たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2018.3.2 小田急とJRで山北町へ。無人駅から30分ほど国道沿いを松田のほうに戻ったところに高松山(801m)の登山口。通過したのは10時45分。東名の下をくぐり、みかん畑の急なコンクリ農道を登る。 周りは梅と菜の花。ぽかぽかと暖かく、モンキチョウとルリシジミが飛び回っていたが、とまる気配はなし。 みかん畑を過ぎ、これからちゃんとした登山道に入ろうかという所で何やら大がかりな整地工事。看板が立っており、見ると新東名の工事だという。山の中なのでトンネルを掘るための下工事かと思ったら驚いた。山の中腹を橋のようなものを架けるようだ。もっとも、現在の東名もこの区間はすべて橋で出来ているようだ。 杉がメインの登山道を昇って行くと、木立の間に富士山が現れる。 広葉樹も混じってはいるが薄暗い杉林が続き、「ビリ堂」という小さな馬頭観音像のある小さな広場に着く。看板を見ていたらこの付近にはカンアオイがあったらしい。帰ってからネット検索すると今でも自生しているようだ(ギフはさすがに)。→★ 12時30分、山頂に到着。素晴らしい富士山。 とても広い山頂は風もなく気持ちがよかった。暖かいのでヒオドシチョウがいるはずと思って、広角レンズを持ってきたけれど全く現れなかった。いたらどこからでも富士山バックで飛翔が撮れたのに・・・ 13時に下山開始。帰りは、河津ザクラを見るために最明寺史跡公園を経由して松田駅に向かう。下りはじめてすぐ、花はまだ咲いていなかったがミツマタの群落が目につく。 桜平という場所で富士山が姿を現す。 ここは名前通り。咲いたら桜がきれいそうだ。 のどかな集落に着いた。そこにも富士。至る所に富士。さすがに撮影は飽きてくる。この付近の日溜まりでヒオドシチョウを2度ほど見た。ヒルトップでテリを張るにはまだ寒いのかもしれない。 再び暗い登り坂。史跡公園を出たところで案内板がなく、舗装林道を逆方向に行ってしまい、40分のロスタイム。もっと早くにスマホの地図を調べるとよかったのだが、そもそも街中とは違い地図の道路はあてにならない。林道をかなり下り、細い分岐をやっと見つける。菜の花が咲いている畑脇にモンキチョウが飛んでいたので目で追いかけていると、ベニシジミが飛び出す。前翅の付け根がグリーンに輝いていた。夏型だとレインボーに輝くけれど、ベニ紋の時は、傷口に塗った赤チンが乾くとグリーンに輝くようなもので、それほど奇麗ではないがこの幻光をちゃんと捉えたいものだ。 15時40分、やっと河津ザクラのある公園に到着。やれやれ。 大写しにしてみる。 なんだこれだけかと思って、散策路を下ると菜の花が植えられていた。これなら解る。 無理やり逆光の桜を撮ってみたけれど・・・・ 東名の下の通路をくぐり、小田急の新松田駅に大急ぎで行く。JRの松田駅からは500mも離れており、かなり焦りました。
by otto-N
| 2018-03-10 10:14
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