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たかがヤマト、されどヤマト

2017.7.20 北アルプス・蝶ヶ岳 (1)サンカヨウ   2017.8.1 (記)

2017.7.20
徳沢から長塀山(2564m)経由で、蝶ヶ岳(2677m)に登る。徳沢の標高は1550mなので標高差は約1100m。手元のガイドブックによると4時間10分が所要タイムらしい。徳沢から1時間先の横尾から登る直登ルートもあり、こちらも4時間10分と記載されていたが斜度がきついので徳沢ルートを選択した。途中、お花畑もあるし、なにしろ横尾までの1時間が要らない。

6時20分、登山口を出発。ジグザグではあったが針葉樹林帯のいきなりの急登。後ろを振り返っても、木立ちの向こうに穂高の山並みがちらちらしているだけで全体を見通すことのできる箇所は1か所もなく、これがいちばん良く見えた前穂。
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西斜面の急登が少し緩んだことを前方からの太陽で知る。太陽が上がっていなかったのではなく、急すぎて見えなかったのだ。
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足元に咲く花も薄暗くてうまく撮れない。ISO1600。
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少しずつ足元が明るくなってきたが、相変わらず薄暗い斜面が続く。
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やっと平らになりホッとする。植物相も変わる。ミヤマカタバミが開いているのは珍しい。
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9時10分、長塀山に到着。ここからは楽になる。少し下った日影で、思ってもみなかったサンカヨウが1株だけ咲いていた。この花を見るのはこれで3回目だろうか。
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下ると池があり、周りはお花畑となっていた。
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キヌガサソウの群落。これも意外だった。
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少し緑色にくすんだ白い大きな花。ちょっと陰気かもしれない。
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時々、日射しがなくなったので、先を急ぐ。
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お花畑を抜けると雪がまだ残っており、その先はハイマツに覆われていた。ガスが出始めていた。
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突然、右に槍ヶ岳が現れた。いつガスに覆われるとも限らないので、先を急ぐ。(数年前の立山で、後から写真をと思ったら、みるみるうちにガスってしまったことがある)
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9時55分。ヤッホー、間に合った。常念岳の方からガスが沸いていたが、穂高から槍までが完全に見渡せた。ここでゆっくりとくつろぐ。頂上までは5分ほど。かかった時間は3時間40分、思ったより早く着いた。
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(蝶ヶ岳(2)に続きます)



by otto-N | 2017-08-01 16:51 | Comments(0)
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