たかがヤマト、されどヤマト

2018.11.2 東京・白金の森 ムラサキツバメ(1)   2018.11.10 (記)

2018.11.2
前日は都合がつかなかったがこの日も晴天、ムラサキの開翅日のはずとポイントに日が射し込む時間を見計らって出かける。結果的には、過去一番のムラサキツバメのオスの豊作だった。マテバシイが園内にはほとんどないが、この時期だけ、路上に降りて来て吸水・吸汁する。
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出て来たオスは少なくても6頭。かわるがわるに降りて来て道路沿いの下草を飛び回り、吸水・吸汁をし、時々開翅する。いつもは開翅することなく飛び去ってしまう。そして、どれも新鮮だった。
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オスの構造色は、頭側から撮影しないと色が出ない。葉にとまったらとにかく順光側に回り込み、ひたすらに開翅するのを待つ。ただし、とまる場所は規制ロープの外なので、葉被りなどで撮影できないほうが多いし、基本は日光浴なので頭をこちらに向けるよりは尻尾をこちらに向けるほうが圧倒的に多い。横向きの場合は強引に頭側から狙う。上の画像はこうして撮ったものだが、頭が少し上向き。そのせいか紫色が強い。こちらは、頭が下がっているが開翅が不十分なため、構造色というより幻光(これも構造色だが)が現れた。
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開翅が十分だと、後翅の黒縁がくっきり浮かび上がり、同時に翅全体が紫~青の構造色に輝く。
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上の画像は青っぽく、こちらは紫っぽい。微妙な色の違いは、入射光と反射光とカメラの位置の関係と考えている。順光でも完全に頭が太陽に向かっているかどうかの違いで差が出てしまう。チョウの影の向きに注目。これは、頭が下がっていないこともあるが太陽は後ろから照らしている。
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構造色がいちばん輝くのは、頭を下にした場合。これはミドリシジミ類と同じだ。しかし、ゼフと違って、頭を下にして開翅することは滅多ない。その滅多ないのが1枚だけ撮れた。紫ではなく青に輝いたが、この位置は反射光がレンズの軸と重なっているのかもしれない。ただ、頭が下でなくても青に輝くことがあるようなので、色の違いは個体差かもしれない。この個体は、横向きでも開いてくれたのなら答えが出たのだが、一瞬開いただけで飛び去ってしまった。
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不思議なことにメスは1頭だけしか出て来なかった。オスだけを期待していたので、1ショットを軽く撮っただけ。
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(ムラサキツバメ・幻光編に続きます)



by otto-N | 2018-11-10 16:27 | Comments(2)
Commented by photobikers at 2018-11-10 20:09
圧巻ですね。此方にもムラツは数多くいるのですが、むしろ豊作? これだけのオス個体はまだ目にしていません。それも豪華に全開翅、素晴らしい色合いですね。 次の掲載も楽しみにしています。
Commented by otto-N at 2018-11-11 19:26 x
photobikersさん、コメントありがとうございます。
ムラツが塒を作る頃のほうが、数が多いし日光浴するので開翅は撮りやすいのですが、傷んでいる個体が多いですね。
そこで、今の時期が撮影の好機となるわけですが、開く条件がとても微妙です。
数年通っていてこんなのに出て来ることはありませんでした。
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