たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2018.6.8 メスアカミドリシジミの卍飛翔を一脚撮影をやってみたいと、目の高さで卍飛翔をしたことのある山梨の林道に出かける。着いたのは9時40分。アイノミドリシジミのテリ張りの時刻が終わるころ。最後の卍に間に合ったものの一脚が届かず撮影は失敗。テリ張りの位置が高く、しかも逆光。1枚、チラッと開いたところが撮れただけだった。 アイノミドリはテリ張りの後、路上に降りてきて吸水することが多いが、全く見つからない。アイノの後はメスアカミドリも飛び始めるはずなのだが、卍飛翔は見られず時間だけが過ぎていく。この林道は他のゼフもいるはずなのだが、出てきたのはミズイロオナガシジミだけだった。草蔭に入ると緑色を反射するのか緑に染まる。 12時を過ぎたのでメスアカミドリを諦めアサマシジミを探しに行く。標高が少しあるせいかヒメウツギがまだ満開で、アサマイチモンジが来ていた。だが、とても敏感。4コマ目は、ふつうのイチモンジチョウ。アサマイチモンジのほうが白帯が広いので豪華な感じ。 イボタで吸蜜するイチモンジチョウのシルエット。 暑いのでアサマシジミは藪の中で休んでいる時間帯。食草に食痕はあったが3か所ともアサマは見つからなかった。4か所目は1昨年前、道路整備でナンテンハギが刈りとられた後も(幼虫期?)まだ生えて来ておらず、ブルーが見事なこの個体群は消滅した可能性が高い。4か所目に移動中に遭遇したメスグロヒョウモンの♂。 かなり離れた5か所目。大きかったのでアサマかと思ったが、よく見るとヒメシジミ。 近くには数頭のヒメシジミが舞っていた。大きさの大小はあるが、これまで見たヒメシジミとはちょっと様相が違っていた。ブルー面積が狭くブルーも輝かず、毛深い感じ。 裏を撮りたかったが、すぐ翅を開く。まだ、♀は発生していないようだ。 後翅がほとんど黒い個体もいた。 かなり大型で一瞬アサマと思ったが、これもヒメ。 大型で飛び方も明らかにヒメシジミと異なる個体が現れた。追っていると、すぐとまって翅を開いた。アサマシジミだった。もう少し背景がすっきりした所にとまって欲しかったが、撮れたのはこのショットだけ。すぐ飛び去ってしまう。 次に現れた個体は残念ながら羽化不全。 ヒメ?アサマ?。飛び方から前者。小型で色も違う。 びっくりしたのはこのブルー。ヒメシジミ、恐るべし! その後、アサマは何頭か飛んでは来たけれど日射しが強く気温が高いためか、とまらずに過ぎ去る。3時過ぎ、厚めの雲が拡がりヒメシジミも出てこなくなったので撤収。
by otto-N
| 2018-06-19 16:55
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