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たかがヤマト、されどヤマト

2015.9.13-16 北アルプス・奥穂高岳 (2)涸沢カール   2015.9.24 (記)

2015.9.14
徳沢園の朝食は7時から。山小屋としては遅すぎるのだが、涸沢カールを登り、穂高岳山荘に着けばいいので、時間的には余裕があるので、きちんと朝食を摂る。ここの朝食はもちろんおいしい。

徳沢を出たのは午前7時30分。暗い道を抜けるとすぐ梓川沿いの道に出る。ごついアザミが咲いていた。フジアザミというらしい。
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横尾着8時30分。昨年来たばかりなので道を覚えている。すぐに巨大な一枚岩=屏風岩。
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花を探すがあまりない。ハンゴンソウ、ゴゼンタチバナの赤い実、ゴマナ。  
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至るところに咲いているコウシンヤマハッカ。暗いので何枚撮ったことか。
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屏風岩に沿って道があるのだが、木が邪魔で見える箇所は限られ、本谷橋で見納めとなる。
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本谷橋で小休止。ヒヨドリやアザミが咲いており、少しはチョウがいた。少し枯れた葉が秋を感じさせる。
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日陰の道をしばらく登ると右手に大きく開かれた谷間が見えてくる。左の手前の山は南岳(3033m)と思われるが、この谷間は絶景。しかし、登山道のダケカンバが50m以上にわたって根本から軒並み倒されていた。左の木の枝が不自然だが、横倒しになった木の枝。下山後、ビジターセンターで尋ねたら大規模な雪崩があったとのこと。2コマ目はその対岸。もう少しで全山、黄色くなるはずだ。やっと涸沢が見えてきた3コマ目。一歩一歩登る。
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涸沢が見えてくるこの辺が一番キツイ。今回は勝手を知っているので余裕があったが、見えるのに行けども行けども着かず、昨年は本当に疲れた。
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左の涸沢ヒュッテではなく、右の涸沢小屋に向かう。ナナカマドはまだ紅葉していない。葉から直接白い花が咲くオオヒョウタンボクの赤い実。クロマメノキと思ったがクロウスゴと思う。
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灌木地帯を抜けるとテン場。
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11時30分、涸沢小屋到着。テラスでゆっくり昼食。そして、ヘルメットを借りる(レスキュー保険に入っていると半額の500円)。
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それにしても。無風、雲一つない快晴。
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正午ちょうど、山頂の小屋を目指して出発。岩に書かれた目印をたよりに登る。
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少しずつ登っているのは前穂の高さから実感できる。
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斜めにだらだらと登った突き当りの縦に伸びた灌木地帯から、ザイテングラードが始まる。大きな岩をよじ登る感じだった。
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振り向けば、常念岳。
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進む先の山の形はちっとも変わらない。2コマ目、今思うとこの鎖場が一番の難所だった。えっ、まだ咲いていた大好きなイワツメクサ。
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思いきりアンダー。なかなかカッコよく撮れた。
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登って来た方を振り返る。キャンプ場のテントは豆粒。かなり上がった。
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鎖場を過ぎると、かなり楽。大きな岩が少ないが、滑るので注意。そして、午後2時、穂高岳山荘に到着。涸沢から3時間かからなかった。
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山小屋の受付を済ませてから、外でビール。この山小屋はカードが使えるし、WiFiも使える。涸沢岳と奥穂高の間に石を敷き詰め、その上に建っている。石畳のテラスから登って来た東方向を望む。
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個室を頼んであった。部屋は12畳ほどの大部屋に2人だけという贅沢。隅に布団が積んであったので、布団を拡げ昼寝、をしたのが大間違い。気がついたときは、すでに5時30分。外に出ると、奥穂のとりつき岸壁には日が下のほうから当たっていた。いつの間にか雲の上。雲海の上の太陽。そして、ブロッケン現象。
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夕食の時間になったので食堂に行く。夕食はこれまで泊まった山小屋の中で一番おいしかった。しかし、西側の窓から見えた太陽はすぐ沈みそう。急いで食べ、先ほどの場所へ戻る。間に合った。
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撮っていた場所は、山小屋の奥穂寄り。涸沢岳のほうを見ると、たくさんの人が夕日を見ていた。しまった、向こうのテント場のほうがよかった。と、あわてて移動し、沈んだ後の夕日を撮る。昼寝をしないで、山小屋の周りをうろついておくんだったと、後悔。後の祭り。なにしろ、この写真には、左の端に当然写っていてもいいはずのジャンダルムが写っていない。実は、見えるとは知らなかった。
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(上高地(3) 奥穂高岳に続きます)

by otto-N | 2015-09-24 20:24 | Comments(2)
Commented by tamayam2 at 2015-09-25 07:19
夕陽の写真、蝶の写真、高山ならではの風景みせていただいて、
うれしいです。もう、秋の実がなっているのですね。
Commented by otto-N at 2015-09-25 20:09 x
tamayam2さん、すでに10日が経ち、涸沢カールでは紅葉が始まったかと思います。
花はさすがに少なかったですが、その代わり、キノコや実が我々を楽しませてくれました。
3000mは、空気が薄いということを実感しました。
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