たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.10.4-5 急遽、高気圧に覆われるとの予報が出たので、谷川岳の向かいにある白毛門(しらがもん)に登った。このところ、谷川岳山麓の林道をぶらぶらすることが続き、谷川岳を見上げるのではなく、対峙する山から谷川岳を見たいと思っていた。白毛門の標高は1720m、風変りな名前は積雪期の山容に由来するとのこと。山頂付近にジジ岩、ババ岩という岩があり、雪で覆われた様子を白髪の門と見立てているらしいが、冬期の詳しい写真は検索できなかった。西丹沢には〇〇丸という山があるが、〇〇門とは珍しい名前だ。4日に谷川岳、翌5日に白毛門に登り、谷を挟んで2つの山に登る計画だったが・・・ 2017.10.4 谷川岳ロープウェイ乗り場に着くと、ポツポツ雨が降っていた。午後からは減れるとの予報なので、谷川岳に登る準備を整え、天神平スキー場までとりあえず行ってみる。リフトが動いているし、空が少し明るくなってきたので、とりあえずリフトに乗ることにした。スキー場の紅葉はこれからというところだったけれど、標高1500mのリフト降り場から谷川岳を望むと、思った以上に紅葉が進んでいた。頂上付近は厚い雲に覆われていたが、雲の切れ間から日が射すと紅葉が美しい。 青空も見え始めたので、谷川岳山頂に向かって行けるところまで行くこととした。谷川岳の標高は1977m、標高差はここから450mあまり。西黒尾根から登らないと谷川岳登山とは言わないらしいが、ここから8月の暑い時期に一度登ったことがある。少し尾根道を進むとさらに空が明るくなってきた。 (画像はすべてクリックすると大きくなります。また、冬のここからの谷川岳の眺めはこの★をクリックしてください) 雲の隙間からの日射しが目まぐるしく変化する。日が当たると遠くの尾根筋が美しい。 頂上付近は真っ黒な雲。そう簡単には晴れそうもなかったので、とりあえず熊穴沢避難小屋までを目標にする。 尾根筋の登山道はいったん下りとなる。ぬかるんでいるし、路上の石がよく滑る。木々の間から正面が見えた。なかなかいい。 さらに近づく。しかし、雲は上がりそうもない。 それどころか、日も射さなくなった。 稜線にへばりつく紅葉が素晴らしいのだが、雨さえ降り始めて色がかすむ。(遠いのに強引なトリミング) 下山してくる人たちに聞くと、上はガスで何も見えず雨ではなく雪が降っているという。樹林帯を過ぎると強風なので、登頂をあきらめて下山してきたとのこと。雨が大粒になり、我々もここで引き返すことにした。 天神平のロープウェイ駅まで戻ると雨が小粒になってきたが、晴れる気配はなかった。その時、下を見ると虹。 虹は場所を変え、消えたり現れたり。くっきりとは見えず、撮っても写っているのやら写っていないのやら。 下山しても何もすることがないので、観光客がほとんどいないレストハウスで暇を潰す。再び虹が出始めたので、その都度、外へ出て撮影する。見上げる虹ではなく、見下ろす虹。虹の高さが上がってきたようだが、太陽が低くなったせいかもしれない。虹の左が白毛門だが、山頂は最後まで雲に覆われたままだった。 空が再び暗くなり始めたので下山。この日の宿泊は水上温泉のリニューアル・オープン後まだ半月足らずの宿。まだ明るかったので、近くを散歩する。昔はずいぶん賑わっていたけれど、時代の流れか。 この日は中秋の名月。やっと雲の間から姿を現した。
by otto-N
| 2017-10-11 16:21
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