たかがヤマト、されどヤマト

2018.7.26 - 8.5 北海道旅行 (4)帯広・厚岸・根室   2018.8.14 (記)

2018.7.29 
今回の旅行の目的の1つはまだ元気にしている二人の母親に会うこと。この日は帯広の隣にあるM町の妻の実家に行く。その前に、消失したらしいと気になっていたゴマのポイントに寄る。朝から曇っており、高台にある林道は全く霧の中。ポイントに着いてみると、うーん、完全にアウト。萩の花でいっぱいだった広場は柳で埋め尽くされ、道端のナガボノシロワレモコウはちびた数本しか見られなかった。林道を進んでもワレモコウは見当たらない。オオヒカゲが1頭出て来たが敏感で撮れず、撮れたのはゼフの陰とジャノメチョウだけ。残念ながら、ゴマのポイント消滅は簡単だ。数年前、このポイントでゴマを撮っていた頃が嘘のようだ(→★)。
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妻が実家にあった木が親戚筋の旅館の庭木となっているので見たいと言う。何年ぶりの対面のようだ。その庭の片隅ではジョウザンミドリがテリ張り中。ちょっと目を離したら個体が入れ替わっていた。
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妻はちょくちょく来ていたが私は久しぶりで、93歳とは思えぬ健在ぶりに嬉しくなる。みんなで帯広に出て昼食をとった後、我々は厚岸に向かう。庭にいたクジャクチョウ。北海道ではキタテハと同じ扱いか。
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以前は帯広から厚岸まで行くのはたいへんだった。延々と続くイエローライン。今では、釧路まで高速道が伸びたのでとても楽になった。しかし、ほとんどが真ん中に鉄杭がある対面区間。すぐに車列ができ追い越し区間で激走の繰り返し。本別までは有料だがその先は無料区間。SAが全くないのは無料なので仕方がないか。帯広では曇りだったが途中から快晴となる。しかし、釧路からはまた曇り始め、厚岸に着くと完全に霧の中だった。早く着いたので国泰寺に行くが、あの古びた建物が修理され、昔の面影がなくがっかり。愛冠岬(アイカップと読む。名前がいいでしょう)も霧の中。鉄橋のからの眺め。
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鉄橋ですれ違う。帰り道で撮ったのだが、行く時に撮ればよかった。
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厚岸の宿は「民宿あっけし」。夕食はもちろん牡蠣尽くし。季節がら生牡蠣はなかったがギリギリ火を通した蒸し牡蠣、他に毛蟹までつき量が多すぎ完食ができなかった。料理もさることながら、設備は民宿としては史上最強の贅沢さ。ご主人の話では、工務店も経営しており、この高台に民宿を移転するにあたり全国の民宿を廻って建築したとのことである。民宿は根室へ向かう国道に面しており、夜になっても車列が絶えなかった。
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2018.7.30
朝になってもガスは上がらなかった。これが夏の道東の天気だ。同宿した人たちはみんな仕事の人ばかりで、8時にはすでに出払ってしまった。
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車は朝からヘッドライトを点けて疾走する。
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さて、根室の納沙布岬へ。その途中にある春国岱に寄る。曇り空で風が強かった。気温も低い。実は、根室のカラルリのシーズンは7月上旬ではなく下旬ということをすっかり忘れていた。気がついたのは宿をすっかり手配し日程変更もできなくなった後。知人に情報をいただく時間もなかった。探索する時間は全くないのだがせめてもその雰囲気をと思い、少しだけ木道を歩いた。木道は遠くまで続いており、いるとしたら木道の果ての松林付近か。
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根室を過ぎると国道は霧に包まれ始めた。納沙布岬はすっかり霧の中。それほど暗くはないのだが、とにかく霧で何も見えない。納沙布岬の灯台前は工事中で立ち入り禁止だったが、昼休み中ということで門まで行かせてもらった。
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北方領土は霧の中。全く見えない。
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襟裳岬に続き、何も見えない納沙布岬。一度晴天時に来たことがあるが、こんな霧も悪くはない。
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昼食は、偶然見た鉄ちゃん番組で紹介れていたイタリアン・レストランの「ボスケット」。店は原野の真ん中にポツンと建っていた。外観はとても凝った造り。中に入っても凝っていた(トイレさえも)。
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ブログで食べ物を記事にしたことはなく写真も撮ることもないのだが、あまりにも素晴らしかったので紹介します。食べたのは、サラダ、ウニのクリームソースのスパゲッティ、花咲ガニのトマトクリームソースのスパゲッティの3点。サラダに入っていたキッシュはとてもおいしく、色んな野菜でボリュームたっぷり。ウニスパはウニ丼の10倍はうまく(ウニ丼はうまいけど酢飯にウニを載っけただけで料理としては能がない)、ウニの量は半端なくとても濃厚なソースだった。蟹スパはあっと驚くビジュアルな外観だが、蟹味噌のソースがすばらしく(脚には身も入っている)、どちらも甲乙つけがたい。大皿に盛られ、お値段は全部で4200円。信じられないっしょ。とにかく、ドライブ中の身の上、白ワインを飲めなかったのが非常に残念だった。もし、根室に行くことがあったなら、予約してまで絶対に寄るべし(0153-27-1931)。
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この後、根室名物「車石」に行く。柱状節理の形としては珍しいかもしれないが、予想どおり大したもんではなかった。それより、岩に砕け散る波のほうが面白い。
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脇にあった遊歩道の先の風景。波のパノラマ合成は難しい。素早く撮らないと波が移動してしまうので合成でうまく繋がらなくなってしまう。
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北海道の岬に咲く花は共通しているようだ。本州では高山植物のフウロだが、北海道では平地でも見られ「ハマフウロ」と言うようだ。
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落石岬も見たかったけれど、この天候なので諦め、花咲ガニに敬意を表して花咲港に寄ってみる。漁港のこういう風景はとても好きだ。
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この後、知床半島の付け根の街「羅臼」に向けてひた走った。根室は圧倒的な霧の中だったが、北上するにつれて晴れてきた。左には知床半島、海も向こうに北方領土。名所でなくてもさりげないこんな風景もいい。車を停めたあたりにはヒョウモンとコヒオドシが飛び回っていたが全くとまる気配はなかった。右端の廃墟は何だろう。
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羅臼に入る前、セイコマートがあったので、ワインその他を仕込む。お勧めはセイコマートのG7(カベルネソービニオン)というワイン。500円とは思われないコストパフォーマンス。青空に白い筋雲。根室と羅臼では天気が全く違った。
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まだ早いので、羅臼の道の駅の裏手にある展望台に登ってみる。左手に羅臼岳、港の向こうに北方領土の島々が一望できた。(クリックすると北の島々が見えます)  
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羅臼の宿は「羅臼第一ホテル」。温泉だが、国民宿舎のようなそっけなさ。チェックイン時、道路の向こうにチョウが飛んでような気がしたので急いで行ってみると、羅臼産のメスグロヒョウモン♀。20カット以上撮ったのに最初の1枚がいちばんだった。最近、こういうことが多くなった。
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by otto-N | 2018-08-14 16:36 | Comments(0)
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