たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2017.10.5 (続き) 山頂から笠ヶ岳の方へ続く道を少し下りると、素晴らしい景色が待っていた。 笠ヶ岳と朝日岳の姿は少し近づくだけでほとんど変わらない。しかし、紅葉は少し近づくだけでたまらなく美しい。ここからは、パノラマ合成ではなく、切り撮ることに専念した。 赤と黄と緑。それに青空が加わる。逆光では写らないかと思っていたが意外と撮れていた。 標高1500mの紅葉はさすがに違う。鮮やかすぎる。 どこを切り撮ってもいいほどの赤と黄と緑だった。 まだ先まで行きたかったけれど帰りのことを考えると落ち着かず、12時20分に下山開始。谷川岳はすっかり日陰になってしまった。山頂直下のガレ場、松ノ木沢頭の下の鎖場、そして根の絡む急な道を慎重に下りる。朝、谷川岳を撮った場所でトマにかかる雲を撮る。登山口に着いたのは15時。 P.S. 登山の時もペンタックスK-3を持って行く。コンデジだと液晶が老眼で見えないのだ(スマホも)。レンズは18-135ミリズーム。テレ端は100マクロとはいかないが、花やシジミチョウも接写できる。風景は、山岳写真を撮るわけではないし、広すぎて1枚に収まらないのでパノラマ合成を多用しているが、これがけっこう大変。18ミリで撮った場合、写真をつなぐと端が歪んでいるので24ミリ程度で撮っているけれど、写る幅が狭い分、必要枚数が増えてしまう。それよりも、水平を保つのが難しい。2~3枚ならともかく、180°を合成しようとした場合、6枚にもなるので、右上がりになったり右下がりになったりするので、その分、合成画像が細くなる(いつも左から撮っていく)。足場が平らだとまだいいが、傾いているとなかなか水平がとれない。水平だけではなく画角も問題。ビル群を撮影する時は垂直方向がばらばらになる。1回だと失敗することが多いので、これはと思った時は1セット以上撮っておく。傾いた画像は水平補正してから合成する。露出は、以前にはマニュアルで行っていたが、今は絞り優先。合成する前に明るさを補正する。合成ソフトはフォトショップ・エレメント。手動でつないでいるが、とてもよくできており、山の場合、合成時に多少の歪みがあっても、色調ともども画像をうまくつないでくれる。もちろん、明らかにダメな場合もある。と、書くのは簡単なのですが、問題はPCの能力がないので、1枚仕上げるのにかなり時間がかかる。そして、エキサイトブログの場合、1画像500Kbなので、可能なかぎりギリギリまで縮小する必要。パノラマ合成は、ブログ用の遊びの画像であるけれど、プロの写真家がスカイツリーの建設の過程をパノラマ合成で表現した幅数メートルの精緻な大写真(壁一面)を東京都写真美術館で見たことがある。もっとも、この場合は、大型カメラを予め轢いたレールの上を少しずつ移動して撮ったものだと思うが、パノラマ合成が認知されたようで嬉しかった。パノラマ合成のチョウ画像は、もちろん静止に限るが、中焦点レンズでチョウを撮っておき、それから左右にカメラを移動すると原理的には可能だが、被写体に近いので画角が変わるし、風で繫ぎ目の葉が動いてもダメなのでむずかしいだろうなぁ。最後に、チョウの写真が1枚もないのもなんなので、その代わりムシを1枚。
by otto-N
| 2017-10-16 10:24
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