たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.6.3 朝食後、「徘徊」のshinさんから、トラフシジミがたくさん出ているという電話。3日続きの晴天、すっかり忘れていた。もう夏トラフの季節かと、自然教育園に駆け付ける。 園内に入ると、すぐ散策路にトラフシジミが飛んでいたが、木の上にあがってしまったのでスルー、一番のポイントに急ぐが、まるでいない。Shinさんは、さっきまで数頭いて開翅もしたのだがとぼやく。まだ、引っ込む時間帯ではない。少し待つと、1頭が吸水に現れた。 しかし開翅することもなく、飛び去ってしまう。その後も、続々、とまではいかないものの、この路上にやってきて吸水し、近くの葉上にとまる。開いたら、このアングルが一番という位置でカメラを構えるが、まるで開かなかった。そのうち、全く飛んでこなくなったので、諦め撤収。 ムクロジの花がはらはらと散り、その花弁が路上を埋め尽くす頃が、夏トラフの出番と決まっていたけれど、今年はムクロジの花はまだ。季節がちょっとズレている。トラフシジミが路上に下りてきても、翅を開かなかったのは、気温が上がってしまったせいと思うけれど、この日が夏トラフのピーク。これで、今年は終わりかと思うとちょっと淋しい。 P.S. その後、曇り空の日が続き、6月9日、やっと薄日が射したので行ってみた。ムクロジの花が咲き始めていたけれど、トラフシジミは全く出てこなかった。もっとも、前日は雨だったので期待はしていなかったのだが・・・。ゼフ(ここには、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミがいる)は終わり、現れたのは、オオウラギンスジヒョウモンだけだった。(証拠写真)
by otto-N
| 2016-06-09 20:44
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Comments(4)
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fushiginomori at 2016-06-09 22:34
夏トラはもうピークが過ぎてしまったのですか…。
今年は春も、初夏も、季節が目まぐるしく動くので、 取り残されてしまいそうです。 私はシジミチョウの閉翅が好きですから、何だか猫っぽい夏トラの模様はとても魅力的です。
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otto-N at 2016-06-10 12:38
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temenos at 2016-06-12 16:29
この場所でオオウラギンスジヒョウモンとは驚きです。毎年見れるのでしょうか?この記事を拝見して、本日午前中に行きましたが、本種は見つけることが出来ませんでした。ウラナミアカやミズイロオナガは、まだ生き残ってました。
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otto-N at 2016-06-12 19:54
temenosさん、秋には夏眠明けのオオウラギンスジヒョウモンとミドリヒョウモンは確実に見られ、産卵シーンも観察されてます。
この時期は、両種とも、池の畔のトラノオに吸蜜にきますが、数が少ないので見られない日のほうが多いです。 ウラナミアカやミズイロオナガ、それとアカシジミは、最近復活したようで、少数ながら毎年見られるようになりました。 まさに、都心(港区)にあるfushiginomoriです。
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