たかがヤマト、されどヤマト

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2013年 12月 ケニア旅行 (20) ナクル→日本   2014.3.14 (記)

2013.12.10-11
帰国の日。ナイロビに向けて朝7時半出発。ナクル湖国立公園のゲート付近。増水期では木の根元は水に浸かっている。柵の中の広い野原がクロサイがいた場所、その向こうに見えるのがライオンがいた丘。鉄塔も見える。サバンナの広大さとは無縁だった。フラミンゴの大群あってのナクル湖か。
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ナクル市内に入る前のなぜかホッとする風景。緑が多いし、草が茂っている空地もある。きっとチョウが多いに違いないと不埒な考えがよぎる。
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ナクルの町。というより街ですね。ビルも立ち並び、とても活気があった。1コマ目、ハイエースクラスの車はどうやら乗合バスのようだった。2コマ目、タイヤのチューブでビーチサンダルを作っている?家々は粗末なのだけど、原色のペンキが美しい。
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街の中心部とおぼしき所。昔、日本で走っていたミゼット型三輪車も健在だった。
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人々は忙しそうに立ち働く。なぜか街角には靴屋。こんな大きな街にライオンやサイのいる公園がある。不思議な場所だった。
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ナイロビとの中間にあるナイバシャのお土産屋(ドライブイン?)で一休み。裏手には原っぱが拡がっていたので、チョウ探し。ラスト・チャンス。そこで遊んでいた3人の洟垂れ小僧、何やってんのという風でこっちに寄って来た。
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チョウはいた。まだ気温が上がっていないせいか、少し飛んだだけですぐとまる。翅は開かなかった。最初に見つけたのは、翅を開いたらとても綺麗なスジグロツマアカシロチョウ。もう1つは、アンボセリマサイマラのロッジの庭で、もう撮影済みと思っていたけれど、この時が初見。Belenois gidica というのかもしれないが、とにかくわからない。
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通りすがりの風景。3コマ目、行ったり来たり、この町を通るのはこれで何度目だろうか?6コマ目、峠を越えるとナイロビまで長い長い下り坂。
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少しずつコンクリートの建物が増えてくるけれど、相変わらずの風景が続いていた。もっとも、近代的な場所は撮影しなかっただけだが。
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あまりこんな所ばかり撮って欲しくはないと思うけど、近代的なスーパーやら高層住宅を撮っても感激はないですからね。そして、突然の渋滞。ストンと詰まってしまった。
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隣のバス、スクールバスのようだったのでカメラを向ける。恥ずかしそうな笑顔がかわいい。裕福なクラスなんだろうな。かたや、びっちり詰まった車の間では、子供たちが新聞や雑誌や日用品を売っていた。ゴルフ雑誌も売っていたのには驚いた。車はナイロビのオフイス街を通り抜けるらしく、信号があっても無関係に渋滞は続く。たまに一番左車線を走るとき、通りすがりの風景を撮るがあまり面白くはなかった。11時半ころ、ナイロビ空港に到着。ガイド氏は中には入れないので外で別れ、エディハドのカウンターに並ぶ。ガイド氏は、あまり日本語に堪能ではなかったけれど、動物を見つけるのはうまかった。なによりも、あのボロ車を巧みに操り、故障を直したことには感心した。ハラハラドキドキ、ちょっとワイルドだったが、ありがとうございました。
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ナイロビ空港の出国手続きは時間がかかった。入国するときもそうだったが、指紋をとられる。その機械がまるで不調。前にいた若い関西弁の女性に話かけられ、雑談。キリマンジャロに登ってきたそうだ。チーターのハンティングも見たそうな。これからNYに寄ってから帰国するとのこと。男より女のほうがまるで元気だ。ナイロビ空港は外見以上に質素。ナイロビ発14時35分のエティハドに乗り、アブダビ経由で帰ってきた。2コマ目、アラビア半島の砂漠に沈む太陽、3コマ目、アブダビ空港着陸寸前の夜景。
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そして日本上空。雲海の向こうにかろうじて富士山。成田着13時05分。
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アフリカの動物を見に出かけたのは、これで2回目。最初は、2010年の10月、世界3大瀑布の1つであるビクトリア滝の観光のついでにボツワナのチョベ国立公園に寄ったものだった。チョベでは初日は大きなボートでの、翌日はサファリカーでの動物探索で、いわば体験サファリに近いものであり、それほど期待していなかったが、全然そんなことはなく、次々と現れる動物にワクワクしどおしであった。今回のケニアは、朝から夕方までサバンナをうろつき、少々ハードであった分、大自然を満喫できた。野生動物をまじかに見るということより、風景そのものが素晴らしいのであり、果てしなく広がる草原、湧き上がる雲、その下に動物が群れているという光景を写真に撮っても、パソコンの画面では小さすぎた。   


P.S.
たった11日間の旅行で、記事を2か月半、20回も引っ張り、その上、肝心なチョウはわずかですみませんでした。
巷では、モンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミも出ているとのこと。昨年は3月18日にツマキチョウを撮影しているので、なにがなんでも、それまでに連載を終えなくてはと焦っていたのだが、これで間に合いそう。一昨日(12日)は、4月中旬なみの暖かさということで、久しぶりにカメラを持って近くの公園に行きました。さすがに、1日だけ暖かくてもモンシロチョウさえは出てきておらず、キタテハと遊んでおりました。静止はすぐ飽き、飛翔を狙いましたが、惨敗。飛び回る30cm以内には近づけません。でも、これで当面の目標ができました。
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実は、このポイント、4月上旬、ツバメシジミが出る原っぱ。でも、すっかり、草が刈り取られ、青いメスが発生したとしても、背景がこれでは美しくは撮れないでしょうね。ガッカリです。

by otto-N | 2014-03-14 10:12 | Comments(0)

2013年 12月 ケニア旅行 (16) マサイマラ ⑧   2014.2.18 (記)

2013.12.8 続きの続き
午後のサファリドライブは無理。ロッジで昼食後、高いフェンスで囲まれたロッジの敷地の中でチョウを探す。外には、ライオンはいなくても凶暴なバッファローがいるとのことで、フェンスの外に出ることは禁止。ざあーっとロッジ内を流してみた結果、高い木の梢に咲く花にチョウが飛んでいたけれど、低いところには飛んでいない。目立つのはチョウより綺麗な小鳥。しかし、木々の間、葉に隠れて、そう簡単には撮れせてもらえない。2コマ目と6コマ目、嘴の形状から、太陽鳥(サンバード)の種類らしい。太陽鳥はハチドリのようにホバリングできないが、花蜜を食料にしているとのこと。どうりで、木の花をつついて散らしていたわけだ。5コマ目、ズグロウロコハタオリというハタオリドリの仲間。1コマ目、猿に威嚇されちょっと怖かった。その横に追いかけていたシロチョウがとまったのだが。
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エントランスの前の道路際を飛んでいたシロチョウ3種。とても敏感。とまっても翅は開いてくれなかった。1コマ目、これまでさんざん見てきたツマアカシロチョウ(Colotis属)の類。ツマアカシロチョウは、動物がたくさんいた草原には多かったけれど、ロッジ近くではほとんど見なかった。2、3コマ目、少し大きい黄色いシロチョウは名前が不明。とにかく、ネットで調べても、アフリカのチョウはほとんどひっかからない。やっと出てきても、色褪せた標本の写真。Wikipediaでも名前は出ていても、写真がなかったり。ということで、掲載前に探蝶逍遥記」のfanseabさんに名前を教えていただいた。乾季型・雨季型を含めた完全版の図版でもない限り、同定は厳しいとのこと。翅の表裏の片面しか判らず、その後の整理中に出てきた画像もあったけれど、それでもほとんど名前がわかった。氏に同定していただいたチョウ名は緑の字で記載しました。fanseabさん、どうもありがとうございました。
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ロッジの中を一通り回り、チョウがあまりにもいないことに愕然としたけれど、ダイニングルームの前の芝生の横にある高さ3mほどの茂みの花にシロチョウが集まることに気がついた。集まるといってもポツリポツリと来る程度だったが、ここで粘ることにした。まず、目だったのは、ちょっと派手目な黄色、アフリカシロチョウ(Belenois creona)のメス
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なかなか背景の抜けた場所にはとまらないし、とにかく、これは木の花、低いところにはとまらない。
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翅裏は黄色いが、翅表は白が主体。
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アウロタヘリグロシロチョウ(Belenois aurota)のオス
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吸蜜時間が短く、ピントが合う前に飛ばれてしまう。どれもこれもよく似た模様。
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Belenois属。B.aurotaの白化型かもしれないとのこと。とにかく、乾季型と雨季型の幅が広そうとのコメントです。
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モンシロチョウより小ぶり。遠くてやっと撮ったけど、白すぎたせいかピンぼけ。Dixeia属(ヒメウスキシロチョウ)のオス?
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このロッジに着いた日に撮り、サバンナでも飛んでいたルエッペリネキシロチョウ(Mylothris rueppllii)
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飛び方は他のシロチョウよりゆっくりめ。翅を閉じているほうが美しい。日陰だと全体が黄色に見えるのはなぜだろうか。薄暗い中、風に揺れていた。
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画像整理中に出てきた。翅の付け根のオレンジからMylothris属と思う。上のチョウより大きく、下のチョウよりは小さい。
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ロッジの花壇は、ニチニチソウみたいな花しかなく、とても貧弱で期待はずれだった。それでも少しはチョウがときおりやってくる。ツマベニチョウより二回りくらい小さいが、それでも大型。ワタリウスアオシロチョウ(Nepheronia argia)のオス
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この花にはオナシアゲハも来ていたが、動きが激しく全然撮れず。問題は、黄色にオレンジの3コマ目。撮り損なってガックリ。
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でも、30分後、少し離れた場所で、高さ4mほどの所にとまったこの黄色。翅を拡げたら先がオレンジ。葉が被っていないところをやっと見つけた。レダシロチョウ(Eronia leda)
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左、ミスジチョウだが白条ではなく、円型紋。飛び方は完全なミスジチョウ系。とまってもすぐ飛ばれ、やっと撮れたのがこの1枚。これだけで断定はできないが、ペニントンミスジ(Netis pennington)の可能性が高いとのこと。アフリカには白条が円形のミスジが多いようだ。その後、姿を現さず撮影できず悔しかった。右、ロッジ内のちょっとした空地でたびたび見かけたカバタテハモドキ(Junonia terea)。みんなボロだったが、これが一番の美形。すぐ翅を開く。
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左、泊まっていたコテージの脇にいた、おなじみのカクモンシジミ(Synstarucus pirithous)。左、アフリカのヤマト、アフリカン・グラス・ブルー(Zizeeria knysna)のメス。ヤマトシジミよりかなり小型、飛び方の速いので、すぐ見失う。翅は開かなかった。
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夕食が済んでも、ガイド氏は車の修理から帰ってこなかった。翌朝、フロントで顔を合わせたら、午後9時まで修理していたとの話。マサイマラには車の部品屋があり、一般的なサファリカーの部品は調達できるという。それにしても、暗い中、必死に修理していたに違いない。何しろ、修理できなければ、この旅行自体がこれで中止になってしまうのだから。よくやったと感嘆と感謝。午後のドライブは中止になったけれど、一通りのチョウの撮影ができたので、それなりに満足。でも、チーターかオスのライオン、見たかった。


(ケニア旅行 (17) に続きます)

by otto-N | 2014-02-18 17:28 | Comments(6)

2013年 12月 ケニア旅行 (14) マサイマラ ⑥   2014.2.11 (記)

2013.12.8 続き
相変わらずヌーが草を食む大草原。大型の動物がポツンと座っていた。エランドというらしい。
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立ち上がって欲しかったがいつまでも座り込んでいた。
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ハイエナが2匹。1匹は道路の水溜まりに浸かっていた。
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最初は、上の写真で遠くにいるほうも、水溜まりにいた。それが、少しずつこちらの様子を伺いながら遠ざかっていった。水溜まりに浸かったままのほうは首に無線発信器。前日に見た個体と同じかもしれない。
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川沿いの灌木地帯を流し、オスのライオンを探す。しかし、イボイノシシやマングースが飛び出すものの見つからない。ナイバシャ湖でよく見たサンショクウミワシ。
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所用のため休憩。やはり、車から出て大地をこの足で踏んでみたいもの。サバンナを実感する。あいかわらずツマアカシロチョウが飛んでいるが全く近くには来ない。そこへ、ツマアカよりゆっくりと飛んでいるシロチョウを見つけた。とまることはないと確信して、最初から飛翔撮影モード。この広角ズーム、距離リングがないため、伸ばした左の手のひらをAFで1枚撮影してすぐMFに切り替える。その他の設定をいじる暇はなかった。
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ルエッペリネキシロチョウ(Mylothris rueppellii)。ロッジの園内で撮ったことのあるシロチョウだった。ネキシロチョウの由来は、オレンジ色だけど、根本が黄色いシロチョウということかな?
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このシロチョウを追いかけて撮ったのがこの写真。ハイエースの後ろを回り込み、最後は灌木の向こうに行ってしまった。
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川岸のブッシュの中を探すが全然ライオンは見つからなかった。この川は、マラ川よりは狭い。川岸にはワニが日向ぼっこ。
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ワニはいつまでも大口を開けたままだった。ワニは周りに色が同化していて、あそこにいると言われてもすぐには見つからない。
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カバも気持良さそう。
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(ケニア旅行 (15) に続きます)

by otto-N | 2014-02-11 22:58 | Comments(0)

2013年 12月 ケニア旅行 (12) マサイマラ ④   2014.2.6 (記)

2013.12.7 続き
ルーフの支柱の応急修理を終え、チーターを探すものの姿は見なかった。丘を下ったあたりはヌーとシマウマが多い。シマウマの子供は縞が黒ではなく茶色だった。母馬の横を甘えたように跳ねる。
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だだっ広いブッシュもない丘の上、カンカン照りの中、メスのライオンが座り込んでいた。右のほうに獲物が転がっていた。
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近づくと、左の方にも獲物。ただし、こちらは少し白骨化している。
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ゆっくりとライオンに近づく。そして、前に回り込む。
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ライオンの後ろに先ほどの獲物。
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でも、ライオンの様子が変だ。苦しそうに喘いでいる。顔にはびっちりと小さなハエ。
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車を停めてしばらくすると、苦しそうに立ち上がり、こちらの方にやって来た。でも、苦しそう。目も満足に開けていられない。
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そして、一瞬、不思議な表情。ぶるぶるっと顔を振る。そのとき、顔にたかっていたハエが飛び散った。やはり、ハエがうっとおしいようだ。後ろにはハゲコウが1羽。
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この直後、虚ろな目をしたまま、こっちにどんどん近づいてきた。
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そして、車の下に潜り込んだ。ライオンの苦しそうな呼吸音がすぐそこから聞こえる。実は、このライオン。狩った獲物の見張り。捕ったものの近くにブッシュもなく、カンカン照りの中、他の動物、ハイエナとかハゲワシとかに奪われないように見張りをしていたわけだった。ライオンは、普通、ブッシュの中で涼んでいる時間帯。せっかくの獲物を他に取られないように、暑さに耐え頑張っていたようだ。ガイド氏は、車の下に潜り込むのを予想していた。よくあることだそうだ。ライオンはそのまま動かなくなってしまった。かわいそうなので10分間の停車。その間、次々とサファリカーがやって来る。これではハイエナと変わらないようだ。餌を横取りされないだけましなだけだ。
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隙あらば餌にありつこうとしていたハゲコウ。
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上空を舞っているのはハゲワシか。嘘っ!この写真は午前中に別の場所で撮ったもの。ときどき、こうして草原の上空を舞っているのを見た。
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ライオンの獲物、2匹。1匹はカラカラだったがもう1匹はナマナマしい。キンバエが集っていた。
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ふたたび、チーターを探すが見つからない。名前の判らない鹿が、車と並走。
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チーターがダメなら、オスのライオンを探すがこれも見つからず。そこへ、バッファローの群れ。
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体につく虫をついばんでいる鳥(キバシウシツツキ?)もいた。子供もいた。草を食べては横になり、のどかなのどかな光景。
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大きいだけではなく、この面構え。強そう。
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バッファローは、獰猛とのこと。ゆっくりと傍を通り抜ける。
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これ以上、大物は見つからず帰る途中、情報交換でもしているのか数台のサファリカーが停まっている場所があったので、そこで小休止。ブッシュもほとんどなく、草食動物もいない。車を降りるとツマアカシロチョウが飛び交っていた。花に吸蜜するところを撮りたくても、とまるのは一瞬。全然、ダメだった。仕方がない、奥の手。オスとメスが絡んでいた。至る所に落ちているシマウマやらヌーの糞を踏まぬように追いかけた。
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最小距離が40cmくらいの18-135ミリズーム。小さくしか写らないのでかなりのトリミング。構図的に1番よかったのは、上の5コマ目だが、近すぎてピンボケ。一応、これがオスの表翅が写っていた。
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その後、やっと開翅が撮れた。後翅の黒条は1本のタイプ。fanseabさんの鑑定では、パレネツマアカシロチョウ (colotis pallene)
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ロッジへの帰り道、体躯が小さくて小鹿のようだが、目が大きいディクディクという鹿。ほんと可愛い。
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さすがのガイド氏も道に少し迷ったらしく、ロッジへの道を羊番の子供に尋ねていた。「たびそら」風写真。
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ロッジへ着いたのは4時半ころ、まだ明るかったので、園内をうろつく。見つけたのはヤマトシジミ近縁種、African Grass Blue (Zizeeria knysna) のメス。表はほとんど黒かった。ネットの写真で見ると。オスはシルビアシジミのように外側の黒縁が太い。ジンバブエでも撮ったことがある。
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今回の旅行で持っていったカメラはK-5が2台。レンズは、動物用に55-300ミリズーム、風景用に18-135ミリズーム。ワイドズームは、ワイ端でマクロ的にチョウを撮影できる。以前、レンズ交換のときに、センサーに微小な水滴が付着したことがあったので、2台にした。でも、次々と現れる動物を撮影できたできないのと一喜一憂している夫に対し、小さな双眼鏡で動物を観察している妻のほうが、大自然を思いっきり楽しんでいるようだった。


(ケニア旅行 (13) に続きます)

by otto-N | 2014-02-06 13:54 | Comments(6)

2013年 12月 ケニア旅行 (11) マサイマラ ③   2014.2.3 (記)

2013.12.7 続き
ライオンのメスと赤ちゃんの次は、当然のことながら、ライオンのオスを探す。しかしながら、茂みから茂みを流しても、全然見つけることはできなかった。ヌーは相変わらず群れをなして草を食べていた。
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アルタミラの洞窟の壁画に描かれていたヌーを見てから、どんな動物かと思っていたが、意外と迫力不足。
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行けども行けどもヌーばかり。この付近は枯草よりも緑が多いせいか、あいかわらず、シロチョウが飛び回っていた。
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何も見つからないまま時間はすぎたが、クロサイが近くにいるとの無線。すでに、2台のサファリカーが停まっていたので場所はすぐわかった。でも、茂みの奥からなかなか出て来ず、1台はしびれを切らしてどこかへ行ってしまった。辛抱強く待ったかいがあって、やっと顔を覗かせた。車をよく見える位置に移動。ここからは、ぽっかりと空いている。
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あまり動き回らず、草を食べ続ける。なかなか茂みから出て来ない。まっ正面からだと、両目は写るが角は1本しか見えない。なかなか全容を現さない。
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目に光りが入ったのはこの1枚だけだったし、2本の大きな角を撮るアングルも微妙だった。そのうち、完全に茂みに入ってしまったので、ここを撤収。さすがビッグ5の一つ、大きかかった。因みに、ビッグ5とは、ライオン、ゾウ、ヒョウ、バッファロー、サイ(クロサイとシロサイがある)の5動物。サイとヒョウは遭遇したらラッキーとのことだ。
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近くにとまった綺麗な小鳥。
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ライオンをあきらめ、チーターを探す。しかし、ガイド氏は、ヒョウは難しいがチーターは簡単と言っていたのにかかわらず全然見つからなかった。水溜まりのある所にハイエナの小さな群れがいた。
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全部で5匹いた。たえずこちらの様子をうかがう。
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チーターは見つからない。
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トビの群れ、インパラ、あちこちに散らばっている動物の死体。インパラのオスの角は立派だ。
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小岩の多い道をたどっていくと、小高い丘の頂上に出た。サファリカーが集まっていた。ここで小休止。丘を下った向こうはタンザニア。
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車から出たとたん、チョウの姿が。沖縄にいるアオタテハモドキかと思ったけれど、どうやらアフリカタテハモドキ(Junonia oenone)というらしい。テリを張っていた。
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ルリボシタテハモドキ(Junonia hierta)。これは、インドで撮影したことがある。翅をもっと開けば、輝くルリボシが見えたはず。
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アンボセリの小高い丘にもいたが、ここでも、メスアカムラサキ♂がいた。やはり開翅はしなかった。ツマアカシロチョウのオスとメスが絡んでいたが、メスだけ撮れた。詳しい種は不明だが、メスは先端がオレンジではなく、黄色だった。結局、オスはメスに拒否された。右上にぼんやりと写っているのがオスだが、後翅に黒い筋がなく、メスとは別種かもしれない。この他、オナシアゲハ、スジグロツマアカシロチョウもいたけれど、撮影はできなかった。
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丘を下りて、タンザニアとの国境にあるマラ川に向かう。マラ川。ヌーの大移動のとき、川を渡るヌーを襲うワニをTV番組を何度見たことか。この日は、まったり。カバの群れだけが目立った。
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カバの他、目を凝らすと大きなワニも見つかった。ワニは一度捕食すると数か月は食べなくていいとのこと。そして、川を渡り損なったヌーの死骸が散らばっていた。
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のんきそうなカバたち。
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子供のカバ。気持ちよさそうな大人のカバ。
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川の畔の茂みのライオンを探したけれど、見つからず。いたのはサルと何種類かの鳥しかおらず、さきほどの丘のほうに戻る。
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丘に登ってランチの予定だったが、その途中の草原でロッジで作ってもらったランチボックスをあける。パン、チキン、バナナ、ヨーグルト、オレンジジュース。ところで、なぜ、ここで休んだかというと、車の修理のため。実は、ルーフを支えていたパイプの支柱の1本が折れてしまった。どうやって修理するのかと見守っていたところ、レンチの曲線部分を叩いて真っ直ぐにし、パイプの中に入れてしまった。これで、ルーフはしばらくは使えそう、ということで記念撮影。左修理前、右修理後。真ん中、顔にたかる小さなハエ。何10匹いるか判らない。刺されはしないが、その辺に転がっている動物の糞と、ライオンやそこいらじゅうの動物に集っていたヤツかと思うと気色が悪い。不思議なことに妻には集らず、集っていたのは男どもだけ。男は臭いのか?メンが割れるけど、目をつぶっているので、ま、いいか。でも、先ほどのレンチはパンクしたときのタイヤ交換用。パンクしたらどうする?かなり、気になった。
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大草原。今はヌーはタンザニアに行ってほとんどいないけれど、ここの草を全部食べ尽くすと言う。ということは、今は食べつくされてしまったということか。どうりで、緑らしい緑がないわけだ。
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緑がないとは言え、今は小雨季。ぼちぼち緑も出てきている。ツマアカシロチョウの類の飛んでいるが、敏感で、吸蜜時間がとても短く、開翅するのだけれど撮影はできなかった。
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ツマアカシロチョウ(Colotis)類は、黒帯が入るもの入らぬものと色々あり、それも乾季と雨季で入り方が違うようで同定が難しいとのこと。でも、翅が透けると、翅裏に緑の唐草模様のないクモマツマキチョウ風、ちょっといい。
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(ケニア旅行 (12) に続きます)

by otto-N | 2014-02-03 17:44 | Comments(6)

2013年 12月 ケニア旅行 (10) マサイマラ ②   2014.1.30 (記)

2013.12.7
前日は雨が降り天気が心配だったけれど、なんのことはない朝から晴れていた。サファリに出かける前、まだ同じ場所にいるはずと、前日、暗い中ストロボで撮ったネキシロチョウを探す。とまった場所を覚えていたつもりだったが、すぐに見つからず焦った。日陰だと色がずいぶん黄色く見える。
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8時半、サファリに出発。大草原にポツンポツンと生えている木。これらがポイントの目印になっているのかもしれない。
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大きなツルの仲間。インパラとヌーも写っていた。
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ツルの飛翔。大きさはタンチョウくらいか、と言ってもタンチョウヅルをまだ見たことはないが。
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舞い降りて餌をさがす。かなり綺麗なツルだと思うが、ちょっと遠かった。
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イボイノシシの家族を発見。
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一斉に逃げる、逃げる。子供がかわいい。
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ときどき、こちらの様子をうかがう。子供は8匹か。
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大群とはいかなかったが、ヌーは多かった。
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ヌーの目を撮りたかったが、なかなか近づけない。ただ、ヌー自体も思っていたよりも迫力がない。牛の亡霊みたい。
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草原のあちこちに動物の骨が見られた。これは、バッファローかヌーか。肉食動物に襲われたのかただの病死かよく判らないけれど。
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茂みから突然ブチハイエナが飛びだした。
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安全圏まで逃げた後、こちらを振り返る。可愛いです。
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シマウマも出てきた。
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小連れ。たまにはこちらに向かって来てほしいけれど、向こうに歩き去ることばかり。
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小さな川を渡ったら、シマウマばかりになった。この付近ではシロチョウがかなり飛んでおり、シマウマより気になってしかたがなかった。花が咲いている灌木があるようだった。
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シマウマは短足。お尻あたりもムチっとしている。走っても早くなさそうだ。
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シマウマばかりの風景。相変わらずシロチョウが舞っており、ほんとに降りたかった。
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シマウマ、シマウマ、どこまでもシマウマだが、ガイド氏とともに、ブッシュの中を探す。目的はライオン。
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すぐには見つからなかったが、近くにライオンがいるとの知らせ。急いで駆けつけると、ブッシュの中にメスのライオンが2頭。
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頭だけ見えるほうには赤ちゃんライオンがいた。どうやら子供は2頭。
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2匹ともこちらを向いた瞬間。とても可愛い。
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落着きがなく、すぐ母親の陰に隠れてしまう。
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左のほうが活発。しかし、木の陰に行ってしまった。
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母親の前脚で甘えているほうもいなくなり、母親も木陰に消えた。
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(ケニア旅行 (11) に続きます)

by otto-N | 2014-01-30 14:48 | Comments(2)

2013年 12月 ケニア旅行 (8) ナイバシャ湖→マサイマラ   2014.1.23 (記)

2013.12.6
ナイバシャ湖のロッジを7時30分に出発する予定だった。こぎれいすぎて何か物足りない広い庭を横切り、急いでロビーのある母屋に向かう。しかし、ガイド氏は遅れてやって来た。車を修理したいので1時間待ってくれとのこと。トヨタ・ハイエースのサファリ仕様改造車。天井が開くようになっている。壊れないのが不思議なくらいの年代物。天気がいいので、1時間くらいは簡単に暇をつぶせた。
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庭にはあちこちに花壇があり花が咲いていたが、気温が低いのでチョウの気配は全くなかった。鳥しかいない。大型の鳥はトキの種類だろうか。白いのと黒いのがいた。3コマ目、エジプトで見たことがあるヤツガシラ。鶴嘴のように地面に嘴を突きさし虫を探す。6コマ目、ウなのだが、日本のと違って白っぽい。前日は暗くてわからなかった。
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ボートに乗ったところまで足を延ばす。のどかな光景。
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実は、この場所へはカワセミを撮りにきた。前日は暗すぎてだめだった。結構敏感だったけれど、何とか撮れた。ここのは、白と黒のものトーン。
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再び、庭をうろつくと、ツキノワではないテリムクがいた。2コマ目、オレンジの鳥も目はテリムク?3コマ目、至近距離のツキノワテリムク、やっぱり派手だった。
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我がサファリカーが戻って来て、マサイマラ動物保護区へと出発。いったんナイロビ方面に向かい、途中西に折れ、北上するようだ。西に折れる前にあるトラックの立ち寄り所のような名前不明の町。後から判ったことだが、この町は4度も通過した。
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この町のとある角を曲がったところに安いガソリン屋があり、いつも給油した。
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給油中の路地裏の風景。ロバっていつ見てもかわいい。ケニアでの一番人気の車はトヨタ。中古車としてそのまま輸出される。日本語がそのままになっているのは何度も見た。純正であることの証明。
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遊んでいる子供たち。ほんと楽しそうに遊ぶ。お姉ちゃんは弟をおんぶしているし、もう日本では見られない景色だろうな。
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西へ折れたら、しばらくというか、ずうーっと乾いた景色が続く。そして、ときどき原色の街、というより町。なぜ、こんな風景を撮りたくなるのだろうか。東南アジアでは全く撮りたいと思わなかったのに。カラッとした中に原色があるからなのだろうか。窓ガラス越しで色も出ないけれど、とにかく1秒7コマで撮影し続けた。
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道路は真っ直ぐ作られていた。ときどき山道になるのだが、直線なので急勾配。ほとんどのトラックは喘ぎ喘ぎ登っていく。こういう所だけ、登りは2車線になる。我がサファリカーも力がないので追い越し車線は登れない。マサイマラに向かうと思われる別のハイエースのサファリカーに簡単に抜かれてしまった。前方には事故ったトラック。このトラック、マサイマラから帰る時にもまだ放置されたままだった。登ったり下ったりしているうち、大きな街にでた。ナロックというこれまでにない活気のある街だった。やたら、街角にたむろするバイクが多いと思っていたら、はたと気がついた。カンボジアで見たことがあるバイタクだった。小さな町でも、なぜ、バイクがかたまって停まっているのか不思議だったのだが、これで解決。でも、このバイク、中国とかインド製らしく、見かけに較べてスピードは遅い。原チャリ並みだった。
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ナロックを出ると急に寂びれる。パサパサの平地が続く。3コマ目、なぜか道端で1人でダンスをしていた子供。
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11時半、お土産屋で休憩。周りの空地でチョウを探すものの、パサパサ。緑もほとんどない。乾燥に強そうな花が咲いていた。
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お土産屋を出てからすぐに、オフロード。ここからが凄かった。半分砂漠のような灌木地帯が延々と続く。ときどきマサイの人たちがいるだけだ。
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古い車なので密閉性が悪く、車内は土埃で充満。カメラもザックも土だらけ。妻はマスクをしたいたが、すぐ真っ黒になってしまった。揺れすぎるのでシャッターも満足に切れないこの悪路。だと言っても、この写真、シャッターを切れたということは、まだ揺れが少ない箇所だったということになる。中央部は算盤道路。よく雪道でなっているが、土の上でも算盤道路になることを初めて知った。算盤のガタガタを避けるためにときどき道端の轍の中を車体が傾いたまま走り続ける。ひっくり返らないかと心配になる。雨季ならスタックが必然の路だった。
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途中、マサイの集落がいくつかあった。先祖代々、こんなところで羊や牛を飼って生活しているにしろ厳しすぎる。悪路は果てしなく続く。
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マサイの人が現れるとシャッターを切る。民族衣装がまだ生きている。2コマ目、左耳に大穴。唐突に大きな村が現れ、車はその村に入った。休憩かと思ったが、そのまま細い道を進む。
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そして現れたのは牛の群れ。すっかり取り囲まれてしまったが、牛が通り過ぎるのをじっと待つ。それにしても、アバラの浮き出た痩せた牛ばかり。乳をとるのだと思うが・・・。
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牛の先、今度は道らしい道を走っていなかった。灌木地帯のタイヤ痕を探しながら走っているようだった。そこで、突然の停車。車の故障かと思ったら、ガイド氏、疲れたから少し休憩!それはそうだ、この悪路を2時間ぶっ通しの運転だった。
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車がとまった瞬間、ミスジチョウが目の前を横切った。そして、シロチョウも。たまらず、降りていい?と尋ねる。でも、車から10mだけ。シロチョウには逃げられたが、黄色いのが飛んできて20m先にとまった。ガイド氏の危険だからダメという声を無視して撮ってきた。クレオドーラシロチョウ♂(Eronia cleodora)
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車に戻ろうとしたとき、数10m先の反対方向にハゲワシが食事中だった。何枚か撮っているうち、すぐいなくなった。茂みに何が潜んでいるか判らない。やはり、灌木地帯は危険なようだ。
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泊まるロッジはもうすぐというあたりで、イボイノシシの群れ、インパラ、シマウマが1頭。ずいぶんと暗くなってきたぞ。
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平原にポツンと生えている木を撮っていたら、ロッジに到着した。午後1時30分。ロッジの名前は、「マラ・レジャー・キャンプ」。客室はテントのコテージ。
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母屋にあるレストランは2時で終了だという。大急ぎで荷物を置き、食事をする。4時からサファリドライブ。それまで、ロッジ内を散歩する。散歩は名目、チョウ探し。ロッジ敷地はそう広くはなかった。花壇もほとんどない。空は曇り空。長袖がいるくらいの低温、チョウは飛んでいなかった。ロッジのフェンスの外に川があり、洗濯をしていた。それと、羊の世話をしながら遊んでいた子供たち。
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チョウは全くいなかったわけではなかった。着いたときコテージに案内されている途中、雨に備えて休む場所を探していたシロチョウ。とまるのを待ってやっと撮った。アンボセリで撮影済みの種と思っていたが、よく見たら違った。
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もう1種。午後4時、サファリに出かけるとき、ふらふら飛んで葉の裏にとまったシロチョウ。ルエッペリネキシシロチョウ(mylothris rueppellii)。暗すぎたのでストロボを使った。
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このケニア旅行で撮ったチョウの名前がまるで判らなかったので、、前回、コメントでチョウの名前を教えていただいた「探検逍遥記」のfanseabさんに、記事をアップする前に撮ったチョウの同定をお願いした。撮影できたのは、シロチョウとツマアカシロチョウの類だったけれど、いずれも乾季型と雨季型があり、その完全な図版がないと厳しいとの返事をいただいたが、さすがfanseabさん、たちどころにそのほとんどを同定してくださった。また、ネット検索の場合、先人の誤同定結果をそのまま踏襲している可能性が高いことに注意が必要とのことでした。fanseabさんに同定していただいたチョウの名前は、緑色で記入しました。fanseabさん、ほんとうにありがとうございました。


(ケニア旅行 (9) に続きます)

by otto-N | 2014-01-23 18:58 | Comments(4)

2013年 12月 ケニア旅行 (4) アンボセリ シロチョウ   2014.1.11 (記)

2013.12.4 続き
思いがけなくロッジのすぐ近くで3頭のキリンと遭遇し、午前のサファリドライブを終え、ロッジに戻ったのは12時半を過ぎていた。夕方、再び、午後4時から出撃の予定。それまで、ロッジでのランチしか予定は入っていなかった。ロッジに着くと、ロビーにいつもいるマサイ族の大男が近くにあるマサイ村に案内してくれると言う。2時にロビーということで、とりあえずランチ。スープを飲み始めたところで、庭にチョウの影。あわてて飛び出す。シロチョウの類だが、なかなかとまらず、芝生にとまったところをやっと1枚だけ撮れた。
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席に戻ってみると、「スープを飲まないことにはメインが来ない。みんな食べてから、ゆっくりチョウを探したら」と妻に言われ、おとなしく従う。食べている間もチラチラ飛んでいたが、2種類だけのようだった。食事後、雲が出始め、少しだけ不活発になった。翅を開きかけたところを撮影した。もちろん名前は不明。(→アフリカシロチョウまたはクレオナヘリグロシロチョウとのことです。fanseabさんからコメントをいただきました)
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食べ終わった後、ロッジ内のチョウを探す。このシロチョウは花にも吸蜜するが、やはり、落着きがない。
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これが一番良かったかな。
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別の花。
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もう1種類。こちらは、飛んでいるとき黄色かった。白いほうより活発。2コマ目は、白飛びしてしまったが、表はモンキチョウによく似ていた。(→ベスタツマアカシロチョウとのことです)
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結局、表の全開は撮れなかった。
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このチョウは、オブザベーションヒルで見た表が茶色の小型シロチョウ。スジグロツマアカシロチョウというのかもしれない。全開したのだが、またしても撮影できなかった。とても敏感。
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尾状突起のあるシジミチョウ。これは、ジンバブエで撮ったことがある。表翅は裏翅ほどインパクトがない。(→ピリトウスカクモンシジミとのことです)
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位置を少し変えたら赤紫の花がボケていた。
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白と黄色のシロチョウは別の種類もいたけれど、吸蜜時間がとても短く敏感。先ほどの黄色いのもいい角度で撮れたと思ったら、翅欠け。そして、オレンジの先端を発見。しかし、花にとまり翅を開くのだが、これも敏感。追いかけると草の中にとまり、近づくとピントが合う前に飛ばれてしまう。
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それでもゆっくりと後を追うと、突然の全開翅。以前、ジンバブエで撮ったことのあるツマアカシロチョウとは少し違うようだ。ナカスジツマアカシロチョウ?しかし、どうして、馴染みのない異国のチョウに和名がついているのか不思議。背景は、密生するので生垣のように植えられていることが多いこの地特有?の背の高い植物。
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ロッジ内での探蝶は、1時間くらいしかできなかったけれど、なんとか数種類は撮影できた。他に、アオタテハモドキのような派手なチョウを追いかけたが、近づくと飛ばれるの繰り返しでダメ。ヤマトシジミより小さいシジミ、コノマチョウみたいなのも撮れなかった。2時ころには、完全に曇ってきたせいか、チョウは出て来なくなった。マサイ村に行く時間、未練がなく、ちょうどよかった。


(ケニア旅行 (5) に続きます)

by otto-N | 2014-01-11 18:21 | Comments(6)

2013年 12月 ケニア旅行 (2) アンボセリ AM   2014.1.6 (記)

2013.12.4
とまったロッジはコテッジになっていて、朝食のレストランは別棟。着いたときは暗くてよくわからなかったが、なかなか雰囲気は良かった。ジャカランダの花が咲き乱れ、とまではいかないまでも、散った花びらが美しかった。挨拶は朝も昼も夜も「ジャンボ」。覚えやすい。8コマ目はレストランだが、窓からはキリマンジャロが望める。問題なのは9コマ目。民族衣装のマサイ族の人、何をやっていると思う?答えは「パチンコ」。レストランに侵入してくる猿を追っ払っていた。嘘みたいな景色。
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このロッジから見えるキリマンジャロ。平に見える頂上には確かに雪。雲1つない青空。でも、こんなに見えたのはこの時だけだった。
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8時30分。サファリ・ドライブに出発。すぐかと思ったら、現地まで遠かった。30分くらいオフロードを飛ばす。途中、牛に道をふさがれる。そして、アンボセリ国立公園のゲートに着いた。入場料を払いに出たガイド氏はなかなか戻って来なかったが、「本日の動物情報」を仕入れていたようだった。ゲートをくぐり、しばらく進むと、おおサバンナ(?)という風景。そして、キリマンジャロ。
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起きたときは雲1つなかったが、さすが5895mの独立峰。少し経つと雲がわいていた。これも走っている車の中からの撮影。
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公園に入ってからの最初の動物は、インパラだった。南アフリカでは見なかったヌー。インパラのオス。
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回りを見ながら走っていると、そう、この風景が見たかった。キリマンジャロを背景にした動物たち。
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シマウマをこんなに見るのは初めてだった。
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意外と存在感のあったダチョウ。
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そしてゾウ。最初大きな1頭だけ目についた。アマサギという鳥がまとわりついている。この鳥は、ゾウが動いたとき、足元から飛び出す昆虫を捕食するらしい。その少し離れたところには子供とメス。最初の大きな1頭はオス。その先にゾウの群れ。
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群れは道路の反対側にもいて、しばらく、茫然と眺めていた。群れにはオスは加わることはなく、群れているのはメスと子供とのこと。子供がかわいい。
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1列になったゾウが悠然と進む。ちょうど雲の影との境目。子供のゾウ、何頭いるかな。
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水溜りにいたフラミンゴ。。水に写った長い赤い脚と、翼の赤い羽がきれいだった。
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イボイノシシ。顔に似合わず、こいつの走りはとても愛嬌がある。
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湿地の近く。ヌーとバッファローとインパラとカバ。
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かなり近くのダチョウ。この目!
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走り出すのを待っていたが、ケツをふりふり悠然と向こうへ行ってしまった。
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いつの間にか湿地帯に入っていた。湿地の浮草を食べているゾウの群れ。そこに大型の鳥。
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湿地では鳥が多い。ガイド氏は熱心に鳥の名前を教えてくれるけど、すぐ忘れてしまう。いつもペアでいるカンムリヅルは覚えた。どっちがオスでどっちがメスかはいつまでたってもわからなかったが。最後のはヘラサギ?
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2コマ目は黒いトキの類。下の3コマは、湿地の鳥でないけれど、ついでに。やはり、最後のツキノワテリムクドリはきれいだ。
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オブザベーションヒルという所に停車。車から出て足で登ってもよいという。何を見る所かというと、残念ながら雲の中。タンザニア方面の雄大な景色。
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ケニヤ側の景色。真ん中に象が2頭。こんな場所が地球に残っているのだ。
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実は、オブザベーションヒル。景色を楽しんでいるゆとりはなかった。というのは、チョウが飛んでいた。最初、大型の高速で飛ぶシロチョウが目についたけれど、大型のシジミチョウサイズの黄色いチョウが飛んできて半開翅したとき、それどころではなくなった。とても敏感。すぐにはとまらず、やっと追いついてもすぐ飛ばれる。飛翔は高速。やっと何とか撮影。シロチョウの類らしい。
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もう少し開いたこともあったのだが、撮り損なった。この色のチョウは初めて。
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丘の頂上にはメスアカムラサキ(♂)らしきものがテリ張りしていたが、翅を開くことはなく、オ・モ・テ・ナ・シ画像のみ。もっとも、このチョウより、前述のシロチョウを探すほうを優先し、熱心には追いかけなかった。2コマ目は、サバンナを飛び回っていた大型の糞虫。古代エジプトに出てくるのと同じかもしれない。その他、大型のシロチョウ2種、先がオレンジの小型シロチョウ、オナシアゲハが飛んではいたが、撮れず。サバンナではチョウは全然飛んでいなかったのでどうなることやらと思っていたが、これで一息をついた感じ。
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(ケニア旅行 (3) に続きます)

by otto-N | 2014-01-06 19:20 | Comments(13)

もう少し遡り! 2009.5.16-5.23 ギリシャ (4)   2013.2.21(記)

2009.5.21 アテネ (アクロポリス)
前日、アテネ行きの最終便になったのは、乗客が少ないための間引きのようだった。幸い、便変更の連絡があったらしく、出迎えの車に乗ることができほっとする。途中、ライトアップされたパルテノン神殿が見えた。

翌朝、およその見当をつけてパルテノン神殿を目指す。遠くからは神殿のある丘が見えたけれど、近づくにつれビルの陰で迷子になる。坂道を登ると丘に出るはずと思っていても、道が入り組んでいるので、なかなか近づけなかったが、やっと入り口を見つけた。人がいないと思ったが、どうやら裏口の1つだったらしい。登り切ったと思ったら、すごい人ごみ。階段を上り、パルテノン神殿に近づく。大きい。近づきすぎると、1枚には収まらない。修復工事中であったが、たぶん修復工事は永遠に続くのだろう。クレーンもパルテノンの一部だ。遠くに海が見え、エレクテイオン神殿の少女像が美しい。
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パルテノン神殿。当時は、屋根があり極彩色に塗られていたらしい。
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近づきすぎるとこの通り。これも裏側なので人がいない。
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神殿からはアテネの街が一望できる。だだっ広いところの奥に神殿がある。左は、エレクティオン神殿。
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アテネの街は果てしなく続く。建物がぎっしり。過密都市だった。
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イロド・アティコス音楽堂というらしい。まだ現役。オペラ、コンサート、演劇に使われている。この日もその準備らしかった。
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丘の麓には、遺跡が点在。この後、1つずつ訪ねた。3コマ目、この人の多いほうが神殿の正面。
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とりあえず、丘の下の円形劇場に降りてみる。石垣の上に神殿がそびえていた。劇場の大理石の椅子。
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あちこちにあるローマ劇場の原型らしい。ディオニソス劇場と名称であることを後で知った。
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丘の麓に咲いていた灌木の花たち。乾燥に強いようだ。
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道路を渡って、柱だけが残るゼウス神殿に行く。そして、昼食。このトマト詰はなかなかよかった。
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昼食後は、神殿の向こう側の麓に行く。古代アゴラ。アゴラとは広場の意味とのこと。テッシオン(ヘーファイトス神殿)を中心に、ギリシャ文明の遺物が点在している。
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博物館があり、像や土器や諸々の物が陳列されていた。2重になった柱列が美しい。新アクロポリス博物館というのが、2009年6月21日にオープンしている。どうやら旧アクロポリス博物館、最後の月だったらしい。
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古代アゴラで見つけたチョウ。チョウセンシロチョウ?とヒメアカタテハ。5月半ばというのに、ほんと、チョウがいなかった。
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風の神の塔。八角形の塔に彫られたレリーフがすばらしい。遺跡には猫が良く似合う。
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街をうろつき回っていたら、レストラン街に出た。ここで夕食。テーブルを道路に並べ、メニューを持って呼び込みに忙しい。この人は優秀。確率50%で呼び込みに成功。我々もこの人に落とされたのであるが。そして、日も落ち、夕暮れの中を道に迷いながらホテルに帰る。
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せっかくのアテネだというのに、ガイドブックなしの出たとこ勝負。しかし、土産もムリして買う必要もないし、ふらふら歩きまわるのはとても楽しい。道に迷わないよう、少し行っては戻り、今度は別の方向と、すこしずつ歩く範囲を広げる。それでも迷ってしまうが、目的がないからこそ楽しいのかもしれない。

by otto-N | 2013-02-21 13:01 | Comments(4)