷のようなもの、よく見たら鱗粉。
a0181059_2051169.jpg

2016.12.5
朝行くと、草刈り中だった。すでにイヌタデは刈りとられ、咲き始めた園芸種のピンクのカタバミもなくなった。ああ無情、雑草の運命を嘆くが、まだ、草刈りが入っていない所で、ヤマトシジミを待つ。それにしても、暑い日だった。着ていたフリースはすぐに脱いだ。時間はたっぷりあったけれど、メスは2時間粘っても、ボロではない個体はこの1頭だけだった。うーん、昨年はここでウルトラブルーも撮ったのに、今年はキビシイ。
a0181059_2102754.jpg

どういう訳か、ムラサキツバメのメスが吸汁に来ていた。そこへ、ヤマトシジミが求愛。3コマ目のように、メスの前で翅を開き、打ち震える動作さえ見せたが、撮影はできなかった。メスではなくオスに求愛し、はたまた異種とは、ほんとヤマトシジミはみさかえがない。
a0181059_1762450.jpg

オスは5~6個体いたけれど、新鮮なのは2個体だけ。まず、大型の1個体目。これは、斑紋から前日に撮った1頭と同じ。
a0181059_2058524.jpg

大きいのでとても目につき、かなり撮った。しかし、太陽の位置と自分の影の関係から、似たような感じにしか撮れなかった。
a0181059_20584079.jpg

小さめの2個体目。前翅の先の黒縁の形が少し違う。
a0181059_20593589.jpg

背景は殺風景な地面の上の枯葉。せめて敷き詰められた枯葉なら、実力通りに撮れるのだが、ヤマトシジミはずいぶん損をしている。
a0181059_2059462.jpg

ムラサキツバメに続き、ムラサキシジミも顔を出した。半開きであまり新鮮ではなく、撮りにくい位置だったけれど、なんとかオスらしい色が出た(と思う)。
a0181059_179826.jpg

午後、所用があり、代官山の下の交差点で、頭上にムラサキツバメのオスがふらふら飛んできて、赤信号で停車したワゴン車の屋根にとまり、靑に変わった後も飛び立たず、そのまま行ってしまった。気温が高かったにしても、もう薄暗い午後3時30分。まだ、飛び回っていたのか!マテバシイはこの近くにあったっけ?今度探してみよう。


   

by otto-N | 2016-12-07 18:20 | Comments(2)

2016.10.19 神奈川県・ジュズダマの湿地 クロコノマチョウ   2016.10.28 (記)

2016.10.19
これで最後にしようと、5回目のクロコノマチョウ。自宅から、徒歩→電車→バス→徒歩で約1時間なので、とても来やすい場所。しかし、飛翔撮影が目的なのに、数がとても少なくそれどころではなかった。顔なじみになった鳥屋さんにここにいると教えられ、静止を大事に撮る。内心、苦笑。
a0181059_1530288.jpg

あれだけいたムラサキツバメは姿が少なく、オスに至っては全く開翅しなかった。ヤマトシジミがいて、撮ってみると秋姿だった。
a0181059_15301333.jpg

湿地でやっと1枚、撮れていた。
a0181059_15302231.jpg

この後、郊外で時々お会いする方が来られて、これまで行ってなかったポイントに連れていっていただく。そこで撮ったもう1枚。日影の中ではまっ暗で写っていなかったが、明るいところで出てきた瞬間が撮れていた。川崎のMさんありがとうございました。
a0181059_15303160.jpg




   

by otto-N | 2016-10-28 20:20 | Comments(0)

2016.10.14 神奈川県・ジュズダマの湿地 ムラサキツバメ   2016.10.24 (記)

2016.10.14
4回目のクロコノマチョウ。いつものポイントに行く前に2頭が日陰にとまっているのを見たけれど撮りにくい位置だったのでスルー。日が射し始めたと思ったら、ムラサキシジミとムラサキツバメが、路上吸水と葉上吸汁のために現れ、吸水の合間に開翅する。ムラサキシジミはどういうわけかオスばかりだった。
a0181059_12374885.jpg

頭が前、上から見下ろす位置がいちばん好きなアングル。
a0181059_1238028.jpg

ムラサキツバメのメス。雑然とした藪の中を飛び回り、翅を拡げる。
a0181059_12412350.jpg

頭を上にとまると青が輝かない気がする。横向きになるのを待った。
a0181059_12402653.jpg

このところ、ムラサキツバメのオスの表翅をいかに撮るのがテーマ。この日は、次々とやって来てオスもよく開翅してくれた。300ミリ撮り。
a0181059_12472099.jpg

頭を上にしてとまると、翅は真っ黒にしか写らない。よくてシックなムラサキ色。これはこれでいいのだが。
a0181059_12473161.jpg

同じ個体。横向きになるとムラサキ色が少し輝く。
a0181059_12474153.jpg

頭が下。いちばん輝くアングルを探す。ただ、この時、180°以上開いてしまったので、輝きが少なくちょっと残念。
a0181059_13525687.jpg

帰り際、思いがけなけない場所で、突然、飛んできてとまったので、カメラを構えたところ、すぐに全開。頭が下、上から目線で撮ったときがムラサキがいちばん輝く。
a0181059_962934.jpg

少しアングルを変える。チョウのとまった方向とカメラの高さ(太陽光線の入射角と反射角)で輝きか変化する。11月では太陽の位置が低いので、今のほうが撮影に有利かもしれない。
a0181059_96454.jpg

クロコノマはあまりにも少なかったので、ムラシとムラツを撮っていたのだが、一応のクロコノマ、クロヒカゲ♀(?)、季節外れのとても小さなダイミョウセセリ。
a0181059_1343097.jpg

クロコノマは大発生したようで、ジュズダマはほとんど食い尽くされ、幼虫が近くの田圃にも移動したとのこと。田圃は古代米が植えられた実習田のようであった。よく見ると、遠くにクロコノマがとまっていた。(3コマ目はムラサキシジミだが)
a0181059_13124162.jpg

近くに羽化直らしき個体。ジュズダマはイネ科。たしかに食草になる。この稲を食べて大きくなったということは、無農薬栽培?
a0181059_13155034.jpg

立ち入り禁止の場所だったけれど、係りの人が稲刈りの準備のために来たので、拝み倒して入れてもらった。係りの人が動くと、あちらこちらからクロコノマが飛び出す。畔で待ち受けて飛翔を狙うが、ほとんど隣りの暗い林に逃げ込まれてしまう。撮っても真っ暗。かろうじて、写っていたのはこの2枚。
a0181059_13204449.jpg

やはり暗かった。色をチョウに合わすと稲が飛んでしまった。
a0181059_13205760.jpg



   

by otto-N | 2016-10-24 18:31 | Comments(2)

2016.10.12 神奈川県・ジュズダマの湿地 ムラサキツバメ   2016.10.20 (記)

2016.10.12
晴れたので、少しは明るいところで飛翔を撮れるだろうと3回目のクロコノマチョウ。9時半に現地へ着いたけれど、湿地はほとんどまだ日陰でチョウはまるで飛んでなかったが、最初に現れたのは元気ないキタテハだった。少し明るくなった10時すぎ、小さな黒い影が飛んでくる。何かと思ったらムラサキツバメ。その後、ムラサキシジミも飛んできたけれど、シラカシの林に囲まれているにもかかわらず、ムラサキシジミは少なかった。マテバシィは近くに見当たらない。肝心のクロコノマは、羽化の最盛期はとうに終わったらしく、湿地が明るくなった10時から12時ころまでに出て来たのは5頭に満たず。以下、クロコノマを探している間に撮ったチョウを順に並べます。
a0181059_178686.jpg

翅を開いたヒカゲチョウは思ったより傷んでなかった。横は完璧。( →先入感とは恐ろしいもの、クロヒカゲ♂でした。)
a0181059_1785334.jpg

ムラサキシジミはオスばかりが目についた。クロコノマは撮りやすい場所にとまったときだけ撮る。
a0181059_1781718.jpg

ヒメジャノメも新鮮。光の加減で翅脈が目立ちすぎるが、ツリフネのピンクをなんとか入れる。
a0181059_179467.jpg

ムラサキツバメは、日が当たる部分が増えるとともに次々現れた。ここは吸水ポイントらしい。葉上や路上で吸水し、満足すると近くの葉で開翅する。メスが多かった。
a0181059_1782923.jpg

蔓性の草が絡まっている叢なので、近づく前に叢全体が揺れてしまい、よく逃げられた。しかし、すぐ、舞い戻る。
a0181059_1791799.jpg

背景がすっきりとはいかないのは、チョウが新鮮なだけに、ちょっと悔しいものがある。
a0181059_17554785.jpg

ウラギンシジミもピンクのボケを入れて。しかし、もう1m右にとまったなら、ピンクがたくさん入ったのだが。
a0181059_1793099.jpg

ウラギンシジミは飛び去っても、すぐ戻ってくる。
a0181059_17292098.jpg

産卵の訪れたスジグロシロチョウ。速くて撮れないムラツ。元気なくゆっくり飛ぶヒメジャノメ。
a0181059_17283096.jpg

さて、本題のクロコノマというと、またしても、こんなのばっかりだった。残念な3コマ目。
a0181059_17284295.jpg

なかなか4枚の翅が撮れない。上から被せるか飛び立ちの時だけしか4枚同時は撮れそうにない。
a0181059_17285620.jpg

背景が煩すぎたので、かなりのトリミング。出っ張った赤い目、大きくしなる翅、まるで怪蝶だ。
a0181059_1729813.jpg

入口のキバナコスモスにアオスジアゲハが来ていた。動くたびにシャッターを切る。1頭だけなのだが、こうして並べると、たくさんいるようでなかなか楽しい。
a0181059_20105445.jpg

これが一番いい感じだった。残念なことに、左前翅に亀裂。はばたくたびに、亀裂が深まりそうだ。
a0181059_19534148.jpg

ヒメアカタテハは2頭。オレンジが背景いっぱいになる位置を狙う。
a0181059_1954571.jpg

飛んだ瞬間はほとんど撮れなかったが、この背景は裏面の細かな模様を引き立てる。
a0181059_19553830.jpg



   

by otto-N | 2016-10-20 18:20 | Comments(4)

フライイング・バタフライズ 2015 (24) ムラサキツバメ   2016.2.29 (記)

ムラサキツバメ
11月中旬。東京都下のサザンカの咲く殺風景な裏通り。オスの開翅を撮りに行ったのだが、美麗なオスにはなかなか会えずじまいだった。ムラサキツバメはサザンカの吸蜜ではなくシャリンバイの葉や茎での吸汁が目的。道路脇で吸汁と日向ぼっこを繰り返していた。飛翔撮影は、シャリンバイにとまろうとする時だけがチャンスだった。
a0181059_1026048.jpg

a0181059_10262581.jpg

a0181059_10259100.jpg
a0181059_10252157.jpg
a0181059_10253874.jpg
a0181059_10254984.jpg

a0181059_10263842.jpg


11月下旬。お寺と紅葉を観に京都に出かける。晴れていてもとても寒い日ばかりが続き、チョウは宇治の平等院鳳凰堂で見ただけだった。京都は東京より寒い?
a0181059_10281835.jpg


12月に入り、集団を形成し始めたムラサキツバメを見に、千葉のマテバシイの公園に通う。午前中は塒から飛び出しマテバシイの樹上で日光浴と吸汁しているところを、昼過ぎは塒に戻って来たところを狙った。
a0181059_10292387.jpg
a0181059_10293618.jpg

a0181059_10572511.jpg

a0181059_10307100.jpg
a0181059_10302054.jpg

a0181059_10312058.jpg
a0181059_10574628.jpg
a0181059_113184.jpg


明日から3月。今回で昨年の飛翔画像の反省は終わりにします。最初に掲載した画像は、ほとんどノートリでしたが、背景にこだわる必要のないものや背景が煩さすぎるものは、WEBでの画面は小さいのでチョウの表情や躍動感・飛翔感が伝わらない感じがし、トリミングしたほうがいいと思いました。飛翔はマニュアル露出で撮っていますが、どうしてもアンダーになりがち。途中で少し日射しが薄らいだだけでもアンダーになってしまいます。ソフトである程度は修正できますが色は出ず、逆光では修正しきれませんでした。結局、飛翔は順光でなければ色が出ません。色が出ないのなら最初から撮影しなければいいのですがそうもいかず、LEDライトを使ってみましたが、光量が全く足りないので、もっと大きなLEDライトにする必要があるようです。それよりも、ストロボを使ったほうがいいのかもしれません。ペンタックスのストロボは光量を絞っても最初の1発(と、場合によっては3発目)しか発光せず、シャッターも秒2コマくらいに低下するので、簡単ではないでしょうが、とにかくストロボを使った1発目勝負の練習をしようと思います。ただ、常時、ストロボを持ち歩くことに自信がありません。また、望遠での飛翔撮影も課題です。

シーズンオフに入った1月、使っていたペンタックスK-5を新宿のサービスセンターで診てもらったところ、シャッター回数は広角飛翔に使っていた1台が15万ショット、もう1台は8.6万ショットを越えおり、買い替えを勧められました。K-3Ⅱは高かったのですが、K-3は製造中止とのことで下取り交換の形で1台5.5万円。市販の最安値よりはるかに安かったので、2台とも替えました。得した気分です。最近、ペンタックスK-1というフルサイズ機が発表されましたが、この頃、すでにK-3の代わりにK-1を製造していたのでしょうね。K-5は秒7コマでしたが、K-3は秒8.3コマ。少しは飛翔撮影にいいかもしれませんが期待薄です。K-3での最初のフライイング・バタフライは新生モンキチョウになると思います。



 

by otto-N | 2016-02-29 20:18 | Comments(2)

2016.1.7 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.1.11 (記)

2016.1.7
気温が少し上がるとの天気予報。本格的な冬になったら、晴れていても飛び回らないだろうと、今季最後のつもりでムラサキツバメを撮りに行く。

もうここには大きな集団はない。せいぜい10頭止まり。前々日、ムラツのつぶらな瞳がかわいかったので、眼を中心に撮って歩く。1コマ目はムラサキシジミ。枯葉と同化している。6コマ目、子猫がごろにゃんしているようでとても可愛い。
a0181059_911049.jpg

数か所ある塒を巡回し、日だまりに飛び出してくるムラツを探す。
a0181059_2063124.jpg

前々日のイケメン2号らしい。この日も健全。
a0181059_1718923.jpg

逆さまになって日を浴びる。撮りにくい位置が幸いして、ふんわりと長い後翅の毛と前翅のブルーの幻光、とてもゴージャスな感じに撮れた。
a0181059_10192624.jpg

飛び出したムラツが塒に戻ってくるときを撮る。暗い所も飛び回るので、レンズは明るいタムロンの17-55ミリ(F2.8)にした。
a0181059_924126.jpg

オスのムラサキ色が出たものは残念ながらピンが来なかったが、こういうポーズはダイナミックだ。
a0181059_933515.jpg

とてもピンが合っていたけれど、何かもの足りない。
a0181059_932053.jpg

撮れそうで撮れないムラサキツバメ。蝙蝠のようにふわふわと薄暗い中でも飛び回る。
a0181059_925256.jpg

マテバシイの塒の前、ここは良く日が当たる。しかし、高さが2mを越えるので、腕を伸ばしっぱなし。腕を下げて休んでいると、その隙に塒に飛びこまれる。
a0181059_933100.jpg

動体ブレだが、気に入った1枚。
a0181059_935926.jpg

後ろ向きだが、傷まで克明に写ると気持ちがいい(負け惜しみ)。やはり、マテバシイの背景は一番きれいだ。
a0181059_9422100.jpg


さて、本題。
12月には塒となっていなかったが、最近になってからできたタイサンボクの塒。朝には3頭しかしなかったが、午後に立ち寄ると5頭に増えていた。2頭が帰還したようだ。
a0181059_954051.jpg

朝一番に立ち寄り、日が当たるマテバシイの塒を撮ったのが左の画像、その後、塒から飛び出し、いったん空になり、午後に戻ってきた時が右の画像。この画像では葉の中央部に透明な水滴が付いているが(矢印)、撮影する前にはムラツがこの水滴の上におり、撮影中に上の葉にのそのそ移動した(移動中の1頭が写っている)。この水滴に触れた友人は、ネバネバしているという。何だろう?マテバシイの樹液が落ちてきたのか、スポーツドリンクでも誰か撒いたのかと一瞬思ったが怪訝なままここを立ち去る。
a0181059_952334.jpg

その後、タイサンボクの塒を覗くと下に滴り落ちるほどの大量の液体。この液体に触れようとしたとき、葉に触れてしまい、塒のムラツは飛び出してしまった。飛び出した後の葉を見ると、ムラツがいたあたりに水滴が残され(A)、その葉の下端には液体が溜まっていた(B)。この液体は、時間の経過とともに蒸発し、飛び去ったムラツが戻ってきた20分後には乾燥してしまっていた。
a0181059_961577.jpg
a0181059_9523613.jpg

この液体は何か?不確実であるけれど、朝には塒で見ていない。暖かくなり塒から飛び出し、午後に塒に帰還したときに、ムラツのいたあたりに液体が付着している。ということは、午後にムラツが運んできたとしか考えられない。

ムラツが塒から出て、日向ぼっこする以外に、路上吸水したり、植え込みの葉や茎や枝で吸汁しているのはたびたび目撃している。このことから、午後、塒に戻ってきたムラツは、ストローあるいは腹部から液体を吐き出したのではないのだろうか?

とするならば、ムラツは、この吐出物から発する臭いをたよりに集合するのではないかという仮定が成り立つ。ムラツが飛び出して塒に戻ってくる時、最初は近くで様子を伺っているが、しばらくすると塒に向かって飛んでくる。すぐに塒に入り込む個体もいるが、多くは塒付近をホバリングし何かを探しているようである。視覚か嗅覚によって塒の位置を特定しているに違いない。もし、嗅覚ならばこの吐出物から塒の位置を正確に特定できるはずだ。塒から飛び出し戻ってきたとき、塒の葉上に何かを吐出するなら、吐出(乾燥)物の量はどんどん増え、ますますムラツは集合するのではなかろうか?

さらに、想像たくましくするならば、この吐出物は越冬中の貯蓄栄養物として機能していることも考えられる。というのは、「コロポックル讃歌」のclossianaさんが、昨年暮れの小雨の日、塒の中でムラツがストローをだして葉上の水を吸ってることを目撃している。すなわち、動けない日は、水だけでなく、乾燥した吐出物が雨水で戻されたものを吸って、冬を生きながらえているのではないだろうか?ムラツが植え込みの植物で吸汁している箇所は、湿ってはいるのかもしれないが液体が分泌している部分と思われなく、いわゆる吸い戻しによって、吸い戻しのように体内から液を吐き出さないまでも、養分を舐めとっている気がする。

12月にはあれだけ多かったムラツが、春まで数を維持できない最大の理由は、気温よりも冬季の乾燥かもしれない。せっかく葉上にため込んだ養分も、雨が降らなくては利用できないし、体内にも吐き戻すまでの水分は残っていない。暖かい日は水分補給のために、塒から出ていくことができるけれど、寒い日が続くとそれもできないため死んでいくのではないだろうか?

ムラサキツバメは、毎年、同じ場所に塒を作り大集合する。同じ場所と言っても、年によって少し異なるけれど、どうしてその場所に集まるのか謎に包まれたままで、大集合する理由もわかっていない。この日見つけた朝には(乾いているため)見ることのできない葉上の液体が、(人為的なものでなければ、)解明の糸口になるかもしれない。 ・・・という仮説をたててみました。



P.S.
この日、お会いした「不思議の森の迷い人」のfushiginomoriさんが、11時すぎに、マテバシイの葉の上で吸水しているムラサキツバメを撮っておられた。ストローを出しているのは、葉の先端。よく見ると、とまっている葉の上方の葉の先から、水が滴り落ちている。この滴り落ちた水を吸っているようだ。葉の真ん中なら液を吐出していることも考えられるが、あまりにも大量なので吸っているのに間違いない。前日、雨は降っていないので、雨水でないはず。マテバシイの樹液なのだろうか。謎が深まった。

by otto-N | 2016-01-12 10:08 | Comments(4)

2016.1.5 千葉県・マテバシイの公園 ムラサキツバメ   2016.1.7 (記)

2016.1.5
年が明けても、例年になく気温の高い日が続く。こうも気温が高ければ晴れるとムラサキツバメは塒から出て飛び回るはずと、通勤電車のラッシュに揉まれて、様子を見に行く。

10時すぎ、もうダウンを着てはいられないほどの暖かさ。塒のほとんどはもぬけの空だった。クリスマスの日にいた孤児もいなかった。塒の近くで開翅しているムラサキツバメはさすがにボロ。ただ、このオスは大破しているにも関わらず、いい色だった。ムラツの輝きは鮮度でなく個体差?
a0181059_1517270.jpg

ポイントをひととおり回って、起点ポイントのシャリンバイの植え込み。右前翅が少し欠けたムラサキシジミ。飛んだところを狙うが飛ぶタイミングがわからず全くの不調。
a0181059_1522365.jpg

しばらくすると、体が温まったせいか、茂みに潜り込み枝で吸汁を始めた。越冬中も、暖かいときはこうして養分補給が必要なのかもしれない。眼が、動物みたいに瞳があるように見える。
a0181059_15224638.jpg

あちこち撮り歩いたのをまとめるとこんな感じ。ボロばかりではないが、相当きている。(画素数を減らす目的で、正方形にトリミングし9コマ並べてみたけれど、何か変。頭の中では写真は横長の概念が出来上がっている。作り直すのも手間がかかるので、このまま掲載)
a0181059_1519284.jpg

しかし、こんなきれいなのもいた。
a0181059_16535922.jpg

オスも。しかしながら、このイケメン、半開翅しただけで、すぐに飛び去る。
a0181059_1935433.jpg

落胆しつつ、200mほど離れた、正午すぎに日の当たるポイントに行ってみると、勝るとも劣らないイケメン2号。どうしてこんなに綺麗な個体がいるのだろうか。じっと塒に籠っていると翅が傷まないはずではあるけれど、こうも暖かいと日中飛び出すはず。それよりも、暖かいので、(例年だと越冬できずに終わる)蛹が極く最近羽化したと考えたほうがいいのかもしれない。
a0181059_19532139.jpg

飛んでも遠くへは行かず、近くで開翅してくれる。しかし、横向きでもいい色になかなか撮れない。
a0181059_16591347.jpg

一瞬、頭を下向きにした。たった4回しかシャッターを切れなかった。「構造色は頭が下」の法則通りが一番いい感じに撮れた。
a0181059_1712985.jpg

このイケメンを撮っているときに気がつく。ムラツの尾突は、ピンと外向きに対称のスワローテイルになっていなければならない。しかも、尾突の白点が目立つように背景は暗いほうが望ましい。テカる葉上も必須。(だんだん注文が多くなってきた)
a0181059_1714978.jpg

日向ぼっこが過ぎ、塒に戻ってきたのを21ミリで待ち伏せしたが、入らないこと入らないこと。証拠写真もままならず、以下は反省写真です。
a0181059_1712472.jpg

お尻の先と尾状突起だけにピンが来た不思議な構図。方向転換するときは、腹部の曲げでバランスをとっているようだ。
a0181059_17131685.jpg


by otto-N | 2016-01-07 20:18 | Comments(2)