たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2016.9.1 起きて外を見たら、快晴。折立登山口への林道、と言ってもこの付近は広い2車線、にはどんどん車が登って行く。乗用車ばかりでなく、ダンプや掘削機を積んだトラックなど工事用の車が多い。有峰ハウスの宿泊客は登山者は2組だけで、治水工事の関係者ばかりだった。朝食後、登山口まで送っていただく。100台ほど駐車できる登山口の駐車場はいっぱいだった。 7時50分、標高1350mの折立登山口を出発。最初は広葉樹帯の暗い登山道、斜度はあまりない。 9時20分、樹林帯をすぎ開けた場所に出る。そこから薬師岳が見えた。 空は秋のよう。雲がとてもきれいだった。 少し登ると、左手遠くに剱岳。 緩やかな登山道を登る。しかし先が見えないほど長い。周りは草原状。ときどきベニヒカゲが飛んでいる。かなり擦れているが時期が時期。なかなかとまらなかったが、ふと見ると、目立たない赤い花で吸蜜していた。 あいかわらず左手に剱岳。登山道はだらだらと続く。 一度下がってまた登る。もう山は秋。ママハハコくらいしか咲いてない。 傾斜がきつくなり休んでいたら、とても綺麗なメス。とまったけれど、少しだけ草被りだった。 飛んだのを追うと、いいところにとまった。黄色い葉っぱだけど、紅葉のベニヒカゲ。飛び方はベニヒカゲに似つかわしくないほどゆっくり。とまるとすぐ翅を開く。晴れていても、手元の温度計では16~18℃。寒くて飛べないようだった。 だらだら登りは続く。薬師岳が見え始めたけれど、雲がかかり始めていた。登山道の脇にはベニヒカゲが時おり飛んでいる。追いかける余裕はないけれど、足元にとまったのは撮っておく。 先を行く妻が花にとまったという。急いで駆け付ける。背景は薬師岳。(このレンズは40cmしか寄れないのが欠点) 飛ぶ気配がないので何枚も撮った。花自体が咲いておらず、蜜源はこの花だけ。それも少ない。 さらに登ると、薬師岳のガスが晴れてきた。 もうすぐ太郎兵衛平という所で、やっと高山植物。 まとまったチングルマがあり、少し登って太郎平小屋に11時40分に到着。 標高2330mの太郎兵衛平からの大パノラマ。木道の先は薬師岳(2926m)。その右に水晶岳(2978m)、・・・・・、黒部五郎岳(2839m)。 水晶岳はとてもカッコいい。圧倒的なギザギザ。見惚れてしまった。 (雲ノ平(3)に続きます)
by otto-N
| 2016-09-08 20:10
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