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たかがヤマト、されどヤマト

2020.6.10 神奈川県・夕刻のハンノキ林 ミドリシジミ   2020.6.22 (記)

2020.6.10
ミドリシジミの卍飛翔を見に行く。場所はこれまで行ったことのない谷戸の湿地。日が高く、最初の卍が始まったのは16時50分を過ぎてからだった。
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ここでも今年は数が少なく、例年だと複数の卍が飛び交うとのことだが、この日は同時に出て来たのは2ペアだけだった。最初はハンノキの梢でチラチラやっているが、次第に地上近くまで下りて来る。100ミリマクロ+1.4テレコンで撮っていたが全滅。21ミリになんとか写っていた。
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表翅が写ってはいないが、この日のベストショット。
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2020.6.12
この日は他の撮影者の邪魔にならぬよう100ミリ+テレコンで撮る。しかし、MF操作が追いつかず、ピンボケの山を築く。ただ、1枚撮れたら数枚はピントが合う。
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暗い葦の茂みの中をくるくると回り続ける。大きくトリミング。
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やっと明るい場所に出て来たがピンボケに終わる。
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2020.6.15
昼間は晴れていたけれど、夕方になって西の方に雲が広がり、卍が始まったのは早く16時20分。しかし、卍は3回だけ、待ち時間ばかりが長かった。最初は100マクロ、近づいたら頃合いを見て広角で連写するが、やはりマクロは不調。21ミリでの置きピンは40cm。背景がちょっと冴えないので、以下はトリミング。
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卍飛翔の撮りどころは、表翅の輝きだけではなく睨みあう目線。(と、目標は高いのだが撮れるのはいつになることやら)
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ここでは地表50cmくらいまでりてくるのだが、俯瞰気味に撮ると線ボケがうるさくなってしまう。緑色の背景しか写らないのないので、これもトリミング。
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上から撮ると確かに翅の輝きが出るが、中途半端な高さでは背景がいまひとつになってしまう。
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2020.6.17
前日は千葉にミドリシジミを見に行ったが卍飛翔は全然撮れずに終わる。この日を最後にするつもりでやって来た。卍が始まったのは、晴れて気温が高いせいか17時を過ぎてからだった。遠くの卍は300ミリで追っていたが、全滅。背景にハンノキを入れたくてレンズを上向きにしたのだが、翅の輝きが撮れなかった。
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水平にカメラを構えると翅が平らになることが多い。
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片方の翅に光が入っていなかったのが残念だった。
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卍が始まったころには西の空に雲がかかり始めた。ここでは曇るとあまり飛ばないようだ。足元に小さくてきれいなヒメウラナミジャノメがやってきて翅を開く。
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17時50分、やっと雲の隙間から日が射し始める。しばらくすると卍が始まった。
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夕日を浴びての卍飛翔。チョウもハンノキも赤く染まる(ちょっとオーバーか)。
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ほぼ水平に夕日が当たるので、自分の影にはいらないように移動しながら連射する。やっと距離感がつかめ、連射の佳境に入った時、SDカードへの書き込みが停まり、ジ・エンド。いつも同じだ。
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18時、卍どころか小競り合いもぱったり止まった。テリ張りに勝った♂は夕日を浴びて微動だにしない。距離10mあまり。これ以上のトリミングはキツイ。
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ミドリシジミの夕刻の卍飛翔の撮影は、飛び始める前はカンカン照りの中で待たされ、日陰に入ると蚊に刺され、飛んだら飛んだでピントを外してばかりで、決して楽なものではない。日射があって明るくても、全部が全部、露出不足のため原版は真っ黒。いつも、これをどうして増感したらいいのか途方に暮れてしまう。今回はカメラの附属ソフトでEVを大きく上げ、95%の「覆い焼き」をかけたが、雰囲気だけ少しは伝わったかもしれない。





by otto-N | 2020-06-22 10:13 | Comments(0)
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