たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.8.6 曇り始め気温が下がってきたのでオオゴマシジミを諦め、ゴマシジミの山里に行く。標高を下げると空は晴れていた。ゴマシジミの山里はトンネルをいくつか超えた向こう。現地に着いたのは15時すぎ。カンカン照りで暑いせいかゴマシジミは飛びっぱなしだったが、ワレモコウにとまった個体を探す。 青空を入れてみる。空ばかりより、ほどほどの雲を入れるほうがいいようだ。 ゴマシジミはハギの花も大好きなようだ。ワレモコウかハギを探すと必ず見つかる。 ワレモコウの穂先にとまりくるくると回りながら産卵位置を探す。少しの風でも揺れるのでピントがなかなか合わない。 こう暑くては翅を開くことはない。穂先に群らがるのを撮ってみるが、いい位置からは撮れなかった。 横からも撮るがピントはなかなか合わず。 2017.8.7 オオゴマシジミの♀が撮れたので、早めにゴマシジミのポイントへ移動した。10時半、その前にムモンアカシジミを観に行く。午前中は葉陰でじっとしていることが多い。遠くからでも鮮烈なオレンジがよく目立つ。 葉の隙間から日が射し込み、体の一部に当たった。縁が眩しく輝く。 もう1頭。葉の間から見えた。 あれだけ晴れていたのに、気がつくと空には雲がかかり始めていた。飛んでいる時はかなり青く見え、とても新鮮な個体がとまった。まだ午前中なので翅を開くのを待つが、かたくなに翅を閉じたままだった。LEDは効かず。 近くにはオオミスジが産卵のため飛び回っていたが、なかなか敏感だった。ゴマシジミを撮りながら横目で隙を伺う。(これらの画像は「銀残し」とは気がつかないまま撮ってしまったもの。なんとか修正したが、緑と靑のバランスが悪いと思う) ゴマシジミは翅を開くことはないので飛翔撮影をメインにした。空が曇ると、ブルーがきれいに撮れる。(飛翔用の1台は正常) 青いゴマが半数以上と思われた。時には3頭が絡む。しかし、まるで歯が立たなかった。ここのゴマは以前はこんなに青くなかったとのこと。しかし、保護される以前は、靑ゴマが次々と採集されて黒ゴマだけ残ったのではと勘ぐってしまった。 かろうじてフレームに入ったけれど翅が2枚しか写らない、こんな感じばかりにしか撮れなかった。こんな時、もう少しコマ数が撮れたならとつくづく思う。 上の画像の次のコマ。4枚の翅が写ったが、ピンボケ。 黒い個体もいるのだが、どうしても青い個体に目がいってしまう。 また、背景を選びすぎた。写ればいいものを後ろを気にし欲張りすぎた。 横から撮れた1枚。珍しく真ん中に入ったので少しずらした。 翅を撮るには俯瞰的に撮るのがいちばんだった。 珍しく広角で静止を撮ってみた。といっても、MFのままカメラを移動してピントをあわせただけ。翅裏の色が茶色っぽくなく、白いほうが青いことが多い。 12時半、ついに雨がポツポツ降ってきた。しかし、雨の中をゴマシジミは飛び回っていた。300ミリを装着していた1台はそうとは知らずに「銀残し」で撮っていたのに気がついたのは、松本で「あずさ」に乗り込んでから。ががーん、天国から地獄。その「あずさ」も大月付近での大雨のため、甲府で運休となった。やっとのことで駅前のビジネスホテルに潜り込み翌朝一番で帰ってきた。千葉のSさん、昨年に引き続きお世話になりました。ありがとうございました。
by otto-N
| 2017-08-18 16:43
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Comments(2)
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fushiginomori at 2017-08-21 15:49
オオゴマシジミから始まり、ゴマシジミ、ムモンアカシジミと
8月に見たいシジミチョウが勢ぞろいですね。 それぞれが新鮮でとても魅力的です!! 一度にこれだけ撮影されるのはさすがに、蝶の生息場所も習性もよく御存じなのですね。
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otto-N
at 2017-08-21 19:24
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fushiginomoriさん、コメントありがとうございます。
この3種類は比較的近い場所なので、みなさん、まとめて撮影に来られるようです。 中には、夜中に出発し、朝に開翅するゴマを撮ってから、オオゴマという方もおられます。 私は、まだ未撮影だったオオゴマに時間を割きましたが、結末は記事に書いた通りです(涙)。
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