たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2012.8.2 朝、ウグイスの鳴き声で目を覚ました。この日も、朝から晴れ。前の日は、川に沿って歩いたけれど、花は少ないし、平らすぎて歩き甲斐もないので、この日は沢筋を登る予定をたてていた。 朝の河童橋から見る穂高連峰。昨日と雲の形が違うだけだった。 沢を登る前、オオイチモンジがいるかもしれないと近くを少し回ったが、半袖では寒いくらい気温はまだ低い。オオチャバネセセリがいただけだった。 8時半ころ、登山口を見つけ登り始めたが、薄暗い森の中。飛んでいるのは、クロヒカゲとヒメキマダラヒカゲくらい。クロヒカゲはパス。 足元に咲く花たち。タマガワホトトギス、イチヤクソウ?、?、ギンリョクソウ、ミヤマカタバミ?、ゴゼンタチバナ。名前がよくわからない。これらを撮るために、膝をつき息を止める。暗くてピントが合わない。やっと撮り終え立ち上がると息が上がる。遅れを取り戻すために速足で登る。 その辺に咲いていたら絶対に撮らない。(何回シャッターを切ったことか) 森林地帯を抜けたら、素晴らしい眺めのガレ場だった。 このガレ場にはヒメシジミがいっぱい飛び回っていた。しかし、鮮度がいまひとつ。きれいな個体を捜した。レンズは18-135ミリズーム。山からチョウまでこの1本ですむ。マクロはザックにいれたまま。 実はガレ場を延々と登るものと思っていた。登山道はガレ場と並行しており、きちんと整備されており、日陰もあるし、とても登りやすかった。途中からクガイソウなどチョウが好きそうな花も出てきた。コヒョウモンが多かった。他にクジャクチョウ、アサギマダラ、コチャバネセセリなどを撮る。 チョウが飛んでいるあたりからの眺め。雲が出てきたようだ。連れ合いはとうに先に行っているようで、全然追いつけない。 クモマベニヒカゲがちらちら飛んでいたが、天気が良すぎるせいか、とまってくれない。やっととまっても、とても敏感。近づく前に飛ばれてしまう。しかたがなく、ザックからもう1台のK-5(300ミリズーム)を取り出した。しかし、撮れたのはこれだけだった。 川沿いのトレッキングとは違い、とても素晴らしい眺めであった。北海道では行く時期がわるく、いつも撮り逃がしているクモマベニヒカゲも、証拠写真ながら撮ることができた。でも、逆光気で白紋が透けたあまり撮ったことのないオオチャバネセセリがなんとなく嬉しかった。 (上高地③に続きます)
by otto-N
| 2012-08-06 16:01
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Comments(4)
流石!綺麗に撮ってますね。
クモマの独特の魅力がでてますね。 先に出されてしまったのでちょっと辛いです(^_^;)
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owlj
at 2012-08-06 21:47
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長い足を折り曲げて撮った高山植物、皆愛らしくてひっそりしてますね。
山の花は自己主張が感じられない所がいいですね。 クモマベニヒカゲはオレンジ紋が綺麗で翅の縁毛がミシンの縫い目みたいで面白いですね!
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otto-N
at 2012-08-07 20:58
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ごまさん、ありがとうございます。裏翅の白帯はいいですね。ハッとしました。
楽勝と思っていましたが、晴れた日のベニヒカゲと同じで、なかなかとまらなく、不完全燃焼でした。
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otto-N
at 2012-08-07 21:02
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owljさん、膝に爆弾を抱えているので、なるべく膝を折りたくないのですが、そうはいきませんね。立ち上がったとき、ホントに息が切れます。
ベニヒカゲというのもいますが、こちらのほうが派手です。
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