たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2019.9.25 チョウ類保全協会の秋の観察会が港区の自然教育園で9月29日に行われる。自然教育園はホームグランドなのでガイド役を頼まれておりその下見に行った。自然教育園に東京砂漠にぽっかり空いた緑のオアシスだ。ここから直線距離で500mほど離れた恵比寿ガーデンプレースの高層ビルから見るとよくわかる(9月19日、最上階のレストランから撮影)。後ろは品川のビル群、その向こうは東京湾。 自然教育園にはしばらく来ていなかったけれど、例年と比べて植物が何か変。まず、黒系アゲハやアサギマダラが吸蜜に訪れるタイアザミがほとんど咲いていない。というより、いつもある場所に今年はない。湿地のシロバナサクラタデが後退し、ツリフネが異常に繁茂していた。チョウを探すがとても少ない。下の写真(コミスジ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ヒカゲチョウ、ウラギンシジミ、チャバネセセリ、クロアゲハ)の他に見たのは、ヤマトシジミ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、キタキチョウ、アカボシゴマダラ、アゲハ、アオスジアゲハ、ヒメジャノメくらいだった。 2019.9.26 アサギマダラ、夏眠明けのミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンを期待して行ってみたが、この日も不発。少ないタイアザミに黒系アゲハはやってはくるが、少しホバリングするだけで去ってしまう。蜜も出ていないようだ。 カラスアゲハの♀はこの時期としては珍しく傷みがなかった。だらんと日光浴した姿より飛び立つ前のほうがカッコいい。 ヒカゲチョウが多かったので、暗がりから明るい所に出てきたら写るだろうと飛翔を狙う。 しかし、なかなか思うような位置には飛んで来てくれず、やってできないことはないと、望みをつないだこの1枚。 ルリシジミがミゾソバにとまろうとして、すぐにはとまらずホバリング。 光を反射して翅は露出オーバー気味。輝度を下げたら後ろが真っ暗になってしまった。快晴なのに・・・
by otto-N
| 2019-10-03 15:33
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Comments(2)
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ainomidori443zeph at 2019-10-03 16:35
狭山丘陵でもオオウラギンスジヒョウモンは少ない気がします。
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otto-N at 2019-10-03 20:21
ainomidoriさん、オオウラギンスジヒョウモンとミドリヒョウモンは観察会のあった29日にやっと現れました。郊外でも少ないのかもしれませんね。
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