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たかがヤマト、されどヤマト

2014.7.28 群馬県・尾瀬沼 ヒメキマダラヒカゲ   2014.7.31 (記)

2014.7.28
かねてから行きたいと言っていた至仏山に登る。登るのは翌日として、この日は大清水から尾瀬沼に行った。尾瀬は未経験。

11時40分、標高が1180mの大清水から、広い林道 (車道といっていいくらい広い) を登り始める。周りはミズナラなどの広葉樹。チョウを撮りながら登る。駐車場にミヤマカラスアゲハのメスがいたのだが、カメラが未準備だった。晴れていても気温が低く、気持ちがいい。クロヒカゲ、コチャバネセセリ、ミドリヒョウモンなど北国のおなじみのチョウ。
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この林道はこんな感じ。ときどき、車が通り、そのたびにチョウが飛び去ってしまう。この車、来年から有料になる乗合タクシーだった。上に着いてから知った。チョウを探しながらのことなので、この登りはむしろ好都合、全然平気だった。
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路上で吸水していたチョウたち。シータテハかと思ったらどう見てもキタテハだった。 (と、思っていたが、友人からメールがあり、シーでいいらしい。こちらのシータテハ、こんなにダサかったっけ。) ミドリヒョウモンのメス。エルタテハ(これはヒオドシチョウ?)が目につくがなかなか敏感。コムラサキも。
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50分ほどで一ノ瀬休憩所(標高1400m)という所に着き、ここから本格的な登り。といっても、木道階段が多い。チョウはまるでいない。三平峠(標高1762m)では見晴しはまるでなく、そのまま、下る。木道ばかり。そのうち、尾瀬沼が見えてきた。そして、午後1時40分、湖畔の三平下に到着。向こうに見えるは燧ケ岳。
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湖畔を少し散策。少し風があり半袖では寒いくらい、天気がよく気持ちがよかった。チョウはあまりいなかった。たぶん、ヒメキマダラセセリ (これはコキマダラセセリらしい。区別がつきません。) とコチャバネセセリ。
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クロヒカゲ、アカタテハ、エルタテハ。あとはウラギンヒョウモンくらい。
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エルタテハは多かった。ベタ開翅よりV字開翅のほうがカッコいいのだが。
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午前中は、なかなか翅を開かないヒメキマダラヒカゲだが、午後になると開くことが多い気がする。
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山に行けばどこでもいるチョウだが、光に透かすと美しいと思う。
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逆光だったけれど、ちゃんと撮れていた。
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2枚のパノラマ合成。実は失敗。18ミリで撮ると四隅が暗くなる。それをつなぐと中央が暗くなるのは当たり前。せめて24ミリくらいで撮ろう。
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登山中の花はとても少なかった。湖畔では、キンコウカ、ニッコウキスゲ、ヒメサユリ。 
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一ノ瀬休憩所からの無料乗合タクシーの最終時間は午後4時。急いで、来た道を引き返し、3時40分一ノ瀬着。大清水の駐車場にはテリ張りのキタテハ(シータテハ?) とスレたミスジチョウがいた。

バブル時、一世を風靡した岩鞍スキー場のホテルに着いた後、近くを散策したが、造林した針葉樹が多く、なんか淋しい感じ。ジャンプ台があり、その林縁に行ってみると、ゼフの卍。でも、カメラを飛翔用に設定しているうち、消えていた。幻だったのか、最後の卍だったのか。ここでもキタテハ (これもシータテハ?) がテリ張り。ヒメジョオンにはセセリが1頭だけ。
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ゼフかと思ったらキバネセセリ。産卵行動だった。食草はセンノキだったことを思い出した。
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東京ではあんなに暑かったのに、尾瀬では半袖では寒い暗いだった。本格的な湿原に行ったわけではなく、沼の畔を少し散策しただけで帰ってきたが、尾瀬が確かに人気がある場所だということは理解できた。ちょっと隔絶した土地のようだった。それにしても、チョウは少ない感じ。ヒョウモン類もあまり見なかったし、数そのものが少ないようだ。標高がちょっと高いのかもしれない。

by otto-N | 2014-07-31 18:25 | Comments(2)
Commented by midori at 2014-08-02 02:39 x
避暑地の景観、癒されますね。登山の途中で出会う美蝶たち...
2倍の楽しみなのでは?
尾瀬岩鞍・丸沼...冬はよく行きました(*^_^*)。
懐かしい響きですね...
Commented by otto-N at 2014-08-02 22:45 x
midoriさん、涼しいといっても、登山は登山。汗みどろです。
でも、緑と青い空がとても気持ちよかったです。
尾瀬にはどんな蝶がいるのか判らなかったので、それなりにドキドキもんでした。
岩鞍は東京都の国体予選会場なので一度は行きたかったのですが、行かずじまい。
丸沼は、勤めていた会社がスポンサーになっていたスキー競技会に参加したことがあります。
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