たかがヤマト、されどヤマト

2018.7.2 -3 群馬・ゼフィルスの高原 (4)ウスイロオナガシジミ   2018.7.17 (記)

2018.7.3 (続き)
前日と同じメスアカミドリシジミのポイントに着くと、青空が見え始める。まだ薄暗い中、すぐに1頭が飛んで来て翅を拡げるが距離は遠い。一度姿を消すが、日が当たり始めるとすぐ戻ってきた。
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日の当たる場所が増えるにつれ近くにもやってきたが、頭の向きが問題。遠くても頭がこちら向きだと4翅とも輝く。が、トリミングすると解像度がまるで不足。やっと、距離5~6mでも翅を拡げるものの、前日同様、目より上。卍巴が勃発するが300ミリ+テレコンでは近すぎて撮れず。
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何度か起こったバトルの果て、常に日当たりのいい一番席をとっていたのは右後翅が少し傷んだ個体。この体勢からは傷は見えない。個人的にはこのアングルがベスト。
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11時、メスアカの動きがなくなったので撤収しかけた時、Nさんがウスイロオナガシジミを見つけた。わかりにくい位置だったのでよく見つけましたねと尋ねると、下から飛んでとまったとのこと。いつもNさんは目がいい。何度もシャッターを切るが、逆光、目より上。どうしても一部隠れてしまうので、ガードレールの上にのっかった。左足を支柱の上の載せてから体を引き上げ立ち上がり、右足を側板の上に添えバランスをとった。こうすると順光側。しかし、ここは大型バスも通るワィンディングロード。道路側に落ちたら車に轢かれてしまうし、向こうは藪の斜面。足下が不確かなのでブレ続出だったがなんとか撮ることに成功。実は、ウスイロオナガは初見。
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この後、少し位置を変えたので枝を引き寄せることができた。マクロが手元になかったのでかなり悔しかったが仕方がない。
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ウスイロオナガはぼおーっとした印象で、同類のオナガシジミを北海道でさんざん見ていたせいか、絶対に撮ってみたいチョウではなかった。でも、墨をぼかしたような斑紋はアップにすると美しい。ちょっと見直す。(チョウ類保全協会・会誌26号の永幡嘉之氏の完全フラットの表紙写真をご覧ください)
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思いもかけぬウスイロオナガの出現の後、昼食をコンビニご飯ではなく食堂でゆっくりとる。昼食後、再び朝一番で行った柏林に行く。13時30分着。柏の木の下をゼフが飛び回っていた。落ち着きがなかったがメスアカと判明し、テンションが下がる。やはり、エゾは低い位置でテリを張らないようだ。2~3頭いたうちの1頭は、クロヒカゲとバトルを繰り返していたが、クロヒカゲのほうが強かった。
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メスアカに気をとられているうち、柏の樹上ではエゾミドリが飛び始めた。短い卍巴はするが下には決して降りて来ず、メスアカとはテリ張り位置を棲み分けているようだ。
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高い位置でしか翅を開かない。この光景を何度見たことか。
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15時、そろそろ帰らなければならない時間となり柏の林を撤収。近くのJR駅まで送ってもらう。そこから自宅までは乗り換えなしの鈍行1本。Sさん、Nさん今回もありがとうございました。




# by otto-N | 2018-07-17 16:00 | Comments(0)