たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.3.8 奥秩父の小鹿野町にセツブンソウを見に行く。昨年は、マイナーな場所に行き1株も見つけられなかったので、今年は大事をとり、日本有数の群落地に出向いた。 ダンプカーが行き交う道路の脇のなんの変哲もない雑木林の北斜面。一面に覆われた落ち葉の間から、セツブンソウが顔を出していた。18-135ミリのテレ端で撮る。 斜面はこんな感じ。下ほど花が多い。 ワイ端で撮影しようとしてもこのレンズの最短距離は40cm、花に近づけないので15ミリを持ってきていた。低い位置なのでファインダーを覗けずノーファインダーで合焦の音を頼りに撮っていたが、合わせるべき花にピントが来ていない。それでも、何枚かは花にもピントが来ていた。背景はぎっしり白い花。なかなかいい感じだった。 そのうち、ライブビューで撮ることを思いついた。チョウの場合、合焦速度が遅くほとんど使ったことがない。しかし、どの花にピントが合っているのかよくわからず、思ったようには撮れず歩留りは悪かった。 ちょっと薄暗い雑木林の木漏れ日の中で咲くセツブンソウ。順光では白い花弁(実際には蕚)が白とびし、全体がのっぺりしてしまうので、半逆光ばかりで撮っていた。このほうが美しい。 ほんとうに大群落だった。花弁の数や雄蕊の色などにバリエーションがあるようだが、花の数が多くて探すことは難しかった。また、すぐ目移りしてしまう。花専門の方は、入念に花を選び、時間をかけて撮影しているようだ。花の撮影はむずかしい。失敗した言い訳は、チョウなら飛ばれたですむ。 気がついたら、1時間あまりで、撮影枚数は200枚を超えていた。アップもいいけれど、せっかくの群落、一輪だけでは淋しい。こんな感じがいい。 この日の秩父の最高気温は22℃とのこと。帰るとき、駐車場にモンシロチョウが1頭。少し追いかけたら、オオイヌノフグリで吸蜜したのだが、ピントが合わず掲載はボツ。
by otto-N
| 2016-03-12 16:20
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Comments(2)
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kazenohane at 2016-03-12 20:06
こんばんは。
セツブンソウの群生、よく撮れていますね。 何を撮影されてもセンスの高さを感じます。 このように地面低くに咲く花は、 ライブビュー撮影を活用するとローアングルが確保できますね。腹這い撮影もだんだん抵抗がありますね(^^♪
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otto-N
at 2016-03-12 23:18
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kazenohaneさん、ありがとうございます。
でも、そんなことはないです。 このカメラはバリアングルではないですが、動くかもしれないチョウと違って、花には使えますね。 花を撮っている方は、ビニール敷物の上で低い三脚と上から覗けるアタッチメントを使い、腹這っていました。 逃げ道がない花の撮影は難しいというのが実感です。
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